日本最大標高の山城　備中松山城へ【山陰・四国遠征3泊5日】

2020/09/06 - 2020/09/11

山陰・四国旅行3日目の午後。前日島根から鳥取に入って本日は四国に向かいまう。もう少し同じところで限定して観光すればいいのにとも思いますが、その時見たい場所を見たいので多少の無理は承知で頑張ります。
鳥取から四国に向かう際、せっかくだから観光したいなと調べていたのが日本百名城の見学。今回は島根で松江城、鳥取で鳥取城を訪れていますが、岡山には4つの百名城があるんです。その中で選んだのが備中松山城。

備中松山城は日本現存の12天守の1つで日本最大標高の山城でもあるとてもレアな城です。高梁で高速を降りて少し走らなければなりませんが、これを逃したらしばらく訪れることがないだろうと計画しました。訪れて出迎えてくれた"さんじゅーろー"が愛らしくて記憶に残るお城になりました。

エリア 備中高梁(岡山)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:00
鳥取市内を出発して下道・高速を走っている間、時々雨が降っている。雨降って足元悪い時に山城はマズイと思い、もし高梁に来た時点で雨であれば岡山城に行こうと決めていました。
結果的に曇りだったので予定通り高梁で降りて備中松山城を目指した。

11:30
駐車場に到着。平日なのに訪れる人がいますね。この駐車場までの登りはとても狭い道で下と上で無線でやり取りして車の管理をしていらっしゃいました。対抗あったらアウトなので本当に助かります。

駐車場では自販機あり。案内の方が「ここから上は水も食料もないので忘れないでねー」と丁寧に声掛けしてくださいました。自販機と軽食があるのでない人はこちらで購入しておきましょう。

案内板で備中松山城の全容を確認。
鞴峠駐車場から少し登ると石垣が見えてくるんですね。

本丸入場の際には500円かかるようです。

11：40
駐車場を出発。
普通の登山道のようですが、樹林帯に整備された道は凸凹もなく歩きやすいです。

しばらくすると階段になります。

11：45
歩き始めて5分程で石垣が見えてきました。

石垣の上に立つと眼下に街並みが広がります。

更に階段を登る。

緑の先に石垣が見えてきます。

山上にこのような立派な石垣があるとは。
急峻な山の地形を活かした天然の要害が石垣でさらに堅牢になっていますね。
ここまで登ってきて城を攻めると考えただけで戦したくないですね。

案内があってNHK大河ドラマ「真田丸」で備中松山城は使われていたんですって。

更に登ります。空が広くなってきました。

12:00
本丸に到着。
歩いて約15分。下から歩いたら1時間じゃつかないでしょう。中腹に駐車場を作ってくださって感謝ですね。

備中松山城 名所・史跡

備中松山城の沿革が書いてあります。
砦としては1240年、現在の形には1680年代だから江戸時代に入ってからですね。
入場して中で説明がありましたが、城の造り自体は防衛機能がほとんどないのも、江戸の太平の世の中であったことも関係あるのでしょう。

それでは備中松山城の本丸に入場しましょう。
階段上ったところで入場料500円をお支払い。

本丸を正面に。
12天守の中で最小とはいえ、ここまで登ってきてのご対面は格別。
天守閣があるお城はやはり見栄えが良いですね。

ふと足元を見るとなんとにゃんこがいるではないか！

大人しくて人懐こくてめっちゃ可愛いんですけど。

人を怖がりません。

なでなでしてあげると気持ちよさそうに座り込んでくれた。
あまりに可愛すぎてお城どころではなくなってしまいました。
うーんこのまにゃんこと遊びたい。

この猫、猫城主の”さんしゅーろー”殿でした。

戦国シミュレーションに出てくるなら魅力100といった愛らしさ。

令和元年には県民局長から表彰状を授与されるなど、実績も輝かしい。

観光V字回復。近くに住んでいれば何回も訪れたくなる愛らしさです。

城内に入る。
いろいろと説明があります。
廃れていた城を高梁の人たちが一丸となって復興したんですね。子供たちも石を1個ずつ持って協力したという話があり、その努力に敬服します。
お城の説明ビデオもあったので一通り見物。

城内に囲炉裏がある。
これは珍しいことのようです。お城に火は大敵だからですかね。
山上で寒さが厳しいと言うこともあるのかな。

急な階段を上がると最上段。意外にすっきりしています。

天守から見た景色。

城内も見学して降りてきたらさんじゅーろーにご挨拶。
いつまでも城主として盛り上げてくださいね。

お城を出ましたが、窓の格子から出てきてお見送りしてくれました。
最後まで愛らしさ前回のさんじゅーろー城主でした。

日本一高い山城、思いもかけないさんじゅーろー城主のおかげでとっても楽しい観光になりました。

さー今日中に四国上陸です。