
2020/11/12 - 2020/11/14
34位(同エリア102件中)
はまぐりさん
この旅行記のスケジュール
2020/11/12
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飛行機での移動
羽田 11:15(ANA4783)12:50 旭川
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徒歩での移動
旭川空港 → 千代ヶ岡駅
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電車での移動
千代ヶ岡 14:09(731D)14:55 富良野
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電車での移動
富良野 16:48(2479D)17:32 東鹿越
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バスでの移動
東鹿越 17:37(代行バス)18:46新得
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電車での移動
新得 18:53(2557D)19:58 帯広
2020/11/13
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バスでの移動
帯広駅バスターミナル 6:02(十勝バス)6:50 幸福
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バスでの移動
幸福 7:20(十勝バス)8:51 広尾
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バスでの移動
広尾 10:00(JRバス北海道)10:57 えりも岬
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バスでの移動
えりも岬 12:48(JRバス北海道)13:07 えりも
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バスでの移動
えりも 13:46(JRバス北海道)14:20 様似駅
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バスでの移動
様似 15:50(代行バス)17:44 静内
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バスでの移動
静内 18:07(代行バス)19:38 鵡川
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電車での移動
鵡川 19:58(2238D)20:26 苫小牧
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北海道での未踏破の路線が、代行バスの区間が中心になってきたのですが、今のところ、復旧の見込みが立たない上、日高線は2021年には鵡川~様似間が廃止されるということで、思い切って旅立ちました。
札幌はスキップしたので、ほとんど人はいません。
とにかく多いのは高校生だけというのが、ローカル線の現実の姿であることを感じます。
今回は北海道の岬を巡ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス ANAグループ JRローカル 徒歩 AIR DO
PR
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コロナ禍のため、飛行機が減便されており、出発はお昼前になりました。
まずは、富良野へ向かうべく、旭川空港へ向かいました。羽田空港(東京国際空港) 空港
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たくさんの飛行機が駐機しています。
やはり、こんなご時世ですから、仕方ないのでしょうが、どうにも寂しいものです。羽田空港(東京国際空港) 空港
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減便の影響か、客はそこそこ多いです。
羽田空港で購入したヨシカミ[http://www.yoshikami.co.jp/menu/sandwitch01.html]のカツサンドを選択しました。
羽田空港限定とのことで、トーストになっているとのこと。
サービスのスープと共に昼食としました。
味は言うまでもありません。 -
北海道では前の週に雪が降ったとのニュースもあったので、ちょっと心配でしたが、旭川は良い天気です。ただ、寒いことは寒い。11月中旬ですが到着時の気温は6℃。
ここから、最寄駅の千代ヶ岡まで歩きます。と言っても40分くらいかかるのですが。
だいたいそんな酔狂なことをする人は当然いないわけで、途中、全く人に会いません。
車はそこそこ通り過ぎていきますが。
でも、北海道の雰囲気を感じるにはそんなに悪くはない徒歩移動です。旭川空港 空港
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千代ヶ岡駅のすぐ近くにセイコーマートがあったので、水を購入。
セイコーマート[https://www.seicomart.co.jp/]でと言うのも北海道の醍醐味です。
駅について、富良野へ行く列車を待ちます。
途中人に会わなかったわけですが、ここから乗るのもやはり私一人です。千代ケ岡駅 駅
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富良野の駅に到着しました。
途中、美瑛、中富良野あたりだとそこそこ人は乗り降りします。
富良野の駅で、千代ヶ岡から帯広までの切符を購入します。
DF200(Red Bear)を見るとこれまた北海道にいるということを感じます。
ここから新得へ抜ける予定なのですが、次の列車まで2時間近くあります。
と言うわけで、富良野の街を少しぶらつくことにします。富良野駅 駅
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と言っても、見るところがないんです。
とりあえず、北海道のへそというのが売りの一つみたいなので、そこへ行ってみることに。
まずは、空知川まで歩きます。
冬の入りで雪が降り始めた時期ということで、まだ積もってはいないものの、土の部分にはチラホラ雪が。歩道にも少し雪が残っています。
北海道中心標はトタン作りのちょっと残念な標識でした。
とりあえず、写真だけ撮って早々に駅へ戻ります。
日が暮れ始め、どんどん気温が下がっていきます。16:30過ぎにはすでに1℃です。
駅に戻る途中で、趣のある建物がありました。
病院なのですが、北の国からにも出ているとのこと。後で知りましたが。北海道中心標 名所・史跡
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駅に戻って、待つことしばし。改札が始まりました。
北海道では、いくつかシリーズ物の記念入場券を発行しているので、この際に、少し入手してみることに。
上が北の40記念入場券[https://www.jrhokkaido.co.jp/kiha40/]
下が北の大地の入場券[https://www.jrhokkaido.co.jp/kitanodaichi/index.html]
と発売しているので、とりあえず買えそうなところで買ってみました。
JR北海道の経営に少しでも貢献できれば良いのですが。富良野駅 駅
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ようやく富良野を出発です。17:00前ですが、すっかり真っ暗です。
キハ40のお世話になります。
ほとんど客は乗ってきません。
ここから新得までが未踏区間になるのですが、残念ながら真っ暗で、景色はお預け。富良野駅 駅
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富良野から山の中へ向かっていきます。途中の駅はどこも雪に埋もれています。
もうすっかり冬の装いです。途中降りる人は本当に数名です。
50分くらいかけて、東鹿越に着きました。
折り返しの列車を待つお客さんは10人ちょっとでしょうか。
駅前に止まっている代行バスにも10人くらい乗っていました。
列車が着いて程なく、バスは出発します。東鹿越駅 駅
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幾寅、落合で私以外の人は全て降りてしまいました。
やはり、狩勝峠を挟んで生活圏が分かれているようです。
狩勝峠はすれ違う車もほとんどなく、街路灯もありません。
中央分離帯の緑と道路の端を示す赤のLEDだけがただただ続いています。
途中、サホロリゾートに寄るのはバスならではですが、乗り降りもなく、外には鹿だけがいました。
降りきったところで新得の街に入り、すぐに駅に着きました。
到着は予定より10分ほど早着です。新得駅 駅
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新得からは再び列車に乗ります。
相変わらず、乗客はあまりいません。
帯広までは1時間ほどです。
時折、乗客が乗り降りしますが、ほとんど人の動きはありません。
柏林台の直前にある帯広貨物駅で止まったので何事かと思ったら、乗務員が交代したようす。これも、昼間だと様子がわかるのですが、真っ暗なので、何もないところに急に止まった感じになってました。新得駅 駅
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定刻に帯広に到着しました。
本日のホテル(HOTEL NUPKA[https://www.nupka.jp/])は駅から5分ほどでしょうか。
新しめで、ロビーではコーヒーがセルフサービスで飲めます。
部屋は少し狭いですが、個室で、寝るのであれば十分です。
シャワーもついていましたが、事前調査で帯広は温泉に入れるとのことで、出かけてみることに。宿で、情報収集して、寒いですが出かけます。HOTEL NUPKA (ホテル ヌプカ) 宿・ホテル
2名1室合計 4,100円~
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温泉に出かけがてら、帯広駅に寄ります。
21:00も回ると流石に人通りも少なくなります。帯広駅 駅
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夜に駅まで来たのは、明日の切符を購入するためです。
今回利用しようとしていた切符[https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Otoku/006454/]がGo Toのクーポンでしか買えないということで、一度、宿によって、クーポンを受け取ってから再び駅へ出向いたのでした。
無事切符も入手して、温泉に向かいます。
合わせて記念切符も入手しました。帯広駅 駅
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駅から15分ほど歩くと住宅地の一角に温泉(アサヒ湯)があります。
改装して間もないのか、中もかなり綺麗です。
銭湯形式の温泉ですが、21:30を回っていたこともあり、私以外には1人だけ。
おかげでゆっくり温泉に入れました。アサヒ湯 温泉
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温泉から宿へ戻る途中で、夕食を食べるべく、店(かかし[http://www.kakashi-omotenashi.com/])を探していたところ宿の通り沿いに、郷土料理の店があったので入店しました。
ビールは当然Sapporo Classic[https://www.sapporobeer.jp/classic/]。
帯広名物といえば豚丼ですが、上の肉の部分だけ提供していたので迷わず注文。
さらに、北海道の料理としてざんぎとじゃがバターをいただきました。
じゃがバターはイカの塩辛がついていて、この塩気とバターとじゃがいもの組み合わせがとても合います。
値段もリーズナブルで満足度は高いです。かかし グルメ・レストラン
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お店は22:30で閉店ということで、少し飲み足りなかったので、宿の前のローソン(帯広駅北店)でビールとおつまみを購入し、ちょっと飲み直しです。
ビールはまたもやClassic。北海道らしいおつまみを買って、部屋飲みしながら、本日の情報整理をして、0:00前に就寝です。HOTEL NUPKA (ホテル ヌプカ) 宿・ホテル
2名1室合計 4,100円~
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翌日はまだ暗いうちから行動開始です。
始発バスに乗るべくバスターミナル[https://www.tokachibus.jp/2018/05/24/6734/]へ来ました。
バスターミナルは5:40から21:00まで空いているとのこと。早朝から夜遅くまで空いているのは、寒いので助かります。
黄色い十勝バス[https://www.tokachibus.jp/]が出発の直前にやってきました。
まずは、幸福駅へ向かいます。帯広駅バスターミナル 乗り物
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帯広から様似までは、『南十勝・えりも』とんがりロード散策きっぷを利用します。(2020年は販売終了しています)
きっぷは昨日のうちに買っていたのですが、今朝でも買えましたね。
窓口の空いている時間が事前の調査でわからなかったので、この切符が買えるか不安だったのですが、よかったです。帯広駅バスターミナル 乗り物
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幸福へ向かっている途中で日が昇ってきました。
本日もまずまずの天気になりそうです。
まだ早いこともあり、お客さんは私の他に1人だけでした。
途中からチラホラと学生が乗ってきました。 -
観光地といっても早朝から訪れるような酔狂な人は流石にいないようで、ここで降りたのは私だけでした。
旧幸福駅はここから歩いてすぐです。
霜も下りるくらいの寒さではありますが、天気が良いので気持ちがいいです。
昨日は暗くてわかりませんでしたが、北海道と言っても十勝あたりだとまだ雪は降っていないようで、それらしい形跡はありません。
そう、純粋に寒いのです。 -
帯広空港にも近い(といっても5Kmありますが)、空港へ向かう道を少し歩くと到着します。
かつての広尾線の駅で幸福→愛国の切符で有名となりましたが、今は静態保存されているキハ22が2両あって、あとは土産物屋があって微妙に観光地化されているよ状況です。
駐車場は早朝ということで、トラックが一台だけ止まっていました。
それでも、きっと、廃線前はこんな感じだったのだろうと想像できるだけの状態が保存されているように思いますし、天気に恵まれたと事もあり、北海道のローカル線の一風景を切り取れたと、自分の中では満たされました。幸福駅(幸福鉄道公園) 名所・史跡
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幸福から再び十勝バスに乗ります。
バスが1本違うと、乗客の内訳も変わります。
時間的に、通学時間のため、中札内あたりから徐々に学生が増えてきて、いつの間にか立っている客も。
とは言っても、更別、大樹あたりでほぼ降りてしまい、最終的に広尾まで乗っていた客は私だけでした。
広尾からのえりも岬方面へのバスまでは1時間ほどあります。
といわけで、ちょっと街をぶらつくことにします。
広尾は帯広と違い、海沿いなので、ししゃも(本物のほう[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A2])が有名ということもあり、あちこちでししゃもラリー[https://hiroo-kanko.jp/2020/10/01/shishamo-rally/]なるのぼりが立っています。
あとはサンタランドが推しということで、マンホールにもサンタクロースが。
一方で、十勝神社なんていうものもあったりします。広尾線鉄道記念館 名所・史跡
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街をまわって(ですが、ほとんど人とはすれ違わず)、広尾のバス乗り場へ戻ってきました。今度はJR北海道バス[https://www.jrhokkaidobus.com/timetable/routebus_samani/]続いてえりも岬へ向かいます。
広尾を出てすぐに海沿いの道に出ます。
フンベの滝を過ぎ、海鳥が羽を休めている姿を見つつ、バスは海沿いをひたすら走ります。
天気が良いということもあり波はどちらかというと穏やかです。
以前は海岸線に沿って道路が作られていたようで、その跡がそこかしこにみられますが、今は新しくトンネルがたくさん作られていて、車で走るには楽になっているようです。
ただ、バスに乗り込んだのは私だけ、えりも岬まで乗っていたのも私だけ。
途中のバス停で止まることは全くなく、普段の平日だと客が0という日もあるのだろうなと思うとちょっと切なくなります。黄金道路 自然・景勝地
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1時間ほどでえりも岬に到着しました。
風のまち「えりも」というキャッチフレーズにもある通り、かなり風が強いというイメージで襟裳岬に着いたのですが、、この日はほとんど風がなく、もしかしたらえりも岬には珍しい日だったのかもしれません。逆に、本来の襟裳岬の醍醐味は味わえなかったのかもしれませんが。
吉田拓郎曲/岡本おさみ詩の有名曲[https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%9F%E8%A3%B3%E5%B2%AC_(%E6%A3%AE%E9%80%B2%E4%B8%80%E3%81%AE%E6%9B%B2)]では、「何もない」というくらいで、実際行ってわかりましたが、とにかく周りにほとんど木がないのです。風が強くて木が育たないのだとすれば、やはり相当風が強いのでしょう。(本当は何もない違いらしいですが。)
そしてもう一つ初めてわかったのは、某有名曲の他に、島倉千代子の歌う、全く違う襟裳岬という曲があることで、歌碑が2つ並んでいました。(これも、実はこちらの歌碑の方が先にあったらしいですが。)襟裳岬展望台 名所・史跡
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灯台付近は先っぽの感じがなくて、その先に先端というのもあるのですが、その下にさらに海近くまで降りて行かれます。
となれば、行きたくなるのが人の性というもので、下へ降りてみました。
敬意としては、上が先端なのかもしれませんが、行ってみるとやっぱりこっちの方が先端です。北海道でも太平洋側だとこの時期でも穏やかです。(本当は、今日が稀なのかもしれませんが。)
昆布が干してあり、これまた北海道な感じです。
一通り巡って、昼食を食べるべく、観光センターへ行きます。襟裳岬 自然・景勝地
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お昼はえりも岬定食。焼き鮭、刺身、昆布などこの辺りの地のものの合わせ技です。
時折団体客がやってきて、お昼を食べたり、土産物を見たりしています。
BGMは「襟裳岬」(吉田拓郎曲/岡本おさみ詩)のヘビーローテーションです。
いろんな人がカバーしているようで、森進一バージョンは流れず、別の人バージョンだけで構成されているようです。それだけの名曲という事でしょう。えりも岬観光センタ- グルメ・レストラン
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次のバスに乗って、えりも市街へ向かいます。
様似へ直行してもよかったのですが、どちらのバスで行っても、様似から乗るバスは同じ時間という事で、途中下車してみることにしてみます。
相変わらず乗客は私だけですが。
バスは海へ向かって下って行き、20分ほどでえりもの街につきました。 -
えりもの街に着きました。降りたのは公園の隣のえりも駅ですが、街の中心はひとつ前の本町です。セブンイレブンがバス停の隣にあり、すぐ近くには漁協の直売所なんかもありますが、ここにいただけでは少し時間を持て余しそうなので少し歩いてみます。
さすがに街なのでそれなりに人もいて、スーパー(漁協運営です)もあります。
40分ほど待って、次のバスに乗ります。
ここでは私の他に2人ばかり乗客がありました。が、すぐに降りてしまって、様似まで乗り通したのは、やっぱり私だけなのでした。えりも町灯台公園 公園・植物園
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次のバスまで1時間半。
まずは、駅の様子を観察です。
列車が来なくなってからすでに5年が経過しているので、線路はすっかり錆び付いています。
来年には廃止されることが確定しているわけですから、もう、ここに列車が入ることはないかと思うとちょっと寂しく感じます。
一方で、列車が来ていないので、鉄道ファンらしき人達の姿はありません。様似駅 駅
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時間もあるので、ここでも少し町歩きをしてみます。
役場の前には、橄欖(かんらん)岩広場なるものがありました。
橄欖岩というのが様似の名物なようで、ゆるキャラもいる様子。
のちに調べたところでは、ペリドットという宝石が橄欖石とのこと。
並んでいた岩は緑(オリーブ(橄欖)色)の印象はなかったのですが、石好きにはたまらないんでしょうかね。
駅では記念に切符を買いました。
車で買いに来る人はいますが、代行バスを使ってきた人は1人だけでした。
もう間も無く、この切符もみることができなくなるのですね。様似駅 駅
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ここから使うのが、GoTo HOKKAIDO 乗り放題パスです。
帯広で買っておいたものがようやくここで使えます。
代行バスなのでこの切符が使えるわけですが、廃止されると移管されるので、JRの切符でバスに乗ることはできなくなるのでしょうかね。様似駅 駅
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駅の隣は観光案内所になっています。
前述の橄欖石やらちょっとした水産加工品などを見ながら、バスを待ちます。
向かい側にもバス停があるのですが、JR北海道バス日勝線のバス停は使わず、駅舎側に代行バスが止まるのは、鉄道の代行であるということのせめてもの意地のように感じてしまいました。(襟裳岬からついたバスも駅の奥のバス停に止まるのです。)ちょっと切ないですけど。
代行バスは私の他1名(先ほど代行バスに乗ってきた人です)をのせて、様似を出発します。様似駅 駅
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日が暮れ始める中、バスは海沿いの道を進んでいきます。
それにしても、日高線は随分と海の近くに線路が敷いてあるのだと実際に現場で見ると感じます。
砂浜みたいなところにチラチラと線路が見え隠れしています。なるほど、災害に遭う可能性は高そうです。
そして、バスは、列車代行なので、なるべく駅の近くに止まろうとするわけですが、利便性が優先される部分も当然あるわけで、東町は浦河高校の前に、浦河は町役場の前に止まります。(他の駅も、日勝線のバス停が駅代わりというところが結構ありました。)
この辺りで、いよいよ暗くなってきました。
ちょうど帰宅時間と重なったこともあり、高校生でバスは満席となりました。
一方で、鉄道が必ずしも国道沿いに走っているわけではないことから、寄り道するようなルートをとっていて、時間がかかります。
廃止されることで、こうした駅の近くの人たちがどうなるのかも気にはなる一方で、街の間を最短で結ぶなら、当然国道をまっすぐ行くわけで、どうなるのでしょうね。
そして、襟裳岬へ公共交通機関で行くのはますます難しくなりそうな予感です。 -
すっかり暗くなった頃に静内に到着しました。
次のバスまで20分ほどあるので、駅のなかで次のバスを待ちます。
静内も廃止対象の区間内ということで、記念に切符をここでも購入しました。
静内も新冠も鉄道の駅は間も無く無くなってしまうのですね。静内駅 駅
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静内は競走馬の産地ということもあり、馬のパネルが駅の中に飾ってありました。
出発まで20分あるのですが、鵡川へ向かうバスは高校生が結構乗るため、
ギリギリに乗車すると座席の確保が出来なくなります。
とりあえずは、最後尾の席を確保できましたが、乗客がいっぱいになって、バスは静内を出発しました。静内駅 駅
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静内を出たバスは、駅の近くで学生を次々と下ろしていきます。
その度に客は減っていきます。(一方、乗る人はいないのです。)
駅へ寄ることがこのバスの使命なので仕方がないのですが、なかなか鵡川につきません。鵡川に着く頃にはほとんどの乗客が降りてしまい、列車へ乗り継ぐ客は3名ほどでした。
鵡川は無人駅です。交通センターとは名乗っていますが、寂しい限りです。
どこか(苫小牧?)からのアナウンスだけが流れてきます。
待合室には町のPRが色々貼られています。
むかわ竜[http://www.town.mukawa.lg.jp/3076.htm]がここで見つかったことに気づいたのもここででした。
残念ながら今回は見られませんが、いずれ機会があれば。
一方で、苫小牧から着いた折り返しの列車からは結構な数の客が降りてきました。
距離的には苫小牧の通勤通学圏なのかと認識しました。
その意味で、この短い距離だけでも鉄道を残す意味があるということを感じる一方、この先は、繋がっていないと、残すだけの需要がないとの判断がされた事実も感じざるを得ませんでした。
到着した列車は2両で、1両ずつに切り離され、1両はすぐの折り返しに、もう1両はそのあとの列車になるようです。
列車に乗ったのは、バスから乗り継いだ3人だけなのでした。鵡川駅 駅
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真っ暗な中を列車は苫小牧へ進みます。
未踏破区間ではありますが、真っ暗で景色は見られず。
昨日の根室線同様、ただ乗っただけになってしまいました。
(これらの区間はすぐには廃止されるわけではないはずなので、いずれ昼間に再度乗りにいかなければ。)
鉄道に乗りに来たはずなのですが、これだけの時間を移動して、鉄道に乗ったのは鵡川から苫小牧の間の30分だけ、それ以外の移動は全てバスということで、異例の移動の日となりました。
最も何回も北海道へ来ていながら、日高線が未踏破だったのは、この行きにくさがあってのことなのですが。本当はもっと早く来たかったなと。欲を言えば、富内線が廃止される前に来たかったのですけどね。苫小牧駅 駅
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苫小牧駅に予定通りに着きました。
本日の宿(天然温泉樽前の湯ドーミーイン苫小牧[https://www.hotespa.net/hotels/tomakomai/])は駅から10分ほど歩いたところにあります。
思ったよりも駅からは遠い感じがします。
それでも、この辺りが町の繁華街近くのようで、駅が繁華街から遠いだけなのでしょう。
宿には大浴場があり温泉に入れますし、同じ建物の1階にはセイコーマートもります。天然温泉 樽前の湯 ドーミーイン苫小牧 宿・ホテル
2名1室合計 6,150円~
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宿にチェックインして、昨日同様切符を買うために駅まで戻ります。
明日も朝が早いので、今日のうちに切符を準備しました。
そして、併せて記念切符も購入。
苫小牧の北の大地記念切符は1枚だけど2枚綴り風という技で、地図をフォローするみたいです。苫小牧駅 駅
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宿から駅へ向かう途中で、目をつけていたお店に入ります。
帯広と違い、海が近いので、今日は魚メインの夕食を選択しました。
刺身、ししゃも、じゃがバターを日本酒にあわせてみました。
どれも美味しく、特に、刺身の盛り合わせは、北海道で食べたいと思っていた魚が盛り付けられていて、こちらの期待通りの品々で満足しました。
(ちょっと想定よりは高かったかな。一人だからしょうがないですが。)みね グルメ・レストラン
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宿に戻り、水を買おうと1階のセイコーマートへ行ったところ、Sapporo Classic 富良野 VINTAGE 2020[https://www.sapporobeer.jp/classic/furano/]が売っていたので思わず購入です。
実はこの時期ならどこでも買えるかと思っていたのですが、ローソンやセブンイレブンでは売っておらず、コンビニで買うのは難しいのかとちょっと諦めていたところここでようやくお目にかかれました。さすがセイコーマートです。
他にも北海道産のつまみが充実していて、思わず自分の土産用に大量買してしまいました。天然温泉 樽前の湯 ドーミーイン苫小牧 宿・ホテル
2名1室合計 6,150円~
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今日も朝一の出発です。
苫小牧はアイスホッケーの盛んな街[https://www.ojihockey-fan.jp/]だけあって、オブジェもアイスホッケーをしています。
などと感じ入りつつ写真を撮っていたら、列車の時間がギリギリになってしまいました。
昨日のうちに切符を購入していてよかった。
写真を何枚か撮って、乗り込んだところで、列車はまもなく出発しました。苫小牧駅 駅
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今日もGoTo HOKKAIDO 乗り放題パスを使います。
苫小牧駅 駅
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始発列車に乗ったので、苫小牧出発時点では真っ暗でしたが、室蘭に近づくにつれて徐々に日が昇りはじめ、明るくなってきました。
すっかり日が昇りきった頃に東室蘭に到着します。
東室蘭から室蘭が今回の目的で未踏区間になります。
右側はずっと製鉄所です。これがあるから、この盲腸線が生き残っているのだろうと想像しつつ、列車に揺られて母恋へ向かいます。 -
母恋へ着きました。降りる人は土曜日だからか、まばらです。
駅前の道路は丁字路で、地球岬へ行くバスにも乗ることができたのですが、目の前を地球岬団地へ行くバスが通り過ぎてしまいました。
今回は時間もあるので歩いて地球岬へ向かうことにします。母恋駅 駅
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駅から団地まではだらだらとした登り坂が続きます。岬へ向かうという目的がないとただ住宅地の中を歩いているだけなのですが、地球岬団地のバス停を目前にして急に勾配がキツくなります。
団地を抜けて、さらに急な坂をひたすら昇り、息絶え絶えで登りきると、目の前に海が見えてきました。
ここが金屏風とのことで、右へ曲がれば地球岬。
ですが、左側にも何かあるようなのでまずはそちらへ行ってみることにします。金屏風 自然・景勝地
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金屏風から左へ曲がり、結構な登りがあり、登りきったら今度は下に。その奥にまた登りがあって、ちょっと失敗したかなと思って、とりあえず下り切るところまでは行ってみるかと思って、下りの途中にトッカリショがありました。
海岸まで降りられそうでしたが、流石にここまで歩いて疲れてしまい、上から眺めるだけにしました。それでも、なるほど、トッカリショ。尖った岩が見えて、独特の風景が構成されていました。ただ、誰も人がおらず、風があって寒いです。トッカリショ 自然・景勝地
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トッカリショから金屏風まで戻り、さらに真っ直ぐ進んで、地球岬へはまた少し登ります。
地球岬は観光地として整備されていて、大きな駐車場や(開いてませんでしたが)ちょっとした売店もあります。
が、この時間のせいなのか、この季節のせいなのか、人気はまったくなし。
(戻り始める頃に車でカップルが1組きましたけど。)
おかげで存分に写真を撮ったり景色を見たりできたのは僥倖と言うべきなのでしょう。
水平線が丸く見えるというのがよく聞く話なのですが、どうでしょうか。写真ではちょっとわからないですが、太平洋が一望でき、灯台のアクセントもあって、町からも近いと言うことで、観光地としての立地は良いなと。
やっぱり、岬って、地形としては惹かれるものがあります。地球岬展望台 名所・史跡
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地球岬からは室蘭の市街地まで歩いて下ります。
途中でチャラツナイにも展望台があったので寄ってみました。
こちらも尖った岩が見えます。
チキウが断崖という意味だとのことで、まさに言葉通りです。
こちらの道は、ちょっと狭いし、人も住んでないし、いかにも岬へ行く道という趣です。どうやら裏口から入ってしまったようですね。でも、あのギャップは悪くないと思いますけどね。チャラツナイ 自然・景勝地
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街に向かって下っていくと、湾内と白鳥大橋が見えてきました。
ここまでくると、室蘭の市街地まではもうすぐです。
一気に坂を下って、大きな通りに出たらば、室蘭の駅はすぐ着きました。 -
時刻は事前に調べていましたが、乗ろうとしていた列車の時間には結構余裕がなくて、トイレに行って、切符を買ったら間も無く列車は出発しました。
室蘭駅 駅
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室蘭駅はなかなか立派ですね。
駅前広場にはめ込まれていたタイルには鯨とサッカーボールが描かれています。
さすが、高校サッカーの強豪があるだけのことはあります。
室蘭から母恋まで乗って踏破ですが、そのまま東室蘭へ。さらに、登別(温泉[http://noboribetsu-spa.jp/]の感じはしなかったです。)、白老(CMでやっていたウポポイ[https://ainu-upopoy.jp/]は駅からすぐで、窓から見えました。)、社台(なんか聞いたことがあると思ったら、競走馬の牧場があるのですね。車窓から馬が放牧されているのが見えました。)、錦岡(周りに何もない線路沿いの道を若者が歩いていると思ったら、苫小牧駒沢大学ってのがありました。)と通って、苫小牧には11:00過ぎに到着。室蘭駅 駅
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次の列車まで2時間強あるので、駅からはちょっと離れていますが、カレーラーメンの元祖(味の大王生粋総本店[http://curryramen.com/])という店へ行ってみることに。
ホッキカレーというのも名物(にしようとしている)とのことで、Wカレーになってしまうと思いつつ、カレーセットを注文です。
カレーラーメンとホッキカレーで食べ比べてみると、ルーがちょっと違う味になっている気がします。(自信なし)
どちらが好みかといえばカレーラーメンです。
昼ちょっと前に入店したので、空席もそれなりにあったのですが浅はかでした。
12:00を過ぎた途端に、客が次々と来店して、瞬く間に席が埋まりました。
さすがに4席テーブルを占有するわけにもいかず、食べ終わったら早々に退散です。
再び駅まで戻っても出発まではまだ時間があったので、駅前にあるドンキホーテを覗いて見ることに。
1階の酒売り場を眺めていたら、昨日飲んだSapporo Classic 富良野 VINTAGE 2020 がセットで売っていたので土産で購入です。(新千歳空港でも土産用にたくさん売っていたのですが、当然ちょっとですが安いので、悪くない買い物でした。)味の大王 生粋 グルメ・レストラン
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ここからまた未踏区間です。
乗るのは室蘭本線ですが、列車は日高線カラーです。
沼ノ端の直前で日高線、沼ノ端を過ぎて千歳線と分かれて、田畑が広がる中を進んでいきます。
沼ノ端~岩見沢はローカル区間ですが、ずーと複線ですね。
各地の炭鉱から港へ搬出するためなのかなと想像されますが、今となっては、無用の長物という印象です。申し訳ないですが。苫小牧駅 駅
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追分を過ぎて、徐々に北海道の内陸に入っていくと、雪が積もってきました。
この辺りで、胆振から空知へ入ったということなのでしょうか。
今回は十勝、日高、胆振といったあたりを中心に巡ってきたので、どちらかというと氷の世界でしたが、今回通ったところでは、上川、空知といったあたりは雪の世界なんですかね。 -
岩見沢に到着して、今回の目的は達成です。
あとは、帰るために札幌経由で新千歳空港へ向かいます。
乗り換え時間はそれほどなく、旭川方面への乗り換えは、急かされましたが、目的は札幌なので、写真を撮りつつ、出発を待ちます。ちょうど、先をいく特急ライラックが到着しました。
そのあと、旭川方面へ向かう、貨物列車も通り過ぎて、ようやく札幌行きの普通列車は出発します。岩見沢駅 駅
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今日はここのところまで、雨や雪が降りはしないものの、天気はイマイチなせいか、日が出ているにもかかわらずなんとなく暗いのです。
16:00を回ったくらいなはずなのですが、すっかり日暮れの趣です。
それでも列車は各駅に止まりつつ、札幌へ近づいていきます。 -
予定通り札幌駅に着きました。
札幌でエアポート快速に乗り換えます。(奥に見えるのは特急北斗でしょうか。)
今回の旅行では、札幌滞在は8分です。札幌駅 駅
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札幌から新千歳空港へ向かいます。
流石に北海道の大動脈だけあって、乗っている人も多いです。(今日だけが割と人の多いところを移動しています)
夕景を車窓から眺めていると、大都会の近くの幹線沿いでも山の上に木が一列に並んでいる景色はいかにも北海道の景色です。
夕日で木が影になっていて、影絵で描かれた景色を見ているようでした。 -
新千歳空港[http://www.new-chitose-airport.jp/ja/]に到着してあとは帰るだけですが、少しだけ時間もあるので空港の売店を覗いてみます。
新千歳空港 空港
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さすが北海道の玄関口ということもあって、北海道各地の名物が売られています。
一通り回ってみて、夕食の時間と重なったので、弁当(美食千歳[http://www.new-chitose-airport.jp/ja/spend/shop/s189.html])を買って、ラウンジで夕食です。
ビールはここでもSapporo Classic。
弁当はイクラ、うにが敷き詰めてある弁当です。
弁当ですが、ウニが新鮮で崩れておらず、当然ですが美味しいわけです。
最後に魚卵を食べて、北海道を締めました。新千歳空港ANAラウンジ 空港ラウンジ
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羽田空港(東京国際空港) 空港
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