まんぢゅう恐い?石の風車

2007/04/30 - 2007/04/30

落語の「饅頭恐い」は、長屋の「まつっあん」は恐いもの知らず。青大将も蛞蝓、蛙、蜘蛛、螻蛄、蟻、馬も何も恐くない！ただ恐いのは「饅頭」と豪語しておいて、実際は饅頭を涎垂らして嬉涙こぼして食べる…内容ですが、大人から子供はたまた赤ん坊まで、ナンデモカンデモ恐い穏便タレ萌愛が死ぬほど恐いのがその母親。声を聞くだけで発疹し存在を自覚するだけで顔が青くなる…ってな具合。だったら、ちっとも「饅頭恐い」にならないじゃん！まあ、そうなんですが、「萌愛の話を聞いてくれぇ〜」

エリア 備中高梁(岡山)

母の相手して、まだ2日目というに萌愛はもうバテ気味そりゃそうさ、「来る」って聞いた27日からあまり眠れてないんだもの。で、女房にブッ倒れられる前にお飾り様が動きはじめた。「義母さん、今日は県北の方に行きませんか？ゆっくり運転しますし、あまり歩かなくてもよいようにしますから…」とこの言葉で「饅頭恐い」真逆作戦を思い付く！そこは賢母をキドル萌愛母は、そんな親切な娘婿の申し出を断ろうハズがないのである。もう、作戦の半分は成功したも同様である。
さて、やってきたのは有漢。ド・派手な看板に観光名所の説明と「風の街」というキャッチ・フレーズがある。なにゆえに、「風そよぐ街」などと大きく書いてあるかというと…

ここには、「石」の風車の公園、うかん常山公園があるのである。最初は、「ハナミズキ」が咲く広々とした景色は「石」がそよ風で「廻る」ってことに感動した萌愛母だが、15分もしないうちに「退屈、やっぱ買物の方が良い」ってんで（こんなことだろうと近くのショッピングモールを出る前に検索済み）やや、こぶりなショップモールまで引き返し、「私が死んでもいいの？」って萌愛父を脅し（というか十分本気である！）萌愛両親をお店に放り込んでくる。ヤッホー！萌愛母から一時脱出に成功！「饅頭恐い」の真逆がまんまと成功して、正真正銘の好物「石」を堪能すべく常山公園へまた帰ってきた…ああぁー！わたしゃ、ご亭主には一生頭があがらんよ〜

「風の舞台」と名付けられ、そうは広くはない草原に「石」が数列…岡山のストーン・ヘンジってか？！
いえいえ、最近、観光用に県民公園として建てられたものっす。
「そよ風が吹き抜けると、石の風車が静かに周りだす」って口説き文句…風は弱いが吹いている…

一番大きなものは、これで　ひとつだけ並んでない。
「石」の羽の直径は、242ｃｍ重さ2ｔと圧倒的な大きさを誇っておりまする。写真じゃ分りにくいですが、後の杉と大きさをくらべてくださいませ。
「ススキの穂が揺れる風で十分廻る」はずなんですが、この日は1時間近くいて、廻った時間は、ほんのチョット！
で、で、でも「石」なのよ〜！
萌愛にとってもこのタイミングでの「石」は「点滴」みたいなものですだ…生きかえるよっ！

石の風車は7基
風車は、全部で18個
ここには、2個の風車…まわってます♪

ここには、3個
空は青いし、空気も美味い♪

奇岩♪につけられた、風車3個♪

こおいう、バカでかい岩にも…
ああぁ〜「石」♪
風車無しでも、わたいには十分でおます！

まわっております♪風車…デカイのがわかります？

風車なくても、立石だけで十分なんだけど…

「わくわくするねぇ〜♪」
オマエだけだっ！ってか？！

うーん、やっぱ「ストーン・ヘンジ」なんて
感慨には浸らしてくれない！ここは、公園しかもＧＷ中、子供がワンサカ、甲高い声が響く…「宮島トイレ事件」以来、やたら堪える子供の声、「石」はおとなしく見学しましょう！って教育はないのかっ！ってないのが「あたりまえ」だが…
時間も迫ってきたので、次なる「石」ブツへと移動を決めるのでありました…

謎の建物
というか、調べていないのである、すいません。
公園の真逆に位置している「お城」風の建物で多分資料館でしょう…約1600万年前の巨大スッポンの化石があるとか！今回も見逃したっ！
ちにみに、この公園「値段はタダ」の県民公園でっす。定休日は水曜日でレストハウスと土産物屋さんがあります。トイレも有り
弁当持って、ピクニックに来ている家族連れと何故か？バイクのやたら飛ばしや（改造マフラーとかで）のお兄ちゃんが多い日でありました。

公園を彩る「ハナミズキ」
青い空に映えます♪
うかん常山公園ＨＰ
http://www.ukan.city.takahashi.okayama.jp/cco/park.htm

岡山に「石」ブツはかなり多い♪
近くに、保月の六面石幢があるので、そこへ行くことにする…

こ、こんなド・山の中を進んで行くと…
あー、緑が眩しい♪

途中で標識がなくなった！ので、また迷子になったか？って思ったけど無事到着♪

岡山不思議スポットになっている文化財
六面石幢（ろくめんせきどう）は、高さ264ｃｍ花崗岩製の重量感たっぷりのノッポ「石」六角柱の上に笠石と五輪塔を乗せている。
塔の六面には12体の仏像が半肉彫りで描かれている。1306年の作品、大和伊流石大工の名工である井野行観？さんの作品。
しかし、また辺鄙な場所に、有難い「仏教遺跡」があるのだ！なぜに？！
「邪馬台国」中国説ってのもある！って関係ないだろうけど鎌倉時代後半っす…

と、一緒に写っているのが五重塔（って小さい！）
手前の石積みが気になるなぁ〜！
ひとおつ積んでは父のためぇ〜♪
ひとおつ積んでは母のためぇ〜♪…ってか！
いえいえ、今は「石」の時間ざんす〜

200ｍ離れたところに保月の石碑（いたひ）ってものあります♪どっちも、国の重要文化財っす！

高さ315ｃｍ幅43ｃｍ
作者はさっきの石塔を作った同一人物だとか！
仏の供養のためにつくられ、第一級の仏の像の彫刻がほどこされています。肉眼で確認できました♪
さて、山里では、ぼたん桜が今満開でございまする。そろそろ、母親を迎えに行くとしましょう…文句タラタラを覚悟して！でも「饅頭恐い」真逆作戦の第一弾はめでたく成功♪
しっかり「石」探訪ができました♪♪
栄養万点…気分は最高！

この旅行記へのコメント （3）

• パパスさん 2007/05/14 08:37:01

  石尽くし！

  石の風車って初めて見聞きしただす。
  こんな石の風車が実際に廻るだすか？
  凄いだすな！
  こんなのが沢山有ったら感激して失神してしまうだすな！
  
  石を堪能して栄養満点！
  良かっただすなぁ！
  
  パパス。

• けーしちょーさん 2007/05/07 00:37:23

  風の谷で。。。

  フカイの森から飛んでくる危険な胞子は、
  実母殿でございましたか。。。
  防塵マスクして出かけても、やはり接触は短時間にしないと？？
  お疲れ様です。
  
  かくゆうワタシも、萌愛さんと同様、母親が苦手なんだよねー（爆）
  多分、ばぁちゃんがいなかったら、虐待死してたかもーという
  命のキケンを感じながら育った三つ子の魂は
  やはり母親が近づいてくるだけでアラームが鳴るの（汗）
  体でかかったし（←参観日で他の父母の中で一番でかかった）
  腕力あったし（←元ソフトボール部ピッチャー）
  本人は躾のつもりがシャレになってなくてさー。
  母娘で旅なんて、ワタシの想像を絶する荒行なのです。
  もし、ワタシと同じ心理状態であるとするなら萌愛さん。
  よくがんばりました。
  
  でも、気の利いた優しいダンナさんがいて、うらやますぃ。
  一応、嫁に行って、実家とは距離もできてる訳だし。
  嗚呼、ワタシもそんなダンナが欲しいぜ。
  と、ヤケにリヤルな感想で申し訳ありません（自爆）
  
  風の谷にも石がゴロゴロしてて、結果オーライでしょう。
  まんじゅう怖いミッションはとりあえず成功したようでなにより☆
  
  けーしちょー拝

• 迷子さん 2007/05/01 22:32:59

  ほほぅ〜！

  立派な石風車で御座いますな！
  風車が付いてなくても見事な立石でありますな。
  饅頭怖い大作戦が見事に遂行された様でよう御座いますた。
  そうどすた、、、、１人で落ち着いて
  石観賞は、、、、お天気とお日柄がバッチリだと
  石公園は家族のピクニックエリアと化すのどすた、、、。
  ト〜ゼン、石の上に乗ってはしゃぐガキんちょも居るはな、、、。
  岡山は隠れた？石の宝庫で御座いますな〜。
  
  ＰＳ：ピアノコンサートの方は
  　　　迷子のクラッシック無知を晒したくないのでコメント無しどすた。
  　　　あしからず〜どす。（爆）