～【ポテトパンケーキBulvinis blynasと豚の耳】～リトアニア・ヴィリニュスの食

2019/09/01 - 2019/09/10

2019.09.01～09.10に大学の交流プログラムにてリトアニア、ラトビアに訪れた時の旅行記です。

エリア ビリニュス(リトアニア)

2019年9月にカウナスにあるヴィタウタス・マグヌス大学（VMU）と大学間交流のイベントを実施しました。日本から訪れた私たち大学生は、VMU日本語専攻の学生と野外博物館、杉原記念館（杉原ハウス）見学など、アクティビティを通じて交流を深めました。

その2日目、カウナス旧市街のレストランBernelių užeiga（ベルネリュ ウジェイガ）にて、一緒に昼食を取りました。このレストランはVMUの先生が予約してくださった店で、安くて伝統的な料理が食べられるようです。日本での旅行情報にも載っていた、ポピュラーな店です。腹ペコなので、黒パンを器にして盛り付けたキノコクリームスープ、茹でた豚耳を添えたジャガイモのパンケーキ、このエリアの発酵系ソフトドリンクGIRAが自家製だというので、それも注文しました。

写真右端のものが、塩茹での豚耳！主役のパンケーキより大きい耳。耳がこれなら豚さんの胴体はとても大きそう…。日本では沖縄のミミガーで知られている食材ですが、口にする機会はあまりありません。ポテトパンケーキがその隣に3つ、揚げ焼きのような質感です。ソース（ディップ？）は2種類、左がエシャロットとベーコンを炒めた香ばしいオイル、右は定番のサワークリームです。
　主役のパンケーキは、ふつうのもちもちを超えたかなり弾力のある食感です。この店ではジャガイモを蒸してマッシュしてから少し粉を打っているのか、でんぷん質が流れておらずざらつきもありません。それをパンケーキ形に揚げ焼きしてあり、もうそれだけでオイシイ（感涙）。サワークリームを添えるとリトアニア人になった気分、でも現地の先生は「カロリーが高いから」とつけて食べません。豚耳は程よく油が落ちてコラーゲンだけ残ったという感じの、むっちりした歯ごたえです。
　それを冷えた自家製のGIRAで流し込む。暑いけれども短い夏、リトアニアの飾らない日常の食卓がみえたようでした。


＜余裕があって、落ち着けて、堪能できる、そんな旅を＞
近年、世界各国で問題視されているオーバーツーリズム。主要都市で起こる観光者の著しい増加などが、地域住民の生活や自然環境に対してさまざまな弊害を引き起こしています。　私たちは、少しでもオーバーツーリズムの改善に寄与すべく、自身が渡航したバルト三国の魅力を発信していく活動を通して、より多くの人たちに《観光のあり方》について改めて考えてもらうきっかけをつくりたい。
先人たちが遺した素晴らしい場所と、地球からの恩恵を大切に、未来へ引き継ぐために、いつもとは少し違った場所で、余裕のある観光をしませんか。