勉強になった屋久島の旅(縄文杉に会えなくリタイア組)

2020/10/31 - 2020/11/02

　縄文杉に会いたくて屋久島に行き、日帰りの縄文杉トレッキングツアーに参加。無事に終えたいと思い、身体を慣らすため3週間前から山登りやスクワット、階段昇降など頑張ってしました。が、付け焼き刃の運動では玉砕され、数少ないリタイヤ組となりました。結局いけたのがウィルソン株までとなりました。
　昔、登山はやっていたとはいえ膝を怪我して運動もせず、通勤はマイカーで、普段の運動をする機会といえば週2.3回のホットヨガだけでは難しかったようです。
　リタイヤ組の旅行記が少ないので今後トレッキングツアーに参加される方の参考になればと思い、書かしてもらいました。

エリア 屋久島(鹿児島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

大阪国際空港から鹿児島空港まで15：05出発の飛行機に乗り込みます。この日はこの時間帯しか取れなかった。
月末の仕事の追い込みのため寝不足と普段の旅とは違う緊張感があります。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

JALのドリンクサービスのホットコーヒーとスープが復活。嬉しい。
写真はホットコーヒー。

鹿児島空港に降りて、16：50発の屋久島行きのプロペラ機に乗ります。そのときのアナウンスが「強風につき屋久島に着陸できなければ引き返すこともあります」とのこと。無事につきますように。

屋久島に無事につきましたが、17：30を回るとあたりが薄暗く急いでレンタカー会社に。今回は日産レンタカーにお世話になりました。車種は忘れたけれど乗りやすかったです。ホテルはシーサイドホテル屋久島にお世話になりした。8畳の新館和室。値段は一番安かったですが、オーシャンビューのお部屋でした。

THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN ＆ FOREST 宿・ホテル

ユニットバスとトイレ。バスは濡れた衣類を干したり置いたりするのに大変役に立ちました。

THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN ＆ FOREST 宿・ホテル

夕食です。この後天ぷらやごはんなど出てきてました。出汁もしっかりついていておいしくいただきました。明日のために早く寝たかったのですがお腹いっぱいで寝るのが窮屈でした。

THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN ＆ FOREST 宿・ホテル

　4時にピックアップです。ガイドさんがホテルまで迎えにきました。屋久杉自然館まで行きそこからシャトルバスへ乗り込みます。シャトルバスはくねくねした道で胃の中に何かあったらリバースしているはずでした、改めて自分が体調がよろしくないと感じました。雨降りの中、登山口の待合室で朝のお弁当を食べレインウエアを着て縄文杉へ向けて出発します。
　緩やかな登り坂のトロッコ道が続きます。自分のペースで歩くのならきつくはないのですが皆さんのペースで歩くとなるとジャブを食らうみたいに息が上がりついていけなくなりました。私のペースに合わせると時間内に帰ってこれないとガイドさんが判断されたのでしょうか、目標を縄文杉ではなくウィルソン株へ打診されました。これ以上他のメンバーに迷惑をかけられないので、ガイドさんから投げられたタオルを素直に受け取りました。

ツアーから遅れて友人と一緒にウィルソン株まで行きます（友人も限界だったようです）自分のペースで歩くためか周囲を見る余裕が出てきてきました、仁王杉です。このとき橋の上で人をよけたために転倒し、額を切ったおにいさん元気ですが、友人が心配しております。濡れた絆創膏でよかったのかと。

大株歩道ここから登山道が始まります。ここを登っていく中体幹バランスがとれず木の根っこにしがみついたり、足元が不安定で足がすくんでへっぴり腰になったり「昔わたし、山ガールだったんですよ」いったら誰が信じてくれるでしょうか。長年使っていないものが完全に退化しております。人も物も使っていないと廃れてしまうんですね。

やっとのこさで、出会いましたウィルソン株のハート。全身ずぶ濡れでよれよれの状態だけど見た目を気にせずに頑張った甲斐がありました。縄文杉には会えなかったけどこれはこれで満足です。ちなみにしゃがまないときれいに撮れないのでしゃがむと次に立ち上がれない状態でした。

　他のツアーのガイドさんが置いて行った木霊ターイム(持ち主であるガイドさんがこういうに呼んでおりました)。他のツアーのガイドさんが「大丈夫ですか」「無理をしないでね」といった優しい声かけにジーンとなったのも確かで、別に自分についていたガイドさんが冷たいとはいってなく、若い彼は彼なりに励まし方だったと思います（そう思いたい）

ウィルソン株を観て、待ち合わせ場所の登山道入り口へ向かいます。へっぴり腰で階段を降り、途中で道を間違えて沢へ行ってしまい「その道ちがいますよ」別のガイドさんが声をかけてくださったり、下り途中で膝のお皿の下が痛くなり1時間、時間をかけて大株歩道入口まで降りてきました。膝も限界に来ていて、ツアーから降りたことはやっぱりよかったと思いまた。

三代杉を見つけました。一代目が2千年前に倒木し、2代目が1千年前に伐採。3代目の年齢が数百年。ちょっとだけ縄文杉にちかいのかなと。待ち合わせ時間が3時間以上ありますので他の杉を見る余裕があります。

歩いても歩いてもトロッコ道。ずっと出口がないと思ってしまう錯覚に陥ります。

大岩がゴロゴロの川、本州にはない川です。立ち止まって見てしまいます。

途中で雨が上がり日が差し込みます。ほっとし、思わず写真を撮ります。

橋の向こうに看板が、ゴールはすぐそこ。

今回のトレッキングツアーを参加して失敗したことは屋久島に行くと決まった時から体力づくりをしてなかったこともそうですが、一番の失敗は給水や食事のタイミングがちゃんとできていなかったこと。給水箇所はいっぱいあるとは知っていても給水箇所の場所を把握していないとボトルに水が入れられないし、水が飲めない。
　また、食事はどこで食べたらよいか分からず、慣れないトレッキングの緊張で空腹が感じることができず、昼食をとったのは2時ごろの小杉谷集落地で食べました。
　「ガイドがついているから任せとけば安心」ではなく、何らかの事情で別行動をしないといけなくなった場合のことを考えて、ある程度地図を頭にいれておいたほうがよいと思う次第です。

　ホテルに戻り、コーヒーと甘いものが食べたくなり、たんかんシャーベットを購入。たんかんシャーベットは甘酸っぱく心身ともに癒してくれました。

夕食です。昨日と違うメニュー。魚中心で、おいしくいただきました。

たんかんジュースがあったので頼みました。ふつうのミカンジュースと違い、味が濃ゆく癒されました。

3日目最終日です。一緒に同行していた友人か「西部林道に行きたい」といい、
急いて支度をし、レンタカーで屋久島を一周します。西部林道に入った途端狭い道に変わります。

屋久島のサルに出会い、天敵がいないのかのんびりとしていますね。

鹿は会えるのですが、すぐいなくなってしまう。ジビエにされることを知っているのでしょうか。

途中で大川の滝と出会いました。近場までいきたいのですが、昨日の筋肉の疲労にて階段の昇降ができません。

　昼食の時間です。お土産物やさんの勧めでありかたぎりさんへ伺います。

定食・パスタ かたぎりさん グルメ・レストラン

トビウオのひつまぶしです。1,200円税抜き

トビウオのかば焼き、肉厚です。

あごだしでいただくお茶漬けがおいしくいただきました。うなぎのひつまぶしもおいしいのですが、こちらのほうはさっぱりとしていました。

飛行機の時間になり、レンタカーを返し屋久島空港へ戻ります。なんか名残惜しいです。

屋久島空港 空港

いろんなことがあったけどいろいろ勉強させられた旅
でした。
また、この次は体力をつけてくるからね。

たんかん館でたんかんジャム
武田館で一輪挿し、だし醤油、すぎのかおりのスプレー
ぷかり堂で苔玉
自分のご褒美です。共通クーポンで日ごろ躊躇するものまで買ってしまった。

この旅行記へのコメント （2）

• cocovanilaさん 2021/06/17 22:04:08

  リタイア旅行記　ありがとうございます。

  来月　縄文杉に行こうと思っているのですが　22km10時間に躊躇しています。
  
  2年前までフルマラソン走っていたのですが　年々ゴールがギリギリになり　コロナもあり　完全やる気をなくし・・・平坦な道を30分位あるく位で　　私に行けるのか？・・・です。最悪ウイルソン株な提案もあるんですね。とても参考になりました。　

  pico2030さん からの返信 2021/06/17 23:52:38

  Re: リタイア旅行記　ありがとうございます。

  　コメントありがとうございます。
  　旅行が終わったあとや仕事で詰んでいるいるときに年々体力が落ちてきていることを感じ日々です。cocovanilaサマが日頃平坦な道30分を毎日続けることはすごいことだと思います。
  　cocovanilaサマの縄文杉トレッキングツアーが素敵なものになるように祈っております。