2020/12/26 - 2020/12/31
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TX-1000さん
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2016年の熊本地震、その後2017年と2018年に立て続けに台風被害に遭っていた豊肥本線が2020年8月に全線で運転を再開しました。その名も「スイッチオン!!豊肥本線全線開通プロジェクト」です。2020年冬の青春18きっぷで、全線で運転を再開した豊肥本線へ行ってきました。
この直前まで仕事に追われて私の心はスイッチオフ状態だったのですが、列車に揺られながら旅をして少し回復してきました。
このページでは、佐伯から青春18きっぷと一部区間は特急列車で鹿児島に向かい、鹿児島からスカイマークで空路帰京します。
乗車券
青春18きっぷ2回分
航空券
12月26日 ジェットスターGK619便 10070円(総額諸税込み)
成田空港(7時45分)→熊本空港(9時55分)
12月31日 スカイマークSKY306便 14590円(総額諸税込み)
鹿児島空港(15時00分)→羽田空港(16時45分)
宿
12月26→27日 東横イン熊本駅前 3705円
12月27→28日 ホテルルートイン佐伯駅前 4329円
12月28→30日 JR九州ホテル鹿児島 (料金は友人に払ってもらいました。)
12月30→31日 東横イン鹿児島中央駅西口 5500円(但し全額会社の福利厚生ポイント使用)
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おはようございます。時刻は朝の6時を過ぎたところです。まだ夜明け前の佐伯駅にやってきました。
佐伯駅 駅
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佐伯駅で青春18きっぷへ3回目の入鋏してもらいます。
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これから乗車するのは始発&最終列車である普通列車の延岡行きです。つまり、この区間を走る普通列車は1日1本だけです。(特急はそこそこ本数があります。)
この列車、有名ですが使われている車両は特急用の787系です。 -
車内に入りました。特急の車両に乗れるなんて18キッパーにとっては最高の贅沢ですね!
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足元にはコンセントがあります。JR九州さん、大盤振る舞いですね!
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この列車、乗れるのは1号車だけで2両目以降には入れません。
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それでは佐伯駅を発車します。
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まだ夜明け前の上岡駅に到着しました。
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直見駅です。
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宗太郎駅です。空が白んできました。
宗太郎駅は大分県最後の駅で、次の市棚駅との間で宮崎県へ入ります。 -
少し寝てしまいました。
列車は北延岡駅を発車します。 -
朝日が登ってきました。
祝子川を渡ると終点の延岡駅に到着します。 -
終点の延岡駅に到着しました。
乗ってきたのはクロハ786-4で、大分車両センター所属のBO104編成です。 -
延岡駅から普通列車の西都城行きに乗車します。
車両は鹿児島車両センター所属のV018編成です。 -
延岡駅を発車してすぐに五ヶ瀬川と大瀬川を渡ります。
左側にある紅白の煙突は、旭化成系グループの工場の煙突です。ちょっと前(2020年10月)に火事があってニュースになりました。 -
南延岡駅に到着しました。
この南延岡駅から旭化成系工場へ車扱貨物列車があるそうですが、本日は貨物列車の姿はありませんでした。 -
門川駅に到着しました。
ここで「特急にちりん4号」と交換します。 -
南日向駅を発車して耳川橋梁を渡ります。
幅広のトラス橋の中をカーブしている線路が走る美しい橋ですが、列車に乗ってると分からないのが残念です。 -
美々津駅では上り延岡行きの普通列車と交換してから発車します。
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美々津駅を発車すると、鉄道総合技術研究所の宮崎リニア実験線の施設だった建物が見えてきました。
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日豊本線は宮崎実験線の下を潜った後、しばらく並走します。
1972年に鉄道総合技術研究所の裏手に作られた実験線で産声をあげた超電導リニアモーターカーは、1977年に宮崎実験線での試験が始まりました。その後、1996年からは実用化に近い条件で試験ができる山梨実験線へとバトンタッチしています。
2020年現在、品川~名古屋間が2027年頃の開業を目指して建設が進められています。実用化まで、もう少しですね。 -
宮崎駅に到着しました。
ここで20分ほど停車時間があるので一旦、出場します。 -
やってきたのは宮崎駅構内にある三角茶屋 豊吉うどんです。
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天ぷらうどん(310円)を購入しました。天ぷらと言っても天ぷらが入ってる訳ではなく、カマボコみたいなのが入ってます。
だし汁と太めの麺が好きです。関東&長野育ちですが、味覚は九州が好きなんですよね~。 -
南宮崎駅に到着します。
構内には「特急 海幸山幸」で使用されるキハ125-400番台が居ました。 -
清武駅では宮崎行き上り6758Dと交換します。
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門石信号場に停車しました。ここで交換を行う為、しばらく停車します。
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宮崎行き上り6760Dと交換してから発車します。
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青井岳駅では「特急きりしま6号」と交換します。
この6号を含む2往復は783系で運転されているんですね。 -
半ば自然にかえっている楠ヶ丘信号場を通過します。
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山之口駅に到着です。
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三股駅では上り宮崎行き6930Mと交換します。
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都城駅を発車します。
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終点の西都城駅に到着しました。
延岡から遠路お疲れ様でした。 -
西都城駅の駅舎です。
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西都城駅前には機関車の動輪が展示されています。
解説を読むと1973年に行われた宮崎植樹祭のお召し列車牽引機であったC57-117号機の物なんだそうです。
調べてみると1973年4月9日に西都城~宮崎間の往復、翌10日には高鍋~宮崎間、12日には蒸気機関車による最後のお召し列車牽引機として宮崎ー延岡間で運転されたそうです。動力近代化計画が2年後に終わる1973年にC57がお召し列車を牽引?って思いましたが、これが蒸気機関車による最後のお召し列車牽引だったんですね。
このようにお召し牽引機として名誉ある機関車でしたが、保存先が見つからず解体されてしまったんです。
左側の解説には「お召し列車の動輪」とだけあっさり書かれてますが、お召し列車を牽引した最後の蒸気機関車って書くといいと思います。 -
ちょうどお昼時です。西都城駅を出てすぐ横にあるせとやま弁当で、かしわめしの駅弁を購入しました。
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近くのベンチに座っていただきます。
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さて、このまま西都城駅で鹿児島方面に向かう列車を待っていると夕方まで無いので、国分駅まで止むを得ず仕方なく18キッパー禁じ手の特急課金します。こんな事をしては18キッパー失格です。
ゲッ、乗車券&特急券で1390円もするのかよ。。
いや、私もいい歳で人並みに収入はあるんですが、未だに18キッパー癖が抜けない青春18きっぷ依存性です。
青春18きっぷ依存性の特徴
①「一度だけなら大丈夫」ではなく5回分使い続けるまで途中でやめられない。
②使用をやめたり、減らしたりすると、禁断症状が出る。
③体が長時間の乗車に慣れてくる耐性ができて、1回分でより長い距離に乗れるようになる。
④使いたいという強烈な欲求に抗えず、また次のシーズンには手を出してしまう。(年3回)
⑤ 一日の大部分を乗り鉄に使うようになる。
もはや不治の病です。 -
「特急きりしま11号」に乗車します。やってきた787系は大分車両センター所属のBO103編成です。
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着席しました。テーブルの裏には「ARIAKE」のゴロマークが貼られています。
かつて1991年には32往復もあった「有明」ですが、2018年3月からは片道のみの運転になり、2021年3月のダイヤ改正で姿を消す予定です。
ちなみに私の中の「有明」は、小学生の頃に見ていた図鑑に出ていたDE10に牽引させるハイパーサルーンのイメージがあります。そりゃ歳も取りますわ。。 -
西都城駅から国分駅までの乗車券と自由席特急券です。B特急券の50km以下なので520円かと思っていたら、JR九州では630円もするんですね。。
国分の前に(豊)がついてますが、これは同じ駅名である予讃線の国分駅と区別する為です。予讃線の方は(讃)国分と表示されます。
国鉄時代は駅名が被った時の対処法として、駅名の前に旧国名を付けていました。国分では久大本線の豊後国分駅や、氷見線の越中国分駅がこれに該当します。日豊本線の国分駅は、予讃線の国分駅よりも後にできたので、上記のセオリーから言うと大隈国分駅になるはずですが、なぜかしなかったんですよね。
ただ(豊)ってなんの事なのかと思いましたが、もしかして日豊本線の豊なのでしょうか。 -
霧島神宮駅を発車します。
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霧島神宮駅を発車して10分ほどで国分の街並みが見えてきました。
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国分駅に到着し「特急きりしま11号」を降ります。
う~ん、特急列車もいいんですが、どうもテンポが早すぎて....しかも料金が高いですし。 -
国分駅からは再び青春18きっぷの旅に戻ります。
乗車する鹿児島行きの列車は鹿児島車両センター所属のV102編成です。 -
列車は錦江湾に沿って進むと桜島が見えてきました。
この景色を見ると「鹿児島だなぁ~」って思います。 -
鹿児島駅に到着します。鹿児島貨物ターミナル駅にはEF81-717が居ます。
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終点の鹿児島中央駅に到着しました。
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かなり早いですが、今夜の宿にチェックインします。
駅直結のJR九州ホテル鹿児島です。
鹿児島在住の友人に取って&払ってもらいました。JR九州ホテル鹿児島 宿・ホテル
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部屋です。まぁ、普通ですね。
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窓からは鹿児島中央駅の新幹線ホームが見えます。
でもこんなに近いので新幹線ホームの放送や空調のファンが回る音が響くんです。特に部屋に居るとたまに数秒だけ鳴るブザー音は何かと思ったら、新幹線の客終合図のブザー音でした。 -
少し休憩してから、たまたま鹿児島に来ていた会社の先輩と飲みます。
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まずは鳥刺しと...なんだっけ(笑)
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メインは豚しゃぶです。
うん、確かに食べました。この時、せっかく鹿児島に来ているのだから焼酎と思って飲んでいたのですが、途中から記憶がありません。
そう言えば私、焼酎はダメなんでした。。 -
部屋に戻ってきました。(ようです。)
全く食べた記憶が無いのですが、この写真と空の容器がゴミ箱に入ってました。 -
昨日の焼酎が残った状態で鹿児島中央駅にやってきました。
階段を降りる動作の衝撃で頭が揺られて痛てぇ。。 -
これから「特急 指宿の玉手箱1号」に乗車します。
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ホーム前には415系が留置されていました。
遠目で見ると常磐線のように見えて懐かしいです。 -
座席は2号車20番のC席です。
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え、ここなの。。
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着席しました。
う~ん、完全に外しました。 -
鹿児島駅を発車して鹿児島車両センターを横目に見ながら走ります。
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永田川を越えて、
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谷山駅を通過します。
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慈眼寺駅を通過します。
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今日の桜島は雲がかかってイマイチてます。
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上り3332D「快速なのはな」を待たせて御井野駅を通過します。
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錦江湾に沿って走っていきます。
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いぶたま唯一の停車駅である喜入駅に到着しました。
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前之浜駅を通過します。ここで上り鹿児島中央行き1334Dと交換します。
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終点の指宿駅に到着しました。
ミストを吹いてます。 -
指宿駅の駅舎です。
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ちょうどお昼時なので指宿駅から歩いて数分の「たけとら」にやってきました。
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う~ん。。ちょっと外したカモです。期待値が高かったのもありますが。。
まぁ味覚は人それぞれですから。 -
指宿駅から路線バスに乗ってやってきたのは知覧特攻平和会館です。
知覧特攻平和会館 美術館・博物館
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館内に入りました。館内はほとんどが撮影禁止ですが、この海の底から発見された零戦だけは撮影できます。
この鹿児島の地は終戦間際に特攻隊の基地として使われた一方、開戦前夜にあたる1941年10月頃には錦江湾をハワイ真珠湾に見立てて真珠湾攻撃の訓練が行われました。不思議な巡り合わせですね。 -
特攻作戦が行われたのは事実であり、私たち日本人が歩んできた日本の歴史の1ページです。
第二世界大戦末期、命を兵器にしてしまう特攻作戦を実行せざるを得なくなるまで追い詰められた日本。そんな中、どうにか戦局を打開しようと自らの命をかけて出撃しようとする特攻隊員が残した手紙や写真を見てきました。これから出撃する仲間と水杯を交わしている姿は凛としていて、美しさすら感じてしまいました。
現代史ファンの私はここを訪れて、人間の愚かさと気高さの両方を感じました。 -
バスで喜入駅に戻ってきました。
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鹿児島中央行きの始発列車に乗車します。
列車は鹿児島車両センター所属のキハ200系8編成(キハ200-1008)です。 -
喜入駅はICカードが使えるのですが、せっかくなので喜びが入ると言われる喜入駅の乗車券を購入しました。鹿児島中央駅まで570円です。
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喜入駅を発車してエネオス喜入基地のタンクが見えてきました。一説には国内で消費される石油の2週間分が保管されているそうです。
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中名駅では山川行き1343Dと交換します。
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瀬々串駅に到着しました。交換の為にしばらく停車します。
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瀬々串駅では喜入行き343Dと交換します。
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平川駅を発車します。
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御井野駅では下り3345D「快速なのはな」と交換します。やたら交換が多いです。
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谷山駅では枕崎行きの1347Dと交換します。
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谷山駅を発車すると桜島が噴煙を上げていました。
もう10年くらい前に最初に桜島の噴火を見た時は「人生終わったわ。。」って思いました。
私は雲仙普賢岳のような火災流に巻き込まれて、この場所で死ぬんだなと覚悟しました。でも、鹿児島ではこの程度の噴火は日常茶飯事なんですね。 -
南鹿児島駅では喜入行き345Dと交換します。
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鹿児島車両センターの脇を通って...
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終点の鹿児島中央駅に到着しました。
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その1でも登場し、熊本に来てくれた高校時代の友人と合流してやってきたのは「かごっま屋台村」です。あと数日で無くなっちゃうんですよね。
私は知らない土地で暮らすのって羨ましいんですよね。私が勤める会社は引っ越しが必要なほど広い路線網じゃないですし、しかも直近2回の転勤なんか目視できる距離ですし。 -
左上から時計回りに鳥刺し、焼き鳥、ブリのカマ焼き、ブリ刺です。どれも美味しくて最高でした。
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鹿児島中央駅から徒歩で行ける「みょうばんの湯」で朝風呂をしてから...
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少し早いですが鹿児島空港へ向かいます。
鹿児島中央駅前から空港行きのバスが出ていますが、ケチな私は安い電車+路線バスコースです。
乗車するのは鹿児島車両センター所属のV019編成です。 -
錦江湾に沿って走ります。車窓に見える桜島が美しいです。ここは私の中で日本三大車窓の1つです.。
後は中央本線の勝沼ぶどう郷~塩山駅間から見る甲府盆地の街並みと、宗谷本線の抜海~南稚内駅間から見える日本海に浮かぶ利尻富士です。
姨捨?あぁ、ぜんぜん大した事ないですねw(by元長野県民) -
竜ヶ水駅に到着しました。交換の為に10分ほど停車するそうです。
写真中央に写っているのは平成5年8月豪雨の災害復旧記念碑です。私は小学生でしたが、土砂が列車を押し潰していたニュースを見た記憶があります。 -
787系と交換して発車します。
「きりしま何号なんだろう?」って思って調べたのですが、該当する列車がありません。もしかして回送だったのでしょうか。 -
重富駅を発車します。
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加治木駅に到着しました。駅名の下にクモの絵が書かれていますが、何かと思って調べた「加治木くも合戦」って競技があるんですね。
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列車は内陸側へと入って桜島が見えなくなっていきます。また来ますよ。
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国分駅から路線バスに乗って鹿児島空港に到着しました。先ずはラウンジへ突入して喉を潤します。
鹿児島空港 空港
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ラウンジには10分ほど滞在した後、「大空食堂」で食事をします。鹿児島空港へ来たら、いつもココで食事をしています。
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ここの鶏飯が美味しいんですよね♪
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シップが到着していました。
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それでは搭乗します。
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スターボード側の窓際に着席しました。
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搭乗率は10%以下のガラガラです。まぁ大晦日ですからね。
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滑走路へ向かう途中、VH-BQZと書かれたサーブ340が居ました。
調べてみると、この機体は日本エアコミューターのJA8594だった機体で、オーストラリアに売却されるようです。いよいよ日本を離れるのですね。 -
霧島連山を見ながら34から離陸しました。
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離陸後、右旋回して眼下に鹿児島空港が見えてきました。
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姶良カルデラと隼人の街並みを遠くに見ながら上昇していきます。
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青い空を見ながら東へ向かいます。
レジはJA737Yです。 -
コーヒーとキットカットが配られました。青空を見ながら飲む(無料の)温かいコーヒーは最高です。
ちなみにキットカットは噴煙を上げる桜島が書かれた鹿児島仕様です。凝ってますね~ -
着陸態勢に入りずいぶん高度を下げてきました。
千葉県の富津岬です。あぁ、そういえば今回は羽田空港なんでしたっけw(いつも成田ばっかりなので) -
富津火力発電所です。以前は東京電力が運営していましたが、現在はグループ会社が運営しているそうです。
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日本製鐵君津地区です。工場が1つの街みたいな大きさがありますね。
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羽田空港にはA滑走路の34Lに着陸しました。
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オープンスポットに駐機してバスでターミナルへ向かいます。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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翌朝、2021年の初日の出を見ました。
いつも年末年始は仕事や出国していたりしていたので、こうしてじっくり見るのは初めての経験でした。
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