のびのび・ゆったり　でも展示品はガラクタばかり　カネかえせっ！第７２回正倉院展

2020/11/02 - 2020/11/02

今年も「正倉院展」の季節がやってまいりました。

例年と違うのは、完全予約制となった事です。

不便と言えば不便なのですが反面、ゆったりと見て回れるのは嬉しいことです。
また、展示品が５９点ということもあって陳列ケースが少なく、館内も広々として入館者どうしが密になることもありません。
そして、展示品に今まで注目される事が少なかった武具と薬が多く見られたのも今回の特徴です。

しかし問題は此処からです、展示品がガラクタばかりなのです。
確かに名品を数多く展示したなら入館者が集中してしまい三密状態になってしまいます。
例年では何点かウリを並べるのですが、今回はその様なモノは見当たりません。
「らでんの鏡」は名品ですが、ポスターを飾っている「紫檀槽琵琶」は地味というかショボさにガッカリしてしまいます（解説は正倉院宝物の楽器の中では一番の素朴さである事を認めています）。
また今までより古文書が多く並べられていますが多分、水増し展示なのでしょう。
主催者の「一度展示した宝物は当分の間、出せないから今回は二級品でイイかぁ」という声が聞こえてきそうです。

入場券の半券で「なら仏像館」に入れる筈でしたが別途入館料が二百円、と聞いてヤメました。
以前は追加料金不要だったと思うのですが。

エリア 奈良市(奈良)

指定時刻前に到着しましたが２０分ほど待たされました。
入館待ちの列が密にならない様に位置決めのマークがあります。

この「○」がそうです。

このような掲示も。

例年なら大混雑の館内も今回はスッキリ。

フェルト製の宝物を再現する過程を紹介しています。

柔らかな色合いです。

御約束の撮影コーナー。

「鹿せんべい」の文字に見入るシカ。

観光バスが見られる様になりました。

ジビエです、旨そう。