2014/02/01 - 2014/02/01
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まさとしさん
エリトリアからエジプト経由で帰国の途につきます。その際カイロに滞在しました。
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アスマラ発のエジプト航空カイロ行きの出発は4時だ。ほとんど徹夜のまま飛行機に乗り込みカイロまでのフライトは3時間。そしてカイロでは17時間のトランジット。休む場所はなくそのままバンコク行きに乗り込む事になる。しばらくは結構ハードな行程となる。
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【2月1日(土)】
この一週間、報道では一部の小競り合いが、エジプトすべてのように報道されているようだが、革命3周年記念日から一週間後の今日、再びカイロの空港にやってきた。
夜明け前のカイロに到着。 -
今日は到着便が集中しているせいか入国審査場は大行列だ。北京からの便が多く中国人観光客の姿が多く目立つ。今中国は旧正月だ。おそらくその影響もあるだろう。出国審査を終えて外に出たら7時半だ。シャトルバスで空港バスターミナルへ向かった。
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到着したバスターミナルは1週間前とは一変してたくさんの大型バスと前回見なかったミニバスが数台待機していた。大型バスはすぐにタハリール広場へ向かうものが見つかった。やはり先週は革命記念日のせいで交通機関が大幅に間引きされていたようだ。
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そんな中ミニバスの車体にWi-Fiの表記がされていたので聞いたら車内で使えるとのこと。バスはラムセス中央駅を通るようなので迷わずこのバスに乗り込むことにした。バスは空港を出発。道路はかなり交通量が多く、結構時間がかかりそうだ。ネット回線は案外快適でラムセス中央駅に到着するまで渋滞に巻き込まれたが全く苦にならない。
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町中は騒がしく排気ガスが目にしみるが、カイロのイメージそのままの謙遜で町中は至って平穏だ。この前封鎖されていた道路も解除されている。
今日最初に行こうとしているのは崩れかけのピラミッドがあるメイドゥームだ。19年前、初めてエジプトに来たときにも訪問しているが、当時は自力で行くのは不可能でギザのピラミッド前でタクシーをチャーターした。そしてかなりの額を払ったような気がする。今回はそのリベンジというわけではないが自力で何とか行けないだろうか試してみたい。 -
空港バスをラムセス中央駅で降り、メトロでムニーブ駅に向かった。
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バスターミナルで朝食を食べる事にした。
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紅茶。
ここでメイドゥームに行くバスがないか探したが、ピンポイントで行くバスがないようでなかなか見つけられず、高速を南へ行ったとこにあるとかバスの乗り場とは関係ない説明を受け、混乱してしまい断念した。カイロは中心部の一部の地域と観光に携わる人にしか英語は通じない。なので案外公共交通の移動はアラビア語表記のみというのも加わり難易度が高い。
メイドゥームの最寄りとなる比較的大きなワスタという町がある。ここを拠点にメイドゥームを目指すことにした。ワスタへのミニバスはすぐに見つかった。しかし出発した後、北に向かい走り出したのでまた違うバスに乗ってしまったのかと思い、どこに連れて行かれるのか不安になったが、ミニバスは遠回りして高速道路を経由して南を目指した。 -
砂漠を走りワスタへは約1時間半。
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ワスタに到着した。
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途中メイドゥームのピラミッドが見えたが、通り過ぎてここまで来た。メイドゥームで降りてしまうと帰りの足も確保しなくては成らず大変なので、ワスタから車をチャーターすることにした。エジプトの郊外にはインドのオートリキシャのような塗装のトゥクトゥクが実に多い。乗用車のタクシーを見つけるのは困難なくらいだ。
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せっかくなのでトゥクトゥクをチャーターすることにした。メイドゥームまでは10キロ以上あり、結構走ることになる。
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ピラミッドの入場料は40£(680円)。
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入場料を払えばピラミッド内部の玄室の中も見られるが電気を付けてくれる案内人にバクシーシが必要だ。
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近くに警察いて運転手にいくらで交渉したのか聞き、30だというとそれは安い。普通は50だという。
「わかった。わかった」とその場を去ろうとすると今、運転手に50ポンド払えという。払うと運転手はお礼に警察に10£渡していた。結局警察が金がほしかっただけなのだろう。直接僕から金を取れそうもないので遠回しに運転手を利用して金を手に入れるとは周到だ。
結局運転手に30ポンドで話がついていたのに警察に20ポンド脅し取られ感じだ。
しかしメイドゥームのピラミッドに一日何人の観光客が来るのだろうか。普通観光客の来ない名所は人が素朴なはずなのにエジプトに関しては人が来ないからたまに来る観光客からむしり取ってやろうというスタンスなので、全く以て困った国だ。政情不安で観光客が減っているのでなおさらとばっちりを受けてしまう。 -
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階段状のピラミッドがあるサッカラーにも行くつもりだったが、金がかかる上に疲れるだけのような気がしてきた。ワスタに戻り列車があるようならこのままカイロに戻ろうと思う。
ワスタの駅に行くとホームで人が待っていてすぐに列車が来るとのこと。で何か食べようと思っていたがそんな時間はないようだ。 -
列車はすぐに到着した。
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ワスタ駅での乗り降りはそれほど多くなく、乗り込んだ車内は超満員だ。座るのは無理で足の踏み場もないくらい人がいる。でも乗るのをやめようとは思わなかった。なんとか奥に入り込みゆったり立っていられる場所を探した。
カイロまでは2時間。途中のギザまでずっと立ちっぱなしだ。でもアスワンから来たエジプトの各駅停車の旅は初めての経験で地下鉄とは違った雰囲気を味わえいい経験ができた。運賃は4£と激安だった。ただどれだけの乗客が運賃を払っているのかは怪しいところだ。 -
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車掌から切符を購入
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ラムセス中央駅に到着。
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駅前でコシャリを食べることにした。エジプトに来て一度くらいは食べておきたいが、やはりまずい。おなかがすいているとき以外口にしたくない食べ物だ。
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夕方ギザのピラミッドに行こうとしたが、夕方は直行のバスがないとかで行くのはあきらめた。
かわりに「ハーンハリーリ」にエジプト料理のハトを出す店に行くことにした。ハーンハリーリは今まで一度も行ったことはない場所だ。
フセイン広場所中心に観光客向けのカフェやお土産物屋が並び、欧米人旅行者の姿もちらほら見かける。タハリールやタラアト・ハルプ通りでは全く見かけないのとは対照的だ。ゴミも少なく、街並みもカイロでは一番洗練されている気がしないでもない。 -
エジプト人が僕を勝手に撮影しようとする。
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ハトの中にご飯が詰め込まれた料理「マフトー」を注文した。観光地にありながら地元の人の間での人気店なので早い時間にもかかわらず満席だ。
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米がパンパンに詰め込まれている。
サラダやパンがついてこれで36(580円)ポンド。
その後オレンジジュースを飲んでからラムセス中央駅に向かった。
空港まで例のWi-Fiを使いたいが、本数は決して多くなく、時間も不規則なのでなかなか捕まえるのは難しい。
終点の場所が分ければともかくミニバスを待つのは至難の業だ。とりあえずタクシーで空港までいくらか聞いたら100£(1600円)とのこと。高いのでこのタクシーは相手にしないことにした。
さてどうするか。再び通りを行き交う車に目をやったら見覚えのある車体がやってきた。空港行きのミニバスだ。すかさず停車させ乗り込んだ。まさにこの交通量の中この車体を見つけることが出来るとは。奇跡としかいいようがない。
空港までは2.50£。スマホをWi-Fiに繋ぎネットをしながら渋滞に巻き込まれつつも順調に空港に向かうことができた。
シャトルバスに乗り換えターミナル3へ。出発まで3時間ほどだ。一日のみのカイロ滞在を終えエジプトを出国。今日も充実したカイロ滞在だった。往復バスを使うことができたのでずいぶん節約できた。
23時20分発。バンコク行き。ガラガラのようで中央3席独占できそうだ。
エリトリア出発時からほとんど休んでいないので、これで体力的に復活できそうだ。
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旅行記グループ 2014年 バンコク・カイロ経由エリトリア
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