トリエンナーレ2020と横浜散歩

2020/09/29 - 2020/09/29

今年も横浜トリエンナーレに行ってきました。
川俣正さんのインスタ作品が馬車道通りで開かれているという情報もゲットして、久しぶりの横浜散策です。

エリア 横浜(神奈川)

• 旅行の手配内容: 個別手配

トリエンナーレのメイン会場、横浜美術館です。
工事中ではありません。美術館の建物を梱包するこれも作品の一つです。

横浜美術館 美術館・博物館

美術館の内側から、梱包された布ごしに外を見ます。
まるで御簾のよう。外の景色がいつもと違って見えます。
クロアチア出身のイヴァナ・フランケの作品です。

会場に入るとまず目に飛び込んでくるのがニック・ケイヴの作品です。

キラキラした光を楽しむ作品。
作者のニック・ケイヴって、もしかして映画「ベルリン天使の唄」に本人役でバンドのバッドシーズとともに出演してたニック・ケイヴ？？？と、疑問に思っていたのですが、同姓同名の別人でした。

東日本大震災で流れ着いた家具や船を作品にした宮城県出身の青野文昭さんの作品。

まるで腸。エヴァ・ファブレガスの「からみあい」という作品。

会場風景。宙に浮かぶ蛇のような作品は、キム・ユンチョルの作品。

会場風景。インゲラ・イルマンの作品。

今回のトリエンナーレで私が惹かれたのは、このアーティスト。
インドのレヌーカ・ラジーヴ。

ユルいんだけどメッセージ性高い、心に響く作品たち。

ロバート・アンドリューの作品の前にベビーカーのこどもと母親。
子ども連れでアート観賞、いいですね。
アートはとくべつなものではありません。こどものうちからアートに触れ合うことは絶対、その子の人生のプラスになるはずです。

今回のビエンナーレは2会場での開催で、こちらは別会場になる、プロット48の会場内展示。

ビエンナーレの個人的総括と感想。
展示内容が、知名度が高いアーティストから新人（？）にシフト。アジアやアフリカの作家が多くなったこと。
これにより、キューレーションの力が試される展示になっていた感じ。

この傾向は、次回以降のトリエンナーレにも踏襲されていくのでしょうね。

続いて、川俣正さんの個展を見に、地下鉄の新高島駅に行く途中、京急ミュージアムの前を通りました。
え、これ面白そう…実は、テレビの「タモリ倶楽部」でやっているタモリ鉄道クラブが好きなんです。
次には絶対、中に入りたい（この日は休館日でした）。

京急ミュージアム 美術館・博物館

地下鉄の駅にあった川俣正さんの個展の会場内。過去のプロジェクトなどの展示がありました。

川俣さんのメインの作品は、地下鉄の馬車道通りにあるので、そちらに向かうついでにランチ。中華街もいいけれど．。

今日はこちら。ホテルニューグランド。

ホテルニューグランド 宿・ホテル

ホテル・ニューグランド旧館。
ホテルのシンボルとも言える青い絨毯の大階段。

重厚感漂うロビー。

新館ができるまではここがフロントでした。

1階には中庭があって、ヨーロッパの建物チックです。

カフェでいたただくのは、ホテルの名物。シーフードドリア。
クリーミーでコクがあるベシャメルソースがたっぷりかかったドリアです。

ザ・カフェ グルメ・レストラン

食後は山下公演絵へ。

山下公園 公園・植物園

みなとみらいの建物が見えます。

青い海には、氷川丸。
昨年の大河ドラマ「いだてん」の舞台の一つです。

公演を離れ、馬車道に行く途中、不思議な建物を見つけました。
旧横浜居留地48番館です。

旧横浜居留地48番館 名所・史跡

レンガ造りの昔の建物の遺構を展示しています。

ジャックの塔。横浜開講記念館です。

古い建物、残ってますね。
ウィーンあたりの建物みたいで素敵。
アールヌーヴォー様式の素敵な建物は、横浜銀行協会です。

お目あてのBankART Temporary。
歴史的建造物の銀行の建物が平たい金属板で覆われています。

ヨコハマ創造都市センター (旧第一銀行横浜支店) 名所・史跡

中はこんな感じです。

今はパリを拠点に活躍する川俣さん。
都市の景観を変える大型作品は見応えがあります。

馬車通り駅から地下鉄に乗ろうとしたら、ここにも作品がありました。

トリエンナーレも川俣さんの作品展示も10月11日までだったので、行けてよかったです。

横浜をめぐるアートな旅。終了です。

馬車道駅 駅