2020/08/25 - 2020/08/31
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j-ryuさん
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☆郡山市の布引山風の高原に雄大なひまわり畑を見に行った日、
撮影は早朝だったので時間的にまだまだ余裕があります。
布引山風の高原のすぐ南に位置するのが天栄村の羽鳥湖高原。
その羽鳥湖高原のあちこちに自生するオタカラコウが
そろそろ見頃だろうと予想し向かうことにしました。
本来なら馬入峠越えで行けば最短で30分ほどで行ける距離ですが
残念ながら現在は道路修復のために通行止め状態。
結局、勢至堂峠と鳳坂峠の2つの峠を越えていく羽目に(――〆)。
2011年の東日本大震災以降、福島県は自然災害に度々見舞われ
復旧工事のいたちごっこ。
今年こそ災害の無い年であるよう祈るばかりです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆郡山布引風の高原&羽鳥湖高原 Map (※Google Erathに加筆)
郡山布引風の高原から羽鳥湖高原への最短ルートは
安藤峠経由ルートですが現在は通行止め。
次に短いルートは馬入峠経由ルートですが
これまた復旧工事のため年内は通行止め。
結局、一度中通りに出て
勢至堂峠、鳳坂峠と2つの峠をぐるっと遠回りしなくてはなりません。 -
☆福島県天栄村 明神滝&立矢川の滝 ルートマップ(※Google Erathに加筆)
明神滝へは羽鳥湖高原の国道118号線沿いの大平集落で
猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します(黒沢林道)。
道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車3台ぶんくらいの駐車スペースがあります。
(注)現在、馬入峠は通行止めですが湖南側からは隠岐津島神社まで
羽鳥湖高原の大平からは更目木集落までは通行可能です。 -
☆羽鳥湖高原 黒沢林道 明神滝橋
県道235号羽鳥・福良線から黒沢林道を道なりに進むと
橋がありその右下に明神滝が見えてきます。
橋のたもと右手前に3台分の駐車場がります。
車を反転する場合は橋を渡って30mほど進むと
左手に村道があるのでそこで切り返すと楽です。
この黒沢林道を真っすぐ進めば安藤峠&会津若松の東山ですが
現在は通行止めです。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝 (橋上から)
橋の欄干右下に明神滝を見下ろせるので
老人や幼児、障害者も滝を見ることができます。
ただ道路(橋)なので交通量は少ないとは言えご注意ください。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝 (橋上から)
明神滝のある黒沢はこの日の朝行った
郡山布引風の高原の会津布引山(1081m)や安藤峠周辺を源で
明神滝の1kmほど下流で赤石川に合流し
赤石川は羽鳥湖から流れてくる鶴沼川に合流し
その鶴沼川は下郷町湯野上温泉で大川に合流し
会津で阿賀川となり新潟で日本海に注ぎます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝 (橋上から) (2020/7/29撮影)
前回訪れたのは7/29,九州山形豪雨の後日だったので
いつもは2条に分岐して流れ落ちていますが
いつになく増水し滝幅一杯に流れ落ちていました。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝 (橋上から)
案内板に落差約10mと表記されているけれど
10mもあるかな~(^^;)。
ま、上から見下ろすと少し寸詰まりには見えるけど・・・ -
☆羽鳥湖高原 明神滝 (橋上から)
明神滝はお手軽滝であり花の滝でもあり
春から初秋まで様々な花が滝に色取りを添えます。
春はトウゴクミツバツツジやヤマツツジ
夏はタマアジサイ
晩夏はオタカラコウやツリフネソウ
秋は紅葉
冬は雪景色と
春夏秋冬楽しめます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&タマアジサイ
7/29に訪れたときはタマジサイは咲き始めでしたが
それから1か月も経つのにまだ咲いています。
タマアジサイはアジサイ属の中でもっとも花期の長い花でし。
1つの花が長いのではなく、球状の蕾が他のアジサイのように
一斉に咲くのではなく、順繰り咲くので
結果として全体の花期が長くなります。
暖地だと9月中旬でも咲いていたりします。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&タマアジサイ
タマアジサイの自生地は主に福島~岐阜県と四国・九州の一部に限られて、山あいの川筋など湿度の高い所に自生しアジサイ科の中では唯一、蕾が玉状なので自生していれば開花前にタマアジサイだとすぐ分かります。
この周辺のタマアジサイはほぼ北限の群生地でとても貴重なんですが、山あいに行けば良く見られるアジサイなので殆どの人はその貴重さを知らないようです。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&キツリフネ
明神滝左岸ではキツリフネやツリフネソウは花盛りになってきました。
ツリフネソウの仲間は熱帯アフリカや東南アジアを中心に約600種もあるそうですが,日本には今日紹介している赤紫色のツリフネソウの他には山あいの湿った所に咲くキツリフネ(黄吊り舟)と紀伊半島、四国、九州に自生するハガクレツリフネ(葉隠れ吊り舟)のわずか3種しかありません。(白花など亜種は除く)園芸種のホウセンカやインパチェンスもツリフネソウの仲間です。
白花は赤紫のツリフネソウの突然変異だと言われています。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&ツリフネソウ
里地では赤紫のツリフネソウがほとんどで
山間部に行く程キツリフネが多くなってきます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&キツリフネ
キツリフネ(黄釣り舟、黄吊り舟/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)
ユーラシア・北米大陸に広く分布し
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、
水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
ツリフネソウより冷涼な場所を好みます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&キツリフネ
ツリフネの由来は生け花の吊り舟に由来すると言わるので
本来漢字表記なら吊り舟だと思いますが
釣り舟と表記するのが多くなってきています。
釣り舟だとまさに釣りをする舟のことですが
生け花の吊り舟は舟の形をした花器を吊るして使うことから
吊り舟なのであって、同じ発音のツリフネでも元々の意味は違います。
つまりツリフネソウは生け花の花器(吊り舟)に似ているので
吊り舟草や黄吊り舟が正解ですが
言葉は時代とともに変遷するので目くじらを立てるほどのことでは
無いと思いますが知っていた方が賢いかも。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&キツリフネ
-
☆羽鳥湖高原 明神滝&ツリフネソウ
ツリフネソウ(釣り舟草、吊り舟草/ツリフネソウ科ツリフネソウ属)は
東アジア(日本、朝鮮半島、中国、ロシア東南部)に分布。
日本では北海道・本州・四国・九州の低山から山地にかけて分布し、水辺などのやや湿った薄暗い場所に自生する。
キツリフネは山間部に多く見られますが、ツリフネソウは里地の田んぼの畦などでも見られます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝&ツリフネソウ
-
☆キツリフネとツリフネソウの違い
キツリフネとツリフネソウの見た目の大きな違いは
筒状の花の細い密壺がツリフネソウはクルクルとカールしていますが
キツリフネは緩やかに曲がっているだけです。
花の咲く場所も違います。
キツリフネは葉っぱの下の付け根から花序を伸ばし咲きますが
ツリネソウは茎の先端から花序を伸ばして咲きます。 -
☆天栄村二岐渓谷、御鍋林道沿いの白花ツリフネソウ
白花ツリフネソウ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)は赤紫色の
ツリフネソウのと突然変異と言われ独立した種とはみなされていないようです。
ツリフネソウやキツリフネソウからしたら自生数は圧倒的に少ないです。
そんな数少ない白花ツリフネソウですが天栄村二岐渓谷、御鍋林道沿では
けっこうたくさん自生しています。 -
☆天栄村二岐渓谷、御鍋林道沿いの白花ツリフネソウ
御鍋林道沿いではキツリフネも自生しているので
赤白黄色が揃って見られる自生地です。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)が
予想通り見頃を迎えていました。
オタカラコウは主に福島県南部~九州に分布し、
深山の谷川や湿った斜面に自生します。
福島県より北でもわずかに自生するそうですが稀なようです。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
福島県におけるオタカラコウの自生地は点々とした隔離分布で
分布地が線や面でつながっていません。
オタカラコウは花後の種は綿毛になって風に飛ばされ
自生地を広げていくタイプですが
おそらく綿毛は県内一円に飛ぶ可能性があると思いますが
オタカラコウが好きな環境に上手く辿り着き芽吹くのは
相当難しいのかなと想像します。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
福島県では隔離分布しているオタカラコウですが
羽鳥湖周辺では何か所も自生地があります。
私が見つけただけでも5ヶ所ほど。
それだけオタカラコウの好む環境が揃っていたのでしょう。
綿毛が飛ぶ距離にしても近くに舞い降りる確率は高くなるのも
自生地が多い理由かも。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
オタカラコウの花茎の高さは1-2 m程度になりかなり大型の山野草です。
花が咲いていてば直ぐに見つけられます。
根出葉はフキに似て長い葉柄があり、心円形で径40-60 cmになり、葉の縁は鋸歯状になる。茎につく葉の葉柄は茎を抱く。
全体がメタカラコウに似るが、メタカラコウの頭花の舌状花が0~3個程度であるのに対し、オタカラコウは8個程度で、また全体的に大ぶり。メタカラコウの根出葉の基部はほこ形になるが、オタカラコウは尖りません。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
タカラコウ(宝香)とは、防虫剤や香料にされる竜脳香のことで、
根の香りが似ているのだそうな。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
龍脳とは、マラヤ、スマトラ、ボルネオ等の熱帯アジアに分布するフタバガキ科の常緑樹で材木を水蒸気蒸留し、昇華させたのちに冷却して得られる結晶のことだそうです。
龍脳は強い中枢麻痺作用を有し、発汗、去痰、止痛、消腫当の効果があるとされ、高貴薬として配合されることもあるそうです。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
明神滝右岸の岩場にもオタカラコウが自生していますが
こちらは岩場で栄養が乏しいのか左岸に比べ少し小型です。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
こちらは明神滝左岸のオタカラコウ。
こちらは土があり栄養状態がいいと見えて
大きいものは1.5m弱もあります。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)
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☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)&タマアジサイ
タマアジサイとのコラボも見られました。
タマアジサイもオタカラコウも福島県がほぼ北限。
ってことはタマアジサイもオタカラコウも寒さが苦手?
いや、
明神滝は標高700m、冬は寒さ厳しく雪も多い所です。
おそらく宮城県や岩手県の沿岸部の方がよほど暖かいと思うので
寒さだけが北限の理由では無いような気がします。 -
☆明神滝のオタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)&タマアジサイ
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☆羽鳥湖高原 明神滝
明神滝は普段の水量はこんなものなので
長靴でも左岸から右岸に渡ることもできます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
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☆羽鳥湖高原 明神滝
明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上にある直立した大きな一枚岩の傍らに
宗像三神の一つ田心姫命が祭られていて、その御神体は蛇体であるとされ、
日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、
いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
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☆羽鳥湖高原 明神滝
田心姫命が明神と言うより、中世頃から神が本来の名前で呼ばれることは少なり、
神様の名前を省略し通称で「明神」や「権現」などと大まかに言うそになったそうで、
天栄村の明神滝も神のご利益がある滝という意味で『明神滝』と呼ばれたと思われます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
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☆羽鳥湖高原 明神滝
明神滝は南向きなので日中は正面からまともに陽射しを浴びるので
晴天の日のスローシャッター撮影は早朝か夕方が向いています。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
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☆羽鳥湖高原 明神滝
この日の早朝は布引風高原でひまわり畑を撮ってきたので
陽射しが射し込む前に撮影できるか心配でしたが
右岸にこそ陽が射してきましたが
滝自体にはまだ当たらずギリギリセーフでした。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
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☆羽鳥湖高原 明神滝
流れの弱いところは緑の映り込みがキレイです。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
こちらは少しだけ滝が映り込んでいます。 -
☆羽鳥湖高原 明神滝
明神滝とオタカラコウを撮影した後は尾根一つ北側を流れる
立矢川に向かいます。 -
☆羽鳥湖高原 立矢川のオタカラコウ(雄宝香)
立矢川にも立矢川の滝という見栄えのいい滝がありますが
残念ながら立矢川の滝にはオタカラコウは咲いていません。
葉っぱはあるので条件が揃えば咲く可能性はあります。 -
☆羽鳥湖高原 立矢川のオタカラコウ(雄宝香)
立矢川でオタカラコウが咲いているのは立矢川の滝より上流域です。
でも立矢川林道からはほとんど見えないので見つけるのは少し難しいかも。 -
☆羽鳥湖高原 立矢川のオタカラコウ(雄宝香)
立矢川のオタカラコウの特徴は川に浸かるくらい近い川岸に自生し
花は明神滝のように花茎が曲がって咲く株は少なく
殆どが真っすぐ立ちあ上がって咲くので見た目がスッキリし
見栄えとしては立矢川のオタカラコウの方が良いです。 -
☆羽鳥湖高原 立矢川のオタカラコウ(雄宝香)
この自生地よりさらに上流にも自生地があり
立矢川に流れ込む沢の少し上流にも自生地があります。 -
☆羽鳥湖高原 立矢川のオタカラコウ(雄宝香)
立矢川も明神滝がある黒沢と同じように
会津布引山(1081m)=郡山布引風の高原を源流とし
黒沢より少しだけ上流で赤石川に流れ込んでいます。 -
☆須賀川市(旧岩瀬村) 大滝川渓谷沿いのメタカラコウ(雌宝香)
(※撮影は2017年7/23)
メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)は本州以南の主に深山の渓流沿いや湿った谷間に自生します。
羽鳥湖高原でオタカラコウは多く自生するのに
メタカラコウは何故かあまり見かけません。 -
☆須賀川市(旧岩瀬村) 大滝川渓谷沿いのメタカラコウ(雌宝香)
蕗(フキ)に似たハート形の根性葉から50cm~100cmほどの花径を伸ばし、頭状花を多数咲かせますが、舌状花(ハナビラ)は1枚か2枚、申し訳程度にあるか全く無く少々華やかさに欠けます。
近似種のオタカラコウに比べ華奢なことから雌宝香と呼ばれます。
花期はオタカラコウは8月下旬~9月上旬ですが、メタカラコウは1ヶ月ほど早くより早く7中旬~8月上旬頃です。
オタカラコウの葉は全部丸い形ですが
メタカラコウの基部の葉はやや縦長の鉾型をしています。 -
☆須賀川市(旧岩瀬村) 大滝川渓谷沿いのメタカラコウ(雌宝香)
オタカラコウの舌状花のハナビラは8枚ですが
メタカラコウは0~3枚とかなり寂しい印象がします。 -
☆須賀川市(旧岩瀬村) 大滝川渓谷沿いのメタカラコウ(雌宝香)
こちらの花はハナビラがほとんどありません。
ハナビラの役目はオシベやメシベの保護や
華やかに見せて昆虫を誘引することだと言えれていますが
メタカラコウを見ているとその役目って
それほど大事じゃないのかもと思ってしまいます。 -
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
羽鳥湖高原では湯本温泉近くの道端にも自生しています。
道端と言ってもオタカラコウの足元には細い沢が流れています。 -
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
-
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
ここのオタカラコウも花茎が曲がることなく
すっくと立ち上がっているので整然とした感じがします。 -
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
ここでは蕗(フキ)も混生していてオタカラコウの葉っぱに混じって
蕗の葉も生えているのでぱっと見では見分けがつかないくらいです。
花が咲いているのでオタカラコウだと分かりますが
葉っぱだけだったら蕗だと思ってしまうかも。 -
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
-
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
こちらは上記の自生地より少し離れた場所に咲いているオタカラコウ。
株も花も華奢でメタカラコウくらいしかありません。
条件がさほど変わらないないように見えるのに不思議です。 -
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
-
☆天栄村羽鳥湖高原 湯本温泉近くのオタカラコウ(雄宝香)
葉っぱや下草に隠れてしますがオタカラコウに沿って堀のような沢が流れています。 -
☆羽鳥湖と国道118号線 鳳坂峠
羽鳥湖高原のオタカラコウを愛でた後は鳳坂峠を越えて
我が家に帰ります。
写真は峠のビューポイントから見下ろした羽鳥湖です。
羽鳥湖や羽鳥湖高原は天栄村なので行政上は中通りですが
地理上は奥羽山地の分水嶺西側にあり日本海水系に属し
天気も日本海気候です。
天気予報も会津に分類されています。 -
☆羽鳥湖と国道118号線 鳳坂峠
天栄村は分水嶺である奥羽山地を挟んで東西に長い村です。
羽鳥湖高原に行くには鳳坂峠(825m)を越える必要があり
冬場は雪が多く交通の難所です。
長年の念願だったトンネル工事が2018年にうようやく着工し
2020年完成予定です。
全長は2538mで現在は1520m貫通していると表示されていました。
これではいくらなんでも2020年の開通は無理でしょう(^^;)。
開通は遅れるにしても現在我が家から羽鳥湖までは約30分でしたが
開通すれば20分ほどに短縮されるのではないかと喜んでいます。
ちなみに鳳坂峠の名前の由来は
鳳坂峠は急峻で這うような坂が続いていたので
はう坂がやがてほう坂に転じたと言われ
鳳坂は後の当て字のようです。 -
☆涌井の清水へのルートマップ。
※Google Mapに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.2871358,140.113621,10104m/data=!3m1!1e3
福島県天栄村の涌井の清水へは国道294号線が羽鳥湖方面と猪苗代湖方面に分岐する八十内集落の少し手前の京谷原集落を目指します。
京谷原集落に入ると防火用水のある分岐路に涌井の清水への看板があるので、それに従い500mくらい進むとダートの無料駐車場(約15台分)あがり、その右奥手が涌井の清水です。 -
☆天栄村 涌井の清水のオタカラコウ(雄宝香)
鳳坂峠を中通り方面に下り奥羽山地から里地に差し掛かる辺りに
涌井の清水があり、その涌井の清水にもオタカラコウが少し自生しています。
沼状の清水の畔に5,6株自生していますが
咲いていたのは3株ほどでした。 -
☆天栄村 涌井の清水のオタカラコウ(雄宝香)
(案内板より)
涌井の清水は、湧水量毎分2,200L、面積約500㎡と言われ、
水底から途切れることなく砂が浮き上がる様子は神秘的で、
日照りで降雨の少ない気候でも水量に変わりなく、魚も生息し、
昔から魚を獲ったり、池をかき回すと洪水となって襲ってくると言い伝えられ、
人々から恐れられていました。 -
☆天栄村 涌井の清水のオタカラコウ(雄宝香)
また、その昔、成務天皇のころ(4世紀半ば?)、この沼に住む大蛇が水を湯の如く熱し人々に害を与えるので、
この池を治めた石背国造初代の建美依米命がこれを憂え、
沸湯御前神社を祀り、人々の平和を願ったといわれています。
江戸時代には、この沼が雨乞いの霊地として領主の白河藩主の耳にも入り、
慶安元年(1648年)の大早魃のときに藩主榊原忠次の命により、
また、宝永元年(1704年)の旱魃には
藩主松平基知らが領民を救済するために、大祈祷を行わせた記録があります。 -
☆天栄村 涌井の清水のオタカラコウ(雄宝香)
涌井の清水は四季折々様々な山野草の花が咲きますが
一番見応えのある早春のリュウキンカをはじめ
サワオグルマ、ハンゴンソウ、オタカラコウと何故か黄色い花が目立ちます。 -
☆天栄村 涌井の清水のオタカラコウ(雄宝香)
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☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
以前は少なかったツリフネソウが増えてきました。
倒木で流れが一部滞り土砂が堆積してきたからではと思います。 -
☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
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☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
ツリフネソウの他にも外来種のクレソンもかなり増えてきました。
あるがままの自然も大事だとは思いますが
少なくとも外来種くらいは駆除してもいいのではないかと思います。 -
☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
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☆天栄村 涌井の清水のオクモミジハグマ
清水脇の土手ではオクモミジハグマが咲き出していました。
オクモミジハグマ(奥紅葉白熊/キク科モミジハグマ属)は
近畿以北~東北に分布し山地の林下、林縁、草地などに自生します。
草丈は30~40cm、花径1.5cmほど、クルクルとカールしたリボン状の花ビラがいかにもハグマ類らしいです。
近畿以西~四国、九州の山地に多いモミジハグマの変種とされ、
モミジ状の葉が本種の切れ込みより浅いとされます。 -
☆天栄村 涌井の清水のオクモミジハグマ
白熊(ハグマ)とはヒマラヤなどに生息するヤクのことで
そのヤクの毛で作った仏具を払子(ほっす)を言い、
その払子に花が似ているので〇〇ハグマと名づけられたそうです。
払子は一種のハタキで、中空を左右にサッ、サッと払うように用い、
穢れや邪気を払う動作とも言われます。
私はネパールのヒマラヤで本物のヤクを見たことがありますが、
黒毛タイプだったせいか山野草のハグマとは似ても似つきませんでした(笑)。 -
☆天栄村 涌井の清水のオクモミジハグマ
-
☆天栄村 涌井の清水のノダケとウラギンヒョウモン
ノダケ(野竹/セリ科シシウド属)
日本では、本州、四国、九州に分布し山野に自生します。
世界では朝鮮、ウスリー、中国、インドシナに分布。
昔の多くの図鑑などでは、関東地方以西に分布とあるが、
東北地方でも分布が確認されているし、
当地でもどこででも普通に見られるので
明かな間違いだと思います。 -
☆天栄村 涌井の清水のノダケとイチモンジチョウ
ノダケの由来は蕾が筍のサヤのようなものに包まれているからだそうです。 -
☆天栄村 涌井の清水のノダケとイチモンジチョウ
ノダケの花色はセリ科では珍しく濃紫色ですが
ご覧のような白花もあります。 -
☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
涌井の清水から流れ出している小川沿いにも
たくさんのツリフネソウが咲いていました。 -
☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
-
☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
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☆天栄村 涌井の清水のツリフネソウ
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☆天栄村 涌井の清水の森のキバナアキギリ
涌井の清水に隣接する森の林縁ではキバナアキギリも咲いていました。
キバナアキギリ(黄花秋桐/シソ科アキギリ属)が見頃です。
キバナアキギリは本州・四国・九州に分布し丘陵地や山地の林縁、林床に
広く自生し、明るい林縁などではよく群生します。
名前の由来は青ムラサキ色したアキギリ(秋桐/シソ科アキギリ属)に似て
花が黄色いことと、根元の葉っぱが桐の葉に似るところによります。
残念ながら福島には青ムラサキ色したアキギリ(秋桐/シソ科アキギリ属)は分布していません。 -
☆天栄村 涌井の清水の森のキバナアキギリ
-
☆天栄村 涌井の清水の森のキバナアキギリ
キバナアキギリの大きな特徴は花の上部先端から飛びだした赤紫の糸のようなもで
これは花柱(メシベの一部)で虫をおびき寄せる装飾の役目をしているらしいです。
中央にある赤紫色の点々は雄しべの一端(仮りオシベ)で
花にもぐり込んだ虫がそこを押すと
シーソーの原理で上唇の内側に隠れている本当のオシベ下に下がり
花粉が虫の背中につきメシベに受粉させる凝った仕組みなんだそうです。 -
☆天栄村 涌井の清水の森のキバナアキギリ
これで◆御宝香咲く羽鳥湖高原初秋の水辺はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして『いいね』もありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
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