2020/10/07 - 2020/10/07
2282位(同エリア4163件中)
naoさん
堂島川の北岸に位置する大阪市北区西天満の中で、堂島川と国道1号線に挟まれた1丁目~4丁目一帯は太平洋戦争における度重なる空襲の戦禍を免れたエリアで、近代的なビルやマンション群に埋もれるように、今も大正から昭和初期にかけて建てられた町家が点在しています。
このエリアを東西に横断する「老松通り」は、元々大阪天満宮の表参道として発達したもので、毎年7月の天神祭の際には、時代装束を身にまとった総勢3000人もの陸渡御の行列が優美な時代絵巻を繰り広げます。
また、かつては大塩平八郎や連歌・俳諧師の西山宗因などが居住する、学問や文化の町として知られていましたが、現在は、東洋古美術や西洋アンティークのお店が軒を連ねる骨董の町として多くのファンが集まり、南側にある裁判所、法務庁舎、弁護士事務所などとともに、どことなくアカデミックな雰囲気を漂わせています。
ところで、新型コロナウイルス感染防止のため、永らく外出を自粛していましたが、きちっと感染防止対策をして、正しく恐れれば大丈夫そうだということが判ってきたのを受けて、世の中が大きく動き出したこともあり、私自身もしっかりと感染防止対策を講じたうえで町歩きを再開し、徐々に旅行記を投稿していきたいと思います。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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梅新東交差点の南西角の歩道に置かれている、石とステンレスを組み合わせたオブジェ。
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古い町家を使ったホルモン焼きのお店。
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隣り合っているのはアナゴをメインにしておられるお店です。
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老松通りの西の入口には、大阪天満宮の表参道を示す道標が立っています。
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大阪天満宮の表参道である老松通りは、7月の天神祭の際には、華麗な衣装を身にまとった総勢3000人もの「陸渡御」の行列が、優美な時代絵巻を繰り広げながら、「船渡御」の乗船場がある天神橋北詰まで練り歩きます。
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落ち着いた佇まいの古美術店。
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外壁にドローイングアーティストによる壁画を散りばめたビルが現れました。
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この壁画はポルトガルのリスボンの街並みをイメージして描かれているそうです。
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そのビルの、高さ30mある北面には・・・
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6歳から活動を始めたドローイングアーティストの作になる、「苔玉」と名付けられた壁画が描かれています。
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土蔵の残る通り。
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外壁が崩れ落ちたのか、木材を添えて補強されています。
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流木を組み合わせて作られた店名表示板。
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エアコンの室外機に描かれた落書きですが、何となくアートっぽい香りが漂っています。
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店先で太っちょのおじさんが手招きしています。
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ワインのコルク栓もアートしています。
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直線的な黒板塀と、自然竹の面格子の取り合わせがオシャレです。
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晒葺の下屋を下ろした古美術店。
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貼ってあるステッカーやナンバープレートを見ると、自動車関係のお店のようです。
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「北新地組合」や「北新地芸妓稽古場」など、歴史のある看板を掲げた、いわゆる北新地の見番が残っています。
事務所の方にお伺いすると、北新地には今も現役の芸妓さんがおられるそうで、日々踊りや三味線のお稽古に励んでおられるとのことです。 -
古い町家を使った和食のお店。
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和食店の入口にさり気なく置かれた店名行燈。
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鉄筋コンクリートの建物に「和」のテイストをしつらえた加賀料理のお店。
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さすが加賀料理のお店だけあって、玄関の両脇には九谷焼の狛犬が置かれています。
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近代的なビルやマンションに埋もれるように佇む町家。
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大都会の中でこういう光景に触れると、ホッとした気持ちになります。
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空き家と思われる町家。
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こちらの町家は、名栗加工の駒寄をめぐらせておられます。
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その町家とほぼ同じしつらえが、マンションのエントランスにも使われています。
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こちらは、とってもかわいいイタリアンレストランです。
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西日除けのテントを設けた町家。
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2階の窓下にソーラーパネルを設置した町家。
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草の生え具合から察すると、こちらは空き家のようです。
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かつて天満堀川に架かっていた樽屋橋の跡には、当時の親柱が残されています。
豊臣時代から江戸時代にかけて開削された天満堀川には、数多くの橋が架けられていましたが、昭和47年には全て埋め立てられ、橋の姿が見られなくなってしまいました。
奥に見えるお社は「お吉稲荷大明神」というそうです。 -
窓格子に変化をもたせ看板屋さん。
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『こんな看板が欲しい。』とお願いすれば、何でも相談に乗ってくれるようです。
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こちらは町家を使ったフレンチレストランです。
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こちらの現代風の建物は浄土真宗大谷派の浄信寺さんです。
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どう見てもお寺とは思えませんが、山門には「真宗大谷派 浄信寺」の表札が掲げられています。
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こちらはお寿司屋さんです。
とても先鋭的なお寿司を出してくれそうです。 -
意匠を凝らした格子のある町家です。
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飲食店が連なる路地。
黒い外壁に、真っ白な虫籠窓風の飾りが目を引きます。 -
風格のある錺金物がついた木戸が、この建物に落ち着きのある風情を与えています。
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路地の奥から見返した光景です。
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路地の奥を折れ曲がった先にも飲食店が並んでいます。
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連なる格子がとても特徴的です。
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タイル張りの町家。
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すっきりとした数寄屋風にしつらえられた町家です。
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奥行きの深い、鰻の寝床のような町家です。
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金属製の犬矢来が足元を引き締めています。
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和風建物には珍しい、シンメトリーの外観を持った町家です。
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昭和レトロの面影をただよわせるビル。
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屋根の高さよりはるかに大きく育ったシュロの木。
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こちらは大江ビルヂングです。
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弁護士だったビルのオーナーが、法律家向けにと、大正10年に建てたテナントビルです。
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大阪地方裁判所や大阪高等裁判所に近いという場所柄から、今も法律事務所が入居していますが、最近はギャラリーやショップなども増えたようです。
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大江ビルヂングの曲木細工の階段手すり。
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こちらは昭和11年に建てられた大阪市交通局曽根崎変電所です。
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大阪交通局が民営化され、大阪メトロへと名称変更した現在も、地下鉄に電源供給しています。
ちなみに、この建物は御堂筋を川に見立てて、船をイメージして設計されたようです。 -
大阪地方裁判所や大阪高等裁判所の敷地には、元佐賀鍋島藩の蔵屋敷があったそうです。
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銅板部分に緑青のふいた木造3階建ての町家。
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ガス灯がアクセントとなっている鰻屋さん。
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堂島川を挟んだ中之島に新しく建設された「こども本の森 中之島」が見えています。(大きな青いりんごのオブジェがある建物)
「こども本の森 中之島」は、建築家の安藤忠雄さんが自ら建設費を出して建設し、大阪市に寄付したもので、名誉館長には京都大学の山中伸弥さんが就任されています。
当初の計画では、2020年3月1日に開館する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため、ようやく7月5日に開館しました。 -
こちらは大阪出身の絵本作家、長谷川義史さんの画房です。
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長谷川さんが描いた「アマビエ」が、『コロナなんかに負けるな!』と励ましてくれています。
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