南九州をぐるっと旅行

2020/08/20 - 2020/08/22

遥か昔、電車を乗り継いで行った青島を再訪することにしました。
直前になって指宿へも寄ることになり、南九州をぐるっと廻ることになりました。

■ルート
・08月20日 羽田⇒鹿児島⇒えびの高原⇒青島
・08月21日 青島⇒日南海岸⇒指宿
・08月22日 指宿⇒知覧⇒鹿児島⇒成田

■フライト
＜8月20日＞
・羽田07:25⇒鹿児島09:15（SNA071）
＜8月22日＞
・鹿児島15:40⇒成田17:30（MM556）

■費用
・ソラシドエア（羽田⇒鹿児島） 8,490円（バーゲン75）
・ピーチエア（鹿児島⇒成田）7,480円+手荷物1,800円
・青島グランドホテル 20,778円（海側和室・夕朝食付・泊得クーポン6,000円付21,978/クーポン▲1,200）
・指宿ロイヤルホテル 14,131円（夕朝食付25,740/GoTo▲9,009/クーポン▲1,500/ポイント▲1,100）
・トヨタレンタカー15,305円（C2免責込/基本16,555/オプション1,650/クーポン▲2,900）

エリア 日南(宮崎)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ソラシド エア Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

■1日目 8月20日（木）
宮崎便が高かったため、鹿児島発着にしました。
鹿児島空港でレンタカーを借り、10:00過ぎに霧島神宮に到着。

数年前にも参拝しているのですが、今回は、相方のドラクエウォークのお土産獲得が目的です。

前回は霧で全体が良く見えませんでしたが、今回ははっきり見渡せます。
ただ霧島神宮だけに、霧に隠れた方が風情がありそうです。

霧島神宮 寺・神社・教会

霧島神宮でお参りを済ませた後、かつての神宮があった古宮址へ寄ってみました。

古宮址(高千穂河原) 名所・史跡

こちらが古宮跡。
日本酒が供えられていました。

振り返ってみた景色。
まったく人はいませんでしたが、車が数台停まっていたので、高千穂峰に登っている人がいるのかもしれません。

高千穂峰だけでなく、付近に散策路もありました。
いつの日か、じっくり周ってみたいものです。

霧島神宮から時計回りに移動して、えびの高原に12:00頃到着。
高原といっても標高は1200mくらいなので、非常に暑かったです。
駐車場の人にも、暑さ対策を促されました。

駐車場から30分ほど登り、湖が見渡せる「二湖パノラマ展望台」に着きました。
正面に見えるのが六観音御池で、左手奥には白紫池が見えます。

えびの高原 自然・景勝地

展望台付近は、風が通り抜けて気持ちがいいです。
しかし、ここへ登ってくるまでは蒸し暑くて、滝のように汗をかきました。

本来は、「えびのエコミュージアムセンター」を起点に、池を巡るコースはぐるっと１周できるのですが、現在は火山活動のため規制されている区間があります。

このまま先へ進んで来た道をまた引き返すのは気が進まないし、なにより暑すぎるので、展望台で折り返すことにしました。

引き返す前に、白紫池の畔へ寄ってみました。
湖面に山が移りこんでいます。

えびのスカイラインを下ると生駒高原へ出ますが、規制されているので遠回りしなくてはなりません。
写真は霧島バードラインの白鳥展望台からの景色です。

途中、生駒高原へ（ドラクエのお土産のために）寄り、16:00頃に青島に到着。

青島グランドホテル 宿・ホテル

宮崎市が「宮崎市に泊まってお得 "泊得"キャンペーン」を行っていて、土産店などで使える「泊得クーポン」が1人当たり3,000円分貰えました。
この他、キャンペーンには「先着1万人に宮崎牛をプレゼント」もあり、こちらは後日、自宅に送られることになります。

さっそく、泊得クーポンで土産物を買いに出かけます。

かつて新婚旅行のメッカだった青島です。
海外旅行が一般的になる前だとしても、なぜ青島だったのか不思議です。

青島神社へ向かう参道です。
この日の夜のニュースで丁度、青島と神社が取り上げられていました。
青島自体は貝の堆積物で出来ているのだそうです。
参道が白っぽいのも、そのためだと思います。

そして周囲には有名な「鬼の洗濯岩」が広がっています。

青島神社に到着し、後を振り返ると海が見えました。
境内から見える青い海というのは、なかなかいいものです。

青島神社は、平安初期の頃には、すでに名前が記述されていたようです。
昔来たときは、そういったことは何も知らず、通り過ぎてました。

拝殿から右手の小道を進むと、本宮があります。
皇族の誰かが関わっているような説明があったと思うのですが、忘れてしましました。

拝殿から本宮へ行く小道。

青島のすぐ近くに土産物の「青島屋」があり、付近では唯一「泊得クーポン」が使える店だったのですが、17:00の閉店で閉まった後でした。
https://www.s-and-r.jp/shop_r1.html
余計なお世話ですが、閉店が早くて稼ぐ機会を失っているような気がします。
写真は部屋から見た夕暮れ時の青島。

そして夕食。
安いプランだったので、相方には不評でした。
夕食付の宿に泊まる機会が少なく、部屋や料理の質と値段のバランスが、うまくつかめません。

■2日目 8月23日（金）
日南海岸を南下し、最終的に指宿まで移動します。

青島から車で10分弱くらいの道の駅に立ち寄りました。
泊得クーポンは、ここで使い切ってしまいます。

道の駅 フェニックス 道の駅

道の駅の目の前の海岸です。

道を少し引き返し、堀切峠に立ち寄ってみました。
（駐車スペースは数台あります）
このカーブを曲がると、

堀切峠 自然・景勝地

真っすぐな海岸線が広がっています。

振り返るとこんな感じです。

海岸線を南下し、10:00頃、鵜戸神宮に到着。
想像より境内は広かったです。

この階段を下った先の洞窟に、本殿があります。

鵜戸神宮 寺・神社・教会

本殿です。
建物内で笛の練習をしていて、良い音色でした。

洞窟ぴったりによく建てたものです。
裏手の「お乳岩」から滴る「お乳水」は、コロナ対応のため手に取ることはできませんでした。
「おちちあめ」は購入できるそうです。

「運玉」を岩の窪みに投げ入れているところ。

海岸沿いを更に南下し、油津へ。
宮崎はプロ野球のキャンプ地のため、JRの駅が球団色に染まっています。
油津駅は、広島カープ。

油津駅 駅

その先の南郷駅は、西武ライオンズでした。

南郷駅 駅

南郷駅から海岸へ走らせ、トイレ休憩のため道の駅に立ち寄りました。

道の駅 なんごう 道の駅

敷地の裏手から上に行く道があったので、登ってみました。
この写真では、まだ国道448号が見えますが、最終的に小さな山を越えるくらいの高さまで登ることになります。

ところどこに展望台があり、これで最後かと思うと、さらに先があり、

こんなに高くまで登ってきました。
蒸し暑くて汗だくになりました。

周辺は花が咲き乱れていて、どちらかというとジャングルに近い雰囲気です。
この花はブーゲンビリアではないかと思います。

この木はユーカリだそうです。
さすが南国ですね。

歩き始めて20分くらいで、ようやく最上部と思われる展望広場に着きました。

そこからの景色がこれです。
遠くまで見渡せます。

トイレ休憩のつもりが、40分ほど散策してしましました。
先を急ぎます。

都井岬へは海岸沿いの448号線が途中通行止めのため、串間市街を通るように大きく迂回しなければなりませんでした。
道の駅から1時間半ほどかかって、都井岬の先端にある御崎神社に到着。

都井岬 御崎神社 寺・神社・教会

手前のものと、奥に小さく見える赤いものは、どちらが神社なのか分かりませんでした。
串間市の観光物産協会のホームページを見たところ、奥の赤い屋代の方が神社のようです。
https://kushima-city.jp/toi/shrine/

周辺はソテツの群生地でした。

こちらは都井岬灯台です。
参観可能なのですが、お金がかかるので中には入りませんでした。

都井岬灯台 名所・史跡

都井岬灯台の手前から見た景色です。
以前は、ここから神社まで歩いていけたようです。

ビジターセンター、民宿、土産物屋などは閉まっていて、立ち寄れる場所がなく、どこに行けば馬を見られるのかも分かりません。
休館中のビジターセンターの門から中を覗くと馬が見えたので、遠くから写しました。

馬の姿を追い続けていて、偶然、都井岬観光交流館というものが見つかりました。
建物の周辺に馬がいました。

御崎馬という野生馬だそうですが、人を怖がりません。

観光交流館では食事もできるので、しらす丼を注文。
夕食に備えて、2人で1つにしておきました。
時刻は14:00。
移動時間を考えると、大隅半島の根占から出るフェリーに乗るにはギリギリの時間です。

馬を少しだけ撮影して、大隅半島を横断し、フェリー乗り場へ向かいます。

大隅半島と薩摩半島の距離が短くなっている場所をフェリーが運航しています。
フェリーで渡った先が指宿になります。

途中、渋滞に巻き込まれながら、16:30過ぎに根占営業所に到着。
17:00発のフェリーに間に合いました。

乗船を待っているところ。

フェリーの内部の様子。

根占港を出発。
乗船時間は50分です。

景色を眺めていたら、あっという間でした。
遠くの建物は、方角的に見て今日泊まるホテルだと思います。

山川港に入港。

18:00頃、ホテルに到着。
陸路で移動してきても、到着時間は同じくらいだったかもしれません。

指宿温泉　指宿ロイヤルホテル 宿・ホテル

部屋からの眺望です。

先ほどフェリーで到着した山川港も見えます。

風呂に入った後、お待ちかねの夕食です。
口コミによると接客に定評があるホテルですが、私達は外れの人を引いてしまったようです。
料理は良かったものの、良い印象は残っていません。

■3日目 8月24日（土）
朝食時、昨晩と同じ人に対応されてしまい、残念の一言。
早々にチェックアウトします。

09:00過ぎ、薩摩半島先端の「長崎鼻」にやってきました。
浦島伝説の残る場所だそうです。
2周して願い事をすると叶うとのこと。

長崎鼻 自然・景勝地

ここからは、開聞岳が海から立ち上がるように見えます。

鹿児島なのに、なぜ「長崎鼻」というのか不思議です。

竜宮神社もありました。
浦島伝説に竜宮・・・と、出来過ぎで、引いてしまいます。

この後、開聞岳が見栄えするスポットに寄っていくことにします。
まずは、本州最南端の西大山駅です。

駅のホームから写すのがお勧めのようです。

西大山駅 駅

時刻表です。
電車も一緒に写し込むには、予め調べておく必要がありそうです。

東西南北のうち、佐世保にまだ行っていません。

次に開聞岳の前を横切るように走って、「瀬平公園」という場所に来ました。
木が邪魔しているので、付近にもっといい場所があるかもしれません。

瀬平公園 公園・植物園

10:30頃、池田湖の大ウナギを見るため、湖畔にやってきました。
この時間でも店は開いてなく、残念ながら湖の写真だけとって移動します。

イッシー本舗 グルメ・レストラン

指宿を後にし、知覧に移動しました。
以前「日本最強の城」という番組で、知覧城が取り上げられていました。
最強とは魅力的という意味で、崖と小高い丘を組み合わせたような城を説明していました。
番組では、知覧の武家屋敷は、ここから移築したと解説していたので、訪ねてみました。

個々の丘の上に屋敷が置かれ、崖は空堀の役割だったようです。

散策路のようにも見えますが、空堀だそうです。
実際の雰囲気は、もっと薄暗く不気味な感じがします。

小さいながらも斜面の入口には、枡形が見られました。

かなりの急こう配です。

15～20mくらい登ると平な土地が開けていて、こうした場所に建物があったようです。

崖上から下を覗くと、かなり段差のあることが分かります。

本丸だけでなく、丘はそれぞれ独立していて、それらを束ねて城を形成しているようでした。

いったん空堀に入ると、周囲は皆同じような景色になるので、方向感覚が効かなくなります。
標識がないと迷いそうですが、実際には、標識があっても迷ってしまいました。
駐車場へ戻るつもりが、途中で逆方向に歩いていることに気が付き、ドキリとします。
一人で訪ねるには心細い場所です。

知覧城跡から、現存の武家屋敷にやってきました。
7軒の庭園が開放されているとのこと。

知覧武家屋敷庭園群 公園・植物園

時代劇で見かけるような家です。

しかし、２つの建物がくっついたようなこの形は、鹿児島特有とのこと。

4軒目を見たところで夕立に見舞われ、残りは断念して空港へ向かうことにしました。
また、時間が足りず、特攻平和会館へは寄れませんでした。

知覧から高速を使って、1時間強で鹿児島空港に到着。
空港のレストランで、きびなごの刺身と焼酎を注文し、旅行の〆にしました。

エアポート山形屋彩華 グルメ・レストラン