いつでも温泉　別邸・仙寿庵の洋室泊　

2020/09/08 - 2020/09/10

夏休みに谷川岳の麓にある谷川温泉郷、別邸・仙寿庵に行ってきました。
以前宿泊した熊本白川温泉・竹ふえのお部屋にあった『Ryokan Collection』という本に、仙寿庵のライトアップされた素晴らしい曲線の廊下の写真が載っており以来それが記憶に残っていました。
そして2020年、COVID-19で海外に行けず、最近温泉の素晴らしさがだんだん（やっと？）と分かってきたこともありお邪魔することにしました。
決め手は、すばらしい写真もそうですが共用スペースが大きいこと、部屋数が少ないことでした。一方で心配もあり築年数が経過している、洋室にしましたが少しケバく（自分の感覚です）感じることでした。
実際宿泊してみると、心配していたことについては全然問題なし！でした。扉の建てつけが悪くなっているなど細かいことはありましたがそれを補っても余りある良さがありました。また行きたい！！

エリア 谷川温泉・湯桧曽温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

前泊していたリッツカールトン東京からタクシーで東京駅へ
初めて乗ったアルファードの独立席はゆったりで快適。追加料金がかかっていたのだろうか？
久々の東京駅だ。

MAXトキで上毛高原へ
まだまだ暑くホームに上がってくるだけで背中が汗だく、、暑い中外で働く方のしんどさが容易に想像される。
この季節、新幹線がホームに入ってきてから清掃で待たされている時間がとても長く感じた。

JR東日本の半額キャンペーンでとても安く移動できた。
しかし1階席しか予約できなかったので眺望は望めず。ずっと側壁のコンクリートとにらめっこ状態

初めての群馬県
上毛高原という地名も初めて聞いた。東京より少し涼しいような

ここからは路線バスで移動
時間にして20分少々、金額は600円少々、Sugokaでもok
しかしここでも発車時間までバスのエンジンがかかっておらず冷房なし、、一度乾いた背中にまたジトッとした汗が、、

水上駅到着、まだまだ暑さが残る。
ここからは宿の送迎車で10分
送迎車はアルファード

東京から2時間ほどで到着
峠を一つ超えただけだがお宿の辺りは結構涼しく感じた。

入り口
左にはルレ・エ・シャトー加盟の印と右にはくまもんが並んでいた。
なぜくまもんがいるのか聞くのを忘れた！

お宿の玄関は少し照明を落としてやや暗め（写真は翌日の朝）
白檀のお香の上品な香りと静けさ、ひんやりとした空気感がどうぞリラックスしてくださいと五感にと囁いている。

ロビーのイスに腰かけチェックインの手続き
そこから望む谷川岳
豪雪で有名で、スキー場情報でみる積雪量にいつも驚き一度は滑りに行きたいと思っていた。お初にお目にかかります。

曲線の廊下をウエルカムドリンクのスパークリングワインを飲みながらボーと眺める。
到着した途端、開放的で素晴らしい風景、丁寧なサービスで圧倒されすでにお宿のペースに持っていかれている（もちろんそれを求めてやってきているのでとこも良いこと）

大きいガラス越しに眩しい緑を楽しみながらお部屋への案内
101号『りんどう』のお部屋、写真では見たけど実際はどんなだろうとワクワク、少し心配

COVID-19対策でお部屋の入り口までの案内。詳しいことは机の上の紙に書かれていました。
ダブルベットルーム。宿泊サイトやブログの写真で見るとやや暗めの印象があったがベットサイドは暗めで窓側は明るい感じ。清潔感あり。

床は大理石でひんやり心地よい。
窓側のソファーが経年変化でくたびれているというコメントもあったが、色合いも以前と違っていたので改良されたのかフカフカで生地もしっかりしていて気にならず。

そして部屋風呂！！
どのお部屋にするかを決める時、代金と部屋風呂からの眺めとの相談になると思う。
洋室のお風呂は一階だけあり緑が近いのが特徴だろうか。窓から顔を出すと山並みが少し見えるくらいなので、あくまで近くの緑がメイン。もちろんプライバシーは問題なし。他がどうかは分からないがあとはレインシャワーが備わっていたのが良かった。
窓は古くなっており完全には閉まらず。。夜開けっ放しかつ光を付けてると虫が来るかも。お昼に開けっ放しで入っていて気になることはなかった。
洗面所とを隔てる扉が自動なのも便利だった。

洋室にした決め手の一つ
冷蔵庫内のドリンクがアルコールも含めて無料！
翌日の清掃後は完全補充されていた。ありがたや～
谷川のお水と水上のリンゴジュースが特に美味しかった。

庭園のお散歩
立ち入り自由
HPでみるとどこまでも続く芝生、っという感じであったが実際は想像よりは奥行きは短い印象だった。限られたスペースを広く見せる技術の賜物ですかね。

とは言っても18部屋のお宿にしては十分広い。
手湯や緑に囲まれて過ごせるベンチなどのリラックススペースがあちこちにあり探検していると新たな発見が日々ありそうな楽しげなお庭だった。

お庭の中の東屋で13-16時まではキュウリとトマトが提供されていた。
庭のベンチに座って新鮮なキュウリをそれに合うように配合したというお味噌につけてポリッ！！そして部屋から持ってきたビールをゴクリ！！目を遠くにやると悠然とした谷川岳。。最高な午後

お庭の横では工事をしていてその音だけは余分だった。。
キュウリと一緒に小さい缶のビールやコーラも提供あり。

自分は旅行に来てお部屋にだけ篭るのはなんだか退屈に感じるので、部屋以外に楽しめる共有スペースを最近では重視している。
しかもそれが広くておまけに部屋数が少なく共有する人が少ければなお良い

図書ルームもあり
静かでのんびりと読書できそう。

ボーと外を見ていると子熊が川を急いで渡っていた。それだけ自然が近いということでイノシシやサルも普通にいるそう。

大浴場は温泉宿の一番大切な共有スペースかもしれない。
この時期入浴が5名までに制限されていた。それを聞いた時には5名！？少なっ。入りたい時にいっぱいだったらどうしよう・・と思いうも・・
全くの杞憂に終わり、多くても４名くらいで貸切のこともあるくらいだった。

誰もいなかったので早朝に一枚だけ
お湯はトロリ。
露天風呂は深さもあり底に敷かれた石を踏みながらお湯の中を歩いていると、昔した川遊びを思い出した。（お水とお湯の違いはありますが）

夕食前後で男女が入れ替りがあるが、昼に入った男性風呂は露天風呂から一段降りたところにリラックスチェアがあり開放感抜群だった。

これだけの枚数のタオルが用意されており部屋からタオルを持っていく必要なかったのでノーストレス。
お部屋にもかなりのタオルがあったのとタオルを乾燥させる器具もあった。

大浴場の時間は13時～10時半（18-20時は清掃と入れ替え）で個室風呂も付いているので温泉を楽しむにはもってこいの環境

温泉でさっぱりしたのでスパークリングワインで乾杯してお楽しみの夕食へ

美味しそうでしょ？
見た目通り実際美味しかった！この中では群馬の枝豆最高
サービスもフレンドリーでも丁寧。

口コミでは料理があんまり・・というのも書かれていたが自分的には全然問題なし。妻が川魚が苦手ということを伝えていたので全て海の魚に変わっていた。

海の幸、山の幸もふんだんに

私は岩魚を初めて食べた。頭から尻尾まで美味しく頂いた。

1日目も2日目もメニューは全然違っていた。3泊までは大体メニューが決まっているみたいだが、7泊！！した方もいるようなので作る方は大変だと思うが食べる楽しみは毎日ありそう。

夜食は1日目おこわ、2日目はおにぎりでした。

日本酒の飲み比べ
和食と合う～

ワインもあり。
連泊だと１本頼んでも無理せず翌日に回せるのが良い

完全個室でお部屋は日々違う。気兼ねなくしゃべりながら食べれて良かった。

こんな土瓶がある部屋もあり連泊すればそれだけ食事の部屋やそこから見える景観も違うのでそれも楽しそう

夜の曲線廊下のライティングも幻想的

外から幻想写真をトライしたが良い写真を撮るのは難しい・・
でも空を見上げると綺麗な星がたくさん見えた。

休みの朝の楽しみ、ランニング
誰もいないロビーから谷川岳がくっきり
ワクワクしながら外に出る。

とりあえず近くのスキー場を目指す
山が近付いて来た。

秋の気配があちこちに

緑のスキーコースを登って登って、、
流石に上級コースは斜度が急で大変だったがようやく頂上に登頂
手元のアプリでは高度差600m

谷川岳を近くに望めて大満足の朝ラン

お宿で貸して頂いた熊鈴を鳴らしながら走った。

ショートソックスで行ったので草の葉で足に切り傷が出来るはヒルに吸い付かれるは、朝露で靴がびしょびしょになるはで帰ってからが大変だった・・・しかし仙寿庵の玄関でたまたまお会いした宿の方に色々処置をしてもらい大変助かった。靴も乾燥機で数時間後にはカピカピに。

そんな後の朝食はとても美味しい！！
鮎の干物

2日目の日中は、たまった洗濯物をコインランドリーで洗濯しに。
宿から峠を越えて徒歩で20分ほど。
待っている間に利根川の河原でまったり。水が冷たい。

トイレに透明な仕切りが。COVID使用？？

部屋に組子使用の明かり
ほのかに周りを照らして良い感じ。
設備に年月を感じることもあったが歴史のあるという表現が適当で清潔感もあり嫌に思うことはなかった。

部屋風呂がすごく良かった。
いつでも好きな時に入れるし、例えばキャンドルもあり。夜にはそれを灯して・・なんて雰囲気も抜群だろうな。自分は爆睡していたが。

シャンプーなどはモルトンブラウン
香りが気になるようならいつでも交換すると書かれていたが、自分はむしろ香りが気に入り沢山使わせてもらった。

化粧水とかもイギリスの良い製品が使われているよう（備え付け）

仙寿庵仕様の日本酒・谷川岳

予約する前に気になっていたことは全て気にし過ぎでとても快適な温泉バケーションを過ごせた。
Go to トラベルの影響か満室状態が続いているとのこと。人に会わないようなことはないものの、待ったり時間を気にしたりせずまったりと自分のペースで楽しめるお宿だった。

再びの谷川岳
チェックアウトの時に雲の隙間からちらりとその姿を見ることができた。

いや～温泉ってほんと良いですね！と思いながらパークハイアット東京へ移動

この旅行記へのコメント （1）

• 96さん 2020/10/22 18:05:54

  ミニバーが無料ですか！

  no-9さん
  
  4年前に訪れたことがあり懐かしく拝見させていただきました。
  しかし、ミニバーが無料の部屋があったとは知りませんでした。
  やまぶきという和室の利用でしたが、客室からウッドデッキが川のそばまで延びていて、デッキにあるチェアが居心地が良くお気に入りでした。
  また行ってみたくなりました。