2020/11/25 - 2020/11/26
394位(同エリア727件中)
まりあさん
指宿、開聞岳、池田湖エリアの景色は、この2-3年、大のお気に入りになってます。もともと1ヶ月の旅程で計画していた時から、このエリアだけは、がっつり予定に入れてました。
1ヶ月を2ヶ月に延長して、長崎と霧島のエリアの滞在を新機軸で増やしたのですが、指宿、開聞岳、池田湖は、絶対に行こうと決めていたエリアです。
毎日のように晴天には恵まれましたが、残念ながら、九十九島のエリアの時より、雲の多いレベルの晴天でした。とはいえ、連泊を長く取っていたので、空が青々としてきたら、いそいそと出かけて、雲がどんよりしていたら、部屋で、フランス語学習のノルマをこなしたりと、日常生活を持ち込んで、「住むように滞在する」という方針で、ゆったりと楽しみました。
最近また、感染者が増えてきて、Go to トラベルとか、Go to イートとかが、テレビのワイドショーの槍玉に上がっていて、コメンテーターが、それぞれの意見をまくしたてております。
今年の春先には、今年のヨーロッパ旅行の可否を考えるべく、熱心にあちらこちらのワイドショーを見ていて、ワイドショーもさまざま、コメンテーターの立ち位置もさまざま、でも、かなりの確率で、ええ加減な番組と、ええ加減なコメンテーターが多いことを、学びました。
そして何より、こうして旅行していて、ある程度の感染リスクに晒されておりますが、キャンペーンがどうのこうの、という以前に、個々人の行動の差に、呆れ果てております。
私個人の独断と偏見に満ちた、私的な意見を書かせていただきますと、
旅行しても、食事してもいいけど、要は、公共の場でのマナーです。もうそのひとことに尽きる。けど、このマナーが、実はあまり守られていません。特に、Go toの割引が、あまりにも大きいので、ふだんは旅しない、外食しない人も、Go to を使わなければ、割引 (言い換えれば、政府からの給付金) が、受け取れないので、「得するため」に、出かけるのでしょうか。
だから、旅先で出会う、その他の旅人、レストランでの客が、時として、いつもの範疇を越えて、マナーを守らない人の比率が高いようです。
もともと、昨年の九州では、アジア系団体さんのマナーの悪さと、混雑に辟易として、「九州は、アジア系が多いから、しんどいな」と思ってました。だからこそ、アジア系団体さんのいない今の静かな日本を旅したい、と思うのですが、Go toが佳境に入ってくると、とりわけ週末などは、とにかくやたら混雑して、去年の九州でしんどい思いをしたのと、同じようなシチュエーションになってます。
「咳エチケット」があれだけ繰り返されていて、「咳エチケットは当然のことだ」などと言いそうな、ごく紳士的に見えるおじさま方が、宿のレストランでの食事中、マスクもなく、手で覆うこともなく、平気で咳をしまくる光景を山ほど見てきております。
70から80代の地元の婆さんたちが、宴会と温泉をセットにして、仲良し6人グループで食事してました。最初は静かだったのですが、お酒の注文が詳細に聞こえる位置だったので、「九州の婆さんは、なんとまあ、よく飲むこと」と感心しつつ、食事していました(地域共通クーポンを、滞在中に使おうとすると、飲める人は、とにかくお酒に消費するようです)。
で、やっぱり、お酒が入ってくると、上品なマダムだったろう、婆さんたちの話し声は、どんどん大きくなり、ホテルのレストランはもう、「居酒屋状態」でした。
感染者が増えてきている、関東圏や関西圏からの息子や娘一家が遊びにきている人がいたら、無症状の若い世代からウィルスをもらっている可能性もあり、こんな長時間のお泊まり宴会は、それを同世代の仲間に感染させてしまうリスクは、けっこうあるんですよね。いくら割引があるといえ、70代越えの婆さんたちが、宴会してる時じゃないと、私は思うんですが。
今、宿やレストランでは、「会話は控え目に」というエチケットの文言が目につくようになりましたけど、そして、さすが真面目な日本人、過半数の方々は静かに食事されています。ただ、1割ぐらいのお客さんは、コロナの存在など無視して、いつものように、大きな声で会話を楽しまれます。
また、子供が、かなりきつい風邪の咳をし続けていたり、咳払いが癖なのか、無意味に咳払いをし続けるおじさんとか。とにかく、人それぞれの感染対策や意識は、大きな違いがあります。
マスクをしないシチュエーションは、食事以外に、大浴場もあるんですよね。露天風呂などで、3人や4人で、露天風呂を占領するようにして、長々とおしゃべりする姿は、いくら戸外であっても、コロナの時代は、やってはいけないことだと、私は思っています。でも、そういう人、いるんですよね。
ご夫婦で旅している人が、どれだけたくさんいても、男女別のお風呂では、1人ずつになるので、みなさん静かです。でも、友人連れだと、お風呂でもおしゃべりが続き、団体さんもまた、知り合い同士ゆえ、おしゃべりが続きます。それをされたら、去年のアジア系団体さんと全く同じで、お風呂をゆっくり楽しめないシチュエーションが多かったです。
(おかげで、指宿のツアー御用達の宿では、脱衣場で、20人ぐらいが、ペチャクチャやっていて、怖くて大浴場を利用できませんでした)
ま、そんな時は、部屋のバスに、入浴剤を入れて、1人で湯浴みしてます。今回、週末の場合は、5割の確率で、大浴場をパスしてたかも。朝食も、バイキングで混んでいる時には、パスしました。
そういうおしゃべりな人たちが、近くにいると、レストランでの食事でさえリスクが大きくなり落ち着かない、それゆえ、私個人は、この冬は、友人たちとは絶対に会わないぞ、と思うに至りました。
おしゃべりは楽しいです。でも、私がおしゃべりすることで、レストラン内の誰かが、イヤな気分になっているとしたら、私はしゃべりたくない。
友人と対峙すると、私は、通訳ガイドの職業病で、サービス精神が旺盛で、結果的に、人一倍の量をしゃべってしまうんです。しかも、ユーモア精神もバッチリだから、笑い声もセットでついてきます。そのことは、よーく自覚しています。
だから、今は、一人で黙って食べることにします。
旅も、静かに一人旅します。
「濃厚接触者」の定義は、「手の届きそうな距離に、15分以上、対面した」ということですよね。
今回の旅は、まさに「濃厚接触者ゼロで旅する」こととなりました。5分ほど立ち話した人はたくさんありますが、密接の距離で、15分しゃべった人は1人もいません。一人旅やから、当たり前か。
九州には、古い友人も住んでいますが、うっかり連絡とって、会食したりして、万が一にも感染したりさせたりがあったら、後悔してもしきれないことと想像します。
コロナ下では、私と気が合う友人たちであっても、波長が合うから付き合ってきた古い友人たちであっても、コロナを「正しく恐れる」という、その「恐れ方」は、ほんとうに、千差万別、人それぞれです。
そこんところが、ややこしいです。
「気の緩み」などと表現されますが、Go to キャンペーンが動き出したことで、「自粛は開けた」と解釈して、友人との会食も、酒席の飲み会も、すべて解禁になったとして行動している人が大半のようです。これは、旅行中ではなく、むしろその人の日常生活の中で、繰り返されていることです。
自慢じゃないけど、私も、平時なら、週に3回ぐらいは友人と会い、ランチとお茶で、5時間ぐらいしゃべりまくりです。話題の多い友人が多いので、おしゃべりの量は、平均の1.5倍かも知れません(笑)。
でも、今年の3月以降は、友人との会食の総回数は、5回前後です。
(老母と同居の友人も多いので、ここは神経質になってます)
1人と濃厚接触しても、感染のリスクは、確率的には小さいものですが、私の感染確率の計算では、その1人の裏には、家族の中の働き手、これは仕事の後で飲み会やってるかも知れず、旦那衆もまた、キレイなお姉さんのいるバーで一杯ひっかけてから帰宅してるかも知れません(そのことを妻に語る夫は少ないでしょう)。孫の学校でクラスターが発生しているかも知れません(これは、誰かに症状が出るまで、本人も先生もまだ知りません)。
だから会食の相手が、「1人」であっても、その人の「濃厚接触者」が3人いたら、1人と会食することで、4人分のリスクを負います。さらに、10人で宴会したら、4x10の40人分のリスクを背負うわけで、それゆえ、大人数の宴会では、やっぱり感染のケースが実際に起きてきているんですよね。
もし、毎日のように会食している人がいたら、その人の濃厚接触者は、2週間分の合計になるので、1人で50人分を背負っているような「超外交的な人」が混じっていたら、その数は、ねずみ算的に膨れ上がるんですよね。
あと、もう一つは、感染経路は目では見えませんから、もし、私の友人の90代のお母様が、コロナ感染で死ぬ、というようなことがあったら、「私が感染させた証拠」もありませんが、「私が感染させたのではない」と証明することもできません。
私がもっとも忌避したいのは、そのポイントかも知れません。
長年の友人のお母様が、私とランチしたことが、もしかしたら原因で亡くなられた、そんな歴史だけは、どんなことがあっても刻みたくないです。
だったら、この冬場ぐらい、友人とランチするのを控えて、1人で行動してもいいんじゃないの、という結論に至りました。
暖かくなり、湿度が高くなれば、もしかしたらウィルスの暴れ方が収まるかもしれないので、春の時点でまた、判断していくつもりです。
コロナ渦は長いけど、おそらく来年じゅうには、トンネルの出口が見えてくるのではないかと期待したいです。だから、友人と会うのを、とくに冬場の数ヶ月我慢したって、どうってことないよな、と思います。
ただ、友人たちとの縁が薄くなるのも寂しいから、せっかくのIT時代、LINEや、スカイプなどを駆使して、おしゃべりしようとは思います。
PR
-
-
-
日がちょっと傾いてきた午後の時間帯に、快晴にひっぱられて、ドライブしました。
まずは、池田湖。
観光バスがよく停まっている、池田湖パラダイスより、少し東の方に、えぷろんハウス池田、というのがあるのですが、そこの駐車場に車を止めて、池田湖畔を歩きました。
逆さ開聞岳が、綺麗です。 -
-
-
開聞岳、924メートル。
近くの町を車で走ると、通りの向こうにそびえ立つように姿を現します。
展望スポットの、長崎鼻に向かいます。 -
夕方の駐車場は、100%レンタカー。
北海道や沖縄は、レンタカー率が高いのですが、今回、九州のど田舎で、こんなにレンタカーを見かけるのは、やっぱりGo to キャンペーンの効果なんでしょうね。
航空会社とレンタカー会社が、かなりお安いキャンペーンをしているようです。
ま、航空会社に利益を出してもらわないと、海外旅行に行けなくなっちゃうから、これでいいんでしょうね。 -
-
-
真っ青な空に、赤い建物はよく映えます。
-
-
恋人の聖地、作りすぎです(笑)。
-
-
-
日付は変わって、翌朝の朝焼けです。
ちなみに指宿の宿は、入口を入ったところで、「げっ、大失敗だ」と気づいたのですが、私が心密かに、あだ名をつけている、いわゆる「ツアー御用達」のホテルだったんです。
入り口で、すぐにわかります。
だって、入り口に、ツアー名が5つぐらい並んでるんですもん。
過去にこの手の宿に遭遇したこと、数回あります。
夕方5時から6時に、バス4台、5台分ぐらいのお客が到着して、ロビーは人の洪水。うっかりそういうタイミングにロビーに降りてしまったら、もう、エレベーターの行列に並ばざるを得ません。
お風呂もレストランも、団体さんがなだれ込んでくると、どんなに寂れた宿も、その時、そこでは「密」が作り出されます。
指宿といえば、砂蒸し風呂が有名です。私は、これは大嫌いで、25年ぐらい前に、一度体験して、「2度といらない」と痛感して、2度と体験してません。
だって、鼻の頭が痒くなって、うっかり手で顔を触ったら、砂だらけになるんですもん。
しかも、昔と違い、砂蒸しの公共浴場なんか、もう、人がひっきりなしに訪れて、あれって、砂に染み込んだ、人の汗はどうなってるんだろうと思うと、入りたいなどと思いません。
そんななのに、うっかりと「砂むし風呂」が館内にある宿を選んでしまっていたのです。私がこの宿を選んだのは、知林ヶ島に比較的近いロケーションにある、という理由だったのですが、砂蒸し風呂が、こんなにもツアー客に人気だとは、知りませんでした。
ワンパターンのツアーでは、「指宿温泉で、砂蒸し風呂体験」というのが、人気の定番なんですね。今回、その事実を思い知りました。
というわけで、値段的には決して安くない、ちょっと高いイメージですが、混雑嫌いの私にとっては、今回2ヶ月に利用した、24ぐらいのホテルの中で、最低最悪の宿でした。
部屋も、カメムシの匂いや、ドブの匂いがするので、そして午前中は、朝陽が入り込むと、暖房しかない部屋は、いくら窓を開けても、暑くて暑くて耐え難いので、この居心地の悪さのおかげで、たくさん観光できました(笑)。 -
宿の施設は、最低最悪でしたが、海の景色は良かったです。
-
-
朝にもまた、長崎鼻を目指しました。
-
ここ、こんなに広い駐車場は、駐車禁止で、市営無料駐車場も少しはあるのですが、土産物屋さんが、誘導して、土産店の駐車場を勧めてきます。事前にじっくり検索すると、ほんの数台ずつですが、2箇所ぐらいの市営無料駐車場があり、そこから長崎鼻まで、ほんの10分ですから、10分歩ける人は、そこに停めるといいです。
しかし、バス転回に、ここまでのスペースは必要ないと思うけど、昨年までは、それほどに、アジア系観光客のバスが押し寄せていたのでしょうか。
今回、指宿のスポットをあれこれ模索して、駐車場の整備が遅れているなぁと痛感しました。コロナが落ち着いたら、アジア系が戻ってくる前に、ぜひ、駐車場の整備をしてほしいものです。
ここには、近くにパーキングガーデンという施設があり、広大な駐車場に数台だけが停車している状態なのですが、あの駐車場が無料なのか、有料なのか、そのあたりの表示をしっかりすれば、こんな、駐車場争奪戦は起きないと思うのですが。 -
同じような写真ですが、夕方バージョンと、早朝バージョンです。
-
同じアングルですが、光の入り方が真逆なので、全く違う写真が撮れます。
-
-
-
-
長崎鼻の灯台です
-
灯台の横の階段を降りると、溶岩の岩場があります。
歩きにくいけど、少しだけ歩きました。 -
-
-
開聞岳の、美しい姿。
山の姿の美しさもですが、さらにいいのは、こうして海の向こうに見えることなんですよね。
富士山も富士五湖をはさんで見ると、より美しいですが、そのスポットは限られています。
けど、開聞岳と、桜島は、海の向こうに見えるエリアが広く、そここそが、私が、このエリアが大好きで、リピートする所以なのかなと思います。 -
-
-
続いて、池田湖からの開聞岳、朝バージョン
-
-
池田湖、開聞岳に、畑のコスモスを入れてみました
-
-
指宿4泊の理由の一つが、この知林ヶ島です。
残念ながら今回は、道がほとんど海の中でした。本来は、夏から10月ぐらいまでなら、干潮時に道がつながるようですが、11月にもなると、難しいそうです。
もっとも、昨年の11月に、偶然干潮時に来て、島への道の半分ぐらいは歩けたのでした。
ここは、いつか必ず、道がつながっている時に、歩いてみたいものです。 -
-
向こうのほうは繋がっているのですが、手前のこの部分だけが、繋がらなかったです。
-
-
-
-
ここから、桜島も、うっすらですが、見えてます。
-
-
-
-
浅瀬のところに、でっかいヒトデがたくさんいました。
-
-
-
-
-
-
おまんじゅうのお土産とか、ほとんど買わないのですが、鹿児島の軽羹だけは、大好きです。右の白いのは、霧島神宮の境内近くの店で、蒸気屋さんだったかな。餡子の入っていない軽羹ですが、山芋の食感が感じられて、めちゃ美味しかったです。
そして、ダイダイのピールのお菓子も、甘すぎず、とても美味しいです。 -
-
-
ある日は、白水館のイタリアンを予約していきました。
ここは、指宿一の高級旅館ですが、値段はマジに高いので、4連泊には高嶺の花でした(笑)。 -
-
こんな立派な美術館を建てたのです。ガッツリ儲けていたんでしょうね。
-
美味しいけど、ちょっと割高。
関西なら、6割の価格で食べられます(笑)。
九州のプライシングは、時々、割高感があり、別府やシーガイヤや、ここ指宿も、宿により、割高感があります。おそらく、昨年まで、アジアからの富裕層が、値段に糸目をつけずに、日本の高級サービスに大枚使っていたのかな、と想像します。
まあまたすぐに、彼らは戻ってくるでしょうから、日本人としては、アジアの富裕層に人気の宿は、避けるが懸命なのかな。 -
-
-
-
-
-
-
満月だったのでしょうか。
ムーンロードがくっきり見えて、目で見た感覚では、かなり暗くなってからなのですが、写真にすると、こんなにも明るくなりました。 -
-
-
-
こちらは翌朝の朝焼け
-
-
-
-
-
-
-
最後にまた、知林ヶ島に、ご挨拶に立ち寄りました。
干潮には程遠いので、道は見えず、ただ、道の部分に白波が立ってました -
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
指宿(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
77