2020/09/15 - 2020/09/15
44位(同エリア242件中)
yokoさん
猛暑の夏がやっと終わり、爽やかな秋がやってきました。
蕎麦の花が咲いている所を見たくて調べてみると、関西では亀岡の上ノ谷と美山のかやぶきの里などで見られるようです。蕎麦の花の後ろに茅葺き屋根の家が背景に入ると、更に良い雰囲気になりそうですよね。
美山町地井地区にある「北」集落の50戸ある家屋のうち38棟が茅葺きの屋根で、1993年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
"雪灯廊"のイベントの時はバスツアーで行ったのですが、個人で行くとなると乗り換えも多くて遠いし、、、とためらっていました。
でも今年を逃したら行く機会を失うかもと思い、思い切って行くことにしました。
冬の雪灯廊のイベントに行った時とはまた違う秋の景色に、大満足して帰ってきました(^^)♪
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7時過ぎに家を出発して電車を乗り継ぎ、10時過ぎに日吉駅に到着しました。
ICが使えないことを知らずに"ピッ"と乗り込み、到着前にワンマンカーの車掌さん(?)に、精算してもらいました。
直ぐ目の前に停まっている、市バスに乗り込みます。
乗っているのは、私とあと一組のご夫婦のみでした。
料金は先払いで、600円でした。 -
美山の観光案内のサイトから戴いた「電車・バス時刻表」を持ってきました。
本数が少ないので助かりました。
コロナの影響で停止していた京都駅からの直通バスが、19日から土曜・休日に復旧するようです。予約が必要だそうです。私は平日に行きたかったので、敢えて市バスで行きました。 -
11時過ぎに、美山かやぶきの里 北停留所に到着しました。
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黄金色の稲穂と白い蕎麦の花を見たいと思っていましたが、翌日からお天気が悪くなる予報だからか、既に刈り取られていました。
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でも蕎麦の花は、ちょうど見頃です。
去年は台風などの大雨で、花が見られなかったそうです。見られて良かった(^^)♪ -
食事をする所が少ないので、混む前に昼食にします。
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少し待ちましたがすぐに名前を呼ばれ、蕎麦の畑が見える席に案内されました。大きな窓を少し開けて、換気をしていました。
蕎麦の花を見に来たので、手打ちそばを戴きます。
地鶏を使った親子丼も美味しそうでした。
「きたむら」では、以前は他の地域の蕎麦粉を使っていたそうです。でも蕎麦職人の元で蕎麦打ちの修行した後は、この地の蕎麦粉を使いたいと会社を立ち上げて、作付けから管理し、今年は2.2ヘクタールで栽培しているとのことです。
3種類のお味が楽しめる、そば三昧にしました。
細いそばで、ツルツルっと食べられました。 -
せっかく個人で来たので、今日はゆっくりと歩いてみたいと思っています。
先ずは一番の目的である蕎麦畑を、しっかり観察して写真に収めます。 -
平成10年頃から休耕田を利用して、かやぶきの里によく似合う"景観作物"として、蕎麦の栽培を始めたそう。
雪のような白い花は、見る人に安らぎを与えてくれますね。 -
ズームしてみると、白い花弁に黄緑色の花芯、飛び出たオシベが可愛らしいです。
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フラワーブーケのような花の回りを、蜂が飛び回っていました。
虫がいないと受粉しないので、大事なお仕事ですよね。このあと実を結び、10月末には収穫の時期を迎えます。3か月足らずで種蒔きから収穫できる、優秀な農作物なんですね。 -
ムラサキツユクサと、ピンクの花も咲いていました。
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刈り取った稲が、芸術的な美しさで掛けてあります。
田畑の中や民家の庭には入らないように(当然)と書いてありますが、畦道は良いようなので、近くまで行ってみます。 -
稲架掛け(はさかけ)というのでしょうか?
最近は見かけなくなった光景に、感動します!
回りには、電気柵が張り巡らされていました。鹿避けだそうです。農業には、色々な苦労があります。
何でも、感謝して戴かないといけませんね。 -
茅葺き屋根の家が入ると、タイムスリップしたようです。
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集落近くの、蕎麦の花を入れてみます。
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ぼかしても、赤いポストが分かりますね。
ノスタルジックな赤いポストは、「美山 かやぶきの里」の象徴的な存在です。 -
スマホとミラーレスを持参しているので、色合いが少し変わります。
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人の少ないタイミングにパシャリ。
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平日とは言え、こんなに静かなかやぶきの里は貴重です。
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入り口の所のお地蔵さま。
おじゃましま~す。 -
山椒の実が、赤く色づいていました。
ムラサキシキブの色も綺麗です。 -
行く前に、美山ナビのFacebookで「蕎麦の花を見に行こうと思うのですが、コスモスも咲いていますか?」と質問していました。
「たくさん咲いていますよ。」の言葉を聞いて嬉しかったのですが、予想以上にたくさん咲いています♪
キバナコスモスが多いです。 -
赤やピンクも咲いていました!
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ミックスになると、カラフルで鮮やかです!!
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普通に暮らしておられるお家なので、邪魔をしないように屋根だけお借りします。
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うーん、素敵~♪
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民族資料館です。
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屋根の上には「雪割り」と「千木(ちぎ)」を乗せています。
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美山ナビから戴いたマップに、説明がありました。
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柿も、少し色づいてきましたね。
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別の駐車場の奥にも、キバナコスモスが咲いていました。
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お天気が良いので、花の色が鮮やかに見えます。
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茅葺き屋根は、江戸時代中期~末期頃の建築です。
維持には、数十年毎に屋根の茅を葺き替える必要があるそうです。
茅(ススキやチガヤ、ヨシ(アシ)などの総称)を材料にして家屋の屋根を葺きますが、一部(下地等)には稲わらや麦わらを含むことが多いそうです。
白っぽい部分が、稲わらのように見えますが、、、。 -
可愛いピンクのサルスベリが、満開でした。
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芒(すすき)の先に赤トンボ、茅葺き屋根に似合います。
秋ですね~~。 -
時間はたっぷりあるので、鎌倉神社にお詣りします。
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小さな神社です。
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階段を上がると、集落の一部が見渡せました。
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「知井八幡神社」にも行こうと思って探しますが、見つかりません。
近くの畑で作業している方に聞いてみたら、急坂を下って橋を渡り階段の上にあるとのこと。アップダウンありすぎ~。 -
こちらからは、黄金色に輝く田んぼが見えました。
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本殿再建から250年以上、八つ頭の大鹿退治の伝説が残る由緒ある神社です。
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大鹿を退治した甲賀三郎兼家とその家来が、この集落を開いたと言われています。
佐々里の里へと下り、八幡大明神を祀り神の加護に感謝したのが、この八幡神社なんだそうです。 -
本殿の彫刻が見事です。
菊の花、鳩、虎、象、麒麟、獏、鳳凰、鶴、鯉などの彫刻があるそうです。 -
雨ざらしだけど、大丈夫なのかな。。。と心配になりました。
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こちらの畑には、コスモスやセンニチコウなども咲いていて華やかです♪
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朝は肌寒くて(18度)、長袖のカーデガンを羽織っていましたが、お天気が良くて気温が上がってきた(30度)ようです。風は涼しいのですが。。。歩き回ったので、ちょっと冷たいものがほしくなりました。
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「美卵(みらん)」では、プリンが人気のようですが。。。
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暑さに負けて、ジェラートにしました。
黒豆ジェラートを、外のテーブルで戴きます♪♪
ほっこり~。 -
まだ見ていなかった、西側の方に行ってみます。
階段の上には、北稲荷神社がありました。 -
大きなトチの木があります。
樹齢400年以上で、幹周510センチ、樹高25メートルもあり南丹市指定文化財に、平成7年4月1日に指定されたそうです。
3つの神社にお詣りし、健康祈願をしました。
昔もきっとなにかある度に、お詣りしていたのでしょうね。 -
日本昔話に出てきそうな風景です。
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柿の実と紫苑の紫色の花、秋を感じます。
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ミラーレスの方が、自然に写りますね。
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芒と茅葺き屋根の家。
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萩の花と茅葺き屋根の家。
「ザ 日本の秋」って感じの景色です! -
萩の花が、たくさん咲いています。
こんなに密に咲いているのは、初めて見ました! -
3時間の滞在で十分に満足したので、早めのバスで帰ることにします。
生まれ故郷である宮崎の、祖母の家の雰囲気と似ています。ノスタルジックな気分になります。 -
坂の上に登ると、集落と田畑が見渡せます。パノラマで撮ってみました。
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普通に撮ると、こんな感じです。
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坂の裏側には橋があり、下には美山川(由良川)が流れています。
鮎の住む清流です。 -
バス停も茅葺きです。
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道を渡って反対側には、粟の畑がありました。
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河川敷は茅場(かやば)になっていて、芒がたくさんありました。
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この芒を苅って、屋根を葺くのでしょうか?
"ノスタルジック京都" 美山かやぶきの里をたっぷり楽しみ、帰宅します。
大満足の遠足になりました(^^)♪
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この旅行記へのコメント (10)
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- akikoさん 2020/10/02 10:29:19
- 秋の素敵な風景にうっとり♪
- yokoさん、おはようございます。
今朝お邪魔したら、3つの新作がアップされていて、
服部緑地の旅行記をまず拝見し、
可愛い秋の花がたくさん紹介されているのを見て
思わず笑顔になりました。
yokoさんの旅行記にはお花がたくさん登場するので
うれしいです(^^)♪
また、本編かやぶきの里も見せてもらい、こちらも
白くて可憐なそばの花をはじめ、もうこの時期に
秋を代表するお花のコスモスがいっぱい!!!
すっかり秋の景色になっているんですね~。
やっぱり赤やピンクのコスモスは可愛いですね~
秋の日本の原風景とのコラボは本当にステキです☆彡
ピンクのサルスベリも赤いポストも田舎の風景の
良いアクセントになっていますね!
とても行きにくい京都の奥までお出かけされ、
紹介してもらったおかげで、居ながらにして
秋のかやぶきの里をたっぷり楽しませてもらいました♪
akiko
- yokoさん からの返信 2020/10/02 21:28:57
- Re: 秋の素敵な風景にうっとり♪
- akikoさんこんばんは!
そうなんです。お花好きの私は、ほぼ一年中お花を追いかけているような気がします♪特に今年は、癒しを求めて行ける範囲で出掛けています。
美山は、どの季節に行ってもホッとする景色が待っていてくれますね。
雪景色も素敵でしたが、蕎麦の花は勿論、コスモスや芒、萩の花などに彩られた茅葺き屋根の景色もとっても素敵でした!!
今週は、お風呂のシャワーや洗濯機などが壊れ、仕事の合間に電話を掛けて見積りを頼んだりして。。。クタクタです。
akikoさんは、私が行きたいと思っていた「モネの庭」に行かれたようなので、お邪魔して癒されたいと思っていた所でした。またゆっくりお邪魔させて下さいね(^^)♪
yoko
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- たらよろさん 2020/09/18 21:15:45
- 秋の風景
- こんばんは、yokoさん
たしかにこんなに静かな美山は貴重ですよねー
私もドライブしたいなぁって時は、市内から2時間程度でのんびり行ける美山によく行きます。
美山の茅葺き手前にあるソーセージや燻製のお店がお気に入りで、いつもそこに立ち寄って。
でも、お蕎麦も美味しいですよねー
アジア圏の方がたくさんいらっしゃっていた当時の美山からは想像もつかない静けさでしょうが、
途中の道中にふと現れる鹿さんたちは安心しているかも。
たらよろ
- yokoさん からの返信 2020/09/19 15:13:34
- Re: 秋の風景
- たらよろさん こんにちは!
京都にお住まいのたらよろさんには、美山はドライブでちょこっと行ける場所なのですね。運転できる方が羨ましいです。
私のように運転できないものは、一念発起で出掛けてきましたよ。
でも、人が少なくて。。。アジア圏の方を全く見かけず、日本語しか聞こえない観光地は、今だけですよね。コロナは心配だけれど、気を付けながらも出掛けたいと思っています。
たらよろさんの豪華なホテルライフは、行った気分で楽しませていただきますね(^^)♪
yoko
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- はんなりさん 2020/09/17 15:55:43
- 里の秋
- yokoさん
こんにちは(^^♪
美山に行かれたんですね。
表紙の画像素敵!
ここの所ご無沙汰ですが
私も美山大好きで春夏秋冬訪ねます。
赤いポストと鎮守様が見守る
茅葺の里にホッコリ~します。
蕎麦の花も可愛いしコスモスも咲いて秋ですねぇ。
でもキバナコスモスが多く咲いてるんですね。
それにしても
yokoさんのパワフルさに敬服します。
良い一日でしたね。
- yokoさん からの返信 2020/09/17 17:55:20
- Re: 里の秋
- はんなりさん こんばんは!
さすが、はんなりさん。
春夏秋冬と、かやぶきの里に行かれたのですね。私は、雪灯廊に続き2回目でした。
うちの年下夫は、花は勿論のこと写真にも興味がないので、先日の服部緑地(夫の実家のお墓近く)ぐらいは連れていってもらえますが、遠いところはお願いしにくいんです。穏やかな人なのですが。。。(^-^; 気を使いながら行くよりは、1人が楽です。
コロナ禍では特に、食事は15分以内で。。。とか、気を使いますものね。
重篤な状況ではないけれど基礎疾患もある私は、行ける間に行っておこうと、ある意味焦っているのかもしれません。
まだ冬までに、予定を入れています!
感染に気を付けながら、お出かけしてきますね(^^)♪
yoko
- はんなりさん からの返信 2020/09/17 18:15:38
- Re: 里の秋
- 私も一緒よ。
お身体労りつつ楽しみましょうね!
- yokoさん からの返信 2020/09/17 18:29:37
- Re: 里の秋
- はんなりさん、ありがとうございます!
お互いに気を付けながらも、最近は特に短い、日本の"秋"を楽しみましょうね(^^)♪
yoko
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- ひま爺さん 2020/09/17 08:07:56
- 里山
- お早うございます
赤い郵便ポスト、茅葺きの民家、緑の山、
そして青い空に流れる白い雲・・・(*^-^*)
里山の雰囲気が出ていて凄くイイ写真ですね。
こういう雰囲気の場所、いつまでも残して
欲しいですね。
ひま爺
- yokoさん からの返信 2020/09/17 15:57:35
- Re: 里山
- ひま爺さん こんにちは!
こんな時だがらこそ癒しを求めて、"美山 かやぶきの里"へ行ってきました。
昭和生まれの私たちは、既に化石の仲間に足を踏み入れているかもしれませんが、子供の頃の夏休みに祖母の家のある宮崎を訪れて見たような気がする、ノスタルジックな景色でした。
手間を惜しまず今も残して下さっている、茅葺き屋根の景色に感謝ですね。
遅くなりましたが、コメントありがとうございました!
秋冬に向けてどうぞ、ひま爺さんもお元気でお過ごし下さいね。
yoko
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