
2020/09/14 - 2020/09/17
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polodaddyさん
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2月初旬のパタゴニア旅行以来自粛生活が続いていましたが、一部地域のコロナ指標が緩和されたので久しぶりに出かける事にしました。
随分長い間低地休暇に出かけていなかったのですが、さすがに2300m以上と標高が高いメキシコ市で半年以上ずっと暮らしていると色々と支障が出て来ます。疲れが取れない、体の節々が痛んだり強張る、熟睡できない等々、年齢のせいとだけでは割り切れない症状が出てきます。
日本で「Go To トラベル」、、此れ変な言葉ですよね、Go Toの後には地名など固有名詞が来る筈なのにトラベルという一般名詞が続くなんて受験生に悪影響しかないでしょう?、、が始まっていますが、当地でも観光地は大変な状況らしいです。
当地でお世話になっている日本人主治医の先生が先月カンクンに行ってきたらしくて、以下のアドバイスを守れば大丈夫と聞いていましたので、エイヤッ!と行って来ました。
先ずはマスク・・。
自宅から空港へはUberを使いましたが、マスクは2重に付けて窓を開けたベンチレーションに勝るものはありません。そして飛行機機内でもマスクは2重、トイレを使わない事、手洗いが出来ないので必要に応じて手袋あるいは頻繁なジェルでの手指の消毒も大事です。
休暇から戻って念のために様子を見ていましたが、2週間経っても何も体調に変化が無く問題無いので一安心です。www
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- アエロメヒコ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
当日はアエロメヒコ利用なのでターミナル2からの出発。いつも利用するHSBCのプレミアムラウンジはコロナの影響で閉まっていたのでゲートへ向かう事にしました。
待合座席は写真の様に間隔を空けて座るようになっていました。 -
眼下にユカタン半島キンタナロー州が見えてきました。
機内で2重にマスクをしていると息がしにくいのですがもう暫くの我慢我慢。
主治医の勧めで2時間のフライト中トイレを使うのも遠慮しました。
飛行機で最も感染リスクの高いのはトイレだそうです。
利用したAeroMexicoの場合は1時間毎にCAがトイレ内を消毒していました。 -
いよいよカンクン空港に着陸します。
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いつもは空港、ホテル間の送迎込で予約しますが、今回はいつもお願いするエージェントも開店休業状態で担当者も不在だったので、現地のトランスポート会社に別途直接予約して到着したのがFiesta Americana Condesa。カンクンには他にFiesta Americana VillasとGrand Fiesta Americana Coral Beach の2カ所に同系列ホテルがあります。
今回はこのホテルがコロナ対策をしっかりしているという事と、2Nights Stay 1 Night Free(2泊すると3泊目は無料)というキャンペーンをしていたからです。 -
3カ所の中で此処は値段は2番目でGrand Fiesta Coral Beach が一番高級ですが、此処を選んだのには理由があります。種明かしはもっと後の写真で・・・。
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ロビーバーの前には開放的なテラスとプールがあり、その向こうにカリブ海に面した砂浜に続きます。この辺りでは一般的な造りのリゾートホテルです。
到着した日はガラガラに空いていました。 -
バーは未だ昼間なので開店休業状態。部屋の用意が出来るまで少し待ちます。
今の時間帯殆どの宿泊客はプールの中にあるバーか海岸に近い場所のバーを利用している様です。 -
我々の部屋はSOL(太陽の意)ウィングの一番海側です。建物内部?の中庭を通って行きます。
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で、、此れが泊まった客室。
チェックインの時に「この位置の部屋はベッドが2つのツイン仕様だけど大丈夫か?」と聞かれて「別にいいよ」と返事をしてあったのにわざわざ我々を待たせてその間クイーンサイズのベッド2台を移動してくっ付けて「エンプレスサイズ?」仕様にしてありました(笑)そんなに私達仲良さそうに見えましたかね?
キングサイズよりも5割以上も広いベッドではゴロゴロ転がって何回転も出来そうな広さです。1つの幅が多分160㎝だから合わせて幅320㎝って・・ -
そしてこれが3カ所の同系列ホテルでこのホテルを選んで、部屋のウィングと場所を指定した理由です。
絶景!のカリブ海! この写真、色修正とか一切無し、嘘偽り無しのそのままです!
実はカンクンでは「Zona Hotereria」と云っても、他の2つの系列ホテルが建っている北部のBahia Mujeres側とMar Caribe側の2カ所に分かれていて、海の色が紺碧に綺麗なのはMar Caribe側なんです。これカンクンのホテル、部屋選びのキモです。
同じ系列ではGrand Fiesta Coral Beach(Bahia Mujeres側)が一番値段が高いのですが、実は海に面した部屋であれば、こちらのFiesta Americana Condesaの方が海の色が綺麗な事が多いです。
当地のホテルでの窓の外の景色が良い順番に Mar Caribe>Bahia Mujeres>Laguna(ラグーン向き)>Jardin(ガーデン向き)です、ご参考まで。 -
Mar Caribe側はカリブ海に直接面していますが、少し南の対岸にあるコスメル島と本土との間は世界でも有名な透明度の海で南側から常に綺麗な海水が流れ込んでいます。日本の沖縄、南西諸島の海の透明度も有名ですが、最近では南シナ海方面から某国が色々垂れ流していて、何が流れ込んでくるか分かったものではないのでチョット怖いです。
以前コスメルには何度かダイビングで出かけましたが、安全なドリフトダイブが楽しめて、透明度が低いと云われる夏場でも50m!冬場は80mにもなるという綺麗な海です。因みに冬場の水温は26、7度らしいのですが私達には「寒い」ので冬場には来たことはありません。
処で部屋のバルコニーから見下ろすと手前に何か囲いの様な物が見えます。 -
これ、ビーチで産卵したウミガメの卵を此処にまとめて保護する施設でした。
日付を見ると大体7月末なので60日後の9月末には孵化する予定です。
9月末の満月の夜になるとゾロゾロと孵化しますので、囲いを撤去するようです。
丁度その時に宿泊する人は運よく孵化と子亀の移動を見る事が出来るわけです。 -
ユカタン半島はウミガメで有名ですが、今年は観光客が少なく静かな分、普段よりも沢山の上陸と産卵があったのではないでしょうか?
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海岸に面してホテルのセビチェリア(セビーチェを出すカフェバー)がありましたので、昼食は毎日ここで摂る事にします。
ビュッフェレストランの昼食は選択肢が多くそれはそれで良いのですが、出来れば気持ちの良い外で。
大好きなセビーチェなら毎日でもOKです。 -
この日の昼食。
タコス・デ・カマロン、セビーチェ・ミクスト、セビーチェ・カマロン、カラマリ・フリトにインディオ・ビールを「チェラーダ」で貰いました。
メキシコでビールをオーダーする場合に「ミチェラーダ」又は「チェラーダ」と頼む事が珍しくありませんが、注意が必要です。
通常私達が「ミチェラーダ」と頼んで期待するのはグラスの縁に塩をまぶしてライムの搾り汁を少し加えた如何にもメキシカンスタイルのビールなのですが、地域や店によってはこれを「チェラーダ」と呼び、「ミチェラーダ」と云うと上記に「ウスターソース!」が加えられて来る事があります。なので必ず「Sal y Limon」と云ってウスターソース(当地ではSalsa Ingres(イギリスのソース)と呼びます)抜きであるとアピールしておくのが良いでしょう。 -
カリブ海を眺めながらの昼食です。綺麗なカリブ海を眺めながらの昼食は気持ちが良いものです。
処でホテル内は建物中ではマスク着用ですが、此処の様な屋外はマスク無しでも良い決まりです。テーブルも普段より間隔を空けている様です。 -
海岸にも殆ど人が居ません。
この日ホテルの客室占有率は精々30%程度。この週からカンクンを含むキンタナロー州のコロナ指標が橙から黄色になったので最大60%まで上げても良い事になりました。滞在客が増えたのは我々がチェックアウトした日から週末に掛けてで、この時点では未だ少なくこのご時勢下人が少ないのは幸運でした。
混雑が始まったと思われるこの週末の翌週にはキンタナロー州のコロナ指標は残念ながら黄色からまた橙に戻ってしまいましたので、私達は幸運だったのかも知れません。 -
綺麗な景色ですが気温は35度前後、当然湿度も高くねっとりと濃い空気で高地のメヒコから来ると酸素が濃いと感じます。
高地で強張った全身が緩む様な気分です。 -
夕方のロビーからは綺麗な夕日が見えました。
昨日到着当日は事前予約が出来なかったので夕食はビュッフェレストランでしたが、今日はアルゼンチンレストランのテーブルが取れました。
館内には昼食を食べたセビーチェの店の他、アルゼンチン料理、イタリア料理、メキシコ料理、アジア料理、ホットドックカフェ、ピザ専門店、アイスクリーム店、スシコーナーの他にメインのビュッフェレストランがありビュッフェは3食予約不要ですが、ビュッフェと云っても全ての料理は小皿でラップ済か、暖かい料理はホテルの人に取り分けてもらわねばならず、テーブル間隔は広く、客が代わるたびにテーブルを徹底的に消毒していました。当然、全従業員がマスクとファイスガード、そこいら中に消毒用ジェルや靴消毒マットがありますし、床やテーブル、カウンターなどを掃除するスタッフが常に沢山働いていてコロナ対策を徹底していました。 -
これがアルゼンチンレストランの中。この日早い時間だけテーブルが取れたのでこの時点で未だ6時でした。
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前菜の後にシーザーズサラダ
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柔らかいステーキは炭火焼きです。
アルゼンチンスタイルなのでチュミチュリをタップリ添えて食べます。
ワインはメンドーザのシラーミックスのレゼルバです。 -
この日は早めの夕食だったので、食後には空に未だ明かりが残っていました。
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バーでお酒をテイクアウェイして部屋に戻りました。
ルームサービスも24時間やっています。 -
翌日も2日連続で昼食はセビーチェです。
この日はシーフードスープ(カルド・デ・マリスコス)も。
当然ビールもチェラーダで頼みます。 -
折角なのでビーチに出て海にも入りましたが、何しろ日差しが強烈なので短時間で退散して部屋でマッタリする事にしました。
窓を開け放して冷房も付けて・・。読書用の本も持ってきました。
これ「インスタ映えする海の色」かも知れませんね? -
見上げると空にはグンカンドリも飛んでいました。
コスタリカやガラパゴスに居るタイプとは少し違う様です。 -
暑い日中も終わり夕刻になりました。
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この日の夕食はイタリアン。隣のテーブルはソーシャルディスタンスの為に空けてあります。
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ビーフのカルパッチョとトマトとモッツァレラのカプレーゼ。
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スパゲティ・アラビアータを2人でシェアしてから。
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家内はスズキのロースト
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私はビーフです。
最後にデザートとエスプレッソを頂きました。 -
夕食が終わってロビーバーを覗いたらご覧の通り!随分と地元客と米国人客が増えましたので部屋に退散する事にします。
米国からカンクンへはコロナ下の現在でもユナイテッド、デルタの他LCC数社もフライトを飛ばしており、メキシコ政府も普通に受け入れていますので、油断出来ません。みんなマスク忘れるなよー。 -
翌日最終日昼頃にチェックアウトして空港に向かいました。
アッという間の3泊4日の低地休暇でしたが、3蜜は何とか避けられた様です。 -
ターミナル4には米系とアエロメヒコのカウンターがあります。
本来カンクンには米国だけでなくヨーロッパからも沢山のフライトが入っていますが、今は欧州からは殆どフライトが飛んでいません。
メキシコ市へは普通に欧州からのフライトがどんどん飛んでいるイメージだったのですが、その違いは何なのでしょうか? -
チェックインして搭乗口に向かいますが、この後が大変です。
セキュリティチェックの前に「健康チェック」があります。
携帯をQRコードに翳して質問と申告のページに飛び、名前、連絡先等の情報を入れた後、健康状態の確認項目を入力送信して確認完了画面が出たらそれを係員に見せ、体温のチェックがあってからセキュリティチェックに進みます。結構な手間ですがメヒコの空港でも同じ手続きでしたので安全の為に仕方ありません。 -
ゲートの手前には沢山の免税店があります。
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普段に比べれば随分と旅客が少ないようです。
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時間に余裕があり、ゲートのすぐ手前をエレベータで地下に下りるとプレミアムラウンジがあるので利用します。
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中も期待通りすいていました。
ゲートの傍で待つよりも人も少なく快適です。 -
此処もコロナ対策がしっかりされています。
上の待合スペースのトイレよりもこちらの方が断然広くて空いていて安全です。 -
バーも開いていましたが未だ昼なのでビールだけにしておきます。
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ラウンジもビュッフェは無しでメニューで選んで個別に持って来てもらう形式です。
ボヘミアビールとチキン入りシーザーズサラダ、タコスを注文しましたがもちろん無料です。 -
来る時は737-800でしたが、帰りは787-8でした。
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満席ではありませんが随分と混みあっています。マスク必携です。
我々は不織布の薄手のマスクにKN95を重ねて装着しています。
飲み物とスナックが出ますが、たった2時間のフライトなので飲食は我慢し、トイレも使わない様にしました。 -
CAもしっかり対策していますし、トイレも1時間毎に消毒している様でしたが、何しろあの狭さがリスクその物なので、今回は問題無いと思いましたが、此れが長距離となるとチョット怯んでしまいます。主治医の先生は機内では絶対に手術用手袋をしていたそうですが、此れは消毒ジェルやアルコールを頻繁に使えば良い様に思います。
長距離便の場合には食事とトイレのリスクが無くならないと長旅は難しそうですね。
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この旅行記へのコメント (4)
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- マティスさん 2021/01/11 14:07:24
- やっぱり綺麗ですねー
- 低地休暇。思わず懐かしいと思い拝見しました。
日本に帰国して早4年が経ちますが、家族もまたカンクンに行きたいと言ってます。
日本からまたいける様に、お金を貯めております。
コロナで行動制限ございますが、お体ご自愛下さい。
ちなみに私は、アグアスカリエンテスに住んでました。
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- ふらどくさん 2020/11/22 21:02:59
- 海、良いですね。
- こんにちは。
先日は、詳細な書き込みをありがとうございました。
メキシコも大変な状況には、変わりないようで・・・
でも、せっかくの人生なので明るく楽しく過ごして行きたいですね。
気分転換に海は、良いですね。
それもカリブ海!憧れます。
私は、近場で熱海にでも行きたいな!と思いますが
行けていません・・・
写真を拝見して、かなり癒されました。
私も久しぶりに飛行機に乗りましたが、
ある程度のお客さんがいるとちょっとものものしいですね。
日本はメキシコほどは厳しくないですが、
飛行機も空港も人が多いなと思いした。
空港や飛行機内でのずっとマスク着用もきついですしね。
日本では、コロナ感染者が急増中ですが、
少し落ち着いたらどこか風光明媚なところに出かけたいなと思いました。
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- salsaladyさん 2020/11/01 09:52:58
- Viva ! Mar Caribe !
- ☆低地休暇?って面白い命名ですね。高地で仕事?
☆コズメルの名がでて来たので、8年前のカリブ海クルーズを思い出して懐かしく拝見しました。(最後の寄港地だったから)~
☆メキシコ上陸は此処だけでしたが、ほとんどの方が遺跡巡りに出掛ける中、怠け者の我が家はゆっくりコズメルのテキーラ生産地で飲みまくり(そんなことは無理)!
☆本当に美しい海の色と地ビールで沖に浮かぶ難破船を「コロンブスの船の名残?}と勘違いするほど、頭の中は中世に遊んでましたね。カンクン!良い響き~
- polodaddyさん からの返信 2020/11/01 11:46:43
- Re: Viva ! Mar Caribe !
- salsaladyさん
コメントありがとうございました。
低地休暇ってメキシコやエクアドルのキト、ボリビアのラパスの様に標高が2、3千mを越える高い場所で仕事をしている場合、定期的に(大使館や会社によって3カ月乃至6カ月に1回、2,3泊。費用は会社持ち)海に近い低地に降りる休暇です。
メキシコ市は標高2400mぐらいでラパスの様に3593mなんて富士山並みの標高ではありませんが、酸素濃度は低地の70%程度、お湯は92度で沸騰します。(なので圧力鍋、圧力炊飯器は必携)当然慢性高山病のような症状(体がだるい、熟睡出来ない、直ぐに息切れする等々)も出ますし、2,3カ月かけて高地順応しても熟睡出来ないのは良くある事です。子供の発育にも影響があり、低地休暇を取らない生活を続けると小学生の身長や体重の伸びにも影響が出ます。循環器系の疾患がある人の場合には命に関わる事もあります。肥満の人によく見られる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の持病がある場合には突然死する事も多いので駐在どころか出張も避けるべきと云われています。
メキシコの場合低地にはカンクン等のビーチリゾートが豊富なのでラッキーではあります。
カンクンに停泊するクルーズ船の日帰りエクスカーションではチチェンイツッァやセノーテへのツアーがポピュラーですが、何処にも出掛けずテキーラ飲んでたんですか?テキーラなんか免税店で最高級のアニェホでも買っておけば良いのでちょっと勿体なかったのでは?まあチチェンイツッァは個人的にはメキシコの遺跡の中でそれ程特筆すべき遺跡とは思っていませんが・・・。
遺跡と美しい海の両方を楽しめるシアン・カーンと云う手もあります。
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