愛媛（伊予一国）ドライブ巡礼（８１）瀬戸内臨海工業地帯を通って西条へ。

2020/06/21 - 2020/06/27

日本が戦後の復興を遂げ、世界に羽ばたく工業立国、太陽の国、Ｒｉｓｉｎｇ　Ｓｕｎと世界の人々から尊敬のまなざしで見られた当時、京浜、京阪神、北九州に続く工業ベルト地帯として、瀬戸内臨海工業地帯が立案計画され、その後、本州側では水島、宇部、徳山等々の臨海部が日本を代表するような臨海工業都市に発展したが、こちらの四国サイドでも、住之江、伊予三島、新居浜、西条等々、一連のベルト地帯が目覚ましい発展を遂げた。

このコロナ禍でも臨海部の広大な埋立て地の工場コンプレックス群から終業時間と同時に吐き出される通勤自動車の圧倒的な数の多さに、未だ尚沈まない日本の太陽、日本の元気さを見る思いがした。東京の郊外、静かな住宅地に住んでいては殆ど知ることも無い、工業大国日本の一面だ。日本経済はこうした地方の元気さに支えられているのだろう。東京にいては決して知る事のできない、日本経済の一面だ。

車の洪水に挟まれて国道を進むさまは、盆暮れ、５月のゴールデンウイークの東名高速での大渋滞を思い起こさせるが、考えてみれば、つい２０－３０年前、形は違うが毎朝満員の通勤電車にももまれて出勤した当時の日本の元気さに共通する。嘗ての日本人は活力、エネルギーに満ちていた。そうした残り香が、こうした地方の部分的な地域に残されているのだろう。ここでは失業問題も、生活保護の問題もないのだ。元気な者が仕事と生活を謳歌している。

海沿いの道路を四国中央、新居浜、西条とやってきて、西条駅前のホテルにチェックインし、最後の夜、どこで食事を摂ろうかと、ホテルで配られた案内パンフに載っている何店かの飲食店を覗いたら、どこも満席だった。そうだ今日は金曜日、給与所得者が一番嬉しい日なのだ。それに多分給料が出た最初の花の金曜日だ。店はどこも何人かのグループで盛り上がっていた。一人でぶらりとやって来る客は旅行者位だろう。３件目の店で丁度カウンター席が空いていたので、一人静かに、ひっそりと酒を飲み、食事した。

エリア 西条・石鎚山(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: レンタカー

川之江ー伊予三島ー新居浜ー東予ー西条、の海岸線は埋め立てられ、一連のベルト工業地帯になっている。

工業は栄え、少子化で漁業を引き継ぐ子供たちは少なくなっている。

東予の海岸線を通り、ホテルに向かう。

西条の港。

昔からの漁港もあって、西条は水産業も盛んだ。

今晩の宿、エクストールイン西条駅前の部屋。

温泉もあって、中々綺麗なホテルだ。

ホテルの部屋から見る西条の街並み。

高ビルとか、繁華街はないようだ．

町の直ぐ後ろには石鎚の山並みが見える。