斎場御嶽から奥武島へ【沖縄・台湾クルーズ】

2019/07/22 - 2019/07/22

夕刻に横浜を出航し、2日間の終日航海を経て、四日目の朝那覇に入港。
斎場御嶽と奥武島をまわった。
ぼくは仕事の関係で年に７～８回沖縄に来ているが、同行する妻は初めてだ。

エリア 知念・玉城・八重瀬(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

まるまる2日の終日航海日を経て4日目の朝那覇に到着。
波の上の客船ターミナルだ。最近このターミナルには中国のクルーズ船がよく入港している。

那覇港クルーズターミナル 名所・史跡

既にショアエクスカーション（寄港地観光ツアー）のバスが並んでいる。
今日は、船のツアーとは別に行動しよう。

那覇港クルーズターミナル 名所・史跡

ブッフェレストランのホライゾンコートでそそくさと朝食をすませ、8時前には那覇に上陸。

那覇港クルーズターミナル 名所・史跡

那覇の空港から海沿いに街に入るとき、左手に見えるこのターミナル。最近、よくクルーズ船を見かける。特に多いのが中国系で、うっかりすると2隻入っていることもある。

那覇港クルーズターミナル 名所・史跡

旭橋に最近できたバスターミナル。ここから南城市を目指す。

那覇バスターミナル 乗り物

4つの町村の合併で誕生した南城市は市域がハートの形。
ひげがハートの形をした「なんじい」は、南城市のゆるキャラだ。

体験滞在交流センターがんじゅう駅 南城 名所・史跡

やってきたのは斎場御嶽。
沖縄神話で天地創世の神とされるのがアマミキヨ。
天照大神の沖縄バージョンだ。
そのアマミキヨが作ったとされる沖縄最高の聖域である。

斎場御嶽 寺・神社・教会

琉球王朝の時代、最高の神職とされるのが 聞得大君（きこえのおおきみ）と呼ばれる女性。国王の姉や妹が即位することも多い。
いってみれば卑弥呼の沖縄版。
その聞得大君の即位式が行われるのがこの場所。大庫理（ウフグーイ）と呼ばれ大広間を意味する。

斎場御嶽 寺・神社・教会

寄満（ユインチ）というのは台所を意味するパワースポット。
五穀豊穣をもたらしてくれる。
伊勢神宮でいえば外宮の位置づけだろうか。
この近くの高台にはユインチホテルという温泉付きの眺望に優れたホテルもある。

斎場御嶽 寺・神社・教会

大きな岩の隙間のこの場所は斎場御嶽を代表するインスタ映えスポットの三庫理（サングーイ）。

斎場御嶽 寺・神社・教会

岩の間を抜けるとアマミキヨが天から降臨し神の島と呼ばれる久高島を遥拝することができる。

斎場御嶽 寺・神社・教会

王朝時代は斎場御嶽は男子禁制の女性の聖地だったこともある。
最近の観光客の増加で環境が荒れ始めていることから、再び男性観光客をシャットアウトしたいとの声もあるとか。

斎場御嶽 寺・神社・教会

斎場御嶽から同じ南城市にある奥武島に行きたいが、ちょうどいいバスが見当たらない、御嶽の券売所で聞いてみると、南城市には「おでかけなんじい」という乗り合いバスサービスがあり、電話で依頼すると迎えに来て300円で指定の場所に送り届けてくれるという。
これはありがたい。
20分ほど待って、やってきたバスに連れて行ってもらった。

奥武島 自然・景勝地

奥武島は本島と短い橋で結ばれた小さな島。
周囲を石灰質のサンゴ礁で囲まれた漁業や磯遊びの拠点だ。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

この島の名物が天ぷら。
沖縄の天ぷらは本土と違い、ころもが厚くてしっとりしており、ころも自体に塩や出汁で味がついている。
だから、天つゆを着けず、そのままほおばるかソースをつけて食べるのが一般的。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

橋を渡った正面にある中本鮮魚店はそんな天ぷらの名店として有名。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

ひとつ75円程度だから、子どもたちはおやつとして食べている。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

オーダーは注文票にチェックして出来上がりを待つ。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

この店はいつも列をなしている。
幸い今日は待ち行列も短いようだ。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

オーダーしたのは、イカ、もずく、さかな、エビ、メンチカツ。
二人で780円のランチ。
沖縄ではポピュラーなモズクの天ぷらはぼくの好きな味だ。

中本鮮魚店 グルメ・レストラン

時間があるのでグラスボートに乗ってみよう。

奥武島海底観光グラスボート 乗り物

30分ほど島の周囲を回るコース。

奥武島海底観光グラスボート 乗り物

船の真ん中のグラスを通して海中の様子を見ることができる。

奥武島海底観光グラスボート 乗り物

コバルトスズメやクマノミのような色鮮やかな魚を期待したが、比較的地味。

奥武島海底観光グラスボート 乗り物

ついでにウミンチュの船長もやや地味。

奥武島海底観光グラスボート 乗り物

奥武島は「イカの天日干し」も有名。船を降りるとイカが吊るされていた。

奥武島海産物食堂 グルメ・レストラン

グラスボート乗り場の前にテルちゃん天ぷら。
奥武島の天ぷら屋は島の反対側に大城天ぷらというのがあるが、どの店も安くておいしい。

奥武島海産物食堂 グルメ・レストラン

バスでクルーズ船のターミナルに戻ろう。
奥武島が遠ざかっていく。

奥武島 自然・景勝地