2体もある国宝土偶の美を堪能、尖石縄文考古館（長野県茅野市）：八ヶ岳山麓の縄文文化の世界へ

2020/08/01 - 2020/08/01

八ヶ岳山麓・霧ヶ峰山麓にある縄文時代の遺跡から発掘された数多くの遺跡や資料を展示。

見所は「縄文のビーナス」と「仮面の女神」と呼ばれる2つの国宝土偶。
女性が妊娠した姿を表した土偶は、優れた造形美で貴重な学術資料となっている。

エリア 長野

中央本線茅野駅。
メルヘン街道バスで尖石縄文考古館に向かう。

八ヶ岳連峰の眺めがよく、レトロなバスで運行されている。観光路線だが、乗降客は少なく運行本数も限られているので不便。

尖石縄文考古館バス停下車。

尖石史跡公園案内図。
園内には、尖石縄文考古館・尖石遺跡・与助尾根遺跡・青少年自然の森がある。

尖石遺跡と与助尾根遺跡は「特別史跡」に指定されている。

尖石縄文考古館。

会館時間：9:00～17:00 （入館は16:30まで）
休館日：月曜（休日の場合を除く）
祝日の翌日（この日が土日祝日を除く)
年末年始（12/29～1/3）
入館料：500円

尖石縄文考古館。

尖石縄文考古館入口に立つ看板。

中空の装飾のある土器。
縄文時代中期前半（約5000年前）。

頭のない土偶。
縄文時代中期後半。

蛇体把手付深鉢型土器。
縄文時代中期前半。

蛇体把手付深鉢型土器。
縄文時代中期前半。

持ち運ばれた可能性のある土偶。
縄文時代中期（約5000～4000年前）

国宝土偶「仮面の女神」（中ッ原遺跡出土）。

縄文時代後期の仮面表現を持つ土偶。
墓と考えられる穴から、副葬された状態で出土。

大地にどっしりと立つ太く大きな足・張り出した腹部・逆三角形の仮面を被ったような姿。
神秘的な雰囲気を醸し出しす土偶。

国宝土偶「仮面の女神」。

国宝土偶「仮面の女神」。

国宝土偶「仮面の女神」。

国宝土偶「仮面の女神」。

国宝土偶「仮面の女神」。

国宝土偶「縄文のビーナス」（棚畑遺跡出土）。

縄文時代中期の土偶。
集落の中央広場の小さな穴から、埋納された状態で完全な形のまま出土。

小さく縁どられた顔・横に広げた腕・妊婦を表す腹部・大きく安定感のある腰。
太い足でしっかりと立つ、人情味溢れる表情の豊かな姿の土偶。

国宝土偶「縄文のビーナス」。

国宝土偶「縄文のビーナス」。

国宝土偶「縄文のビーナス」。

国宝土偶「縄文のビーナス」。

把手に似た突起状装飾のある土器。
縄文時代中期前半。

顔面表現のある土器。
縄文時代中期前半。

顔面表現のある土器。
縄文時代中期前半。

抽象文のある土器。
縄文時代中期前半。

抽象文のある土器。
縄文時代中期前半。

抽象文のある土器。
縄文時代中期前半。

ヒスイ製の垂飾。
縄文時代中期末。

過度に装束された深鉢型土器。
縄文時代中期後半。

立体装飾が発達した深鉢型土器。
縄文時代中期前半。

立体装飾が発達した深鉢型土器。
縄文時代中期前半。