2019/12/28 - 2019/12/28
217位(同エリア1509件中)
ミランダさん
昨年末の九州旅行、懐かしい福岡から熊本の世界遺産、三角西港へ行き、それから熊本市内を見学した後、「ゆふいんの森」という面白い列車で由布院へ。ここで一泊した後のお話です。由布岳がくっきり見える素晴らしいお天気の下、観光客でにぎわう由布院を、最も観光客らしく、人力車に乗って楽しみました。
ロンドンに住む私達は、日本に一時帰国するたびに、国内の小旅行をしています。国内・国外のその他の旅行はどうぞ、こちらから:https://mirandalovestravelling.com/ja/
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
その日の朝はまず、泊った宿「小鳥のたより」で、部屋に付いていた温泉に入ります。スペースは広いのですが、湯舟は小さ目でした。
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イチオシ
朝食を食べるために母屋へ。
途中、湯けむりが舞い上がるこんな景色が見られました。お天気が良いのが何より。 -
この宿は、こういった具合に、山小屋風の部屋が並んでいます。
ここをチェックアウト後、宿のシャトルバスで由布院駅へ。
金鱗湖行きのシャトルもあったので迷ったのですが、荷物を駅のロッカーに置くために、駅の方へ行きました。運転手が気をきかせて、駅構内より少し安く置けるロッカールームの前で降ろしてくれました。
この運転手さんの話ですが、由布院への海外の客はほとんどがアジアから。アジアの人々は温泉に興味を持っているとのこと。でも、「風呂の入り方を書いて張っておいても守らない人が多い。素っ裸になっているところ入って行って教えるわけにもいかんし」とぼやいていました。 -
さて、駅から金鱗湖へ向かって歩いている最中、人力車の客引きにつかまりました。「由布岳が正面に見える、観光客があまり行かないところへも行けます」という甘い言葉に誘われて、乗ることに。
30分で9000円と安くないのですけれどね。
この人力車の車夫さん、細っこいのに力持ち。タイでキックボクシングの修行をしたのだそうです。一緒に後ろから付いてきた見習いのお弟子さんがいたのですが、彼はイタリアに5年住んだことのある人。
さすが国際観光地の由布院、車夫さんも国際的だと感心しました。 -
イチオシ
これが由布岳です。
人力車の車夫さんによると、雲がかからずこれだけくっきり見られるのは稀だとのこと。
高さは1500メートルほどあり、2000年間休火山なのだそうです。頂上の気温は地上より6~7度ほど低いという話でした。
この辺りは、電柱を埋めて、山がきれいに見えるようにしているとのことですが、ほとんど人がいませんでした。 -
観光客が少ないのどかな風景。
由布院はバブル期に大きな旅館を次々に建てず、常に個人旅行者を対象にしてきたのが成功のもとだと車夫さんが言っていました。 -
もう一つ、由布院を成功に導いたのが、この馬車だそうです。
由緒ある三大旅館の一つのオーナーが馬車導入を思い立ち、自ら馬について学んだ末にこの観光馬車を始めたら、大当たり。全国的に話題になり観光客が集まったという話でした。
ちなみに由布院には年間400万人の観光客が来るそうで、つまり1日、ざっと10000人。住民数もほぼ10000人なのだそうです。 -
それから木々が生い茂ったエリアに入り、山門に趣のある仏山寺というお寺の前に停まりました。人力車の車夫さんは、こうやって要所要所で停まっては記念写真を撮ってくれます。
このお寺は、その昔は由布岳の頂上にあったのですが、400年前の地震で仏様が転げ落ち、山を下って止まったところに建てたお寺だとか。 -
人力車の30分はあっという間に過ぎ、金鱗湖の脇でおしまい。
乗り心地が良いだけでなく、車夫さんの話がいろいろ聞けて有意義でした。
ちなみに、金鱗湖については、周囲350メートル。温泉が混じっているため水温が高く、それで湯気が出ているとのこと。「熱帯魚もいます」と言うのでジョークかと思って、「まさかあ、それはウソでしょう」と反応してしまいましたが、後で看板を見たら、確かに、熱帯魚の一種であるグッピーが住んでいると書いてありました。 -
乗った人力車の会社は「えびす屋」という名前で、人力車業界では最大手。全国11か所で展開しているそうです。
車夫さんは「全国で走っている人力車の半分がうち」と言っていました。
私達が人力車に乗るのは、浅草、小樽に続いて三度目だったのですが、調べたら前2回とも「えびす屋」でした。
3年間有効の割引券をもらったのですが、さあ、使えるでしょうか・・・。 -
湖と呼ぶには小さい金鱗湖の周りをぐるっと歩きました。
観光客でかなり混んでいます。聞こえる言葉は、ほとんど、韓国語か中国語でした。 -
観光客に負けず劣らずたくさんの魚が。
グッピーらしきは見られませんでしたけど。 -
金鱗湖では、なかなか絵になる写真が何枚も撮れました。
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例えば、鳥がとまった鳥居のリフレクション。
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満足して、金鱗湖を離れ、駅方面へ向かいます。この道中は観光客相手の商店街。年末のアメ横も顔負けの人混みでした。
(おそらく今はコロナのせいで、閑散としているのでは。) -
沿道の風流なお店の写真を数枚。
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列車の時間に間があったので、甘酒を飲んだり、ケーキを食べたりして時間をつぶしました。
そうそう、和風な柄の傘を一つ、記念に買いました。 -
ケーキとカプチーノ。
日本のケーキはとても美味しいのですが、いかんせん、サイズがお上品すぎます。 -
イチオシ
そして、午後2時45分発の列車に乗るべく、駅へ、
プラットフォームから撮った写真です。 -
今度は「ゆふ3号」という赤い特急に乗りました。
行先は別府です。
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この旅行で行ったホテル
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由布の杜 小鳥のたより
3.25
湯布院・由布院温泉(大分) の旅行記
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