Chiang Mai生活138（10月）ムスリム金曜市場、他

2020/10/01 - 2020/10/31

10月、、、タイ気象庁は10月22日に雨期の終わりを告げたが、各地ではまだまだタイフーンによる洪水被害があるようだ。チェンマイも次々に来る台風崩れのしとしと雨が続くが、朝晩は涼しく、雨さえ止めば空気も乾燥してとても快適な乾季の訪れを感じるようになった。ロイクラトン祭りの時期だが、コロナ禍で多くの人が集まるイベントは行えないし、海外からの観光客もいない中、各所で静かにコムローイや灯篭流しが行われるようだ。

エリア チェンマイ(タイ)

朝焼け

コロナ禍以降どうなっているのか、と思って久々にイスラム教会前で開かれる金曜市場に行ってみた。

最近はムスリムというよりも中国系（？）の山岳少数民族の店が多い。

「華玲」という名前の店の前掛けをしていた。

打ち立ての手打ち麺ととろとろに煮込んだ牛バラ肉、スープも辛味の中にしっかり旨味があって、こんなに美味しい米線は本当に久し振りだった。

高田馬場の「ムロ」のにんにく餃子が懐かしい。

最近は土曜日も引き続きイスラム市場が開かれていると聞いていたので、前日の米線の美味しさが忘れられずに連続で来てしまった。

しかし食堂広場は全く開いてなく、隅っこで３，４軒が細々と営業していた。その中で何とか興味がもてたこの餃子屋で朝食をとった。

ニラがたっぷりの羽根つき餃子。

我が家のある住宅地から見えた夕焼け。

インド洋アンダマン海と南シナ海に同時に台風が発生していて、その影響でチェンマイでも曇り空が続いた。

パープルリース、以前ここにあった巣は糞などで汚れていたので、片付けていた。また同じ場所に巣を作っているな、と注意してみていたら、卵が一つ生まれた。

小さな巣にカップルで寄り添っていたので、急いで写真を撮ろうと構えたら、人の気配を察知してすぐにオス（？）が巣から出て飛び立ってしまった。

先週食べた牛肉麺の美味しさが忘れられず、翌週の金曜日にもまたイスラム市場に来た。

真っ先に食堂街に向かう。

麺打ちをしてはいたが、保存してある一度打った麺を、打ち直しているようで、嫌な予感がした。

先週と同じ牛肉麺を注文したら、牛肉は売り切れて、豚肉しかない、と言われた。9時半で、先週より30分遅かったし、客も先週より多そうだった。

しょうがないので豚肉麺を注文したら、先週とは比べ物にならないくらい美味しくない（不味くはないという程度）。米線もしこしこ感が無く、この程度の麺ならどこでも食べれそうだ。前回はビギナーズラックだったのか。

そういう心配もあって、水餃子も一緒に注文しておいた。こちらは美味しかった。　この「華玲」という店、ネットで調べたら台湾料理の店のようで、ウチから車で15分のところにあることがわかった。一度行ってみよう。

食事を終えて市場をぶらぶら。

3月ころに巣を作っていた同じ場所（家の北側のパープルリースの中）だし、きっと同じ鳥なんだろう。

一つだった卵が二つになっていた。

早速、ムスリム市場で知った「華玲」というレストランに行ってみた。

平日のランチ時だが、中華系の人で満席だった。

台湾料理レストランだと思っていたが、、、。

雲南料理もやっていた。どちらも大好きなので、これからちょくちょく利用したい。

小籠包が一番人気のようだった。確かに旨かった。

焼きそばも人気だというので食べてみたが、麺はあの最初に市場で食べた時のしこしこもちもちの打ち立て麺で何とも日本人の味覚に応える美味しさだった。

水餃子は経験済みで間違いない美味しさ。チェンマイでウチの近く（車で15分）で本格的な（タイ化されていないという意味）台湾料理、雲南料理を手頃な値段で食べられることを知り、大満足だった。

朝のウォーキング。

稲が稔り始めた。

庭のパパイアも育っている。

雨が少なくなって、ブーゲンビリアの花が咲き始めた。

夜明けの東の空に、、、。

月の横に明るい星が見えた。

近所のオープンマーケット。柿にブドウなんて、秋真っ盛りだな。

母鳥は、どうやって食べているんだろうと心配になるくらい巣から出ることはなかったが、久々に母鳥のいない隙にパチリ。

チェンマイの今の家に越してきてから8年半が経つ。当時は周りは主に地元の人が住むだけの静かなところだったが、世界的な経済成長に伴い（日本だけは取り残されたが）、徐々に住宅や店舗が増え、それに合わせて人の動きも活発になってきた。

ウチから車で1，2分のところの道路脇に食堂（？）が立ち並ぶ区域があるが、今年に入って急速に店舗数が増えたように感じる。コロナ禍でこれまでの仕事を失ったり収入を減らした人々が、生活の糧を得るために始めた店も多いのではないか。

タイは元々日本のような大企業がなく、従ってその下請けを含む中小企業も少なく、極小企業があるだけで、毎月決まったサラリーを貰えるような人は、役人、警官、教職員以外非常に少ない。その分日本人と違って、自分の食い扶持は他人（会社、企業）に頼らずに自分で何とかするしかない、という精神が強いように思う。すぐにこのような出店が増えるのもそうした精神の現れだと思う。

日本食の店も数軒ある。ここ4，５年で多くのタイ人が日本へ旅行をして、日本の食文化などを理解するようになったようだ。

オープンステーキハウス（？）。3密を避けるようなテーブル配置。雨が降ったら終了。

手前のファランは夕方ほぼ毎日ここでビールを飲んでいる。

日本の居酒屋風。

コロナ禍になって、エアコンの効いた立派な店舗を構えている（家賃が高い）よりも、お祭りの時の出店のような安普請の店の方が有利になった。

車で走っている時にこの「うなぎ蒲焼」ののれんが気になってしょうがなかった。
今回夕方にぶらついてみて、この暖簾は全くの嘘だということがわかった。タイ人には何かエキゾチックな日本語で書かれたもの（意味はわかっていない）をデザインとして面白がっているだけのようだ。

ここは比較的りっぱなビアレストラン。このような立派な店構えにするためにはそれなりの資金が必要になる。日本でも、ある程度の店構えを作らないと、まともな商売が出来ないので、もし失敗した時は多額の借金が残るが、多くのタイ人は最小の資金で商売を始める。見かけは悪いが、失敗しても失うものが少ない分、何度もチャレンジ出来ることになる。

別の店にも同じ暖簾があった。見た目は如何にも日本食屋のようだが、全くそうではない。

ナンバープレートが怖い！？

車を停めてオーガニックマーケットに向かっていると歩道を占領するように木が大きく育っていた。タイでは歩道に植わっている木の根が大きくなって敷石が盛り上がっていることがよくある。2年前日本に帰国した時、早稲田通りの歩道に植わっているりっぱな街路樹を、落ち葉が汚いとかいう理由で、区役所の人が根こそぎ抜き取っていたのを目撃したが、そうやって無味乾燥な環境を作って、無味乾燥な人間に仕立て上げていくのだな、と思った。

JJオーガニックマーケット

外国人観光客が来なくなって半年経つオーガニックマーケットだが、コロナ禍の中、いろいろ試行錯誤して食材や飲食関係の店とそれ以外の小物や衣料関係の店とをハッキリ区分けするように配置換えをしたようだ。

ベジタリアンの店も。

ファランの女の子が音楽に合わせて踊っていた。

この子の両親らしいファランも、テーブルでくつろいでニコニコしながら見守っていた。

オーガニックマーケットを出たところに、キャンプ用品を多用したオープンカフェのようなものが出現していた。

テントに泊って、街なかでキャンプ気分が味わえるのかな？

何とかここまで育ってくれた。

世界のコロナ感染者数延べ45,426,839人、死者1,185,760人。この1ヶ月で感染者は11,942,351人、死者は181,631人増えている。日本での感染者100,450人死者1,756人回復者91,184人。この1ヶ月で感染者は17,447人、死者は188人増えた。タイでの感染者3,775人死者59人回復者3,585人。この1ヶ月で感染者は216人死者は0人回復者は215人増えたことになる。

冬に向かって、世界ではコロナの感染者数、死者数がどんどん増えている。何故かタイは今のところ感染者が少なく推移しているが、いよいよ外国からの観光客などの受け入れが始まると、これから来年にかけて感染者は増えていくのは間違いない。爆発的に増えるのか、増えるにしてもある程度抑えた状態をキープ出来るのか、経済対策と共にどの国も政府の能力が試されるところだろう。

最近は、日本のニュースを見るとウンザリすることが多い。どうやら菅政権は安倍政権以上の独裁政権のようだ。何一つまともな話が聞けない。政治も経済もどんどん世界から取り残されて行っている。政治家がマスメディアを使って国民をコントロールし、それに異を唱える者はどんどん一線から消されていく。日本は、社会を啓蒙し正す役目を持つジャーナリズムが死んでしまったので、しばらくは落ちるところまで落ちるしかないのだろう。