2020/11/25 - 2020/11/25
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jokaさん
旅行最終日
今日も朝から山登り。時期が時期だけにたまには山とは無関係な旅をと思いつつ、けっきょく四日間とも登ってしまいました。
残念ながら天気は今一つですが、元気はいっぱいです!
では行ってきます。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今日は5時起き。
惣菜パンで800キロカロリー弱の朝食を摂ってからあれこれ準備。 -
熊本駅6時22分発の電車で出発です。
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肥後大津駅で乗り換え。
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”床に座らないでください”
昨日からずっと気になっていました。すべての扉に貼ってあります。
おもしろい、というよりちょっとホラー……
熊本の未来が少し心配になりました…… -
8時過ぎに宮地駅着。
昨日予約しておいたタクシーで登山口へ。 -
15分ほどで仙酔峡登山口。
駐車場には車が5台。
天気予報があまりよくない平日の割には多いような気がしないでもない。 -
無人ながら立派なインフォメーションセンター前には自動販売機が。
帰宅後調べてみると、仙酔峡の斜面はミヤマキリシマの一大群生地として有名で5月には大勢の観光客で賑わうのだとか。 -
なるほど!
そうであれば寂れているんだか栄えているんだかよくわからない、この不思議な雰囲気の説明がつきます。
しかしどこへ行ってもミヤマキリシマ。
仙人が酔うほど?どんだけ美しいんだ!
九州の山旅は5月がベストシーズンということで決まりなんでしょうか。 -
1964年から稼働していたロープウェイは、財政難のため2010年から運休しています。
さすがに10年放置されているだけあって、ロープウェイ駅からはほんのりと廃墟感が漂っているような。 -
目の前の登山口から登り始めようとして、念のためスマホの地図アプリで確認すると中岳への直登ルートでした。
あぶない、あぶない… -
目指す仙酔尾根登山口は駐車場を横切ったあちら。
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中岳に背を向けた避難壕がとてもリアルで生々しい。
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昨日烏帽子岳と杵島岳を歩いた時にも、中岳方面から途切れなく警告アナウンスが流れていました。
具体的に何をどう気を付ければいいのかはよくわかりませんでしたが。 -
8時25分、クライムオン!
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橋の上から。
てっきり小川が流れてると思っていたら、まさかの溶岩流!
さすが火山の国です。 -
今更おにぎり食べ始めたり、別ルートを逆走したり、登り口を間違えたりとなんだかんだごちゃごちゃとしたのち、やっとこさ仙酔尾根に取り付くことができました。
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さすがに荒々しい面構えですね。
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登り始めて10分もしないうちにいかにも火山っぽい道が始まります。
ここまでゴツゴツの溶岩道は初めてかもしれません。 -
ロープウェイ駅もずいぶん小さくなりました。
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距離的には優に半分以上過ぎましたが、本番はここから。
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先行するお二人に道を譲っていただいた際、「昨日烏帽子岳山頂でお会いしましたよね?」と声をかけられました。
30秒程度しか滞在してなかったのによく覚えてらしたもんです。
「どちらから」と尋ねられたので、つい「山梨からです」と答えると、「今年の春に瑞牆山や金峰山に行きました」とのこと。
すみません。ホントは東京からです…… -
目指す高岳、中岳方面も深いガスの中…
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それなりの急斜面ですが、溶岩独特のエッジの効いた岩場が続くため、滑り知らずでとても歩きやすい。
このくらいの急斜面にしては、過去最高に登りやすい道だと思います。 -
振り返ると中央右に登山口が。
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火山らしい赤土ゾーン。
こういった滑りやすいところは苦手です。 -
仙酔峡分岐。右も左も真っ白です。
東峰方面は通行禁止なのでおとなしく右へ。 -
あれかな?
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9時39分、高岳山頂。
阿蘇五岳の最高峰で標高1592mです。
真っ白…
さらっと通過。 -
右端に見えているのは烏帽子岳かな。
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中岳まではほぼ水平移動なのでお気楽ウォーク♪
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まだほんのり赤が残っています。紅葉時期にはさぞや見事だったんでしょう。
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9時51分、中岳山頂です。
予定ではこの先の吊尾根に進んで、ロープウェイの火口東駅跡経由で一周してここまで戻ってくるつもりです。
画面中央付近にある鳥居らしきものにちょっとビビりました。
黄泉の国への門みたいだ。 -
鳥居じゃなくて警告看板でした…
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火口東展望所までは150m近く標高を下げます。
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矢印も進入禁止のバツ印も同じ赤なのでとても見づらい。
事故につながらなきゃいいけど… -
時折ガスが薄くなると眼下に荒涼たる風景が広がります。
“火星”感がすごい! -
展望所に着くも相変わらずのガスガス…
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ロープウェイ駅跡方面ではなく、まずは進めるところまで進んでみることにしました。
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眼下の道の先に見えるのがおそらく駅の廃墟。
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1964年から1980年まで火口西駅と東駅をマウントカーというバスが結んでいたということを、旅行記を書いている今知りました。ダンプカーのシャーシにバスの車体を載せた特別仕様。前輪1軸・後輪2軸の全輪駆動かつ防護カバーが付けられて小窓が並ぶ特異な外観は、火口縁のすぐ下の専用道路を走るため、安全性を重視した結果だそうです。
マッドマックスや北斗の拳あたりに出てきそう。オトコ心&コドモ心くすぐりまくり。
乗り物マニアでないわたしでもイチコロです♪
※画像はネットで拾った当時のパンフレットより -
観光客には好評を博したマウントカーでしたが、死者3人、重軽傷者16人をだした1979年の噴火の翌年、路線廃止に至ったとのこと。
幸いマウントカーの乗客には被害がなかったものの、東口駅舎の窓ガラスが爆風で吹き飛び、厚さ25cmの鉄筋コンクリートの天井に穴が開くなど被害が出たことを考えると仕方ありませんね。
なんでもありの昭和のパワー(観光に限らず)にはダメなところもたくさんあるけれど、安全性や自然環境への配慮に汲々とし、世論という名の匿名のバッシングに怯えている今の時代から見ると眩く映るのもたしか。
後戻りはできないんでしょうけど…… -
ここで計画変更を決意。
山頂東駅まで下りずにここからピストンで中岳まで戻ることに。
先ほど中岳から見た復路が予想と違って単調な登りだったこと、ガスガスの天候の他に、ピストンにすれば計画の一本前のバスに乗れるかもしれず、諦めていた下山後の温泉が可能になることも決断を後押ししました。
マウントカーのことを知っていれば、火口東駅や専用道路の入口なんかを見学しに行っていたと思います。 -
10時30分、中岳に戻ってきました。
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計画では12時50分のバスに乗る予定でした。
一本早めると11時45分発。1時間以上短縮しないといけない。 -
計算上は十分間に合いそうですが、初めてのコースなので余裕をみておきたいため自然と早足になります。
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やっぱり見事な”火星”感!
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今日で賞味期限切れの豆大福の存在を思い出しておやつタイム。
リスみたいに蓄えたのを忘れてダメにするのがお約束なわたしにしてみれば、思い出しただけでも上出来です。 -
観光客の多い西口に近いので緩めのハイキングルートだと思っていたけれど、案外本格的な下りでびっくり。
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見上げるとこんな感じ。
ちゃんとした登山道です。 -
ここからは平坦なのでジョグペースで。
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ここが砂草千里ヶ浜?
何が書いてあるのか確認しにわざわざ小山に登ってみると“立入禁止”だって…
遠目でわかるようにもっと大きく書いてください!! -
柔らかい砂に足をとられて無茶苦茶歩きにくい!
なかなかエグいルートだな…と思いつつ地図アプリを確認するとコース外。 -
ずるずる滑る斜面を無理矢理登ってコースに復帰。
無駄に体力と時間を消費してしまった…
戻った道は快適ハイキングコースでした。 -
ここまで来るともはや観光地。
歩調を緩めてのんびり歩きます。 -
平坦な木道は歩きやすくていいなあ。
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昨日“瀧川パン”さんで購入したチーズ入りくるみパンをガブリ♪
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立入禁止の標識があったけど、この先にも観光客の姿がありました。
自己責任ということでしょうか? -
車道脇の遊歩道を進む。
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自転車漕ぐ才能が無いので、坂道ビュンビュン下れたり、ガンガン登れる人を尊敬します。
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チンタラ走って、11時25分阿蘇山西駅着。
駐車場と建物の大きさに目を見張る。
ついこの間まで左手の方にロープウェイの阿蘇山西駅があったらしいということを、旅行記書いている今知りました。 -
二階や三階は何に使われているんでしょうか?
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中途半端に時間があるのでなんか注文することに。
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阿蘇といえば……ホットミルク?
子どもの時以来なので美味しいより懐かしいが勝ちますね。 -
店内はくまモンだらけ。
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『くまモンさん』
阿蘇中岳火口”付近で発掘された、くまモンの先祖かも!?と言われている像。
似たような像は全部で五体(ここ以外には天草・熊本県庁・熊本県物産館となぜか大阪のなんばグランド花月!)あって、触ると友達が増え、五体コンプリートすれば恋愛成就・夫婦円満が叶うとかなんとか…
よしもと案件か…
いろいろ考えますね。 -
同僚のお土産に買ってしまいました。
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コロナ対策は万全。
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にじみ出る哀愁……
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12時10分過ぎに阿蘇駅着。
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昨日に引き続き”夢の湯”さんへ。
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今日は貸し切りです。
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慌ただしかった昨日と違い、今日は時間的にも余裕があるのでゆっくりくつろげます。
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極楽♪極楽♪
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満喫しました。
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駅前広場に戻るとこんなものが。
昨日今日と何度も通っているのに今まで気づきませんでした。
それだけ急いでいたということか。 -
ワンピースは老後の楽しみにとってあるので、ここで初めて名前を知りました。
ウソップさんらしいです。 -
熊本はキャラクター作りが上手ですね。
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私的九州あるある。
”電車がカッコいい!” -
下山するとお天気!
登山あるあるですね… -
14時、肥後大津駅で下車。
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駅から徒歩5分ほど、『文化ラーメン』さんへ。
今回どうしても立ち寄りたかったお店です。 -
“焼きそば”や“ちゃんぽん”といった気になるメニューの誘惑を振り切って初志貫徹で“文化特製ラーメン”を注文。
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地方の老舗によくある食堂のような店内。
ほっこり落ち着きますね。 -
まずはビールと餃子で乾杯♪
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外はしっかり、中はふんわり。
見た目に反して、口にに入れるとサッとほぐれます。
旨い! -
待つこと暫しで配膳されたのがこちら。
控えめなガーリックチップがいい感じです。 -
わたしのイメージする熊本ラーメンど真ん中。
いい意味で想像通り。パンチやキレで勝負するのではなく、しみじみ旨い一杯。
これですよ、これ!!
連食予定でなければちゃんぽんも追加で食べたかったな… -
会計時にガムをいただきました。最後まで抜かりありませんね。
ご馳走様でした♪♪♪ -
線路を渡って第二の“文化ラーメン”を目指すもまさかの臨時休業!
ちゃんぽんか焼きそばを連食しておけばよかった…(先ほどのお店の昼営業はすでに終了) -
仕方がないので途中で気になっていたお店に向かってみることに。
『水車物語』さんです。 -
程よく気合の入った店内。
ギャラリー併設のカフェという感じでしょうか? -
逆でした。
ギャラリーの一角を区切ってカフェを営んでいるというのが正解。 -
メニューが豊富で目移りしました。
”あずきカフェラテ”、”木いちごソーダ”、”甘酒発酵パフェ”etc.etc. -
注文後、店員さんに声を掛けて地下のぎゃらりぃ見学へ。
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今日は水車は回っていない様子。ちょっと残念です。
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おおっ!本格的…って当たり前か。
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吹き抜けがナイス♪
こういう昔の生活が感じられる建物が好きなのであちこち気になります。
上に見えているのがカフェスペース。 -
1階のぎゃらりぃスペース。
青山か裏原宿あたりにあってもおかしくない。
こんなおしゃれカフェが肥後大津という素朴な駅でやっていけているという不思議… -
このコースターを自分用に購入したことを、今思い出しました…
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ほぼ旅先でしか飲まないコーヒー。
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迷いに迷った挙句、白玉あんみつ。
自家製白玉だんごがもちもちで最高でした♪ -
このあたりもセンスがいい。
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とても居心地のいいカフェでした。
近くに来たらまた寄ります。 -
おそらく近くの高校の美術部作かクラスの卒業制作的なものでしょうか。
こういうウィンウィンの試みがもっと広がればいいのに。 -
肥後大津駅に戻ってきました。
先ほど降りた北口はごくふつうのローカル駅という印象でしたが、こちら南口は観光案内所なども併設されていて近代的かつきれいです。
さすが別名”阿蘇くまもと空港駅”。よそ行きの顔というわけですね。 -
空港ライナーなんてカッコいい名前にそぐわないカワイイ奴がやって来ました。
利用者数によって車輌を変えるのでしょうか。 -
ラブリー♪
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コロナ対策はバッチリ。
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席も減らして運行中。
この日の利用者はわたしだけだったので問題ありませんでしたが、溢れたらどうするんだろう?
臨機応変に増便してくれるならいいのですが。 -
15分ほどで阿蘇くまもと空港。
キレイなんだけど、仮設校舎みたいでいろいろとビミョー…
これも熊本地震と関係あるんでしょうか? -
同僚へのお土産を物色。
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おおっ!フードコートに太平燕がある!!
こういうローカルフードがあると興奮しますね♪
かなり迷ったすえに見送りました。
この空間で美味しく食べる自信が無い… -
やっぱり落ち着かないな…
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なので、さっさと保安検査場を通ることに。
が、飛行機の到着が遅れて出発予定時刻が30分近く延びてしまいました。
こんなことなら太平燕食べておけばよかった… -
数合わせで購入したくまモンのマスク。
お土産に配ったら意外にも(失礼!)大人気で、あっという間になくなりました。 -
ここにもナイスキャラクター!
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17時前にテイクオフ!
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やっぱり飛行機は窓際に限るね!
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飛行機からの日の出に始まり、飛行機からの日没に終わった旅でした。
九州は食べ物が美味しくて最高です♪
山に関して言えば、どこに行っても”ミヤマキリシマ”。これだけ推されるとイヤでも五月に来たくなります。
人出も凄そうなので人ごみ嫌いのわたしにはかなりハードルが高いけれど、近いうちに何とかクリアできるといいなあ…
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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