2008/09/01 - 2008/09/04
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まさとし 国連加盟国全て訪問済さん
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現在の中国東北地方と呼ばれる地域はかつて日本の領土だった。そのような事情から現在でも当時の遺産を多く眼にすることができる。今回はそれら日本時代の産物を求め各地を回ってみました。
①8/27 東京(1010)→NH903→大連(1210)(あじあ号15:00~、ロシア人街、中山広場) 大連(大連賓館)
②8/28 (大連ふ頭)大連(1134)→長白山号→瀋陽(1457) 瀋陽(宿泊先不明)
③8/29 瀋陽(1040)→調兵山(SL見学) 調兵山(駅前賓館)
④8/30 調兵山(1130)→瀋陽(1800)→長春 長春(春誼賓館)
⑤8/31 (長春市内観光)長春(1148)→ハルピン ハルビン(1925)→ 夜行
⑥9/1 →延吉(図們日帰り) 延吉(考世茂ホテル)
⑦9/2 延吉(長白山日帰り) 延吉(台咲大厦客房)
⑧9/3 延吉(市内観光) 延吉(台咲大厦客房)
⑨9/4 延吉(1215)→OZ352→ソウル(1545) ソウル(1710)→OZ106→東京(1930)
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ハルピンから図們行きの列車は長春を経由する。今日来たルートをまた戻る感じだ。
19時25分発の図們行きは初めて硬臥に乗ることになった。車内は案外きれいだがやはり狭い。
利用する客は少ないようで結局6人寝台のうち4人しか乗ってこなかった。 -
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列車は途中の駅で客を降ろしながら空席が目立つ状態で8時前に延吉に到着した。
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駅舎は立派だが駅前広場はだだっ広く、車やバスが入り乱れているが交通量は少ない。いかにも地方都市といった感じで駅前には安そうな宿が並んでいる。とりあえず街の中心へ行くことにした。
客引きは我々が韓国人だと思ってか韓国語で話しかけてくる。延吉を中心都市とする延辺朝鮮族自治区はその名の通り朝鮮族の街で住民の大半は朝鮮族だ。訛りはあるものの韓国語はそのまま通じるので韓国企業などが多く進出していて関係は深い。
韓国旅行者も多く、朝鮮民族の誇りである白頭山(中国名長白山)へはこの延吉を拠点にする人が多い。僕がこの街に来た理由も長白山へ行くのが目的だ。 -
バスで人民広場の方に出て中心部の韓国系の中級ホテル「考世茂ホテル」に宿泊することにした。二人いるので料金は安めで一人130元(2184円)だ。フロントは韓国語が通じ、レストランは韓国料理だ。時間は早いが部屋に入ることができた。また明日の朝食券を今日使うことができた。
G氏は今夜帰国するし、僕も明日は長白山に行くため午前4時に出発する。朝食券は今日使っておかなくては意味がない。 -
久々の韓国料理は米がうまく感じた。何より食堂が清潔で店員の対応も落ち着いた感じで韓国に来たような感じになる。
夜行列車明けなので少し疲れもあるので休んでから明日の長白山へのツアーを申し込みにCITS(中国国際旅行社)へ行ってみた。その場で申し込み値段も360元(6048円)と予想通りの値段だ。
これ以外に入場料とかが必要かは確認しなかった。
出発は明日の午前4時半と早いので少し大変だ。早めのチェックアウトが必要だ。
午後から図們へバスで行こうとしたが乗り場がわからず少し混乱したがバスターミナルから普通に出ているのようで13時のバスに乗り込んだ。
バスは途中高速道路を通らず工事中のでこぼこ道を通り、かなり時間がかかった。帰りは都合のいい時間に列車があったので切符を買っておくことにした。 -
とりあえず歩いて国境の橋へ行ってみた。
橋が見えてきた。観光客はここからは入ることはできない。脇の道へ行くように指示された。 -
国境には中国人観光客がちらほら。天気も悪くまずまずのコンディションだが。
川の向こうには無人の北朝鮮の街が望める。 -
国境の門の上が展望台になっていて上ることができる。しかし雨が降り出してきた。
ここから見える北朝鮮の建築様式は相変わらず中層階の灰色の廃屋のような不気味な建物が並ぶ。韓国側などいろいろな場所からあの建物を見てきているので少し飽きてきた気もするが。 -
国境では中国側の橋の半分の所まで歩いていける。
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線が引かれているところまで行って写真を撮って戻ってきた。
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帰りの列車の時間が限られていて図們ではそれほど滞在時間がない。
見るものを見て金正日のバッジと北朝鮮の紙幣を購入しタクシーで駅へ戻ることにした。
バッジは一応おおっぴらに販売できないようで店員に確認したら机の引き出しの中から出してくれた。 -
北朝鮮の紙幣はいったいいくらの価値があるのかわからないがクズ同然だろう。それを50元(840円)とかで売ろうとするのだからいい商売をしている。
しかし北朝鮮を旅行中は人民元に触れることはなく、手に入れることも難しい。なのでここは北朝鮮人民元紙幣を簡単に手に入れられる数少ない場所になる。 -
図們から延吉へは大連行きの列車で戻ることになる。
延吉までは所要1時間。毎度のことながらバスより快適で安い。 -
CITSの人に聞いたおすすめの「白玉串城」という店に行ってみた。
店は規模が大きく高級な雰囲気だが、日本のファミレス風でカジュアルな雰囲気も兼ね備えている。 -
羊の串焼きがメインでウイグル料理的な要素が備わっているが、実際は無国籍料理だ。追加注文するとすぐに持ってきてくれるのでサービスもいい。シシカバブなどの羊の肉を始め串焼きが安く、満足のいく食事となった。ちなみに羊のシシカバブは1本1.5元(25円)だ。
そのままホテルに戻った。G氏は今夜延吉を離れる。僕は明日早いので早めに眠ることにした。明朝3時には起床だ。
朝3時すぎには起床。出発の準備を整え何も食べずに4時前に集合場所であるCITS(中国国際旅行社)へ向かった。今日一日長白山に行くことになっている。
出発時間が4時半というのは早いが、かなり遠いので無理もない。そもそも日帰りで行こうとすることに無理があるがそれができるなら従うしかない。
バスは定刻通り4時半にCITS前にやってきた。
延吉を出発した時点では3分の1くらいしかツアー客が乗っていなかったが、途中の安図で満席になり出発した。バスにはガイド兼添乗員が乗務していて終始案内してくれるようだ。ただ英語はわからず朝鮮語と中国語のみだ。このツアーの参加者は大半が中国人だが韓国人も何組か乗っている。 -
目指す長白山の天池が描かれた看板。
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バスは延吉から4時間以上走り、長白山の入り口である山門には10時に到着した。
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写真がツアーのバス。
ここで昼食の弁当が配られた。 -
山門のチケット売り場。
このツアーは入場料(100元/1680円)や公園内での移動手段であるバス(68元1142円)や4駆のエコカー(80元/1344円)の料金もツアー代金に含まれているようだ。そう考えると総額の360元(6048円)はずいぶん安い。
これで食事も付いているので今日1日お金を使うことはないかもしれない。 -
山門のゲート。
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山門ゲートから公園内を巡回するバスに乗り換え、天文峰へ上る4駆のエコカー乗り場へむかった。
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巡回するバスのガイド。
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エコカー乗り場の行列。
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エコカーは4駆の電気自動車と聞いていたが普通にガソリン車だ。燃費の悪い車体を見ていると、どこがエコなのか理解に苦しむ。
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麓は所々晴れている感じだ。エコカーは猛スピードで山道を上った。
高度を上げることに霧が出てきて天文峰に着く頃には完全に濃霧に覆われていた。 -
最悪のコンディションだ。一望できるはずの湖(天池)は全く見えない状態で何しに来たのかわからない。
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でもこの時期、天気は良くないと聞いていたので少し予想はしていたが、わずかな期待は裏切られた。雨が降っていないだけマシと考えよう。
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雲を見ていても仕方ないのでもらった弁当を食べ下界に降りた。
ちなみにこの眺めを見られるはずだったのだが。ウィキペディアの「長白山の天池」の写真を転載。 -
再びバスに乗り、長白瀑布という滝に向かった。
ここから天池へ歩いて行くことも可能だ。 -
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こちらは天候に影響ないのできれいに見える。
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滝の横を通って天池へ抜けるルートがあるようだがどういうワケか閉鎖されていた。
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温泉卵が売られていた。
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滝壺の下流に小天池(銀環湖)というのがあった。こちらはきれいに眺められるが、天池を見られなかった慰めにもならない。
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天池は見られなかったが長白山に来たと言うことで満足するしかない。長白山は朝鮮人には「白頭山」と呼ばれ、いろんな伝説の地(例えば金正日生誕の地)にもなっている。その地に来られたと言うことで今回の旅行の最後の目的は終了ということになる。
午後から天気が回復してきたが、明日はまたどうなるかわからない。明日参加すれば良かったなどと未練がましいことは考えないようにしよう。
帰りに鹿の角を売る土産物屋に立ち寄った。やはり格安ツアーだったようだ。その後一路延吉へ。延吉が近づくにつれ雨が降り出した。
延吉に到着したのは夜8時。CITSから乗った乗客はここで降りることになる。本当は街の中心まで乗せてくれたのかもしれないが交渉する語学力はない。
土砂降りの雨だ。バスから降りたら瞬時にずぶ濡れになってしまった。タクシーを捕まえ昨夜滞在した考世茂ホテルに戻った。チェックアウトはすませてあるので荷物を受け取るだけだ。しかしこの雨の中、新たにホテルを探すのは大変だ。昨日見かけた朝鮮族の民宿に当たってみたが満室とのこと。
他にも当てがあり、メインストリートの安宿に行ってみた。ここで60元(1000円)の宿にありついた。 -
夜に行ったフットマッサージの店。
翌朝。
いい天気だ。長白山に未練が残る。そんなこと言っても仕方ない。
昨日はかなりショックだった。値段は安くガイドも親切で天池が見られなかったこと以外は何一つ不満はなかったのに残念だ。 -
昨日から泊まっている宿はこの建物に入っている。
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1泊60元のシングルルーム。
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部屋はこんな感じでテレビやシャワーはちゃんとついている。
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8時過ぎには起きて街へ出た。特に行きたい場所もすることはなく、中心部をふらふらしながら朝鮮民族料理の店が並ぶ「海蘭路」へいってみた。
朝鮮風の門があった。 -
この通り店で朝から補身湯を食べることにした。補身湯は犬(狗)のスープのことだ。延吉に来てから食堂では「狗肉」という文字をよく目にする。犬の肉を扱う店のことだがソウルオリンピックを契機に韓国では表だって食べにくくなっている料理だ。同じくオリンピックを経験した中国だが、辺境の地である延辺朝鮮族自治区では全く影響はなかったようだ。
韓国では千円近くする補身湯だが、ここでは1人前12元(200円)だ。出てきた料理は自分で辛さを自分で調整できるようにされて、韓国のように最初から辛くされているより食べやすい。 -
延吉の街はハングルと漢字の併記で何も考えないで歩いていると中国に来ている実感がなくなる。
建物はモダンなので韓国と比べても見劣りしない。 -
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「たい焼き」を売る屋台。1個1元?ぼられたかも。
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中心部の露天市場はにぎやかで中国らしく幼虫などいろいろなものが売られている。
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亀が売られていた。ペットとして売られているとは思えないが。
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おそらく日本海で水揚げされたと思われるカニも売られている。
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昼食は韓国冷麺の店に入ってみた。
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冷麺は10元(168円)。
延吉の街は小さく、観光名所もないので自然とグルメ目的の町歩きになってしまう。
本場の朝鮮料理を安く食べられるここ以外の場所はそうないだろう。
つくづく中国にいることを忘れてしまう。 -
またマトリョーシカなどロシアの民芸品も目につく。
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そんな中、松茸が売られているのを発見した。
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発泡スチロールの箱にぎっしり詰められて150元(2520円)とのことだ。安いが持って帰るのは大変だ。
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夕方街を一望できるという人民公園に行ってみた。公園内にある高台に上ってみた。しかし松などが生い茂っていて街は余りよく見えない。冬は視界が開けるのかもしれないが。
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公園内には動物園や遊園地があり市民の憩いの場になっている。
ラクダに餌をやる女性。 -
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公園の怪しい看板。
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帰国の日。朝から参鶏湯を食べに行くことにした。昨夜行こうとしたが店が閉まっていたので今朝改めて出向いてみた。昨日も今日も朝からボリュームのある食事になってしまった。
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参鶏湯は一匹丸ごと入っていて値段は安く30元(500円)だ。韓国でも1000円以上するので割安だ。それでいて味は本物だ。
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飛行機の出発は12時15分なので10時半ぐらいに宿を出発すればいい。空港まではタクシーで行くのが手っ取り早く、値段も安い。でもバスがあるようだ。
44番のバスが空港に行くようで、バス停で待っていたらすぐにやってきた。
空港までは1元だ。
バスは20分ほどで空港ターミナルと線路を挟んだ幹線道路沿いに到着した。
ここから踏切を渡って空港に向かう。ちょうど列車が通過するようで遮断機が下りた。 -
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延吉の空港ターミナル。
アシアナ航空ソウル仁川行き。この時間国際線の仁川行きのフライトのみだがチェックインカウンターのゲートは大混雑していた。何とかチェックインをすませたが、荷物チェックが厳しい。一度カウンターに預けた荷物に不審物の反応が出たため、呼び出しを食らって荷物を再度開けさせられた。特に問題はなかったが、北朝鮮に隣接している空港なので常にテロと隣り合わせだということか。 -
出国をすませ搭乗待合室へ向かった。仁川行きは12:15発。定刻通りの出発だ。
機材はA320で座席はビジネスクラスだが期待できない。機内食も短距離なので期待しない方がいいだろう。短距離といっても北朝鮮の上空を避け、大連の上空を通過する。かなり遠回りをするので所要時間は距離の割にかかり2時間半だ。
離陸してすぐに延吉中心部の上空を通過。 -
機内食は少し見た目が多少豪華で前菜に大きなエビが使われている程度。まぁ思ったほど悪くないかなといった感じだ。
そのままソウルに着陸態勢に入った。 -
延吉空港でソウルから東京の搭乗券を受け取っていないので仁川空港で改めてチェックインしなくてはならない。少し面倒だ。
仁川到着後、荷物検査を受け、出発階に出てから再びチェックインをすませた。今まで数え切れないくらい飛行機を乗り継いでいるが、乗り継ぎ用のチェックインカウンターでチェックインしたのは初めてだ。ここで何個荷物を預けているか再確認された。
そのままラウンジへ向かった。久々のアシアナラウンジだが場所が移動していて新しくなっていた。 -
新しいラウンジは書斎をイメージした空間にグランドピアノが置かれ、おしゃれな雰囲気だ。
でも設備的には以前と変わらない。とはいえ最近欧米の何もサービスがないラウンジばかり見ているとアシアナラウンジは世界最高水準のラウンジだと感じる。シャワーや無線ラン、仮眠室、多彩な軽食やドリンクなど文句なしだ。
乗り継ぎ時間はあまり無いのでゆっくりできないのは残念だ。ラウンジでは食事に手をつけることもなく、コーヒーを口にする程度で東京行きが出るゲートへと向かった。 -
東京行きのアシアナ航空はB767なので座席は旧式かと思っていたが改良されていた。
でもシェル式とはいえリクライニングが180度倒れるわけでもなく、全日空のクラブANAアジアの座席と同じ水準だ。アシアナ航空の最高水準の座席がこれでは今後長距離路線ではあまり利用したくない気もする。ただ機内エンターテイメントはシンガポール航空のA380や777-300ERなどに使用されている最新のオンデマンド方式でゲームや映画、音楽の量も豊富だ。しかしソウル・東京間では楽しむ時間の余裕はない。 -
仁川を離陸。ソウル中心部の上空を通過した。
真ん中を流れるのは漢江。 -
機内食は韓式メニューをチョイス。プルコギが出てきた。
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葉っぱに包んで食べるスタイルでそれなりに本格的だ。さっきも機内食を食べたばかりでお腹いっぱいだったが、これを見てあまりにも美味そうで腹が唸りだした。
みそ汁も味が濃くおいしい。
久々に全日空以外のビジネスクラスを利用し、機内食はかなり満足。東京・成田までの所要時間は2時間半なのでゆったりした座席だとあっという間だ。
大連から始まった今回の旅は満州国の遺物見学中心で終始充実した内容だったように思う。最後の長白山は少し残念だったが、天候だけはどうすることもできない。
日が暮れた成田に到着。
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