2020/12/15 - 2020/12/16
38位(同エリア202件中)
はなまりんさん
- はなまりんさんTOP
- 旅行記126冊
- クチコミ60件
- Q&A回答17件
- 225,843アクセス
- フォロワー48人
コロナ蔓延の折から、遠出をやめて近場の佐賀の温泉「竹崎蟹御殿」に骨休めに行くことにしました。佐賀県はお隣の県。車で2時間もかからずに行ける温泉豊富ないいところです。
ついでに、先月36ぷらす3で下車した肥前浜町と、諫早の堤防道路にも足を延ばしました。
PR
-
毎度おなじみ、下手な手書き地図です。
一日目の行程は、九州自動車道太宰府インターよりスタート。鳥栖ジャンクションで長崎自動車道に入り、武雄北方ICで高速を降りて国道207号線を南下。肥前浜町経由で竹崎へ。蟹御殿泊。
二日目は、竹崎から国道207号をさらに南下。諫早干拓堤防道路を通って島原半島に渡り、国道57号線でその付け根を横切って諫早へ。諫早ICから長崎自動車に乗って帰還。
一泊二日の近場ドライブ旅です。 -
12月15日スタートです。寒いけれど、お天気も良く、まずまずのドライブ日和。
太宰府インターから九州自動車道に乗り、鳥栖ジャンクションで右へカーブを切って、長崎自動車に入ります。
ここは、金立SAの辺り。この辺りの沿道はほんのり秋色。植林のない山は、本来のモコモコな木々がローカルでいい感じ。長崎自動車道金立サービスエリア(下り) 道の駅
-
武雄北方ICで長崎自動車を降り、国道207号線を南下します。途中、JR九州の肥前浜駅に寄りました。
肥前浜町は、11月に36ぷらす3で下車した町です。今日は、駅前も町も閑散としていました。
先月36ぷらす3で訪れた際には、駅前に町の人たちが大勢出迎えてくれ、酒や特産品の販売のテントがいくつも立っていたのですが、今日はしんと静まり返って誰もいません。観光列車が着いた時だけ、臨時のイベント的にお店が出るんでしょうね。
一応、れっきとした長崎本線の駅なんだから、もう少し賑やかでもよさそうなのに。 でも、単線ですしね…肥前浜駅 駅
-
こちらは、先月の浜町の写真。
あの「鍋島」もこの町で作られているんです。多良岳からの美味しい水と、佐賀平野の良質のコメが生んだ、佐賀の自慢の酒を造る酒蔵が並んでいます。
その昔、長崎街道の浜宿はさぞかし活気があったことでしょうね。
肥前浜を含む鹿島には、「能古見(のごみ)」で有名な馬場酒造場・「鍋島」の富久千代酒造・「光武」の光武酒造・「肥前蔵心」の矢野酒造・「肥前浜宿」の峰松酒造場(光武酒造と合併)・「幸姫(さちひめ)」の幸姫酒造の、6軒もの酒蔵があり、それぞれに旨い酒を造っているそうです。
佐賀は、温泉とうまい酒と美味しいお茶の産地。いいところですね。
(*^^)v肥前浜宿 酒蔵通り 名所・史跡
-
「鍋島」の、富久千代酒造さんの蔵の跡も見せて頂きました。
今は、近くの工場で作っているそうです。
写真は11月の36ぷらす3で下車した時の写真。
世界の品評会で金賞を受賞した「鍋島」とトロフィーが展示してありました。
かの有名な銘酒が、あまり有名とは言えないこういう田舎の町から世界に打って出たなんて、凄い!! 実に胸のすく話ですね!!富久千代酒造 名所・史跡
-
実は、すてきなお土産を頂いたんですよ!!
右のグラスは、蔵を案内して下さったお姉さんから。
左の桝は、11月にクイズを当ててゲットした友人から譲り受けたものです。
ありがとう~~! (^.^)/~~~ -
肥前浜から更に国道207号を南下し、ホテル蟹御殿(かにごてん)に到着。
佐賀県と長崎県の県境に位置します。
美味しいワタリガニと温泉で人気のお宿です。太良嶽温泉ホテル 蟹御殿 宿・ホテル
-
今回の部屋は離れ。やっと予約が取れた貴重な一室です。
なんだか物置のような殺風景な外観ですが…太良嶽温泉ホテル 蟹御殿 宿・ホテル
-
室内はモダン。寝室スペースとリビングルームがかぎ型のワンルームになっていて、外のウッドデッキを囲んでいます。
太良嶽温泉ホテル 蟹御殿 宿・ホテル
-
洗面所の足元は床暖房でした。
この隣に内湯があり、シャンプーなどはそちらで済ませます。内湯は温泉ではありません。
内湯を通って、デッキの露天風呂に出られます。 -
荷物を部屋に置いたら、夕食前にまずは貸切露天風呂へ!海の見える露天を選びました。
目の前は有明海。この時はちょうど干潮で、干潟が広がっていました。ムツゴロウがいるのでは、と目を凝らしましたが、動くものは鳥だけ… 宿のスタッフさんの話では、ムツゴロウはもう少し北の方にしかいないのですって。
この露天も良かったけれど、部屋へ戻るまでが寒いので、あとは部屋付きの露天を専ら愛用しました。 -
こちらが、ウッドデッキにはめ込まれた部屋付きの露天風呂です。
おしゃれですね!
湯舟は広々、極楽極楽!!
眺望は一切ありませんが、別に構いませんし。デッキには、内湯からも部屋からも出られます。
泊まっている間、何度も湯に浸かってふやけてしまいました。それほど気持ちいい露天でした。
ただし、急な寒波の襲来でこの日の外気温はひとケタ。夜や朝は零度近かったのではないでしょうか。お湯からちょっと上がって、のぼせそうな体を冷やそうとしても、瞬間冷蔵庫に入ったようになり、慌てて湯舟に潜る、というような事を繰り返しました。冬の露天風呂はいいような、悪いような…
:;(∩´?`∩);: -
ねっ、いい感じでしょ?! 3人くらいなら一緒に余裕で入れます。
お湯の温度も、冬でも寒くないようなちょうど良い湯加減。四六時中入浴可。 -
部屋には眺望はありませんが、本館のエントランスの外にはこんなデッキが設えてあり、広々とした有明海の眺めを楽しめます。
ただし、この日はホントに寒くて、5分といられませんでした。 -
さて、お待ちかねの夕食です。まずは先付け。なかなかの美味。
白色の丸いお皿は、丈の高い大きな形で出て来ました。お洒落な器だなと思う内、一段ずつ外されて、ご覧のような四つの器に変身します!重ねられてたんですね!
これって、もしかしたら有田のポーセリン・ラボのものではないかしらん??
雑誌で見た覚えがあります。う~ん、なかなか凝ってますね! -
そして、メインの名物竹崎蟹です。係の方がハサミを入れてくれるので、食べ易くはなっているのですが、それでもやっぱり蟹は手強い!必死にもくもくと食べ続け、終わった時にはかなりくたびれてしまいました。
美味しい物には努力と忍耐が必要なんですねぇ! -
ご飯も蟹飯。蟹尽くしのお宿なんです。
-
半個室の食事処です。夕食も朝食も同じ所で。
-
翌朝、朝食会場のそばに蜜柑絞り機が備えてありました。好きなだけ生の蜜柑を絞って飲んでいいんです。嬉しかった~!
-
朝食の卵かけご飯がめっちゃ美味しかった!
焼き魚のくつぞこ(舌平目のことをこの辺りではくつぞこと呼びます)も美味しかった! -
談話室で朝のコーヒーを味わった後、しばし有明海の眺めを楽しみます。
羽織っているのは、グランドコートのような防寒服。離れから本館に移動する際に着用するよう、クローゼットに用意してありました。それでもサブ~~い!!
(-_-;) -
朝風呂も楽しんで11時チェックアウト。その後、蟹御殿から諫早へ向かいました。
途中、佐賀と長崎の県境の辺りで、道の脇に面白いバス停をいくつも見つけました。
可愛い!! (*^▽^*)
この日は時折みぞれの降る超寒い冬空。芯まで凍えそうな心身が、こんなバス停たちに癒されました♪ -
いくらも走らないうちに、諫早湾干拓堤防道路が見えてきました。
排水門が、SFアニメのロボット軍団のよう。凄いな~~ ( ゚Д゚)諫早湾干拓堤防道路 名所・史跡
-
有明海と干拓堤防水門と。
-
向こうに見えるのは島原でしょうか。
-
現代版石垣ですね。
-
干拓堤防には、北と南に二か所、排水門が設けられています。こちらは北排水門。
この堤防を巡っては、開拓団の農民と有明海で操業する漁業者の間に争いが生じ、一時は新聞でも連日報道されて一躍注目を集めていました。今日でも決着はついていないそうです。諫早湾干拓堤防道路 名所・史跡
-
諫早湾の上を、驚くほどまっすぐな道路が延びています。どこまでも真っすぐ!
島原半島に渡り、その付け根を諫早ICに向かって走っていると、右手に田畑のような平らな土地が見渡す限り広がっているのが見えました。その辺りがおそらく開拓地なのだろうと思います。車を停める場所がなくて、写真を撮れなかったのが残念です。
ニュースやテレビ映像で見て知っているつもりでも、実際に目にすると、一段と感慨深いものを覚えます。
遠くても近くても、自分の目で世の中を見ることのできるのが、旅というもの。
まだまだ旅は止められませんね!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (3)
-
- ねんきん老人さん 2022/06/16 10:18:07
- 共通体験、嬉しい限りです。
- はなまりんさん、おはようございます。
佐賀県を北から南へ縦断してのご旅行でしたね。 蟹御殿というのは話にも聞き、ネットでも見ていた宿ですが、私のような貧乏人には縁のない所と思い、とくにどうという関心はありませんでした。 ですが今回、はなまりんさんの旅行記を拝見して、単に高い旅館というだけではなく、とても洒落た雰囲気の宿だと知りました。
だからといって泊まることなどできませんが、バーチャルトリップだけは楽しませていただきました。
その中で、はなまりんさんが防寒服を着て、その下から浴衣の裾が見えているお姿、その上ご丁寧にも靴下に草履という組み合わせでくつろいでいらっしゃる写真を見て、思わず笑ってしまったことを白状します。
日付を見ると、はなまりんさんが行かれた半年後に私も佐賀・長崎に行ったということが分かります。 バス停が果物の形になっている通りや諫早湾の干拓堤防も行きました。
ですから、はなまりんさんの撮られた写真、書かれた感想がよく分かります。 同じ場所で同じものをご覧になったのだなと思うと、勝手ですが「仲間・同志」という感じがして嬉しくなります。
道の駅の駐車場に停めた車の中でコンビニ弁当を食べて寝ているモウロクジジイが「仲間・同志」などと言っては叱られるばかりですが、そこはバーチャルの世界の話だと思ってお許しください。
朝から良い旅行記を拝読し、元気が出ました。 ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- くわさん 2021/10/01 07:40:28
- 諫早の干拓地
- はなまりんさん、こんにちは。
手書きの地図、なかなかいいですね。
グーグルマップが無かったころはパソコン上で手書きの地図を書いていましたが、旅行記よりも時間がかかって大変な作業でした。
↓手書き地図の旅行記(4トラではありません)
http://kuwanosu.travel.coocan.jp/grandcanyon/index.html
ところで諫早の干拓地ですが、いろいろニュースで流れていましたね。
私はどちらかと言えば反対の意見だったのですが、唐津の隣の壱岐島に行ったとき、長崎県で一番広い平野は壱岐にあるという衝撃の事実を知って、長崎県民の稲作への思いが分かったような気がして、今では干拓地が欲しかった県民の心も理解できるようになりました。
佐賀県は広い広い田んぼがありますが、確かに長崎県は平地が無いので棚田が多いですね。唐津にも棚田がたくさんありました。
↓唐津の棚田
http://kuwa72.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-e99b.html
↓そういえば肥前浜にも行ってました。
http://kuwa72.cocolog-nifty.com/blog/2017/06/post-22b7.html
壱岐の旅行記はまだ作成していませんが、ぼちぼち書いてみたいと思います。
くわ
- はなまりんさん からの返信 2021/10/04 21:57:07
- RE: 諫早の干拓地
- くわさん
くわさんの「手描きの地図」とおっしゃるものを拝見しました。
仰天しました!! どこが手描き?? 図上のポイントをクリックすると別ウインドウが小窓で開くなんて、素人の出来ることではありません。ほとんどプロの技じゃありませんか。
凄いですね! 参りました。
私ら昭和のアナログオバサンは、ホントの下手な手書きの地図で頑張るっきゃないです。
(;^ω^)
諫早干拓のような政治的な事柄をどこまで旅行記に反映するのか、いつも悩むところです。今は、出来るだけ見たとおりの物だけ書くという事に徹しようとしていますが、なんとなくそれでいいのかなという思いも何処かにあって……
たかが旅行記されど旅行記ですね。
はなまりん
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
太良・鹿島(佐賀) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
3
28