2020/11/26 - 2020/12/12
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骨ヅルさん
この旅行記のスケジュール
2020/11/26
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このサイトの選択肢にはない、旧市街、ロェーマー広場至近の老舗洋菓子店。
2020/12/05
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グリューヴァインを持ち帰り用に売る屋台
2020/12/12
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この旅行記スケジュールを元に
クリスマスの4つ前の日曜の前日晩から始まる「アドヴェント」(降臨節)。
その期間には、クリスマスに因んだ用品や菓子を売る店の屋台が立ち、それに付随してグリューヴァインやヴルスト(ソーセージ)の店もたくさん出る「ヴァイナハツマルクト」(クリスマスマーケット)。
この期間(+数日前)ドイツ各地に現れ、それを楽しみに訪れる多くの人々で賑わいます。
ところが、今年は新型コロナウイルス蔓延で、必然となる「密」を避けるため、ほとんどの街/町で中止に追い込まれました。
そこで、例年のように訪れているフランクフルトのその会場を見に行きましたので、ご紹介します。もちろん、ちっとも楽しい旅行記にはなりませんが、「これも記録」として残そうと思います。
表紙写真は、例年の賑わいと閑散としている今年を合成したものです。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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先ず「t-online」のサイト、
https://www.t-online.de/leben/id_88885004/weihnachtsmaerkte-2020-trotz-corona-welche-finden-statt-welche-nicht-.html
から。
これは、ヴァイナハツマルクトの開催予定を11月26日現在でまとめた記事ですが、それに依れば、ベルリン、ドレースデン、エッセンで催される予定と記されています。
もちろん、今後の状況悪化での変更にも注意せよ、とありますが....
◆ ◆ ◆ ◆
ちなみにドイツは、感染拡大に伴い11月2日から飲食店等の店舗内営業が禁止され、それでも拡大が抑えられず、ついに12月16日からは2度目のロックダウンに踏み切り、生活に必須のものを売る店以外は閉鎖されるという規制強化がなされています。
極東の日出ずる国では、「自粛要請」なんて曖昧なことを言っていて、その裏では「Go To なんちゃら」。
今はスウェーデンも失敗を認めたように、人々の接触を極力断ち切り、感染の輪を絶たねばならないのに、ポンポン痛くなって2度も辞めちゃった船頭が、巨額の血税を使ってカネだけでなくウイルスもバラ撒く(この場合は「蒔く」か?)という最悪な事態。
それだけのカネを使えるなら、休業を「要請」ではなく「規制」として、不利益を被る人や店にしっかり補償するべきだと思います。僭越ながら。 -
始めは、フランクフルト空港、ターミナル1/Aの到着階の下にあるフードコートです。
ここでは、数軒の店で買ったものを食べられるように、椅子とテーブルを設けてありますが、上述の規制で使えないようにしています。フランクフルト国際空港 (FRA) 空港
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上のコマの背面にある、アメリカ資本のハンバーガー屋。
上記のごとく店内飲食禁止なので、椅子テーブルにシールを貼っています。
持ち帰りの利用客も極く僅か。 -
クリスマスマーケットとは直接関係ありませんが、メイン会場に程近いところの本来の市場、「小さい市場ホール」(Kleinmarkthalle/ クラインマルクトハレ)です。
なお、2004年まではこれに対して、「大きい」グロースマルクトハレ(Großmarkthalle)という8倍以上の広大な常設市場がマイン河畔にありましたが、欧州中央銀行の新たな本店建設のために空け渡されました。クラインマルクトハレ市場 市場
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ここは屋台式店舗が屋内にある形態で、常設です。
青果、食肉、(ドイツでは珍しく)鮮魚などを扱い、日本人向けに「すき焼き用薄切り牛肉」を売っている店も(当地では最薄がステーキ厚)。
イタリア食材店なんかもあって、バールのごとくコーヒーを飲ませたり、近年では日本包丁店が出店し、そこで(まともな)寿司も出されています。 -
上から。
なお、在留邦人のみならずドイツ人もここを、クライネ マルクトハレ(Kleine Markthalle)と呼ぶ人がいますが、誤りです。 -
さて、ここはフランクフルトの観光名所である、お馴染みレーマーベルクです。
この時期はいつもヴァイナハツマルクトのメイン会場と位置付けられ、今年も11月23日から12月23日まで開催されるはずでした。
しかし、市は中止を決定し、大きなクリスマスツリーが電飾無してで飾られているだけです(のちに照度が高くない電飾が付けられました)。レーマー広場 広場・公園
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常設商店以外は何もない、東側の木組みの家群。これらの店も12月16日からは営業禁止になります。
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表紙写真の左側、「例年」で隠れていた部分をどかした全体。
コロナ禍が無ければ、この日も身動き取るのが大変なほど賑わっていたはず。 -
8~22時にはマスク着用を知らしめる標識が。
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上のコマの背後、ドーム(大聖堂)方向。ほぼこの位置には、いつも豆屋が出ていますが、当然ありません。そしてそこには、通信販売でその店の豆が手に入ることを知らせる立て看板があり、悲しい虚しさが漂っています。
フランクフルト旧市街 旧市街・古い町並み
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【写真は再掲】
その豆屋の2019年の様子です。
「【X'masマーケット 弾丸ツアー1】フランクフルトとテュービンゲンのショコルあーと」より。
https://4travel.jp/travelogue/11574778 -
【写真は再掲】
同じく昨年。中央の電飾の店が、それ。 -
レーマーベルクからマイン川の方に降りたところにある、老舗といって良い菓子店です。
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普段からドイツの伝統的な菓子を製造・販売していますが、この時期はクリスマスに因むものが幅を利かせます。
近年日本でも見掛るようになった、「ヘクセンハウス(Hexenhaus、魔女の家)」ももちろんあります(左)。 -
土産に買った「シュトレン(Stollen)」(「シュトーレン」は誤り)です。
食べ始めちゃったあとに写真を撮り忘れたことに気付き、残り僅かなものを撮りました。
緑色のリボンは、リンゴのバリエーションのものです。
工場生産のものより遥かに旨いのですが、値段も立派で、A4くらいの大きさが16オイロ(≒2000円!)もします。 -
ここは大学直近のボッケンハイマー ヴァルテ(Bockenheimer Warte)。
そこの毎週木曜日に立つ週市(Wochenmarkt: ヴォッヘンマルクト)です。
野菜、肉などの生鮮食料品が売られていますが、メシ代わりになるものあります。
ここでも売っているところでの飲食は禁じられていますが、そこから離れて食べている人も見掛けられます。 -
古いオペラ座が鎮座するオペラ広場(Alte Oper im Opernplatz)。
ここも極めて静かです。
ここの位置情報の名称は、笑っちゃいますね。「オーペァー」とまではいわなくても、せめて「オーパー」にしてもらいたいですね。旧オペラ座 劇場・ホール・ショー
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オペラ広場からツァイル方向に伸びる延びる、フレスガス(Freßgass')。前は喰い物横丁などの和訳がなされていましたが、今ネット上ではその文言が見当たりません。が、とにかく、ここにはたくさんの食べ物を扱う店が軒を連ねています。
「フレス」は、動物が餌を喰う様、転じてヒトがむさぼり喰う様、ガスの基本形、ガッセ(Gasse)は路地です。グローセ ボッケンハイマー通り 散歩・街歩き
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「フレスガス」はふたつの通り、Große Bockenheimer Straßeの一部とKalbächer Gasseの通称です。
ここはツァイル寄りの後者(カルベッヒャー ガッセ)です。 -
そこに「らしい」スタンドを発見。たった一軒のクリスマスマーケット状態です。
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上で「クリスマスマーケット」と書いちゃいましたが、本来のクリスマス用品はなく、それに託ける実質の主役である、グリューヴァインやヴルスト(ソーセージ)などの呑み喰い専門です。
ここは「Winzer(ヴィンツァー) Glühwein」とありますので、ホントなら醸造所で作られたマトモなものということになります。その名を見たせいか、美味しゅうございました。 -
11月2日から店舗での飲食ができないので「持ち帰り」にしなければならず、店の前にある台も辛子とケチャップ用です。
そのため、グリューヴァインを買ったほとんどの人は、近くで店を遠巻きにして呑んでいます。特にテロ対策で設置されている大きなレゴブロックみたいな障害物はテーブル代わりに最適! 当然その場を求める人同士で距離も近くなるので、メルケルが感情たっぷりに言ったこともよ~く理解できます。
しかも、このフレスガスは終日飲酒禁止でした! -
時間は前後しますが、暗くなる前、夜の帳が下りかけ始めた頃です。
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通りを隔てたラーテナウ広場(Rathenauplatz)から。
この立ち位置は(当時)飲酒可能です。
ちなみに、この店は12月16日からのロックダウン施行時も営業するそうです(店員談)が、その日以降はすべての公共の屋外で飲酒が禁止されますので、グリューヴァインを売っても飲むところがない!
まぁ、車で乗り付ければ良いわけですからね。日本と違い、ワイン200mlくらい(血中濃度0,5‰未満)なら運転できますので。
(血中濃度0,3‰以上で違反・事故を犯すと「酒」分が加算され、それ未満でも「若葉マーク」状態の運転者は処罰の対象です。念のため。) -
フランクフルトの目抜き通り、ツァイル(Zeil)。
ツァイル通り 散歩・街歩き
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今も当てはまるかどうか分かりませんが、ドイツで単位長さあたり最大の売り上げを誇る買い物通りとされ、例年ならこの時期は特に賑わい、屋台も含めクリスマスムードたっぷりですが、今年は右のトナカイの飾りくらい。寂しい限りです。
マイ ツァイル ショッピングセンター
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https://youtu.be/Vmv1wpm0aoU
空港への道(高速道路(アウトバーン))です。
工事区間の速度制限が解除されたところで、目一杯アクセル踏むも、前の車から引き離されるばかり(泣)。
ちなみに、本線上のセンターラインは日本のそれより2m短い6m、間隔は日本同様の12mですから、最速170km/h弱でしたね。 -
フランクフルト空港、ターミナル1/Bの出発階一般エリアで、この時期はいつもツリーが現れます。
ブランド店などが並び、普通なら旅客のみならず一般人でも賑わうところですが、新型コロナ禍で、やっているのは薬局他数軒です。 -
トランジットエリアですが、クリスマスの飾りも貧です。
利用客が極端に少ないので、ターミナル2は閉鎖されていて、普段そこを使っている日本航空などもターミナル1から着発しています。 -
いつもは出発客で一杯の「ゲーテ バー」。
それを囲むように連なる店も、開いている店は極わずか。
巡回中の連邦警察官だけでなく、ゲーテもマスクをしています。早くこのマスクが外せるようになれば良いですね!
皆さまもどうぞご自愛ください。ゲーテ バー 地元の料理
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