GoToで行く長野、北信、中信の旅　１日目

2020/11/11 - 2020/11/13

3年前息子と二人で志賀高原にスキーに行った際、新幹線で着いた長野駅でバス待ちの外国人の長蛇の列に驚いて、行く先を聞いたところ地獄谷野猿公苑の温泉につかる猿を見に行くのだという。　海外の人がわざわざこの為に足を運ぶ猿を見に、GoToを利用して訪れてみました。初日は他に須坂、小布施周辺を車で回ります。

エリア 長野

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6時半に自宅を出て、国道1号線を狩場から保土ヶ谷バイパスへ。今日は、横浜町田ICで東名に乗り、海老名JCTで圏央道を経て関越道・上信越道で長野へ向かいます。事前にNEXCOのドラ割で信州めぐりフリーパスを申し込み済み。首都圏の出発エリアで指定されたICであれば、どこから利用しても定額なので、今回このルートを選択してみました。

横浜町田ICから東名へ。現在東名はリニューアル工事を12月まで実施していますが、朝の時間帯は工事はないはずと思っていたら、自然渋滞で海老名まで低速走行でした。

海老名SAをひやかしに。フードコートはまだ人がまばらでした。

EXPASA海老名 下り 道の駅

昨年リニューアルしたカルビーキッチンを覗いてみました。全国に１５店舗あるようですが、神奈川ではこの海老名SAの下りのみの出店。カルビーこだわりの商品が購入できます。

カルビーキッチン 海老名SA店 グルメ・レストラン

”北海道行ったつもり便”じゃがポックル、北海道いもこまち、じゃがクリスピーインカのめざめの３種類がセットになって1日１０セット限定なんてのもあります。

店舗奥のキッチンでは、ジャガイモをスライスしてチップスを揚げているところを見ることが出来ます。定時に揚げたてのチップスが購入出来ます。

おやつに”カリッとおじゃがカリー風味”を購入。

レジで支払い時にライン登録して、これを頂きました。

ショコラひよこ。昨年から東京駅構内で限定販売されていましたが、高速道路へも展開したんですね。ひよ子の生地の中はチョコレート餡。その更に中に濃厚なチョコレートが入った３層構造になっています。３個で６４８円（税込み）なり。

海老名SAを出て、圏央道へ。

今日は快晴、海老名ICから丹沢山系がきれいに見えました。判りにくいですが、写真中央やや右の山のさらに向こうに富士山もきれいに見えています。

スムーズに圏央道を通過。鶴ヶ島JCTから関越道へ。

平日なので関越道もスイスイ。藤岡JCTで上信越道へ入ります。

下仁田あたりから日本三大奇景の一つとされる妙義山が見えてきました。この先、碓氷峠を超えていよいよ長野です。

妙義山 自然・景勝地

更埴JCTを右、北陸道方向へ。

須坂長野東ICを出たところで、昼も近くなってきたのでこちらへお邪魔しました。イタリアンレストラン　キャステロドラゴーネ。昼はお手頃ランチやってました。

キャステロ ドラゴーネ グルメ・レストラン

無料のお代わり自由ドリンクバーもあります。地元の方で席があらかた埋まっていました。

スモーク、クリーム、カマンベール、ブルー4種のチーズピザ。ボリュームたっぷり。

ワタリガニのトマトソースパスタ（ちょっと取り分けた後なので、見た目悪いですが美味しかったです）　

レストランの前の県道を高山村方面へ向い、豊野南志賀高原線（県道６６号）を約４０分程走ったところに雷滝への下り口を示す看板が立っています。すぐ手前の無料の駐車場に車を停め、ここから急斜面を１００メートルほど下って行きます。

雷滝 自然・景勝地

ロープを張った手すりの道を下りてゆくと、

雷滝見えてきました。

雷鳴の様に轟音をたてて落下するので雷滝を名付けられたそうです。落差約３０メートル、巾は約５メートルほどでしょうか。上部の岩の下、滝の裏側を通る歩道があり、裏側から滝を見ることが出来ることから、裏見の滝とも言われているそうです。

滝の裏側。かなりの迫力です。しぶきがかかってきます。

滝の裏側から回り込んで、滝壺の見えるところまで下りてくると、滝を一望できる展望スペースがあります。マイナスイオンたっぷりですが、この日は気温が低く、風花が舞う天気だったので、早々に引き上げました。新緑の頃なら最高でしょう。（11月下旬から4月下旬までクローズのようです）

来た道を戻る途中、この看板の横にある展望台から八滝も望むことができます。

八滝展望台 名所・史跡

展望台から眺めるだけになりますが、落差約１８０メートルで、８つの滝壺をもつことからこの名前がつけられています。この日は水量が少なかったのか、迫力に欠けるよう思えましたが、山水画の様な眺めでした。

八滝 自然・景勝地

志賀の横手山も近いので、付近の山には雪も見えました。

県道６６号線を下って、小布施町の曹洞宗岩松院へ。葛飾北斎や小林一茶ゆかりのお寺として有名です。

岩松院 寺・神社・教会

参道にある仁王門。左右に阿形、吽形が設えられています。それぞれの裏側には、観音像と大黒天が祀られていますが、小さくて見逃しがち。

門の先に本堂が見えてきました。この本堂の天井には、葛飾北斎の晩年の大作と言われる八方睨み鳳凰図が描かれています。畳２１畳分の鳳凰は１７０年程前に描かれ、今まで一度も塗り替えは行っていないと言われていますが、その色彩の鮮やかさと鳳凰の鋭い目の迫力に圧倒されます。また、この鳳凰図には富士山の隠し絵も描かれていますが、ぱっと見では分からないので、お寺の方に尋ねると教えてくれます。なお、本堂内は一切撮影禁止。拝観料５００円。

本堂を裏側に回り込むと、小林一茶とゆかりのある蛙合戦の池があります。

一茶が岩松院を訪れ、この池でアズマヒキガエルの雄が少ない雌を奪い合う合戦を見て、病弱で早世した初児千太郎を想い「やせ蛙　負けるな一茶　是にあり」を詠んだと言われる池。ここで生まれたアズマヒキガエルは、３～５年でまたこの池に産卵に下りてくるので、必ずかえる福蛙とも言われるそうです。春先の産卵のタイミングで見れたらラッキーということですね。

一茶直筆の句牌が池のほとりに立っています。池は冬季は閉鎖されて、本堂の池に面した部屋から見ることになるそうですから、直接見るのであればその時期を避けなければなりません。

小布施から渋温泉に向かう途中の志賀方面の山々。手前の紅葉のすぐ先に雪を纏った山が見え、冬はもうここまで迫っています。

渋温泉から林道をさらに登って今回の旅の目的地　地獄谷野猿公苑にやって来ました。駐車場（確か５００円）に車を止めてここから１５分程歩いて行きます。１２月から３月まではこの駐車場も冬季閉鎖となるので、その間は上林温泉にある無料駐車場か、バスの場合スノーモンキーパークバス停から約２キロ歩くルートのみになってしまいます。詳細はこちら　https://jigokudani-yaenkoen.co.jp/20201124-1254

鮮やかな紅葉が見える横湯川沿いの道を進みます。

野猿公苑手前にある地獄谷温泉後楽館。休業中です。右横に見えるのは、渋の地獄谷噴泉。国の天然記念物。

渋の地獄谷噴泉 自然・景勝地

野猿公苑の入り口。この階段を登ればもうすぐです。

地獄谷野猿公苑入り口が見えてきました。ここで入園料（８００円/大人、４００円/小学～高校）を払って入場します。

温泉に向かう遊歩道には、こんな感じで間近に猿がいます。襲ってこないか最初はビビりますが、猿も慣れたもの。のんびり穏やかで心配ありません。

温泉が見えてきました。ニホンザルがゆったり温泉に浸かっているのが見えます。

人も猿もくつろぐ姿は一緒です。気持ちよさそうに入浴中。

入浴指南中。

無事入浴。

よく洗ってね。

そんな中で、目を引くこの２匹の小猿。

先程からずっと２匹で抱き合ったまま震えています。

親猿の姿が周りに見えません。約３０分程ここにいましたが、結局親猿は現れず、ずっと２匹で抱き合ったままでした。逞しく生き抜いて欲しいものです。

充分癒されたところで、野猿公苑を後にします。もうすぐ１６時半。明るい内に、駐車場まで戻ることに。

渋温泉から中野市へ向かう途中で見えた夕景の北信五岳。中央から黒姫、妙高、斑尾かな？

長野への移動の途中、栗で有名な小布施町の竹風堂でおみやげを購入。

正月のおせち用に栗かの子。昔、志賀高原にスキーに行くとき、高速がまだなかった時代ここによって栗かの子を買い、スキーの後によく宿で食べていたのを思い出しました。甘くて栗のホクホク感がおいしいのです。

お店のサンプルですがこんな感じです。

帰ってからの写真ですが、栗入りのどら焼きもお土産にしました。あますぎず美味しかった。

小布施SAのスマートICから上信越道にのって、一つ先の須坂長野東IC経由で今夜の宿へ向かいました。下道を走っても大した距離ではありませんが、高速フリーパスならこんな時でも気軽に利用して時間を稼げます。
今夜の宿は、長野駅前のホテルメトロポリタン長野です。GoTOトラベルと長野県のふるさとお得キャンペーンクーポンを利用して、スーペリアツインが地方のビジネスホテル並みの料金で取れました。

ホテルメトロポリタン長野 宿・ホテル

２０１５年に新たに生まれ変わった長野駅善光寺口のファサード。善光寺につながるイメージを抱かせる木をふんだんに使用した列柱と、駅広場全体に張り出した大庇は、夜の景観も心地よい見応えがあります。

長野駅 (JR東日本) 駅

長野駅列柱

その長野駅前にある手打ちそばのお店　油やで晩酌です。ここは、息子とスキーの帰りに新幹線の時間待ちの時利用したことがあります。リーズナブルに信州のつまみで一杯やれます。

油や グルメ・レストラン

店内はコロナ対策で、席の利用も制限されていました。

何はともあれ今夜もビールでカンパイ！サッポロ赤星ラガーです。

つき出しは、ふきの和え物。素朴でおいしい！ビールに合う。

厚揚げのニンニク味噌かけ。これ香ばしくて熱燗が欲しくなる。

馬刺し　上ロースの角切り。これも熱燗だな～。

焼き銀杏。熱燗！

ということで、熱燗に切り替わりました。

さっぱりと大和イモの梅和え。

最後は、蕎麦屋酒で上がりです。おいしゅうございました。これだけいただいて6千円程。GoToクーポン３千円頂いたので、支払いは3千円程で済みました。ごちそうさまでした。

表に出ると、ビルの気温表示は５℃。熱燗で暖まった体が冷える前にホテルに戻りました。北信の一日目終了です。