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(十二湖の“青池”は本当に水底が青く透き通って見えた)「青森県」<br />私たちのバスは十二湖に向かいます。<br />十二湖の出発点である物産展「キョロロ」から10分ほど歩けば<br />青池に到着します。<br />「池」と命名されている通りの小さな青池です。<br />しかし水深はなんと9mもあると表示されていました。<br />観光用の階段の上から見ると水底には朽ち果てて<br />倒れた太い樹々がはっきりと見えるほど<br />透明な青い水を湛えています。<br /><br />東北のツアーのスケジュール<br />1日目<br /> 東京駅(7:44発)==【東北新幹線・普通車指定席】<br />新白河駅9:11<br />11:30スゴウパーキング昼食各自 出発<br />○厳美渓 歩いて8分(伊達政宗も賞賛した渓谷美・約30分)==<br /> SAHARAガラスクリスタル店トイレありの駐車場利用した<br />13時:15到着各自観光後13:55出発<br /><br /><八幡平アスピーテライン>==<br /> ○八幡平山頂レストハウス(大パノラマを眺望・約20分)==<br /> 湯瀬温泉<泊> 18:30着 【温泉露天風呂有】<br />1日目バス走行距離: 新白河駅利用450km <br /> 【和心の宿 姫の湯宿泊 】[夕]和会席膳<br /> 2日目	<br /> 湯瀬温泉:(7:55発)==<br /> ○鶴の舞橋(木造の三連太鼓橋では日本最長・約30分)==<br /> ○白神山地・十二湖・青池(世界自然遺産「白神山地」の中に<br />ある神秘の湖・約30分)<br />十二湖駅==15:09発5駅で32分間<br />五能線(日本海に沿って走る絶景のローカル列車・約30分)><br />あきた白神駅着=バスが待っている=△車窓から日本キャニオン==<br /> 田沢湖高原温泉<泊> 18:45着 【温泉露天風呂有】<br />2日目バス走行距離:320km<br />駒ヶ岳グランドホテル(指定)<br />  [朝]和定食 [昼]× [夕]和会席膳<br /> 3日目<br /> 田沢湖高原温泉(8:10発)==<br /> ◎乳頭温泉郷(秘湯ブームの火付け役・約40分)==<br />バスで大釜温泉で入湯した後バス 9:10発 体温も測る<br /> ○角館・武家屋敷通り(みちのくの小京都・約60分)==<br /> 【世界遺産】○中尊寺近く14時駐車場到着<br />金色堂は別料金800円・約60分)15:10バス出発2回トイレ休憩<br />新白河駅 やまびこ19:17発<br /> 【東北新幹線・普通車指定席】東京駅(20:44着)<br />3日目バス走行距離: 新白河駅利用445km<br />入浴の際はホテルのバスタオルを借りて持参して使用後<br />ホテルの一旦バスが戻るのでそこで返却できると言われた。<br />ホテルがバスの帰り道にあったためと思われる。<br />  [朝]バイキング<br />ホテルの食事の際はいつも2m以上ディスタンスをとった席だった。<br />また、食事中の二人席では正面にパートナーが座らない様に<br />「はすかい」に座るように工夫がされていた。<br /><br /><br />

みちのくエールの旅2日目、十二湖の青池とJR五能線を楽しむ(2020年9月4日~6日)

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2020/09/04 - 2020/09/06

132位(同エリア579件中)

2013tomo

2013tomoさん

この旅行記スケジュールを元に

(十二湖の“青池”は本当に水底が青く透き通って見えた)「青森県」
私たちのバスは十二湖に向かいます。
十二湖の出発点である物産展「キョロロ」から10分ほど歩けば
青池に到着します。
「池」と命名されている通りの小さな青池です。
しかし水深はなんと9mもあると表示されていました。
観光用の階段の上から見ると水底には朽ち果てて
倒れた太い樹々がはっきりと見えるほど
透明な青い水を湛えています。

東北のツアーのスケジュール
1日目
東京駅(7:44発)==【東北新幹線・普通車指定席】
新白河駅9:11
11:30スゴウパーキング昼食各自 出発
○厳美渓 歩いて8分(伊達政宗も賞賛した渓谷美・約30分)==
SAHARAガラスクリスタル店トイレありの駐車場利用した
13時:15到着各自観光後13:55出発

<八幡平アスピーテライン>==
○八幡平山頂レストハウス(大パノラマを眺望・約20分)==
湯瀬温泉<泊> 18:30着 【温泉露天風呂有】
1日目バス走行距離: 新白河駅利用450km
【和心の宿 姫の湯宿泊 】[夕]和会席膳
2日目
湯瀬温泉:(7:55発)==
○鶴の舞橋(木造の三連太鼓橋では日本最長・約30分)==
○白神山地・十二湖・青池(世界自然遺産「白神山地」の中に
ある神秘の湖・約30分)
十二湖駅==15:09発5駅で32分間
五能線(日本海に沿って走る絶景のローカル列車・約30分)>
あきた白神駅着=バスが待っている=△車窓から日本キャニオン==
田沢湖高原温泉<泊> 18:45着 【温泉露天風呂有】
2日目バス走行距離:320km
駒ヶ岳グランドホテル(指定)
 [朝]和定食 [昼]× [夕]和会席膳
3日目
田沢湖高原温泉(8:10発)==
◎乳頭温泉郷(秘湯ブームの火付け役・約40分)==
バスで大釜温泉で入湯した後バス 9:10発 体温も測る
○角館・武家屋敷通り(みちのくの小京都・約60分)==
【世界遺産】○中尊寺近く14時駐車場到着
金色堂は別料金800円・約60分)15:10バス出発2回トイレ休憩
新白河駅 やまびこ19:17発
【東北新幹線・普通車指定席】東京駅(20:44着)
3日目バス走行距離: 新白河駅利用445km
入浴の際はホテルのバスタオルを借りて持参して使用後
ホテルの一旦バスが戻るのでそこで返却できると言われた。
ホテルがバスの帰り道にあったためと思われる。
 [朝]バイキング
ホテルの食事の際はいつも2m以上ディスタンスをとった席だった。
また、食事中の二人席では正面にパートナーが座らない様に
「はすかい」に座るように工夫がされていた。


旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
4.5
交通
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
新幹線 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
阪急交通社

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  • 透き通った水はサイファイヤの様に神秘的で<br />硬質なブルーに見えました。<br /><br />※サイトで「サファイヤの意味」を調べると<br />サファイアの宝石言葉には<br />「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味合いがあり、<br />ほかにも平和を祈り、一途な想いを貫く<br />というメッセージが込められているといいます。<br />枢機卿や司教がもつ指輪にはサファイアがはめられ、<br />その指輪をした手で信者に触れることは、<br />誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みや苦しみから<br />救うことを意味しています。<br />と書いてありました。<br /><br />水底の水がなぜこのように青く見えるのかは<br />いまだに解明されていないという説明がありました。<br />でも白神山地の青池の神秘は解明されない方が<br />ありがたさを感じて良いと思ます。<br />

    透き通った水はサイファイヤの様に神秘的で
    硬質なブルーに見えました。

    ※サイトで「サファイヤの意味」を調べると
    サファイアの宝石言葉には
    「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味合いがあり、
    ほかにも平和を祈り、一途な想いを貫く
    というメッセージが込められているといいます。
    枢機卿や司教がもつ指輪にはサファイアがはめられ、
    その指輪をした手で信者に触れることは、
    誠実や慈悲を与え、病を癒し、人々を悩みや苦しみから
    救うことを意味しています。
    と書いてありました。

    水底の水がなぜこのように青く見えるのかは
    いまだに解明されていないという説明がありました。
    でも白神山地の青池の神秘は解明されない方が
    ありがたさを感じて良いと思ます。

    十二湖 自然・景勝地

  • 階段を昇るとそこからはブナの並木道が続いています。<br />空いていたし急ではないし楽に登れました。<br />しかし今日は9月5日の秋の始まりにしては真夏の様に<br />蒸し暑つく、35度以上の暑さです。<br />水分を十分とらないと熱中症になる危険性がありそうです。<br />

    階段を昇るとそこからはブナの並木道が続いています。
    空いていたし急ではないし楽に登れました。
    しかし今日は9月5日の秋の始まりにしては真夏の様に
    蒸し暑つく、35度以上の暑さです。
    水分を十分とらないと熱中症になる危険性がありそうです。

    十二湖 自然・景勝地

  • (十二湖の青池付近でも中国語を使いました)「青森県」<br /><br />水底に神秘的な青い色を湛える青池を通り過ぎて<br />茹だるように熱いブナ林を歩いていた時です。<br />最終地点の分かれ道付近のところに<br />数人の若い女性達が立ち止まっています。<br />近づくと一人の女性をみんなが囲んでパンフレット等で<br />顔を仰いでいます。<br />

    (十二湖の青池付近でも中国語を使いました)「青森県」

    水底に神秘的な青い色を湛える青池を通り過ぎて
    茹だるように熱いブナ林を歩いていた時です。
    最終地点の分かれ道付近のところに
    数人の若い女性達が立ち止まっています。
    近づくと一人の女性をみんなが囲んでパンフレット等で
    顔を仰いでいます。

    十二湖 自然・景勝地

  • 心配になったので私は近づいて<br />「大丈夫ですか?熱射病ではありませんか?」<br />声を掛けました。<br />するとグループの中の少し年上らしい女性が緊張した様子で<br />「大丈夫です。問題ありません。」と応えてきました。<br />(私がサングラスをかけていて悪いジジイに見えたのかも<br />しれません)<br />彼女の綺麗な日本語アクセントの中に少し中国語訛りを<br />感じましたので<br />私は遠慮がちな口調で<br />「もしかして中国人の方ですか?<br />彼女は問題ありませんか?」<br />(“你是中国人? 她好?”)<br />と声を掛けます。<br />女性は<br />「あなたは中国語が話せるのですか?」<br />(“你会話中文?”)<br />と聞いてきました。<br />私が「えぇ、少し話せます。」<br />(“対,会一点。”)<br />と応えると彼女の顔から緊張感が取れて<br />笑顔が浮かびました。<br />(こんな時、少しでも相手の国の言葉ができると<br />安心した状況を作ることができます)<br />(私は日本語で)<br />「もし熱中症のようでしたら、<br />冷たいペットボトルで首のあたりとか脇のあたりを<br />冷やしてください。<br />そして木陰で涼しい風に当ててください。」<br />とアドバイスしました。<br />(今度は中国語で)<br />「今日はとても暑いですから注意してください。<br />気を付けてね。」<br />(“今天非常熱、小心。慢慢走。”)<br />とその場を離れました。<br />全員から「ありがとうございます。」<br />(“謝謝!”)と言われたので、<br />「どういたしまして。」(“不客気。”)と応えました。<br /><br />こんな時に中国旅行のために準備した中国語が<br />役に立ちました。<br /><br />

    心配になったので私は近づいて
    「大丈夫ですか?熱射病ではありませんか?」
    声を掛けました。
    するとグループの中の少し年上らしい女性が緊張した様子で
    「大丈夫です。問題ありません。」と応えてきました。
    (私がサングラスをかけていて悪いジジイに見えたのかも
    しれません)
    彼女の綺麗な日本語アクセントの中に少し中国語訛りを
    感じましたので
    私は遠慮がちな口調で
    「もしかして中国人の方ですか?
    彼女は問題ありませんか?」
    (“你是中国人? 她好?”)
    と声を掛けます。
    女性は
    「あなたは中国語が話せるのですか?」
    (“你会話中文?”)
    と聞いてきました。
    私が「えぇ、少し話せます。」
    (“対,会一点。”)
    と応えると彼女の顔から緊張感が取れて
    笑顔が浮かびました。
    (こんな時、少しでも相手の国の言葉ができると
    安心した状況を作ることができます)
    (私は日本語で)
    「もし熱中症のようでしたら、
    冷たいペットボトルで首のあたりとか脇のあたりを
    冷やしてください。
    そして木陰で涼しい風に当ててください。」
    とアドバイスしました。
    (今度は中国語で)
    「今日はとても暑いですから注意してください。
    気を付けてね。」
    (“今天非常熱、小心。慢慢走。”)
    とその場を離れました。
    全員から「ありがとうございます。」
    (“謝謝!”)と言われたので、
    「どういたしまして。」(“不客気。”)と応えました。

    こんな時に中国旅行のために準備した中国語が
    役に立ちました。

    十二湖 自然・景勝地

  • 別れた後も心配だったのですが、<br />しばらくすると出発地点の物産店「キョロロ」に<br />みんなが歩いて帰ってきましたのでホッとしました。<br />少しでも相手の国の言葉ができると<br />役に立つことができるということを今日も認識しました。<br />

    別れた後も心配だったのですが、
    しばらくすると出発地点の物産店「キョロロ」に
    みんなが歩いて帰ってきましたのでホッとしました。
    少しでも相手の国の言葉ができると
    役に立つことができるということを今日も認識しました。

    森の物産館「キョロロ」 美術館・博物館

  • (五能線の車窓から見える鳥居崎灯台が気にかかった)「青森県」<br /><br />2日目の3時過ぎに海岸線の美しさで有名なJR五能線の<br />風景を楽しみました。<br />乗車駅は「十二湖駅」から「あきた白神駅」までの<br />5駅で30分間の短い汽車の旅です。<br />

    (五能線の車窓から見える鳥居崎灯台が気にかかった)「青森県」

    2日目の3時過ぎに海岸線の美しさで有名なJR五能線の
    風景を楽しみました。
    乗車駅は「十二湖駅」から「あきた白神駅」までの
    5駅で30分間の短い汽車の旅です。

    十二湖駅

  • 2両連結のローカル列車がホームに入ってきました。<br />

    2両連結のローカル列車がホームに入ってきました。

    十二湖駅

  • しかし2グループのツアー客が同時に利用したため<br />2両連結の車内には60名近い観光客が乗車して<br />ローカルという鄙びた雰囲気は漂っていません。<br />いつもの個人旅行ではないので止むを得ないと<br />思います。<br />もう一つのツアーグループは見たところリッチ層の<br />方々が参加しているグループみたいです。<br />参加者平均年齢は全体的に私たちのグループより高く<br />見えました。<br />また服装や身に着けている装飾品も高価な感じがします。<br />添乗員はスーツ姿の若い女性でキビキビ歩いています。<br />(参加費のお値段も高そう~。)<br />でも驚いたことに彼らは東京方面から青森の五能線まで<br />バスで直行の旅程だったと耳にしました。<br />これは体力的に大変だったと思います。<br />私たちは新白河駅まででしたが新幹線で来たので<br />少し楽な旅程でした。<br />

    しかし2グループのツアー客が同時に利用したため
    2両連結の車内には60名近い観光客が乗車して
    ローカルという鄙びた雰囲気は漂っていません。
    いつもの個人旅行ではないので止むを得ないと
    思います。
    もう一つのツアーグループは見たところリッチ層の
    方々が参加しているグループみたいです。
    参加者平均年齢は全体的に私たちのグループより高く
    見えました。
    また服装や身に着けている装飾品も高価な感じがします。
    添乗員はスーツ姿の若い女性でキビキビ歩いています。
    (参加費のお値段も高そう~。)
    でも驚いたことに彼らは東京方面から青森の五能線まで
    バスで直行の旅程だったと耳にしました。
    これは体力的に大変だったと思います。
    私たちは新白河駅まででしたが新幹線で来たので
    少し楽な旅程でした。

  • 進行方向の右側が海岸です。<br />それでも車窓から淡い緑色をした日本海特有の海景色と<br />奇岩の連なる海岸線は旅情を誘います。

    進行方向の右側が海岸です。
    それでも車窓から淡い緑色をした日本海特有の海景色と
    奇岩の連なる海岸線は旅情を誘います。

  • 深浦駅を通り過ぎ千畳敷海岸を過ぎる辺りから<br />海岸線延長の遠くに気になるオブジェが見えてきました。<br />観音像が日本海を見守っているかのように見えます。<br />この旅に出る前から「般若心経」と併せ「延命十句観音経」の<br />写経を朝夕に行っていたので何かご縁を感じました。<br />

    深浦駅を通り過ぎ千畳敷海岸を過ぎる辺りから
    海岸線延長の遠くに気になるオブジェが見えてきました。
    観音像が日本海を見守っているかのように見えます。
    この旅に出る前から「般若心経」と併せ「延命十句観音経」の
    写経を朝夕に行っていたので何かご縁を感じました。

  • 列車がそのオブジェに近づくと<br />それは海に対面した観音像ではなく<br />日本海を航行する船の安全を守っている<br />鳥居埼灯台の姿でした。<br />車窓から遠目でも灯台の足元に赤い鳥居があるのが<br />見えました。<br />遠くから観音像のように見えた鳥居埼灯台は<br />やはり信仰のパワースポットの様です。<br />中学生時代に将来になりたい職業は「灯台守」<br />と書いたように記憶しています。<br />幼年時代から北九州の関門海峡の中に浮かぶ<br />巌流島の灯台を見て育った私にとって<br />「灯台」は懐かしいふるさとの心象風景として<br />心の深いところに刻み込まれているようです。<br />

    列車がそのオブジェに近づくと
    それは海に対面した観音像ではなく
    日本海を航行する船の安全を守っている
    鳥居埼灯台の姿でした。
    車窓から遠目でも灯台の足元に赤い鳥居があるのが
    見えました。
    遠くから観音像のように見えた鳥居埼灯台は
    やはり信仰のパワースポットの様です。
    中学生時代に将来になりたい職業は「灯台守」
    と書いたように記憶しています。
    幼年時代から北九州の関門海峡の中に浮かぶ
    巌流島の灯台を見て育った私にとって
    「灯台」は懐かしいふるさとの心象風景として
    心の深いところに刻み込まれているようです。

  • (白神山地の日本版グランドキャニオンを見る)<br /><br />「あきた白神駅」で私たちツアー客が降りると<br />今夜宿泊するホテルに向かう観光バスが早回りして<br />駅前で待っていました。<br />五能線観光の後、私たちのバスは一路白神山地に向かいます。<br />白神山地は真夏の緑樹が濃く生い茂っています。<br />生い茂った樹々が車窓からの景色を遮り雄大な眺望を<br />楽しむことができません。<br />暫く走るとガイドさんから<br />「まもなく右手に日本版グランドキャニオンが見えます。」<br />という案内がありました。<br />日本版グランドキャニオンの近くに来た時は<br />運よく濃く生い茂った緑樹が途切れ、<br />その切れ目から日本版グランドキャニオンの風景を<br />眺望することができました。<br />ただアメリカの本場グランドキャニオンと比較すると<br />「盆栽風グランドキャニオン」という可愛らしく<br />こじんまりとした佇まいです。<br />全てが芸術的にミニチュア化されるという<br />日本式伝統技術である「盆栽化」が自然界でも<br />生かされている様でした。<br />私の連れ合いは「あれは単なる崖崩れじゃないの?」<br />とか呟いていました。<br />

    (白神山地の日本版グランドキャニオンを見る)

    「あきた白神駅」で私たちツアー客が降りると
    今夜宿泊するホテルに向かう観光バスが早回りして
    駅前で待っていました。
    五能線観光の後、私たちのバスは一路白神山地に向かいます。
    白神山地は真夏の緑樹が濃く生い茂っています。
    生い茂った樹々が車窓からの景色を遮り雄大な眺望を
    楽しむことができません。
    暫く走るとガイドさんから
    「まもなく右手に日本版グランドキャニオンが見えます。」
    という案内がありました。
    日本版グランドキャニオンの近くに来た時は
    運よく濃く生い茂った緑樹が途切れ、
    その切れ目から日本版グランドキャニオンの風景を
    眺望することができました。
    ただアメリカの本場グランドキャニオンと比較すると
    「盆栽風グランドキャニオン」という可愛らしく
    こじんまりとした佇まいです。
    全てが芸術的にミニチュア化されるという
    日本式伝統技術である「盆栽化」が自然界でも
    生かされている様でした。
    私の連れ合いは「あれは単なる崖崩れじゃないの?」
    とか呟いていました。

  • これは今夜宿泊する駒ヶ岳グランドホテルの<br />正面です。

    これは今夜宿泊する駒ヶ岳グランドホテルの
    正面です。

    田沢湖高原温泉郷 駒ヶ岳グランドホテル 宿・ホテル

    乳頭温泉郷にある露天風呂のあるホテル by 2013tomoさん
  • ロビーの壁にはさかな博士で有名な「さかな君」が<br />描いたクニマスの絵が展示されていました。<br />クニマスに対する愛情があふれた絵だと思います。

    ロビーの壁にはさかな博士で有名な「さかな君」が
    描いたクニマスの絵が展示されていました。
    クニマスに対する愛情があふれた絵だと思います。

    田沢湖高原温泉郷 駒ヶ岳グランドホテル 宿・ホテル

    乳頭温泉郷にある露天風呂のあるホテル by 2013tomoさん
  • 今夜も豪華な夕食を美味しくいただきました。<br />(あぁ、また体重が増える…。)

    今夜も豪華な夕食を美味しくいただきました。
    (あぁ、また体重が増える…。)

  • <3日目><br />(乳頭温泉郷には緑の風が吹いていた)「秋田県」<br /><br />3日目の朝は宿泊したホテルからバスで走って<br />10分程度の所にある乳頭温泉郷にある大釜温泉を訪問しました。<br />日本の秘湯ブームに火をつけた山奥の白く濁った温泉を楽しむ<br />というプログラムでした。<br />

    <3日目>
    (乳頭温泉郷には緑の風が吹いていた)「秋田県」

    3日目の朝は宿泊したホテルからバスで走って
    10分程度の所にある乳頭温泉郷にある大釜温泉を訪問しました。
    日本の秘湯ブームに火をつけた山奥の白く濁った温泉を楽しむ
    というプログラムでした。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • これは訪れた大釜温泉宿の入り口玄関です。

    これは訪れた大釜温泉宿の入り口玄関です。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • 玄関の内部の様子です。<br />宿のご主人に「写真を撮っても良いですか?」<br />とお聞きして撮影させていただきました。

    玄関の内部の様子です。
    宿のご主人に「写真を撮っても良いですか?」
    とお聞きして撮影させていただきました。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • 乳頭風呂入り口に続く廊下です。<br />右に見えるのは宿泊部屋に上がる階段です。<br />雪が深くなる(積雪は4m程)冬季でも宿泊客が<br />あるという説明がありました。

    乳頭風呂入り口に続く廊下です。
    右に見えるのは宿泊部屋に上がる階段です。
    雪が深くなる(積雪は4m程)冬季でも宿泊客が
    あるという説明がありました。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • 写真は大釜温泉宿の横に設置されている足湯です。<br />桶が外に置かれていたためか<br />お湯は少しぬるかったそうです。<br /><br />ホテルからバスが出発する前に<br />少し疲れていた私たちは<br />「行こうか?<br />それともホテルでゆっくり休んでいようか?」<br />と迷っていました。<br />しかしガイドさんからの<br />「迷ったときは行ったほうが良い結果になりますよ」<br />というアドバイスに従うことにしました。<br />やはり行ってみて良かったと思います。

    写真は大釜温泉宿の横に設置されている足湯です。
    桶が外に置かれていたためか
    お湯は少しぬるかったそうです。

    ホテルからバスが出発する前に
    少し疲れていた私たちは
    「行こうか?
    それともホテルでゆっくり休んでいようか?」
    と迷っていました。
    しかしガイドさんからの
    「迷ったときは行ったほうが良い結果になりますよ」
    というアドバイスに従うことにしました。
    やはり行ってみて良かったと思います。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • 私は乳頭温泉には浸からなかったのですが<br />秋田の山奥で爽やかに吹き抜ける緑の風に<br />たっぷりと浸ることができました。<br />観光バスの運転手さんに電線の一番上まで<br />雪があったと聞かされました。<br />(冬の雪かき(雪上げ)のあとですが)<br />この辺はスキー客や<br />海外や日本代表選手の練習場らしいです。<br /><br />

    私は乳頭温泉には浸からなかったのですが
    秋田の山奥で爽やかに吹き抜ける緑の風に
    たっぷりと浸ることができました。
    観光バスの運転手さんに電線の一番上まで
    雪があったと聞かされました。
    (冬の雪かき(雪上げ)のあとですが)
    この辺はスキー客や
    海外や日本代表選手の練習場らしいです。

  • ここには何度も観光で訪問した経験があるバスの運転手さんが<br />「9月でこんなに美しく晴れた朝はめったにありません。」<br />と仰っていた言葉が印象に残ります。<br />私たちが2017年9月にスコットランドのスカイ島を訪問した際、<br />スカイ島の上に真っ青な空が広がる秋晴れの朝空を仰いで<br />「今日は”Exceptional unusual(たぐいまれなる)”<br />お天気ですよ。」と言っていたツアーガイドさんの<br />言葉を思い出しました。<br />天気予報で今回の3日間は雨が多い観光を予想して<br />いましたのでこのように素晴らしい秋晴れはうれしい<br />想定外でした。<br />連れ合いから「やっぱりあなたは“晴れ男”ね。<br />旅に連れてくるには便利な夫だわ。」<br />といわれ自称「晴れ男」の私は面目をまた一歩<br />果たすことができました。<br />

    ここには何度も観光で訪問した経験があるバスの運転手さんが
    「9月でこんなに美しく晴れた朝はめったにありません。」
    と仰っていた言葉が印象に残ります。
    私たちが2017年9月にスコットランドのスカイ島を訪問した際、
    スカイ島の上に真っ青な空が広がる秋晴れの朝空を仰いで
    「今日は”Exceptional unusual(たぐいまれなる)”
    お天気ですよ。」と言っていたツアーガイドさんの
    言葉を思い出しました。
    天気予報で今回の3日間は雨が多い観光を予想して
    いましたのでこのように素晴らしい秋晴れはうれしい
    想定外でした。
    連れ合いから「やっぱりあなたは“晴れ男”ね。
    旅に連れてくるには便利な夫だわ。」
    といわれ自称「晴れ男」の私は面目をまた一歩
    果たすことができました。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • それにしても山奥の緑の美しいこと。<br />朝の秋風が爽やかに梢の葉を揺るがしています。<br />

    それにしても山奥の緑の美しいこと。
    朝の秋風が爽やかに梢の葉を揺るがしています。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • クリスチナ ・ロセッティの<br />「風」という詩を思い出しました。<br /><br />「誰が風を見たでしょう<br />僕もあなたも見やしない<br />けれど木(こ)の葉をふるわせて<br />風は通りぬけてゆく<br />誰が風を見たでしょう<br />あなたも僕も見やしない<br />けれど樹立(こだち)が頭をさげて<br />風は通りすぎてゆく」<br />(西條八十訳)<br /><参考><br />岡田忠軒氏訳<br />『純愛の詩人―クリスチナ・ロセッティ、詩と評伝』<br />(P79)より<br />「風を見たひと、だれかいる?<br />わたしも、あなたも、見ないけど<br />木(こ)の葉、木(こ)の葉が、震えてる<br />そのとき風が通(とお)ってく<br />風を見たひと、だれかいる?<br />あなたも、わたしも、見ないけど<br />どの木もみんな、お辞儀する<br />そのとき風が過ぎてゆく」(『シング・ソング』)<br /><英詩原文><br />Who has seen the wind?<br />Neither I nor you;<br />But when the leaves hang trembling<br />The wind is passing thro&#39;.<br />Who has seen the wind?<br />Neither you nor I;<br />But when the trees bow down their heads<br />The wind is passing by.<br /><br />いつも感じることなのですが<br />私の旅で「風」が旅情を更に深めてくれるように<br />思います。<br />私は“旅風(旅する風)”なのかもしれません。<br />ツアーの皆さんが乳頭温泉に浸かって<br />体の疲れをいやしている間、<br />私たちは緑樹の陰にある<br />ベンチに座って緑の風に吹かれながら<br />心の旅の疲れを癒すことができました。<br /><br />やっぱり来てよかった。<br />

    クリスチナ ・ロセッティの
    「風」という詩を思い出しました。

    「誰が風を見たでしょう
    僕もあなたも見やしない
    けれど木(こ)の葉をふるわせて
    風は通りぬけてゆく
    誰が風を見たでしょう
    あなたも僕も見やしない
    けれど樹立(こだち)が頭をさげて
    風は通りすぎてゆく」
    (西條八十訳)
    <参考>
    岡田忠軒氏訳
    『純愛の詩人―クリスチナ・ロセッティ、詩と評伝』
    (P79)より
    「風を見たひと、だれかいる?
    わたしも、あなたも、見ないけど
    木(こ)の葉、木(こ)の葉が、震えてる
    そのとき風が通(とお)ってく
    風を見たひと、だれかいる?
    あなたも、わたしも、見ないけど
    どの木もみんな、お辞儀する
    そのとき風が過ぎてゆく」(『シング・ソング』)
    <英詩原文>
    Who has seen the wind?
    Neither I nor you;
    But when the leaves hang trembling
    The wind is passing thro'.
    Who has seen the wind?
    Neither you nor I;
    But when the trees bow down their heads
    The wind is passing by.

    いつも感じることなのですが
    私の旅で「風」が旅情を更に深めてくれるように
    思います。
    私は“旅風(旅する風)”なのかもしれません。
    ツアーの皆さんが乳頭温泉に浸かって
    体の疲れをいやしている間、
    私たちは緑樹の陰にある
    ベンチに座って緑の風に吹かれながら
    心の旅の疲れを癒すことができました。

    やっぱり来てよかった。

    乳頭温泉郷 大釜温泉 宿・ホテル

  • 話は変わりますが<br />バスの前でバスの運転手さんと立ち話をしました。<br />運転者さんは緊急宣言以来、今回は何か月ぶりに<br />観光バスを運転したと言っていました。<br />それまで仕事がないので毎日バスを磨いていたとのことです。<br />最後にはバスの車体に顔が映るくらいピカピカに磨いたと<br />言っていました。<br />「バスも久し振りに観光客を運んで喜んでいますね。」<br />とお伝えしました。<br />その時です、<br />突然、大柄の男性が私たちに近寄ってきて<br />「あんたたちどっから来たんだ?」と聞いてきました。<br />ガイドさんは「埼玉の方から来ました。」と<br />咄嗟に返事を返していました。<br />男性は地元の方だったのでしょうか。<br />確かに大窯温泉の駐車場に停まっている車は<br />秋田県のナンバーが殆どだったと記憶しています。<br />久し振りに乳頭温泉郷までやって来た県外ナンバー<br />の観光バスに彼は興味を感じたようでした。<br />それとも地元の自粛警察の方だったのかもしれません。<br />コロナのことを思い出した私の心はざわつきました。<br /><br />乳頭温泉郷からの帰りのバスの車窓から<br />田沢湖の青い水面を眺めることもできました。<br />今日は晴れてとてもラッキーな一日の始まりです。

    話は変わりますが
    バスの前でバスの運転手さんと立ち話をしました。
    運転者さんは緊急宣言以来、今回は何か月ぶりに
    観光バスを運転したと言っていました。
    それまで仕事がないので毎日バスを磨いていたとのことです。
    最後にはバスの車体に顔が映るくらいピカピカに磨いたと
    言っていました。
    「バスも久し振りに観光客を運んで喜んでいますね。」
    とお伝えしました。
    その時です、
    突然、大柄の男性が私たちに近寄ってきて
    「あんたたちどっから来たんだ?」と聞いてきました。
    ガイドさんは「埼玉の方から来ました。」と
    咄嗟に返事を返していました。
    男性は地元の方だったのでしょうか。
    確かに大窯温泉の駐車場に停まっている車は
    秋田県のナンバーが殆どだったと記憶しています。
    久し振りに乳頭温泉郷までやって来た県外ナンバー
    の観光バスに彼は興味を感じたようでした。
    それとも地元の自粛警察の方だったのかもしれません。
    コロナのことを思い出した私の心はざわつきました。

    乳頭温泉郷からの帰りのバスの車窓から
    田沢湖の青い水面を眺めることもできました。
    今日は晴れてとてもラッキーな一日の始まりです。

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