2014/09/05 - 2014/09/07
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まさとし/国連加盟国全て訪問済さん
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北朝鮮観光を終えて中国経由で帰国します。その際上海に立ち寄ることにしました。
8/31日 成田(1920)~OZ105~仁川(2150) 仁川空港サウナ
9/1月 仁川(940)~OZ301~大連(955)~乗り合いタクシー~丹東(観光) 丹鉄大酒店
9/2火 丹東(1000) ~列車~ 平壌(1850) 高麗ホテル
9/3水 板門店/開城 開城民族旅館
9/4木 開城→平壌 高麗ホテル
9/5金 平壌(1030) ~列車~ 丹東(1630) ~乗り合いタクシー~瀋陽 瀋鉄賓館
9/6土 瀋陽(1117)~CRH~大連(1337) 大連宏孚商旅酒店
9/7日 大連(715)~CA8953~上海(910)▼ 上海(1700)~NH960~成田(2055)
丹東発北朝鮮ツアー(平壌-開城3泊4日)\135,000
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北朝鮮から中国に戻った。
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中国の入国審査は丹東駅に到着後、車内で行われる。中国人がいる行列に並ばなくてすむので助かる。車内でゆっくり待っていればいいのでありがたい。全員の入国審査が終了してからドアが開き下車することになる。
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丹東の駅前に出た。毛沢東の銅像がそびえ立っている。窮屈な北朝鮮から無事出国できた開放感。中国もそうとう怪しい国だが、北朝鮮に比べるとこんなに自由で明るく活気に満ちた場所はないと感じる。
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丹東では宿泊せず、このまま瀋陽に移動するためバスターミナルへと向かった。バスターミナル周辺には瀋陽への乗り合いタクシーの客引きがいてすぐに目的の車は見つかった。
瀋陽まで100元(1700円)。おそらくバスの3倍位の値段だがすぐに出発することができる。乗り合いタクシーは中国製の高級車だ。
瀋陽までの乗り合いタクシーは休憩なしで所要2時間半。瀋陽は高層ビルが林立し高級車の販売店や高級ブランドのショップなどが目を引く。中国有数の豊かな都市だと感じる。これだけ物があふれている光景を見ているとこの先どこに向かおうとしているのか。全く予想できない。 -
夜8時過ぎには瀋陽北駅に到着した。瀋陽北駅周辺で宿泊してもよかったが、煉瓦造りの満州時代の旧奉天駅舎である瀋陽駅周辺の方が雰囲気が好きだ。
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北駅から地下鉄で瀋陽駅へ向かった。以前訪問したときは地下鉄がなく、バスで移動したのが地下鉄が開通したおかげで北駅と瀋陽駅との移動がわかりやすくなった。
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瀋陽駅は高速鉄道が乗り入れるようになって駅舎の後ろに妙なドーム状ガラス張りの物体が現れ、少し違和感のある眺めになってしまった。
とはいえ日本統治時代満鉄が建設した旧奉天駅舎は健在だ。 -
瀋陽の宿は「鐵道1912飯店」という宿に泊まろうかと思ったが、値段が結構高かった(5000円以上)のでやめた。なので瀋鉄賓館という広場の横にある宿に泊まることにした。中国の駅に付属するホテルはたいてい200元弱(3500円)で宿泊できる。設備は一通りそろっているので問題ない。
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駅前には満鉄時代の建物が残っている。
正直なところ丹東から瀋陽を経由して大連に向かうのはかなり遠回りになる。でもここまで来た理由は近年開通した中国高速鉄道に乗ってみたかったのが理由だ。高速鉄道の新線は大連北駅まで開通し、そのまま在来線の大連駅まで乗り入れている。
明日の大連への列車のチケットを購入することにした。高速鉄道開通の結果、当日でも切符を買うことができるようになった。英語の通じる窓口もあったり中国の鉄道は格段に利用しやすくなっている。しかしそれに比例するように値段も高く感じるようになった。瀋陽から大連までは二等で181元と約3000円もした。高速鉄道では硬座とは呼ばず二等と呼ぶようだ。これで大連に戻る時間も確定して明日は午前中は瀋陽観光に当てることができそうだ。 -
牛肉面の店に入ることにした。
この店は中国東北部でよく見る店だ。 -
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【9月6日(土)】
朝食はホテルの建物の一階にあるマクドナルドで済ますことにした。体調が万全ではないので食べ慣れた物がいい。ハンバーガーを解体した感じのビッグブレックファーストを注文してみた。ドリンクはホットコーヒーかと思ったら豆乳だった。これはこれでおいしいのでありがたい。丹東のホテルの朝食にもコーヒーがなかったが、中国人はまだまだコーヒーを飲む人が少ないようだ。
その割にスターバックスの店舗が多いのだが。 -
瀋陽で宿泊した「瀋鉄賓館」
瀋陽では出発まで地下鉄で故旧のあたりの歴史地区に行ってみようと考えていた。まだ行ったことがない。しかし地下鉄の駅の自動券売機の行列を見て地下鉄に乗る気がなくなってしまった。よく考えると出発は11時過ぎ。そんなに時間はない。今回は断念だ。 -
時間まで瀋陽駅周辺の旧満鉄附属地の町並みを散策することにした。駅前には満州時代の建物外までも多く残り、統一した色が塗られているのでノスタルジックな雰囲気がいい。このような風景は中国では急速に失われつつある。瀋陽でもい残っているのはもはやこの界隈だけだ。
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赤煉瓦の古い建物の入居する吉野家が雰囲気に溶け込んでいる。
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瀋陽駅前通から駅舎を眺める。
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駅周辺の屋台など。
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瀋陽を出発する時間が近づいてきた。
瀋陽駅舎。 -
煉瓦造りの後ろ側に見えたドーム状の屋根は列車の出発待合室になっている。駅舎はこじんまりしているがその後ろ側は中国らしく開放感のある巨大空間になっている。
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11時17分の大連行きに乗ることになる。
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ホームに入ってきた大連行きの列車はドイツICEのコピー車両だ。乗車するのは初めてとなる。車内も丸みを帯びたつくりはICEを感じさせるが座席は2+3で日本の新幹線のシートと同じだ。内装などメンテナンスの影響か貧乏くさい感じになっている。
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最高速度は300キロ。途中何カ所かの駅に停車。車内設備としてはカフェテリアなど席について食事するスペースはなく弁当などを売る売店があるのみだ。
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高速新線の終点の大連北駅は通過して大連駅に到着した。瀋陽からは2時間20分かかったことになる。在来線だと4時間くらいかかっていたので半分くらいの所要時間となった。
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大連駅前は人でごった返し活気に満ちた街だ。今夜は大連駅周辺で泊まろうと思う。駅前の安宿は50元でシャワー共同のものがあるがさすがにそこまで節約することはないだろうと駅前の高層ビルに入っているホテルに泊まることにした。
たまたま近くにいたおばさんの客引きがこのホテルに案内してくれるようなのでお願いすることにした。中国ではこのおばさんを通した方が値段が若干安くなる。大連宏孚商旅酒店という宿の値段は160元(2800円)とかなり安い。 -
17階の客室からの見晴らしは最高だ。大連駅を一望できる最高のロケーションだ。ずっと見ていても飽きない風景が広がっている。
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大連の日本時代から走る路面電車は今も健在だ。
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これから旅順に行こうと思っていたが北口のバス乗り場は長蛇の列だった。
旅順まではそんなに近くない。今朝の瀋陽に続いてまた行列で行きたい場所を断念することになった。中国はどこに行っても人が多い。土曜日ということで観光客が多いのかバスの本数が減っているのか。とにかく今日は遠出はやめた方が良さそうだ。道路も妙に車が多く渋滞が気になる。 -
せっかくの大連なので中山広場などへ行ってみた。前回来たときは満鉄直営だった旧ヤマトホテルの建物を利用した大連賓館に泊まっている。
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大連駅近くには今でも日本人街の古い建物が残っているが老朽化が激しく再開発は時間の問題だろう。背後には建設中の高層ビルが迫っている。
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修復すればそれなりの観光地になると思うのだがそれは中国が考えることだ。
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夕食はイカを食べることにした。10年前はおそらく帰国前に北京の夜市でイカが原因で下痢に襲われた。
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3杯で10元(170円)。今回も誘惑に負けて買い食いしてしまったがどうなることやら。
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ホテルの周辺はたくさんの店が出ていて賑やかだ。
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【9月7日(日)】
帰国の日。大連を早朝に出発し、日中は上海で過ごすことになる。
朝5時半にはホテルをチェックアウトして駅前でタクシーを拾い空港へと向かった。空港までは20分ほどで値段は30元(500円)。
フライトは7時15分の上海(浦東)行き中国国際航空だ。大連空港ではビジネスクラス用のカウンターはなかったが、中国国際航空のラウンジはちゃんとあった。 -
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しかし僕以外誰も利用していない。サービスはドリンクやビールと飲茶など軽食があり、悪くはない。
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上海までは所要2時間。おそらく機内食が出ると思うが、軽く食べることにした。
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上海までは所要2時間で機材はB737-800だ。機体は大連航空のものが使用されていた。
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大連の空港ターミナル。機内食はサンドウィッチのようなのが出た。
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上海には9時に到着した。上海から成田に帰国する便は17時発なので日中は上海市内を観光することができる。
上海も北朝鮮同様10年ぶりの訪問となる。全日空のチェックインカウンターで夕方の便だがチェックインして荷物を今預けられないか聞いてみたが、どうやら無理らしい。しかたないので1階の荷物預かり所を利用することにした。 -
上海市内へは10年前にも乗ったリニアモーターカーを利用することにした。久々に乗ってみたいというのもあるが、時間が貴重なので少しでも早く中心部へ出るため利用することにした。値段は50元だが当日の航空券を見せると2割引の40元(700円)になる。
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一般席の車両に乗り込んだ。特別席と一般席があり、値段は倍くらい違う。どうせすぐ着くし特別席という選択はあり得ない。車内はガラガラなので3人掛けの席を独占できる。
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市内の龍陽路駅までは所要7分で最高時速は430キロだ。あっという間に終点に到着した。加速はたいしたことないがスピードが出るにつれ揺れが激しく落ち着いて乗っていられない。対向列車とのすれ違いの際は衝撃がすさまじく恐怖さえ感じる。これでは実用化は無理だと考えさせられる。
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開通から10年。車両の老朽化も気になるところだ。ドイツはこのトランスラピッド事業からは撤退している。なので中国が自力で新たな車両を生産しなくてはならない。そのとき存続できるか正念場だ。
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浦東地区の龍陽路駅に到着。ここから地下鉄2号線で人民広場へ向かった。
写真は上海で一番に賑やかな南京路。 -
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そのまま歩いて外灘へ向かった。
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租借時代のコロニアル調の建物はいつ見ても迫力がある。
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しかし人が多い。日曜日ということもあるが観光客であふれかえっている。
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上海は今でも川の東西の移動が不便きわまりない。観光用のトンネル(トロッコのような観光列車)は50元もするのに観光客で行列ができていた。並ぶか考えたが、高い金を払って利用するのがばからしく断念。
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対岸とを結ぶ船も出ているが乗り場が一カ所しかなく川を渡りたい客が周辺から集中する。渡し船の不便さは上海の発展とは対照的だ。
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値段は2元(34円)だがすごい人だ。船は確実に定員オーバーだと思われる状態で出航した。本数もあまり多くないようだ。外灘と浦東の移動は地下鉄以外だとかなり面倒だ。
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船から外灘の眺め。
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浦東地区の高層ビル群。10年前に泊まったグランドハイアットが入るジンマオマンションは当時上海で一番高い高層ビルだったが、今ではほかのビルに埋もれてしまっている。
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浦東は新しい街なので道が広くわかりやすい町並みだ。真ん中にある建設中の上海タワーが現在上海で一番高いビルだ。高さは632mで世界でもブルジュ・ハリファ(828m)、東京スカイツリー(634m)に次ぐ高さの超高層建築物となる。
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オリエンタルパールタワー(東方明珠電視塔)(高さ467.9m)は周辺の高層ビルより低くなってしまった。もはや電波塔としての機能を果たせてないのではと思う。
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浦東地区で見かけたすき家の店舗。
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昼食は浦東のフーターズに行くことにした。
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上海のフーターズガール。
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帰りは空港まで地下鉄でのんびり戻ることにした。最初は往復リニアモーターカーを考えていたが、片道乗っただけで満足してしまった。
上海中心部から浦東国際空港までは地下鉄で1時間だ。空港には午後3時過ぎに到着した。
出発まで中国国際航空のラウンジを利用。場所はフードコートの奥のわかりづらい場所にあり不便だ。ラウンジ内はシャワーもあり設備は悪くない。
17時発の全日空機で東京・成田へ向かう。成田までは3時間だ。
午後9時前に到着。
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2014年 北朝鮮及び中国東北部・上海
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