2020/10/25 - 2020/10/25
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公共交通トラベラーkenさん
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2020年10月25日(日)
神奈川県湯河原市へ出かけました。伊豆には何度も旅行しているのですが、湯河原をちゃんと観光するのはこれが初めてになります。
メインは城山ハイキングコースを歩くことになりますが、その前に少し街歩きもしました。商店街でイベントをやったりしていましたが、客足はイマイチかな?という感じでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2020年10月25日(日)快晴
素晴らしいハイキング日和になりました。湯河原駅からスタートします。湯河原駅 駅
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駅構内にある説明。湯河原温泉は、狩人に傷つけられた狸がキズに良く効く温泉を見つけて人々に教えてあげたのが始まりらしい。
私がタヌキだったら絶対に人間には教えない。 -
伊豆には何度も訪れていますが、湯河原はいつも通過してしまう場所です。
熱海や伊東、下田などに比べるとやはり地味な印象があります。 -
駅前ロータリーに手湯がありました。
しばらく手を浸けてみました。少しぬるいくらいのお湯でしたが、手がさらさらになってとても気持ちが良かったです。湯河原温泉の泉質が合っているのかも。 -
駅前の通りを南下して行きます。
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明店街というエリアでイベントの準備が進んでいます。あとで立ち寄りますが、ぶらん市という催しがあります。
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なかなか味のあるレストランがありました。
レストラン小清水 グルメ・レストラン
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とても安い。
ここでお昼を食べてもいいかもしれないと思いました。 -
レトロな雰囲気を残す店構えが結構多くあります。
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今時の観光客からは敬遠されそうですが、地元の人たちに愛されるお店なのでしょう。
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伊豆にありますが湯河原は神奈川県です。
日曜日午前中から爆音をとどろかせて改造バイクが道を走っていました。ここだけ昭和で時間が止まっているみたいです。 -
万葉の湯のトラックがありました。
横浜などへ毎日湯河原の温泉を運んでいます。 -
千歳川沿いにやってきました。
JRの高架線の付近にはみかん狩り案内所もありました。 -
川を渡って最初の観光スポット、福泉寺に立ち寄ります。
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茅葺の立派な本堂です。
福泉寺 寺・神社・教会
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このお寺の見どころはこの首大仏。肩から上だけの珍しい陶製の釈迦像です。名古屋城主徳川光友公が亡き母を弔うために造ったと言われるもの。
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このお寺は住所的には熱海市に所属するようです。
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首大仏以外にも小さな石仏がたくさんあって見ごたえがあります。
これは2匹の犬?が向かい合っているような石像。 -
クロアゲハでしょうか、地面に止まってじっとしています。そろそろ寿命が尽きるのかもしれません。
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首大仏の横顔。陶製なのであまり細かい表情などはなく、素朴で力強い印象です。瀬戸焼の技術が生かされているのでしょう。
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境内には他にも鬼子母神などもありました。
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最初の観光スポットとしては十分楽しめる場所でした。
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福泉寺を後にして千歳川を渡り、湯河原町エリアにもどります。
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相変わらずレトロで香ばしい雰囲気の店構えが多く見られます。
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湯河原町立 湯河原小学校のグランドを見下ろす崖の上の道を進みます。
グランドでは少年野球が元気に練習していました。 -
五所神社に行きたいのですが、道を間違えてしまったようです。裏の林の方から無理やり入ります。
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小さな神社ですが、とてもきれいに手入れされています。
湯河原トリプルパワースポットの一つがあります。 by 公共交通トラベラーkenさん五所神社 寺・神社・教会
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社伝によれば、「今から千三百年前天智天皇の御代、加賀の住人二見加賀之助重行らの手によってこの地方が開拓されたとき土肥郷(吉浜、鍛冶屋、門川、堀ノ内、宮上、宮下)の総鎮守として、天照大神以下五柱の神霊が鎮座されたと伝えられている。」とのこと。
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かながわの名木百選にも選ばれた御神木のクスノキがあることで有名です。
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入り口の鳥居のそばにそびえたつ立派なクスノキです。
湯河原の観光マップを見ると、「トリプルパワー スポット」というのがあります。五所神社のクスノキもそのパワースポットの一つに数えられています。
今回は3つのパワースポットをすべて訪れることになります。 -
駐車場の入り口には大きなイチョウの木もありました。
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先ほど通った「ぶらん市」会場にもどってきました。
十五夜 駅前通り明店街店 グルメ・レストラン
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入り口で検温してから手首にタグをつけられます。コロナ対策は万全です。
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ローカルテレビ局らしき人達も取材に来ていました。
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パンやフランクフルトなどの飲食店が並んでいます。さらにハンドメイドの小物等を扱うお店もたくさん出ていました。
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一番面白かったのが飴細工職人のお店。
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手際よく飴を形作っていきます。
見ていて飽きません。
特にほしいものもなかったので一通り見てから会場を後にしました。 -
湯河原町役場の方までやってきました。線路沿いの道から一段下がった道沿いにある食事処きたむらというところで少し早い昼食にします。
リーズナブルな値段で美味しいお昼が食べられました。 by 公共交通トラベラーkenさんきたむら グルメ・レストラン
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11:00の開店と同時に入りました。
私たちの他にも地元民のお客が1組、その後立て続けに3組ほど入ってきました。
なかなかの繁盛店のようです。
車で来ていたはずの客も構わずビールを飲んでいました。田舎ってまだこんな感じだよなぁと思いました。 -
厨房ではおかみさんが魚を捌いています。湯河原の地の魚が食べられそうです。
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日替わり定食
とり天とサバの味噌煮 980円くらいだったと思います。
とても美味しかったです。 -
こちらはアジの刺身
1300円くらい。
どちらも茶碗蒸しと小鉢がついてこの値段です。
アジはとても美味しかった。 -
お腹いっぱいになりました。午後はハイキングです。
人間国宝美術館という施設の前にある山崎バス停まで歩いて、そこからバスで幕山公園に向かいます。人間国宝美術館 美術館・博物館
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岡本太郎氏の作品が展示してありました。
岡本太郎氏は人間国宝だったっけ?
美術館には入らなかったので詳細は不明のままです。 -
バスで急な坂道を登って行きます。終点の幕山公園で下車します。
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幕山公園から見る「幕岩」が本日二つ目のパワースポット。「岩にしがみつくことにより苦難があっても恋愛が成就するという噂があり、「愛情・結縁・献身」のご利益があります」とのこと。
山に木々が生い茂っていて、幕岩が良く見えませんが、とりあえずパワーはいただいたということにします。パワースポットの幕岩 by 公共交通トラベラーkenさん幕山公園 公園・植物園
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幕山公園といえば梅園が有名です。今は梅の花のシーズンではないのでピクニックを楽しむ客しかいませんが、花の季節には大変にぎやかになるはずです。
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公園の奥に続く道をどんどん進みます。
さわやかな秋空の下、ほとんど人のいないハイキングコースを歩きます。
とても気持ちの良い場所です。 -
道端にひっつき虫の実がたくさんなっています。
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地図によると一の瀬という分岐点に来ました。幕山方面としとどの窟方面への分かれ道になっています。
しとどの窟を目指すので左に進みます。菜畑林道という道のようです。
表示にはししどの窟まで6300mとあります。 -
菜畑林道を進むと6300メートル歩かなければならないようですが、途中で山道に入る場所があります。こちらを進めば2.1キロメートルほどで到着できるようです。
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この仏像が目印です。
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干からびたカラスウリがありました。
秋だなぁとしみじみ感じます。 -
遠くを見るときれいな山。
あれが幕山なのかどうかはよくわかりません。 -
チョロチョロと水が流れる沢を横断して山道を進みます。
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木々の合間から日が差し込むので、割と明るかったです。
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何度か沢を横切って進みます。
小さな滝などもありました。なかなか神秘的な風景を楽しめます。 -
根元から無数に枝分かれした樹木。
魔女の森に生えているやつですね。 -
ところどころ急な坂道や、片側が急な崖になっている場所があります。
鎖場などもあります。このコースを逆にたどるのはちょっと危険な感じがしました。 -
土肥椙山巌窟(しとどの窟)にやってきました。思ったより険しい山道で疲れました。
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ここは源頼朝が1180年に石橋山の戦いに敗れて平氏から身を隠したと言われる洞窟です。
頼朝が隠れたといわれる窟 by 公共交通トラベラーkenさん鵐窟 自然・景勝地
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洞窟の上からはシトシトと湧き水が流れ落ちてきています。
この音がシトシトしているからしとどの窟なのかも、などと話していました。案内板の解説によると頼朝の追手が「シトト」と言われる鳥が急に飛び出してきたので、人影がないものとして立ち去ったからと言われているそうです。
鵐(しとど) アオジ・ノジコ・ホオジロ・ホオアカなどの小鳥の古名。 -
20体以上もの石仏がひっそりと並んでいます。
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ここは他にも観光客が2~3人いましたが、しばらくすると立ち去って行きました。
水の滴る音以外はとても静かで、幻想的な雰囲気です。
トリプルパワースポットの中には入っていませんが、ここが一番パワーをいただける場所のような気がします。 -
しとどの窟はお隣の真鶴にも存在します。どちらが本物か論争があったりもしたようです。
真鶴には古くから「青木」「五味(ごみ)」「御守(おんもり)」という苗字があり、頼朝が身を隠す手助けをした功として、木の枝で入り口を隠した者には「青木」、食料の手配をした者には五つの味わいを意味する「五味」、見張り役をした者に「御守」という苗字が与えられたという言い伝えがあるそうです。
こちらのほうが信ぴょう性がありそうな気もします。 -
洞窟の外にもたくさんの石仏があります
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きれいなコケとシダ
ちょっと美味しそうです。 -
私たちは幕山の方から険しい山道を通り大変な思いをしてたどり着きましたが、県道75号線、椿ラインという道がすぐ近くまで通っています。
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駐車場まではコンクリートの階段道が整備されていますのでとても楽です(といっても結構長い階段ですが)。
道の両側にお地蔵様が並んでいます。 -
ほっかむりをしていたり、帽子のように被ったり、思い思いのファッションでアピールしてきます。
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大阪のオバチャン風ヒョウ柄ファッション。
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小さな祠に入っているのもあります。
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きれいな花が咲いています。
たぶんサラシナショウマだと思います。注ぎ口洗いブラシみたいです。 -
上まで来ました。小さな駐車場になっています。
案内看板によると、箱根伊豆地方は関東山伏発祥の地で、この辺りは山伏に関係する聖地でもある湯河原地方は地蔵信仰・観音信仰の遺蹟と共に弘法大師を崇拝する大師信仰の遺蹟が多いそうです。
そういえば先ほどまで見てきた石像はみんな独鈷所を持っていたようです。お地蔵さまではなくて大師様だったみたいです。 -
そういえばこの辺りのハイキングマップには弘法大師群像というスポットが書かれていました。
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トンネルの向こうに椿ラインがあります。
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かわいらしい青紫の花が咲いています。
アキチョウジという植物のようです。あまり自信はありません。 -
これは、野菊ですかね。
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なんだかおもしろい花が咲いています。
どうやらホトトギスという名前のユリ科の植物みたいです。 -
トンネルの向こうへ行きます。
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椿台レストハウスという展望台がありました。
素晴らしい見晴らしです。
この辺りはバイクで峠を走る人たちの集まる場所になっているようで、カッコいいバイクがたくさん並んでいました。 -
バス停があります。
本当はここまでバスで来てしとどの窟を観光する予定でした。 -
残念ながら2020年3月31日をもって、通年運行を廃止してしまったそうです。1月2日だけ運行の予定だとか。どうやら運転手不足が原因のようですね。
徒歩観光が基本の私たちにとってはこの運行廃止は痛かった。おかげで幕山公園側から苦労してアプローチすることになりました。
タクシーは高いので基本的に利用しません。 -
ここから城山ハイキングコースに入って湯河原駅方面にもどります。
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土肥城址を目指します。
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こちらは歩きやすく整備された道でした。
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ここにもホトトギスの花が咲いています。
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こちらの道は日当たりが良くてとても気持ちが良かったです。
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尾根道を進みます。
基本的に下りなのでラクチンです。 -
土肥城址に来ました。
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ここからの眺望も素晴らしかった。
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源頼朝の挙兵に従い、嫡男の遠平と共に参陣した土肥実平の城跡といわれているそうです。
山の下からハイキングしてきた客が他に数人いました。城山公園ピクニックグラウンド 公園・植物園
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ツツジが咲いています。海に面しているので温かいせいでしょうか。
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土肥城址の広場からさらに下に降りていく道を歩きます。
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面白い実がぶら下がっています。サネカズラの実かな。
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真っ白いサザンカの花
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ところどころ紅葉している木の葉がありました。
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城山公園ピクニックグラウンドまで降りてきました。
ここからも海が見渡せます。真鶴半島が見えます。
そういえば真鶴もまともに観光したことがありません。小学校低学年の時に遠足に来たような記憶があります。 -
ここからは舗装された道をひたすら下ります。
往きは幕山公園までバスで上ってしまったのでわかりませんでしたが、ここから湯河原駅までの道のりが思いのほか長くて大変でした。 -
途中に立石の看板があります。
頼朝が運試しに投げた石が見事に立ったそうです。 -
この杉林を80m降りると立石があります。
かなり疲れていたのですが、一応行ってみることにしました。 -
杉林の中を降りていくと木々の間に巨石が立っています。
これが立石のようです。頼朝公、こんな巨石を投げることができたのでしょうか。眺望がすばらしい by 公共交通トラベラーkenさん城山コース 公園・植物園
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わざわざ山道を下って見に来る価値があるかどうか、微妙なところです。
帰りは当然急な登りです。かなり足にダメージがたまります。 -
舗装道路をさらに降りていきます。
道端に赤い実がなっています。フユイチゴの実ですね。
一つ口に含んでみましたが、すっぱくて青臭く、まだあまりおいしくありませんでした。 -
さらに下に下がると、兜石というスポットがあります。
道路を外れて森の中へ入っていく道があります。
今度は距離が書いてありません。どうしようか迷いましたが、結局行ってみることにしました。 -
やっぱり残念スポットでした。
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岩の下に古ぼけた案内板がありましたが、何と書いてあるのかわかりません。
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道路まで降りてきました。少し下に案内板がありました。
頼朝が石橋山の合戦で敗れ、逃れている時に兜を脱いで休息したとされるのが兜石なんだそうです。
膝がガクガクです。 -
だんだん人が暮らすエリアに入ってきました。
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道沿いに作業小屋が何軒か立っています。
現在使っているかどうかはわかりませんが、古ぼけた味のある小屋ばかりでした。 -
農家の庭に懐かしい映画の看板がたくさん立っていました。
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ところどころに水道施設があります。山の上の家まで水を送るのは大変そうです。
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浅間神社があります。
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有名観光スポットというわけではないのですが、ハイキングのついでに立ち寄ってみました。
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はるか上まで階段が続きます。もう足は限界に近いのですが、ここまで来て登らないわけにもいきますまい。
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観光的には残念なお社。
後で知ったのですが、ここは女浅間と呼ばれるお社で、このさらに上には男浅間というのがあるそうです。確かに裏にはさらに上に続く山道がありました。
私たちはここで引き返しました。 -
メインのコースにもどりました。伊豆らしくミカン畑が広がっています。
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なつかしい自動販売機の残骸
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乗り捨てられた重機。
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城願寺に来ました。
源頼朝を助けた豪族土肥次郎實平等一族の菩提寺です。土肥一族の墓所 by 公共交通トラベラーkenさん城願寺 寺・神社・教会
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ここはビャクシンの巨木で有名です。
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ここがトリプルパワースポット最後の一つになります。
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グロテスクなまでにねじくれ上がった樹幹から、強烈なパワーをいただけました。
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私が子供のころ、「ビャクシン類を植えないで!」という看板を目にした記憶があります。ビャクシンとは何か、なぜ植えてはいけないのか、子供の私にはまったく理解できませんでしたが、とにかくビャクシンは悪い木だという記憶だけが頭にこびりついていました。
この姿を見ると確かに悪者っぽい気もします。 -
調べてみると、梨の病害である赤星病の原因菌の中間宿主となるそうです。そういえばあの看板は梨畑の近くに立っていたような気もします。
40年ぶりに謎が解けました。 -
湯河原駅まではもう少しです。竹製のしょいかごを背負うご婦人が前を歩いています。最近ではほとんど見かけなくなりましたね。
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線路の下をくぐります。
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最後の観光スポット、産土八幡神社にやってきました。
線路沿いにあります。 by 公共交通トラベラーkenさん産土八幡神社 寺・神社・教会
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今日もお寺や神社を沢山見て回りました。
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馬に乗った人の彫刻があります。
躍動感あふれるリアルな彫刻です。 -
お賽銭箱は埋め込み式です。
初めて見ました。 -
やっと湯河原駅に帰ってきました。
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日が落ちると急に冷え込んできます。手が冷たくなってきたので、最後も手湯で温まってから電車に乗ります。
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結局丸一日歩き通しになってしまいました。
他の伊豆エリアに比べると派手さはないのですが、東京からのアクセスが抜群に良いので、ゆっくりと温泉を堪能したい人にはとても良い場所だと思います。
手湯しか浸かっていませんが、泉質はとても良いと思います。
次に湯河原に来るとしたら、梅の花のシーズンに幕山公園再訪かな。
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