北朝鮮旅行記(ブログ) 一覧に戻る
10年ぶりの北朝鮮。今回は開城にも宿泊することにした。<br /><br />8/31日	成田(1920)~OZ105~仁川(2150)	仁川空港サウナ<br />9/1月	仁川(940)~OZ301~大連(955)~乗り合いタクシー~丹東(観光)	丹鉄大酒店<br />9/2火	 丹東(1000) ~列車~ 平壌(1850)	高麗ホテル<br />9/3水	 板門店/開城	開城民族旅館<br />9/4木	 開城→平壌	高麗ホテル<br />9/5金	 平壌(1030) ~列車~ 丹東(1630) ~乗り合いタクシー~瀋陽 	瀋鉄賓館<br />9/6土	瀋陽(1117)~CRH~大連(1337)	大連宏孚商旅酒店<br />9/7日	大連(715)~CA8953~上海(910)▼  上海(1700)~NH960~成田(2055) 	<br /><br />丹東発北朝鮮ツアー(平壌-開城3泊4日)\135,000<br />

2014年 北朝鮮及び中国東北部・上海-C(北朝鮮編)/陸路平壌・開城・板門店

34いいね!

2014/09/02 - 2014/09/05

39位(同エリア218件中)

まさとし/国連加盟国全て訪問済

まさとし/国連加盟国全て訪問済さん

10年ぶりの北朝鮮。今回は開城にも宿泊することにした。

8/31日 成田(1920)~OZ105~仁川(2150) 仁川空港サウナ
9/1月 仁川(940)~OZ301~大連(955)~乗り合いタクシー~丹東(観光) 丹鉄大酒店
9/2火 丹東(1000) ~列車~ 平壌(1850) 高麗ホテル
9/3水 板門店/開城 開城民族旅館
9/4木 開城→平壌 高麗ホテル
9/5金 平壌(1030) ~列車~ 丹東(1630) ~乗り合いタクシー~瀋陽 瀋鉄賓館
9/6土 瀋陽(1117)~CRH~大連(1337) 大連宏孚商旅酒店
9/7日 大連(715)~CA8953~上海(910)▼ 上海(1700)~NH960~成田(2055)

丹東発北朝鮮ツアー(平壌-開城3泊4日)\135,000

  • 10時に丹東を出発。鴨緑江大橋をゆっくり渡る。

    10時に丹東を出発。鴨緑江大橋をゆっくり渡る。

  • 鉄道道路併用橋なので我々の列車の後をトラックが追いかけてくる。

    鉄道道路併用橋なので我々の列車の後をトラックが追いかけてくる。

  • 鴨緑江断橋が途切れた。

    鴨緑江断橋が途切れた。

  • 北朝鮮領に入った。橋には朝中友誼橋(ちょうちゅうゆうぎきょう)と書かれている。

    北朝鮮領に入った。橋には朝中友誼橋(ちょうちゅうゆうぎきょう)と書かれている。

  • 車が多いことの驚いた。

    車が多いことの驚いた。

  • 北朝鮮側の新義州駅に到着する際、動いていないアトラクションがある遊園地や公園などが見える。<br /><br />新義州駅に到着。ここで北朝鮮側の入国審査を受けることになる。かつて携帯やパソコンなどの電波を発する通信機器はラッピングされ封印されていた。でも最近規制が緩み、そのようなことはされなくなった。なのでパソコンを北朝鮮内でさわることは可能だ。しかし自分のパソコンでネット接続は難しい。<br />カメラやパソコン、スマートフォンなど種類を控えられただけだった。<br /><br />ここで食堂車を含めた北朝鮮の車両が増結されることになる。そのため1時間ほど停車することになる。<br /> 時差は中国から1時間進んで現地時間の13時過ぎに新義州を出発した。

    北朝鮮側の新義州駅に到着する際、動いていないアトラクションがある遊園地や公園などが見える。

    新義州駅に到着。ここで北朝鮮側の入国審査を受けることになる。かつて携帯やパソコンなどの電波を発する通信機器はラッピングされ封印されていた。でも最近規制が緩み、そのようなことはされなくなった。なのでパソコンを北朝鮮内でさわることは可能だ。しかし自分のパソコンでネット接続は難しい。
    カメラやパソコン、スマートフォンなど種類を控えられただけだった。

    ここで食堂車を含めた北朝鮮の車両が増結されることになる。そのため1時間ほど停車することになる。
     時差は中国から1時間進んで現地時間の13時過ぎに新義州を出発した。

  • この列車の時刻表が車内に表示されている。

    この列車の時刻表が車内に表示されている。

  • 10年ぶりの北朝鮮領土だが、何となく町がカラフルになった気がしないでもない。新義州は比較的裕福な町なのでここは最近発展しているのだろうか。

    10年ぶりの北朝鮮領土だが、何となく町がカラフルになった気がしないでもない。新義州は比較的裕福な町なのでここは最近発展しているのだろうか。

  • 平屋の民家。

    平屋の民家。

  • 彼方には新たに建設されている鴨緑江の新しい橋が見える。

    彼方には新たに建設されている鴨緑江の新しい橋が見える。

  • 新義州周辺に使用されているであろう近郊列車用の車両。

    新義州周辺に使用されているであろう近郊列車用の車両。

  • しばらく市街地が続く。

    しばらく市街地が続く。

  • 市街地を抜け、農村に入ると未舗装の道路になぜかひたすら歩いたりしゃがんでいる人がいる風景は昔と変わらない。周辺に人の住んでいる場所がないにもかかわらず無駄に歩いている人が多い。このような風景はインドやバングラディシュ、ミャンマーの農村で見られる。昔の中国もこんな感じだったような気がする。

    市街地を抜け、農村に入ると未舗装の道路になぜかひたすら歩いたりしゃがんでいる人がいる風景は昔と変わらない。周辺に人の住んでいる場所がないにもかかわらず無駄に歩いている人が多い。このような風景はインドやバングラディシュ、ミャンマーの農村で見られる。昔の中国もこんな感じだったような気がする。

  • 駅を通過。

    駅を通過。

  • 検問所。

    検問所。

  • 人を乗せて走るトラック。

    人を乗せて走るトラック。

  • 再び駅

    再び駅

  • 昼食は丹東の旅行会社から弁当をもらっていたのだが、せっかくなので食堂車に行くことにした。値段は定食で47元(846円)と結構高い。あまり腹は減っていないが北朝鮮の列車の食堂車では食事は絶対経験したかった。前回も利用したが今回は食堂車の車内からキム親子の肖像画は外されていた。食事のメニューは韓国定食で種類は多く米が玄米なのが北朝鮮らしい。

    昼食は丹東の旅行会社から弁当をもらっていたのだが、せっかくなので食堂車に行くことにした。値段は定食で47元(846円)と結構高い。あまり腹は減っていないが北朝鮮の列車の食堂車では食事は絶対経験したかった。前回も利用したが今回は食堂車の車内からキム親子の肖像画は外されていた。食事のメニューは韓国定食で種類は多く米が玄米なのが北朝鮮らしい。

  • 割高感はあるが食事の内容は満足のいくものだ。食堂車より前の車両は北朝鮮人専用の国内線車両なので立ち入ることはできないようだ。

    割高感はあるが食事の内容は満足のいくものだ。食堂車より前の車両は北朝鮮人専用の国内線車両なので立ち入ることはできないようだ。

  • 途中の駅にて。

    途中の駅にて。

  • 北朝鮮の電気機関車。

    北朝鮮の電気機関車。

  • 夕方6時過ぎ車窓は次第に都会的な雰囲気になってきた。

    夕方6時過ぎ車窓は次第に都会的な雰囲気になってきた。

  • 高層ビルや路面電車、そして改築が進んでいる柳京ホテルも見えてきた。

    高層ビルや路面電車、そして改築が進んでいる柳京ホテルも見えてきた。

  • 平壌市内の車窓。

    平壌市内の車窓。

  • 前回は金正日の北京外遊列車とすれ違ったため、かなり平壌到着がかなり遅れたのだった。確か3時間ぐらい遅れて平壌駅に到着したため空は真っ暗だった。今回も少し遅れたがまだ空は明るい。18時30分に平壌駅に到着した。この駅の雰囲気は全く変わっていない。

    前回は金正日の北京外遊列車とすれ違ったため、かなり平壌到着がかなり遅れたのだった。確か3時間ぐらい遅れて平壌駅に到着したため空は真っ暗だった。今回も少し遅れたがまだ空は明るい。18時30分に平壌駅に到着した。この駅の雰囲気は全く変わっていない。

  • 平壌駅に到着。<br /><br />ホームでしばらく待っていると滞在中お世話になる二人のガイドがやってきた。かなり探したようだ。到着したホームには中国人観光客があふれ、僕に関する情報がどれほど先方に行っているのか知らないがこの人混みから探し出すのは至難の業だろう。どの車両に乗っているのかも把握していなかったようだ。<br /><br />早速ガイドに平壌での滞在先は町の中心部にある高麗ホテルにしたいという旨を伝えた。<br /><br />じつは平壌到着までホテルは決まっておらず、ガイドと交渉することになっていた。<br /><br />希望の高麗ホテルだ。前回泊まった羊角島国際ホテルとは違う宿に泊まりたい。<br />高麗ホテルは事前に申し込むと1泊3000円の追加料金を支払わなくてはならない。しかし丹東の旅行会社で到着後、直接ガイドと交渉すれば追加料金はかからないと言われていた。なのでそうすることにしたのだが実際到着してから変更は出来ないとか言われるのではと不安だった。<br />結果として問題なく高麗ホテルに泊まれることになった。 駅前に出て案内された車はセダンだった。<br /><br />前回はワゴン車でゆったりできたが、今回は少し窮屈な移動になりそうだ。車は北朝鮮製の「平和自動車」だ。<br /><br />まず平壌を走る自動車の数がかなり多いのには驚いた。この車の多さ10年前との最大の違いだろう。

    平壌駅に到着。

    ホームでしばらく待っていると滞在中お世話になる二人のガイドがやってきた。かなり探したようだ。到着したホームには中国人観光客があふれ、僕に関する情報がどれほど先方に行っているのか知らないがこの人混みから探し出すのは至難の業だろう。どの車両に乗っているのかも把握していなかったようだ。

    早速ガイドに平壌での滞在先は町の中心部にある高麗ホテルにしたいという旨を伝えた。

    じつは平壌到着までホテルは決まっておらず、ガイドと交渉することになっていた。

    希望の高麗ホテルだ。前回泊まった羊角島国際ホテルとは違う宿に泊まりたい。
    高麗ホテルは事前に申し込むと1泊3000円の追加料金を支払わなくてはならない。しかし丹東の旅行会社で到着後、直接ガイドと交渉すれば追加料金はかからないと言われていた。なのでそうすることにしたのだが実際到着してから変更は出来ないとか言われるのではと不安だった。
    結果として問題なく高麗ホテルに泊まれることになった。 駅前に出て案内された車はセダンだった。

    前回はワゴン車でゆったりできたが、今回は少し窮屈な移動になりそうだ。車は北朝鮮製の「平和自動車」だ。

    まず平壌を走る自動車の数がかなり多いのには驚いた。この車の多さ10年前との最大の違いだろう。

  • 平壌駅前は出迎えの車でごった返している。

    平壌駅前は出迎えの車でごった返している。

  • 高麗ホテルまでは駅から車で1分だ。前回滞在した羊角島ホテルは設備は新しいが周辺に何もなく中州に隔離されたホテルだったので実に退屈な宿だった。同じホテルには絶対泊まりたくはなかった。なので平壌の町の中心に滞在でき、これで再訪朝の目的が一つ達成されたことになる。<br /> 平壌高麗ホテルは羊角島国際ホテルと並んで平壌で最も高級な宿泊施設で北朝鮮の格付けでは「特級」である。45階建てのツインタワーで、500余の客室に1000のベッドを備えている。<br />

    高麗ホテルまでは駅から車で1分だ。前回滞在した羊角島ホテルは設備は新しいが周辺に何もなく中州に隔離されたホテルだったので実に退屈な宿だった。同じホテルには絶対泊まりたくはなかった。なので平壌の町の中心に滞在でき、これで再訪朝の目的が一つ達成されたことになる。
     平壌高麗ホテルは羊角島国際ホテルと並んで平壌で最も高級な宿泊施設で北朝鮮の格付けでは「特級」である。45階建てのツインタワーで、500余の客室に1000のベッドを備えている。

  • チェックインを済ませて部屋に向かった。ベッドルームとちょっとした談話室があり、全体的に老朽化は否めないがそこそこ快適な部屋だ。窓の外には路面電車や歩道を行き交う通行人などを見下ろすことができる。

    チェックインを済ませて部屋に向かった。ベッドルームとちょっとした談話室があり、全体的に老朽化は否めないがそこそこ快適な部屋だ。窓の外には路面電車や歩道を行き交う通行人などを見下ろすことができる。

  • 夕食はホテルのレストランでとることになった。メニューは簡素だったが味は洗練されていた。無事平壌に到着してほっと一安心した感じだ。

    夕食はホテルのレストランでとることになった。メニューは簡素だったが味は洗練されていた。無事平壌に到着してほっと一安心した感じだ。

  • 食後、喫茶店で滞在中の日程を打ち合わせることになった。<br /><br /> 明日訪問予定の板門店は軍の施設であらかじめ予約が入っていて必ず明日行かなくてはならないらしい。実は2日目の宿泊先を開城に変更を希望したため板門店との組み合わせの関係で無駄な時間が生じてしまうことになった。本来なら今日の夕方開城に向かって一泊した後、明後日の午前中に板門店に訪問できれば時間を有効に使えたのだが、こればかりは変更はできなかった。<br /> 開城でゆっくりするのもいいだろう。開城での宿泊を出発前に思いついていればこのようなことにはならなかったのだが、高麗ホテルのことで頭がいっぱいだった。とにかく前回とは違った旅行内容になるのはかなり新鮮だ。<br /> <br />結果として開城から平壌に戻った後がかなり忙しい行程となってしまう。とはいえこの国は忙しいくらいがちょうどいい。前回は情報のなさから行く場所がなくなり、結構暇をもてあましてしまった。今回はチュチェ思想塔や金日成生誕の地とされる万景台は省くことにした。とりあえず行動してみないとわからないので行きたい場所だけリストアップして後はガイドに任せることにした。<br /><br />打ち合わせを終えた後、ガイドと一緒に高麗ホテルの周辺を散歩することにした。少し小雨が降ってきた。<br />

    食後、喫茶店で滞在中の日程を打ち合わせることになった。

     明日訪問予定の板門店は軍の施設であらかじめ予約が入っていて必ず明日行かなくてはならないらしい。実は2日目の宿泊先を開城に変更を希望したため板門店との組み合わせの関係で無駄な時間が生じてしまうことになった。本来なら今日の夕方開城に向かって一泊した後、明後日の午前中に板門店に訪問できれば時間を有効に使えたのだが、こればかりは変更はできなかった。
     開城でゆっくりするのもいいだろう。開城での宿泊を出発前に思いついていればこのようなことにはならなかったのだが、高麗ホテルのことで頭がいっぱいだった。とにかく前回とは違った旅行内容になるのはかなり新鮮だ。
     
    結果として開城から平壌に戻った後がかなり忙しい行程となってしまう。とはいえこの国は忙しいくらいがちょうどいい。前回は情報のなさから行く場所がなくなり、結構暇をもてあましてしまった。今回はチュチェ思想塔や金日成生誕の地とされる万景台は省くことにした。とりあえず行動してみないとわからないので行きたい場所だけリストアップして後はガイドに任せることにした。

    打ち合わせを終えた後、ガイドと一緒に高麗ホテルの周辺を散歩することにした。少し小雨が降ってきた。

  • 写真は高麗ホテルのエントランスで。

    写真は高麗ホテルのエントランスで。

  • 9月は天候がいいというのが理由で訪問したので明日には回復してもらいたいものだ。ホテル周辺はライトアップされた高麗ホテルと平壌駅くらいしか目立つ建物はない。<br /><br />通りのレストランのネオンがちらほらある程度だろうか。

    9月は天候がいいというのが理由で訪問したので明日には回復してもらいたいものだ。ホテル周辺はライトアップされた高麗ホテルと平壌駅くらいしか目立つ建物はない。

    通りのレストランのネオンがちらほらある程度だろうか。

  • 時間が時間だけに閑散としているのは仕方ない。車はほとんど走っていないようだが、道路の反対側に渡るには地下道を渡らなくてはならない。

    時間が時間だけに閑散としているのは仕方ない。車はほとんど走っていないようだが、道路の反対側に渡るには地下道を渡らなくてはならない。

  • の平壌駅

    の平壌駅

  • 高麗ホテルの外観。モダンな外観だが築35年になるかなりオンボロだ。

    高麗ホテルの外観。モダンな外観だが築35年になるかなりオンボロだ。

  • 散歩を終え、ガイドとはひとまず別れて部屋に戻ることになる。部屋に戻るときが唯一一人になれる時間である。<br /><br />部屋に戻る前、最上階の44階にある回転式展望レストランをのぞいてみることにした。<br /><br />展望レストランだが夜は真っ暗で夜景を楽しむ雰囲気ではない。ちなみに窓からの撮影は禁止されているらしい。<br /><br />ここでフルーツゼリークリームというのを注文することにした。現地のお金を触る機会はないが値段は518ウォン(5.2ドル)。この国で実勢レート(闇両替レート)を知るすべはないが、公定レートは100ウォンが1ドルに連動しているのでウォン=1円ということになり日本人にとってはとてもわかりやすい。<br /><br /> 外国人料金はユーロやスイスフランのレートを表示しているが、現地人と共有する施設のウォン表示の方が物価感覚がわかりやすい。

    散歩を終え、ガイドとはひとまず別れて部屋に戻ることになる。部屋に戻るときが唯一一人になれる時間である。

    部屋に戻る前、最上階の44階にある回転式展望レストランをのぞいてみることにした。

    展望レストランだが夜は真っ暗で夜景を楽しむ雰囲気ではない。ちなみに窓からの撮影は禁止されているらしい。

    ここでフルーツゼリークリームというのを注文することにした。現地のお金を触る機会はないが値段は518ウォン(5.2ドル)。この国で実勢レート(闇両替レート)を知るすべはないが、公定レートは100ウォンが1ドルに連動しているのでウォン=1円ということになり日本人にとってはとてもわかりやすい。

     外国人料金はユーロやスイスフランのレートを表示しているが、現地人と共有する施設のウォン表示の方が物価感覚がわかりやすい。

  • 【9月3日(水)】<br /><br /> 7時にモーニングコールをされ7時半から朝食となる。平壌で迎えた朝。

    【9月3日(水)】

     7時にモーニングコールをされ7時半から朝食となる。平壌で迎えた朝。

  • 平壌市内の中心にある高麗ホテルの窓からは足早に通勤する人々の姿を垣間見ることができる。

    平壌市内の中心にある高麗ホテルの窓からは足早に通勤する人々の姿を垣間見ることができる。

  • 朝食は2階のレストランで食べることになった。洋食もあったが韓式定食を希望したので朝から量が多い。欧米人旅行者はほぼ全員洋食を食べていた。

    朝食は2階のレストランで食べることになった。洋食もあったが韓式定食を希望したので朝から量が多い。欧米人旅行者はほぼ全員洋食を食べていた。

  • 別の角度から町を見下ろすことができた。

    別の角度から町を見下ろすことができた。

  • しかし町を見下ろす写真だけで貴重だと興味を持たれる首都はもはや世界中で平壌しか存在しないだろう。

    しかし町を見下ろす写真だけで貴重だと興味を持たれる首都はもはや世界中で平壌しか存在しないだろう。

  • 北朝鮮に滞在中利用する車は北朝鮮の自動車メーカーである「平和自動車」の乗用車を利用することになる。

    北朝鮮に滞在中利用する車は北朝鮮の自動車メーカーである「平和自動車」の乗用車を利用することになる。

  • 平和自動車は韓国と融和ムードだった10年前、統一教会がらみの自動車メーカーとして北朝鮮の南浦に工場が建設され、北朝鮮の国産メーカーとして生産されている。技術支援はイタリアのフィアット社が行っているようで車種はフィアットとかぶるものが多い。

    平和自動車は韓国と融和ムードだった10年前、統一教会がらみの自動車メーカーとして北朝鮮の南浦に工場が建設され、北朝鮮の国産メーカーとして生産されている。技術支援はイタリアのフィアット社が行っているようで車種はフィアットとかぶるものが多い。

  • 平和自動車。

    平和自動車。

  • これが平和自動車のロゴ。ナンバープレートはどことなく手書きっぽい。

    これが平和自動車のロゴ。ナンバープレートはどことなく手書きっぽい。

  • 天候は朝から雨交じりであまりいい気はしない。通勤客が列をなして行き交う平壌駅前を通過して大同江沿いの道路に出た。そのまま南へ向かうハイウェイへ向かうことになる。しばらくは路面電車と併走することになる。

    天候は朝から雨交じりであまりいい気はしない。通勤客が列をなして行き交う平壌駅前を通過して大同江沿いの道路に出た。そのまま南へ向かうハイウェイへ向かうことになる。しばらくは路面電車と併走することになる。

  • 大同江の南にも高層マンションが林立している。ただずいぶん老朽化している雰囲気だ。

    大同江の南にも高層マンションが林立している。ただずいぶん老朽化している雰囲気だ。

  • 平壌の南のゲート。ここから本格的な高速道路になる。

    平壌の南のゲート。ここから本格的な高速道路になる。

  • 城まで160キロ。2時間半の距離だ。

    城まで160キロ。2時間半の距離だ。

  • 開城へ向かう高速道路は相変わらずデコボコで車より自転車や徒歩の人が多いのは10年前と変わっていない。しかし今回は頻繁に車やバス、トラックとすれ違う。視界から車がなくなることは少ない。外国の高級車も多く、この国もどんどん変わっている。北朝鮮もいつまでもイメージ通りの国ではいてくれないようだ。

    開城へ向かう高速道路は相変わらずデコボコで車より自転車や徒歩の人が多いのは10年前と変わっていない。しかし今回は頻繁に車やバス、トラックとすれ違う。視界から車がなくなることは少ない。外国の高級車も多く、この国もどんどん変わっている。北朝鮮もいつまでもイメージ通りの国ではいてくれないようだ。

  • 高速道路沿いに座り込む人々。

    高速道路沿いに座り込む人々。

  • 平壌からちょうど中間の80キロ地点、開城との中間地点にあるドライブインが見えてきた。ここで休憩となる。

    平壌からちょうど中間の80キロ地点、開城との中間地点にあるドライブインが見えてきた。ここで休憩となる。

  • お土産物屋があるが特に買いたいものはない。

    お土産物屋があるが特に買いたいものはない。

  • ブリッジの上の建物内部はレストランになっているが食事をする人は果たしているのだろうか。ブリッジからの眺め。ここまで来ると車はほとんど走っていない。

    ブリッジの上の建物内部はレストランになっているが食事をする人は果たしているのだろうか。ブリッジからの眺め。ここまで来ると車はほとんど走っていない。

  • ドライブインの土産物屋の店員と運転手

    ドライブインの土産物屋の店員と運転手

  • それにしても南へ向かうにつれ雨脚が強くなってきた。開城に着く頃には土砂降りの雨になってしまった。新たに掲げられたソウルまで82キロという距離を表す案内板は雨のせいで見づらい。

    それにしても南へ向かうにつれ雨脚が強くなってきた。開城に着く頃には土砂降りの雨になってしまった。新たに掲げられたソウルまで82キロという距離を表す案内板は雨のせいで見づらい。

  • 高速道路沿いに建つ住居。独特の北朝鮮建築だ。

    高速道路沿いに建つ住居。独特の北朝鮮建築だ。

  • 板門店の受付に到着した。建物の中にはお土産物屋があり北朝鮮らしいものが売られていた。

    板門店の受付に到着した。建物の中にはお土産物屋があり北朝鮮らしいものが売られていた。

  • 同じ時間帯に中国人の団体客がバス3台で押し寄せていてずいぶん騒がしい。前回は我々と中国人観光客二人組しかおらず、案内の兵士とはマンツーマンでずいぶん融通が利いたのだが今回は人数が多く思うように動けないかもしれない。

    同じ時間帯に中国人の団体客がバス3台で押し寄せていてずいぶん騒がしい。前回は我々と中国人観光客二人組しかおらず、案内の兵士とはマンツーマンでずいぶん融通が利いたのだが今回は人数が多く思うように動けないかもしれない。

  • 朝鮮半島の地図。

    朝鮮半島の地図。

  • 国連軍と人民軍の話し合いが行われた停戦会議場。

    国連軍と人民軍の話し合いが行われた停戦会議場。

  • 続いて向かったのが朝鮮戦争休戦会議場。ここでは朝鮮軍が停戦協定にサインした机がそのまま保存されている。

    続いて向かったのが朝鮮戦争休戦会議場。ここでは朝鮮軍が停戦協定にサインした机がそのまま保存されている。

  • 中国人と一緒に説明を受ける。

    中国人と一緒に説明を受ける。

  • 朝鮮戦争休戦会議場には朝鮮戦争に関する写真や資料が展示されている。

    朝鮮戦争休戦会議場には朝鮮戦争に関する写真や資料が展示されている。

  • そして板門店の国境にやってきた。正面に見えるモダンな建物は韓国側からの見学の拠点となる「自由の家」だ。<br />

    そして板門店の国境にやってきた。正面に見えるモダンな建物は韓国側からの見学の拠点となる「自由の家」だ。

  • 軍事停戦委員会本会議場内のテーブルにて。

    軍事停戦委員会本会議場内のテーブルにて。

  • 窓の外には国境線が見える。砂利が韓国で砂地が北朝鮮領土だ。

    窓の外には国境線が見える。砂利が韓国で砂地が北朝鮮領土だ。

  • 停戦協定に立ち会った国々の国旗。

    停戦協定に立ち会った国々の国旗。

  • 国境線の建物で写真撮影して兵士とも記念撮影。お約束のパターンだが2回目ということで雨のせいもあり兵士から同じ話(反米思想や日本に対する批判)を聞いたり、一緒に行動するのが面倒に感じてしまった。

    国境線の建物で写真撮影して兵士とも記念撮影。お約束のパターンだが2回目ということで雨のせいもあり兵士から同じ話(反米思想や日本に対する批判)を聞いたり、一緒に行動するのが面倒に感じてしまった。

  • また北朝鮮に来ることはあっても板門店は来ることはないだろう。

    また北朝鮮に来ることはあっても板門店は来ることはないだろう。

  • 板門店を離れ、開城の町へと向かった。

    板門店を離れ、開城の町へと向かった。

  • 開城に戻り、昼は高麗奉仕販売所というレストランで食事となった。中国人の団体もここでの食事となるようだ。

    開城に戻り、昼は高麗奉仕販売所というレストランで食事となった。中国人の団体もここでの食事となるようだ。

  • 一応仕切りのあるテーブルに案内されたが中国人の団体と一緒で騒がしい。

    一応仕切りのあるテーブルに案内されたが中国人の団体と一緒で騒がしい。

  • 食事は開城名物で小皿にたくさんのおかずが入ったパンサンギだが結構しょぼい。でも最近食べ過ぎが続いているのでちょうどいい量だった。

    食事は開城名物で小皿にたくさんのおかずが入ったパンサンギだが結構しょぼい。でも最近食べ過ぎが続いているのでちょうどいい量だった。

  • 食後中国人の団体客はみんなバスに乗って平壌に戻っていたので再び静かな時間が戻ってきた。<br /><br />雨は小降りになり傘は必要なくなった。

    食後中国人の団体客はみんなバスに乗って平壌に戻っていたので再び静かな時間が戻ってきた。

    雨は小降りになり傘は必要なくなった。

  • 食後、世界遺産に登録された善竹橋が近くにあり見学に向かった。

    食後、世界遺産に登録された善竹橋が近くにあり見学に向かった。

  • 善竹橋のすぐ近くには表忠碑という大きな亀の石碑があった。亀は忠誠心を表すらしい。

    善竹橋のすぐ近くには表忠碑という大きな亀の石碑があった。亀は忠誠心を表すらしい。

  • 一度開城での宿泊先である「開城民族旅館」に行ってチェックインすることにした。そして少し休憩することになる。民族旅館の入り口。

    一度開城での宿泊先である「開城民族旅館」に行ってチェックインすることにした。そして少し休憩することになる。民族旅館の入り口。

  • 敷地内は広いが宿泊客は我々だけだ。

    敷地内は広いが宿泊客は我々だけだ。

  • 開城民族旅館は広い敷地を有していて川を挟む感じで平屋の朝鮮の伝統家屋が建ち並んでいる。本屋や食堂などがあり、部屋は戸建て単位で分かれていて15棟ある。

    開城民族旅館は広い敷地を有していて川を挟む感じで平屋の朝鮮の伝統家屋が建ち並んでいる。本屋や食堂などがあり、部屋は戸建て単位で分かれていて15棟ある。

  • きれいに整備された敷地内の朝鮮伝統家屋。

    きれいに整備された敷地内の朝鮮伝統家屋。

  • 我々の客室があるのは一番奥の建物。<br />15棟ある客室の一つで建物の中がさらに5つの部屋に分かれていてガイドや運転手とこの建物を独占することになる。

    我々の客室があるのは一番奥の建物。
    15棟ある客室の一つで建物の中がさらに5つの部屋に分かれていてガイドや運転手とこの建物を独占することになる。

  • 中庭があり、なかなか雰囲気がいい。

    中庭があり、なかなか雰囲気がいい。

  • 部屋は寝室のオンドルと居間があり、内装は朝鮮風の雰囲気があってここに泊まるだけでかなり価値があるように思う。ただここに泊まる宿泊客はあまりいないようで手入れが行き届いているとはいえない。一時期韓国人旅行者向けに開城観光を受け入れていた時期はここが宿泊先に利用されていたようだ。

    部屋は寝室のオンドルと居間があり、内装は朝鮮風の雰囲気があってここに泊まるだけでかなり価値があるように思う。ただここに泊まる宿泊客はあまりいないようで手入れが行き届いているとはいえない。一時期韓国人旅行者向けに開城観光を受け入れていた時期はここが宿泊先に利用されていたようだ。

  • 敷地内にはこのようなトラックも。

    敷地内にはこのようなトラックも。

  • 民族旅館の門の外。眺めるのは自由だが外を一人でふらふら歩くことは許されない。

    民族旅館の門の外。眺めるのは自由だが外を一人でふらふら歩くことは許されない。

  • 旅館の門の横には現地人も外国人旅行者も買うことができる餃子屋が営業していた。

    旅館の門の横には現地人も外国人旅行者も買うことができる餃子屋が営業していた。

  • 時間が余ると思っていたが、板門店から戻り旅館の部屋でくつろいでいら夕方になってしまった。雨は完全にやんでくれたのはありがたい。<br /><br />さてこれから開城市内観光に向かうことになる。運転手とガイドが待ち構えている。

    時間が余ると思っていたが、板門店から戻り旅館の部屋でくつろいでいら夕方になってしまった。雨は完全にやんでくれたのはありがたい。

    さてこれから開城市内観光に向かうことになる。運転手とガイドが待ち構えている。

  • ホテル前の通り。<br /><br />さて開城市内の観光だ。連れて行かれる場所は限られているが、町中を普通に行き交う人々を見るのはこの国では一番興味深い。

    ホテル前の通り。

    さて開城市内の観光だ。連れて行かれる場所は限られているが、町中を普通に行き交う人々を見るのはこの国では一番興味深い。

  • この伝統家屋は朝鮮そばの店らしい。外国人も食べに行くことが可能なようだ。

    この伝統家屋は朝鮮そばの店らしい。外国人も食べに行くことが可能なようだ。

  • 開城の中心部へ。たくさんの人が行き交うが自動車はほとんど走っていない。

    開城の中心部へ。たくさんの人が行き交うが自動車はほとんど走っていない。

  • 最初に向かった場所は開城博物館。写真は高麗博物館前の案内図。

    最初に向かった場所は開城博物館。写真は高麗博物館前の案内図。

  • 高麗博物館

    高麗博物館

  • 開城の宮廷の模型

    開城の宮廷の模型

  • 高麗時代の家畜や人の価値を表した図。

    高麗時代の家畜や人の価値を表した図。

  • 高麗博物館内のヤンバンの墓に描かれた壁画。

    高麗博物館内のヤンバンの墓に描かれた壁画。

  • 開城博物館の土産物屋。出土品のレプリカがたくさん売られていた。

    開城博物館の土産物屋。出土品のレプリカがたくさん売られていた。

  • 開城朝鮮郵票(切手)展示館。いろんな記念切手が売っている。総書記関連の切手も売っているが値段は高めだ。

    開城朝鮮郵票(切手)展示館。いろんな記念切手が売っている。総書記関連の切手も売っているが値段は高めだ。

  • 切手屋をあとに。<br />続いて開城市内を一望できる高台へと向かった。

    切手屋をあとに。
    続いて開城市内を一望できる高台へと向かった。

  • 金日成像が開城の町を見下ろしている。

    金日成像が開城の町を見下ろしている。

  • 高台からは煉瓦家屋の古い町並みを一望できる。<br /><br />ここは初めてではなく新鮮味はもはやないがいい眺めだ。

    高台からは煉瓦家屋の古い町並みを一望できる。

    ここは初めてではなく新鮮味はもはやないがいい眺めだ。

  • こちらは比較的新しい町並みだ。しかしコンクリート建築は老朽化していてくたびれた感じだ。バス以外車はほとんど走っていない。

    こちらは比較的新しい町並みだ。しかしコンクリート建築は老朽化していてくたびれた感じだ。バス以外車はほとんど走っていない。

  • 坂を下ってみた。坂の上には金日成像が見える。

    坂を下ってみた。坂の上には金日成像が見える。

  • 人が行き交う開城市内。

    人が行き交う開城市内。

  • 開城市内にはまだ信号機が設置されておらず、手信号の交通警官が多く見られるのは平壌とは対照的だ。

    開城市内にはまだ信号機が設置されておらず、手信号の交通警官が多く見られるのは平壌とは対照的だ。

  • 金日成の銅像前から歩いて一キロほどの開城民族旅館まで戻ることになった。

    金日成の銅像前から歩いて一キロほどの開城民族旅館まで戻ることになった。

  • 開城の南大門。

    開城の南大門。

  • 公共バスは混雑している。

    公共バスは混雑している。

  • この界隈が開城の中心部になり、商店などもある。街路樹が整備され案外ハイカラな感じだ。

    この界隈が開城の中心部になり、商店などもある。街路樹が整備され案外ハイカラな感じだ。

  • 南大門から民族旅館への道。自転車レーンが整備されている。

    南大門から民族旅館への道。自転車レーンが整備されている。

  • メイン通りからそれると未舗装の道路と伝統家屋が広がる。

    メイン通りからそれると未舗装の道路と伝統家屋が広がる。

  • 開城民族旅館に戻ったが部屋の電気がつかない。<br /><br />どうやら停電のようだ。宿泊客は我々しかいないので電気の管理がいい加減なようだ。レストランのある建物には電気が通っているので夕食に向かった。<br />開城民族旅館のレストランは宿泊しない観光客も昼食で利用することがあるレストランだ。

    開城民族旅館に戻ったが部屋の電気がつかない。

    どうやら停電のようだ。宿泊客は我々しかいないので電気の管理がいい加減なようだ。レストランのある建物には電気が通っているので夕食に向かった。
    開城民族旅館のレストランは宿泊しない観光客も昼食で利用することがあるレストランだ。

  • 夕食は追加料金で参鶏湯を注文してある。待っていると予想とは違う器に入った参鶏湯が出てきて少し驚いたが、10年前もこんな感じだったのだろうか。後で写真で確認したら同じだった。韓国のチゲ鍋に入った参鶏湯に慣れているので少し違和感を感じてしまった。

    夕食は追加料金で参鶏湯を注文してある。待っていると予想とは違う器に入った参鶏湯が出てきて少し驚いたが、10年前もこんな感じだったのだろうか。後で写真で確認したら同じだった。韓国のチゲ鍋に入った参鶏湯に慣れているので少し違和感を感じてしまった。

  • 味はというとまずまずといった感じだろうか。高麗人参などたくさん使われていて栄養はありそうだが鶏肉がパサパサした感じだった。参鶏湯は開城が発祥といわれている。でも現在の開城の環境を考えると完璧な料理を作るのは難しいかもしれない。<br /><br /><br />部屋に戻った。電気は復旧していたがシャワーのお湯は今夜は出ないようで明日の朝まで待たなくてはならないらしい。<br /><br />平壌に比べるとかなり快適さは落ちるが地方都市の宿の水準はこの程度なのだろうと納得するしかない。それにまたいつ停電するかわからない。<br /><br />北朝鮮の地方都市は観光客を受け入れている場所でもまだまだ問題が多いようだ。

    味はというとまずまずといった感じだろうか。高麗人参などたくさん使われていて栄養はありそうだが鶏肉がパサパサした感じだった。参鶏湯は開城が発祥といわれている。でも現在の開城の環境を考えると完璧な料理を作るのは難しいかもしれない。


    部屋に戻った。電気は復旧していたがシャワーのお湯は今夜は出ないようで明日の朝まで待たなくてはならないらしい。

    平壌に比べるとかなり快適さは落ちるが地方都市の宿の水準はこの程度なのだろうと納得するしかない。それにまたいつ停電するかわからない。

    北朝鮮の地方都市は観光客を受け入れている場所でもまだまだ問題が多いようだ。

  • 【9月4日(木)】<br /><br /> 昨夜はお湯が出なかったが、事前通告通り今朝7時にはちゃんとお湯が出た。シャワーを浴び7時に食事に向かった。今日は天気が良さそうだ。

    【9月4日(木)】

     昨夜はお湯が出なかったが、事前通告通り今朝7時にはちゃんとお湯が出た。シャワーを浴び7時に食事に向かった。今日は天気が良さそうだ。

  • 朝食は簡素な朝鮮定食だ。

    朝食は簡素な朝鮮定食だ。

  • ホテルの敷地内を流れる川を掃除する人。

    ホテルの敷地内を流れる川を掃除する人。

  • 8時半に平壌に向けて出発する。事実上平壌は今日が最終日になる。なので少しハードなスケジュールとなる。でも実際は余裕が出てくるはずだ。

    8時半に平壌に向けて出発する。事実上平壌は今日が最終日になる。なので少しハードなスケジュールとなる。でも実際は余裕が出てくるはずだ。

  • 開城市内を走り抜ける。

    開城市内を走り抜ける。

  • 開城の市バスのターミナル?乗用車は全くない。

    開城の市バスのターミナル?乗用車は全くない。

  • 高速道路に入った。

    高速道路に入った。

  • 一般道はたくさんの自転車が行き交う。

    一般道はたくさんの自転車が行き交う。

  • 朝鮮戦争が始まるまでアメリカ軍とソ連軍の分割占領ラインが38度線上に引かれたのだが、ここがちょうどそのあたり。

    朝鮮戦争が始まるまでアメリカ軍とソ連軍の分割占領ラインが38度線上に引かれたのだが、ここがちょうどそのあたり。

  • 朝鮮戦争で(ガイド曰く)アメリカの爆撃で橋は落とされたらしい。

    朝鮮戦争で(ガイド曰く)アメリカの爆撃で橋は落とされたらしい。

  • そんな興味深い眺めをあとに平壌へ向かう。

    そんな興味深い眺めをあとに平壌へ向かう。

  • 往路同様ドライブインに立ち寄ることになった。

    往路同様ドライブインに立ち寄ることになった。

  • 高麗人参茶でも飲むことにした。

    高麗人参茶でも飲むことにした。

  • 休憩ののち、再び平壌を目指す。

    休憩ののち、再び平壌を目指す。

  • ブドウ畑。北朝鮮でもワインが製造されているらしい。

    ブドウ畑。北朝鮮でもワインが製造されているらしい。

  • 北朝鮮建築。

    北朝鮮建築。

  • 開城と平壌の間で最大都市である沙里院(サリウォン)のインターチェンにさしかかった。

    開城と平壌の間で最大都市である沙里院(サリウォン)のインターチェンにさしかかった。

  • 道路沿いから見える比較的大きな集落。

    道路沿いから見える比較的大きな集落。

  • これは建設中のホテルらしい。完成すれば外国人も宿泊できるらしい。

    これは建設中のホテルらしい。完成すれば外国人も宿泊できるらしい。

  • 農村のトラクター。

    農村のトラクター。

  • サリウォン(沙里院)から平壌へ向かう路線バス。北朝鮮の中距離公共バスはすべてこんな感じだ。

    サリウォン(沙里院)から平壌へ向かう路線バス。北朝鮮の中距離公共バスはすべてこんな感じだ。

  • 工事中。

    工事中。

  • 平壌が近づいてきた。

    平壌が近づいてきた。

  • ここまで来ると交通量もかなり多い。

    ここまで来ると交通量もかなり多い。

  • 老朽化しているが、遠目には近代的な高層マンション群。

    老朽化しているが、遠目には近代的な高層マンション群。

  • 路面電車と高層建造物。平壌に入ったのは11時。

    路面電車と高層建造物。平壌に入ったのは11時。

  • 平壌到着後射撃場に行くことになった。競技場などスポーツ施設が建ち並ぶ一角に射撃場があり向かうことになった。射撃場は10年前に比べリニューアルされ巨大な遊戯施設になっていた。<br />ここで拳銃を試し打ちしてみた。しかし全く的に当たらない。10年前ライフルで射撃したがあちらの方が扱いやすかったように思う。値段は5発で250円。

    平壌到着後射撃場に行くことになった。競技場などスポーツ施設が建ち並ぶ一角に射撃場があり向かうことになった。射撃場は10年前に比べリニューアルされ巨大な遊戯施設になっていた。
    ここで拳銃を試し打ちしてみた。しかし全く的に当たらない。10年前ライフルで射撃したがあちらの方が扱いやすかったように思う。値段は5発で250円。

  • 続いて向かったのはハンバーガーショップ(ファストフード)だ。本来なら冷麺を食べる予定だがそれをキャンセルしての訪問だ。<br /><br />場所は中国人団体客が多く利用する青年ホテルの一階にある。ここには中国国際航空のオフィスもあるらしい。

    続いて向かったのはハンバーガーショップ(ファストフード)だ。本来なら冷麺を食べる予定だがそれをキャンセルしての訪問だ。

    場所は中国人団体客が多く利用する青年ホテルの一階にある。ここには中国国際航空のオフィスもあるらしい。

  • 値段はだいたいセットで5ドルくらいと普通の値段だ。基本的なフレンチフライのセットを頼むことにした。<br />ドリンクはコーラもなくフルーツのソーダ水のみだ。

    値段はだいたいセットで5ドルくらいと普通の値段だ。基本的なフレンチフライのセットを頼むことにした。
    ドリンクはコーラもなくフルーツのソーダ水のみだ。

  • メニューの値段は1ウォン=1円なので相場はわかりやすいように思う。

    メニューの値段は1ウォン=1円なので相場はわかりやすいように思う。

  • 味はおいしくはないがここでは仕方ない。でも一時話題になった平壌のファーストフード店はとても興味深い。

    味はおいしくはないがここでは仕方ない。でも一時話題になった平壌のファーストフード店はとても興味深い。

  • ただハンバーガー屋では昼食としてではなくおやつとして訪問した方がよかった。無料の冷麺をキャンセルしたのは失敗だった。

    ただハンバーガー屋では昼食としてではなくおやつとして訪問した方がよかった。無料の冷麺をキャンセルしたのは失敗だった。

  • 食事を終え、地下鉄に乗るため駅に向かった。通常なら復興駅から平壌駅の下にある栄光駅までの一区間が外国人に指定された乗車ルートになる。<br /><br /> でも今回はガイドと交渉して凱旋門がある凱旋駅まで乗車できることになった。<br /><br /> 復興駅の駅舎。南の終点になる。

    食事を終え、地下鉄に乗るため駅に向かった。通常なら復興駅から平壌駅の下にある栄光駅までの一区間が外国人に指定された乗車ルートになる。

     でも今回はガイドと交渉して凱旋門がある凱旋駅まで乗車できることになった。

     復興駅の駅舎。南の終点になる。

  • ここから乗り合いトラックが待機している。

    ここから乗り合いトラックが待機している。

  • 地下鉄駅の係員。

    地下鉄駅の係員。

  • 地下鉄の路線図。

    地下鉄の路線図。

  • 復興駅から地下鉄に乗車する。乗車券は10年前はソ連式のジェトン(コイン)が使用されていたが今回はスイカなどと同様のICカードが使えるようになっていた。<br /><br />とはいえ外国人は特別にゲートを開けてもらうことになり乗車券を触ることはできない。

    復興駅から地下鉄に乗車する。乗車券は10年前はソ連式のジェトン(コイン)が使用されていたが今回はスイカなどと同様のICカードが使えるようになっていた。

    とはいえ外国人は特別にゲートを開けてもらうことになり乗車券を触ることはできない。

  • 改札の係員。

    改札の係員。

  • 地下100メートルのホームへエスカレーターで下る。

    地下100メートルのホームへエスカレーターで下る。

  • エスカレーターを下りきってからさらに通路を進む。

    エスカレーターを下りきってからさらに通路を進む。

  • 復興駅のプラットフォーム。<br /><br />

    復興駅のプラットフォーム。

  • ここから栄光駅に移動する。

    ここから栄光駅に移動する。

  • 栄光駅に到着した。この駅は国鉄平壌駅の直下に位置する駅だ。通常ならここで下車して車での移動に戻ることになる。<br />一度ホームへ降りることにした。

    栄光駅に到着した。この駅は国鉄平壌駅の直下に位置する駅だ。通常ならここで下車して車での移動に戻ることになる。
    一度ホームへ降りることにした。

  • 最近新たに金正日の絵が描かれたらしい。

    最近新たに金正日の絵が描かれたらしい。

  • 再度乗車して凱旋駅へと向かった。

    再度乗車して凱旋駅へと向かった。

  • 栄光駅から凱旋駅へはそこそこ混雑が激しく座れない。<br />北朝鮮の満員電車は少し新鮮だ。<br />外国人観光客用のひと区間は地下鉄が空いている区間だから利用させているのだろう。<br /><br />外国人が見学する復興駅と栄光駅以外は予想通り簡素な感じだが、凱旋駅には金日成の金の銅像が建っていた。

    栄光駅から凱旋駅へはそこそこ混雑が激しく座れない。
    北朝鮮の満員電車は少し新鮮だ。
    外国人観光客用のひと区間は地下鉄が空いている区間だから利用させているのだろう。

    外国人が見学する復興駅と栄光駅以外は予想通り簡素な感じだが、凱旋駅には金日成の金の銅像が建っていた。

  • 凱旋駅のホームの様子。

    凱旋駅のホームの様子。

  • 凱旋駅構内の売店の様子。旧ソ連諸国でよく見られる雰囲気だ。

    凱旋駅構内の売店の様子。旧ソ連諸国でよく見られる雰囲気だ。

  • エスカレーターを上りきって駅舎を出ようとすると外に凱旋門が現れた。

    エスカレーターを上りきって駅舎を出ようとすると外に凱旋門が現れた。

  • 凱旋駅の駅舎。

    凱旋駅の駅舎。

  • 北朝鮮でも携帯電話の普及率はかなり高くなっている。機種はエジプト製が主流らしい。

    北朝鮮でも携帯電話の普及率はかなり高くなっている。機種はエジプト製が主流らしい。

  • 駅前のバス停でバスを待つ人々。

    駅前のバス停でバスを待つ人々。

  • 凱旋駅近くの政府施設。

    凱旋駅近くの政府施設。

  • この凱旋門は、金日成の生誕70周年を記念して1982年4月15日に建てられた。パリの凱旋門より10m高くなるように造られている。高さは60m。<br />アーチ門の幅18.6mと世界で一番大きい凱旋門らしい。

    この凱旋門は、金日成の生誕70周年を記念して1982年4月15日に建てられた。パリの凱旋門より10m高くなるように造られている。高さは60m。
    アーチ門の幅18.6mと世界で一番大きい凱旋門らしい。

  • 凱旋門から再び車での移動となる。国営デパートに立ち寄ってみた。内部の写真撮影は禁止だ。<br />店内は品揃えは豊富で日本の100円ショップに売っているような商品も並んでいる。値段はウォン表示でそのまま円の値段となるのでわかりやすい。家具や電気製品などどれも違和感のない値段となっている。

    凱旋門から再び車での移動となる。国営デパートに立ち寄ってみた。内部の写真撮影は禁止だ。
    店内は品揃えは豊富で日本の100円ショップに売っているような商品も並んでいる。値段はウォン表示でそのまま円の値段となるのでわかりやすい。家具や電気製品などどれも違和感のない値段となっている。

  • 隣には国営の高麗航空のオフィスがあった。

    隣には国営の高麗航空のオフィスがあった。

  • 続いて完成間近の「柳京ホテル」にむかった。途中普通門のロータリーを通過。

    続いて完成間近の「柳京ホテル」にむかった。途中普通門のロータリーを通過。

  • 「柳京ホテル」は世界最大の廃墟として長年平壌の負の名所として観光客を寄せ付けない場所だったが外観のリニューアルに伴い雰囲気が一変した。

    「柳京ホテル」は世界最大の廃墟として長年平壌の負の名所として観光客を寄せ付けない場所だったが外観のリニューアルに伴い雰囲気が一変した。

  • そんな理由から柳京ホテルを正面から見ることができる場所が新たに観光ルートに認められたようだ。以前は車から降りてゆっくり見ることはできなかったが今回は正面から眺めることができた。<br /><br />しかし建物の近くには連れて行ってくれなかった。

    そんな理由から柳京ホテルを正面から見ることができる場所が新たに観光ルートに認められたようだ。以前は車から降りてゆっくり見ることはできなかったが今回は正面から眺めることができた。

    しかし建物の近くには連れて行ってくれなかった。

  • 柳京ホテルは北朝鮮が1988年のソウルオリンピックに対抗して開催したとされる第13回世界青年学生祭典(1989年)に間に合わせて1987年に建設工事が開始された。北朝鮮の威信をかけ「世界一のホテル」として建設され、当時韓国一の高さを誇ったソウルの63ビルよりも高くホテル名は平壌の旧称である「柳京」から取られた。<br /> しかしあまりにも巨大な施設のため世界青年学生祭典には間に合わなくなり、資金難から1992年には建設工事は完全に中断され15年以上にわたり放置されていた。<br /> 長らく放置されたことで単独の建築物としては世界最大の廃墟であると言われ、CNNの選んだ「世界で最も醜い建物」の第1位に選出されている。<br />そんな柳京ホテルだが2008年5月、16年ぶりに建設が再開されることになった。<br /><br />欧州のホテルチェーン企業ケンピンスキーが入居するという話が進んでいた。<br />しかしケンピンスキーは採算性のなさから開発を断念。開業は事実上白紙となった。<br /><br />そんな理由から外観はモダンになったもののこの建物がどのように有効活用されるかは未定のままだ。なので建物には近づけない状態が続いている。<br />最初からホテルが入る気はなく、リニューアルは建物が崩壊するのを避けるための応急処置だったという話もある。<br />。

    柳京ホテルは北朝鮮が1988年のソウルオリンピックに対抗して開催したとされる第13回世界青年学生祭典(1989年)に間に合わせて1987年に建設工事が開始された。北朝鮮の威信をかけ「世界一のホテル」として建設され、当時韓国一の高さを誇ったソウルの63ビルよりも高くホテル名は平壌の旧称である「柳京」から取られた。
     しかしあまりにも巨大な施設のため世界青年学生祭典には間に合わなくなり、資金難から1992年には建設工事は完全に中断され15年以上にわたり放置されていた。
     長らく放置されたことで単独の建築物としては世界最大の廃墟であると言われ、CNNの選んだ「世界で最も醜い建物」の第1位に選出されている。
    そんな柳京ホテルだが2008年5月、16年ぶりに建設が再開されることになった。

    欧州のホテルチェーン企業ケンピンスキーが入居するという話が進んでいた。
    しかしケンピンスキーは採算性のなさから開発を断念。開業は事実上白紙となった。

    そんな理由から外観はモダンになったもののこの建物がどのように有効活用されるかは未定のままだ。なので建物には近づけない状態が続いている。
    最初からホテルが入る気はなく、リニューアルは建物が崩壊するのを避けるための応急処置だったという話もある。

  • 柳京ホテルを後に一度高麗ホテルへ荷物を置きに向かうことになった。再びチェックインすることになる。

    柳京ホテルを後に一度高麗ホテルへ荷物を置きに向かうことになった。再びチェックインすることになる。

  • 平壌市内では信号機が急激に増えたが、所々で交通整理をする婦人顕官の姿が見られる。

    平壌市内では信号機が急激に増えたが、所々で交通整理をする婦人顕官の姿が見られる。

  • タクシーがたくさん走っていたのには驚いた。

    タクシーがたくさん走っていたのには驚いた。

  • 日傘を差す平壌市民。

    日傘を差す平壌市民。

  • 町中の屋台と呼ばれる商店。食品や生活用品が売られている。

    町中の屋台と呼ばれる商店。食品や生活用品が売られている。

  • 平壌は建築ラッシュだ。

    平壌は建築ラッシュだ。

  • そんなわけで昨日以来戻ってきた高麗ホテル。今夜はここに宿泊することになる。

    そんなわけで昨日以来戻ってきた高麗ホテル。今夜はここに宿泊することになる。

  • 高麗ホテルの部屋に入り少し休憩することになった。<br /><br />慌ただしい予定だったが予想通り時間が余ってしまった感じだ。ホテルの部屋は昨日の出発時と同じで備品がそのままになっている。チェックアウトをしているようで部屋はそのまま確保されていたようだ。

    高麗ホテルの部屋に入り少し休憩することになった。

    慌ただしい予定だったが予想通り時間が余ってしまった感じだ。ホテルの部屋は昨日の出発時と同じで備品がそのままになっている。チェックアウトをしているようで部屋はそのまま確保されていたようだ。

  • 2チャンネルが朝鮮中央通信の放送だ。15時からなにやら放送が始まった。

    2チャンネルが朝鮮中央通信の放送だ。15時からなにやら放送が始まった。

  • ニュースのようだ。

    ニュースのようだ。

  • その後金親子の生い立ちなどが流されていた。NHKやBBCも放送されていたがこれを見ている方がおもしろい。

    その後金親子の生い立ちなどが流されていた。NHKやBBCも放送されていたがこれを見ている方がおもしろい。

  • 金正日の幼少期時代?

    金正日の幼少期時代?

  • テレビを見ていたら時間がたつのが早い。<br /><br />16時から観光に出かけることになっている。

    テレビを見ていたら時間がたつのが早い。

    16時から観光に出かけることになっている。

  • 16時にホテルを出発。

    16時にホテルを出発。

  • 巨大な建造物がたつ金日成広場の前を通過。

    巨大な建造物がたつ金日成広場の前を通過。

  • これから向かう先は万景台学生少年宮殿。<br /><br />万景台学生少年宮殿は子供たちにエリート教育が行われている教育施設だ。

    これから向かう先は万景台学生少年宮殿。

    万景台学生少年宮殿は子供たちにエリート教育が行われている教育施設だ。

  • これから向かう先は万景台学生少年宮殿。<br />万景台学生少年宮殿は子供たちにエリート教育が行われている教育施設だ。

    これから向かう先は万景台学生少年宮殿。
    万景台学生少年宮殿は子供たちにエリート教育が行われている教育施設だ。

  • 周辺には最近建設された高層マンションが林立している。

    周辺には最近建設された高層マンションが林立している。

  • 万景台学生少年宮殿は高台にあり、見晴らしがいい。

    万景台学生少年宮殿は高台にあり、見晴らしがいい。

  • 万景台学生少年宮殿のエントランスにて。

    万景台学生少年宮殿のエントランスにて。

  • 専属の生徒が紹介され、教室での授業風景を見学するため案内された。教室では美術や音楽などそれぞれの才能を伸ばす教育がなされているようだ。<br /><br />ここでは裁縫の練習をしている子供たち。

    専属の生徒が紹介され、教室での授業風景を見学するため案内された。教室では美術や音楽などそれぞれの才能を伸ばす教育がなされているようだ。

    ここでは裁縫の練習をしている子供たち。

  • ギターの練習をする子供たち。

    ギターの練習をする子供たち。

  • ピアノをレッスン。

    ピアノをレッスン。

  • デッサン

    デッサン

  • 琴の練習

    琴の練習

  • 歌の練習を。表情も重要らしい。<br /><br />子供たちはやらされている感がなくはないが、このようなまじめな子供たちが育っているのは驚異でもあると感じてしまう。

    歌の練習を。表情も重要らしい。

    子供たちはやらされている感がなくはないが、このようなまじめな子供たちが育っているのは驚異でもあると感じてしまう。

  • 最後に45分ほど子供たちの公演を鑑賞することになった。宮殿内に併設されている劇場へ入った。

    最後に45分ほど子供たちの公演を鑑賞することになった。宮殿内に併設されている劇場へ入った。

  • 公演は歌や朝鮮民族舞踊など。きらびやかでなかなか見応えのある内容だった。

    公演は歌や朝鮮民族舞踊など。きらびやかでなかなか見応えのある内容だった。

  • 講演終了後、観客はスタンディングオーべーレーションだ。

    講演終了後、観客はスタンディングオーべーレーションだ。

  • 学校を離れる際、下校している子供たちとふれあう機会があったが、学校内での一糸乱れるまじめな雰囲気とは違った一面を見ることができ、この国の子供たちも案外普通だなと少し安心した。

    学校を離れる際、下校している子供たちとふれあう機会があったが、学校内での一糸乱れるまじめな雰囲気とは違った一面を見ることができ、この国の子供たちも案外普通だなと少し安心した。

  • 夕食に向かうのだが途中金日成広場に立ち寄った。金日成広場から見た高層マンション群。

    夕食に向かうのだが途中金日成広場に立ち寄った。金日成広場から見た高層マンション群。

  • チュチェ(主体)思想塔だが今回は上るのはやめた。

    チュチェ(主体)思想塔だが今回は上るのはやめた。

  • 平壌市内を走る路面電車。観光客が乗る場合チャーターしなくてはならないらしい。

    平壌市内を走る路面電車。観光客が乗る場合チャーターしなくてはならないらしい。

  • 婦人警官。

    婦人警官。

  • 夕食は朝鮮すき焼きの店に案内された。前回も同じ店で同じものを食べた記憶がある。

    夕食は朝鮮すき焼きの店に案内された。前回も同じ店で同じものを食べた記憶がある。

  • ほかの観光客もここでの食事になりずいぶんに賑やかだ。

    ほかの観光客もここでの食事になりずいぶんに賑やかだ。

  • 食後、凱旋門の近くにある「凱旋青年公園」という遊園地に行くことになった。平壌で三つある遊園地の一つでここで最新式のアトラクションがそろっている。

    食後、凱旋門の近くにある「凱旋青年公園」という遊園地に行くことになった。平壌で三つある遊園地の一つでここで最新式のアトラクションがそろっている。

  • 10個のアトラクションがあり、どれも比較的最新式だ。

    10個のアトラクションがあり、どれも比較的最新式だ。

  • そんな中、ジェットコースターはかなりスリリングだった。

    そんな中、ジェットコースターはかなりスリリングだった。

  • 日本にもないタイプでフロリダに行かないとないうつぶせ式だ。<br />でももっとすごいのが日本初上陸としてもうすぐナガシマスパーランドに登場するらしい。

    日本にもないタイプでフロリダに行かないとないうつぶせ式だ。
    でももっとすごいのが日本初上陸としてもうすぐナガシマスパーランドに登場するらしい。

  • 他にも絶叫マシンは豊富だ。

    他にも絶叫マシンは豊富だ。

  • 我々外国人は乗りたいときに行列を通り過ぎて一番に乗ることができる。ちなみに入場料100元に乗り物代に10ドル(二人で2回乗ったので1回2.5ドル)支払うことになった。

    我々外国人は乗りたいときに行列を通り過ぎて一番に乗ることができる。ちなみに入場料100元に乗り物代に10ドル(二人で2回乗ったので1回2.5ドル)支払うことになった。

  • しかし夕食の食べ過ぎとビールの飲みすぎで気持ち悪くなってきた。絶叫マシーンには強いという自負があったが、食後の絶叫マシーンには無理があったようだ。<br /><br />このフリーフォールにも乗りたかったがちょっと無理だ。ガイドの朴さんはこれにも一緒に乗りたそうだったが断念することにした。

    しかし夕食の食べ過ぎとビールの飲みすぎで気持ち悪くなってきた。絶叫マシーンには強いという自負があったが、食後の絶叫マシーンには無理があったようだ。

    このフリーフォールにも乗りたかったがちょっと無理だ。ガイドの朴さんはこれにも一緒に乗りたそうだったが断念することにした。

  • トイレに行ったら楽になったが、フラフラの状態で遊園地を後にした。

    トイレに行ったら楽になったが、フラフラの状態で遊園地を後にした。

  • 気分が悪いので遊園地の近くにある凱旋門の夜景だけ見て金親子の夜景は今回キャンセルすることにした。無念だ。

    気分が悪いので遊園地の近くにある凱旋門の夜景だけ見て金親子の夜景は今回キャンセルすることにした。無念だ。

  • 万寿台の高層マンションの夜景を眺めながら高麗ホテルに戻った。<br />ホテルに戻り体調はよくなった。

    万寿台の高層マンションの夜景を眺めながら高麗ホテルに戻った。
    ホテルに戻り体調はよくなった。

  • 【9月5日(金)】<br /><br />今日は列車で再び中国に戻ります。出発までしばらく時間があるので平壌市内を回ることになる。7時半から朝食だがお腹の調子が悪いので朝食は軽く手をつけるだけにした。<br /><br />8時半にチェックアウトを済ませホテルを出発した。今回の北朝鮮のスケジュールは開城滞在で時間を割いてしまったが、昨日平壌に戻りいろいろ回ることができたのでちょうどいい感じとなった。<br /> 列車の出発は10時30分だが、9時45分までに駅に行けばいいので出発まで1時間ほどある。

    【9月5日(金)】

    今日は列車で再び中国に戻ります。出発までしばらく時間があるので平壌市内を回ることになる。7時半から朝食だがお腹の調子が悪いので朝食は軽く手をつけるだけにした。

    8時半にチェックアウトを済ませホテルを出発した。今回の北朝鮮のスケジュールは開城滞在で時間を割いてしまったが、昨日平壌に戻りいろいろ回ることができたのでちょうどいい感じとなった。
     列車の出発は10時30分だが、9時45分までに駅に行けばいいので出発まで1時間ほどある。

  • まずは金日成広場へ向かった。

    まずは金日成広場へ向かった。

  • 巨大な建造物が立ち並ぶ金日成広場を通勤する人が行きかう。

    巨大な建造物が立ち並ぶ金日成広場を通勤する人が行きかう。

  • 金日成広場のトロリーバス。

    金日成広場のトロリーバス。

  • 次に人民大学習堂などがある噴水広場を見学することになった。

    次に人民大学習堂などがある噴水広場を見学することになった。

  • 向こうに金親子の銅像が見える。最後にあそこに行くことになる。

    向こうに金親子の銅像が見える。最後にあそこに行くことになる。

  • ここでキム親子の銅像に献花するための花束を購入した。4ユーロで強制的に購入させられるが広場に入る入場料だと思えば納得できる。

    ここでキム親子の銅像に献花するための花束を購入した。4ユーロで強制的に購入させられるが広場に入る入場料だと思えば納得できる。

  • 万寿台広場に金親子の銅像がある。北朝鮮で一番有名な場所だが今回初めての訪問となる。

    万寿台広場に金親子の銅像がある。北朝鮮で一番有名な場所だが今回初めての訪問となる。

  • 北朝鮮で最も重要な場所でもある。ここは10年前、金日成の銅像しかなかった。でも今回は金日成と金正日の銅像が並んでいて全く違う光景が広がっている。<br /><br /><br />2012年に金正日が死去した際、金日成の銅像も新たに建て直されたとのことだ。なので銅像はいずれも真新しい。

    北朝鮮で最も重要な場所でもある。ここは10年前、金日成の銅像しかなかった。でも今回は金日成と金正日の銅像が並んでいて全く違う光景が広がっている。


    2012年に金正日が死去した際、金日成の銅像も新たに建て直されたとのことだ。なので銅像はいずれも真新しい。

  • 正装した朝鮮人観光客が押し寄せる場所でまさに巡礼地にある聖地さながらだ。

    正装した朝鮮人観光客が押し寄せる場所でまさに巡礼地にある聖地さながらだ。

  • 一度高麗ホテルに立ち寄りトイレに立ち寄った後、ホテルの周辺散歩することになった。

    一度高麗ホテルに立ち寄りトイレに立ち寄った後、ホテルの周辺散歩することになった。

  • といっても駅までの数客メートルを歩くだけだ。

    といっても駅までの数客メートルを歩くだけだ。

  • 平壌のタクシー

    平壌のタクシー

  • 平壌駅にすぐ着いてしまった。

    平壌駅にすぐ着いてしまった。

  • 平壌のトロリーバス。バスは北朝鮮製らしい。

    平壌のトロリーバス。バスは北朝鮮製らしい。

  • そして路面電車。車両はすべてチェコ製だ。

    そして路面電車。車両はすべてチェコ製だ。

  • しかしタクシーの多さに驚く。<br />町中は10年前に比べて町中が信号だらけになり、交通整理をする婦人警官の数は圧倒的に減ってしまった。交差点では車が渋滞し道路を渡るときは左右を見て車が来ないか確認しなくてはならなくなった。<br /><br />滞在中、車の接触事故も見かけた。とにかくこの10年で平壌の交通事情は大幅に変わってしまった。この国も確実に発展している。<br />また町中を行き交う人は携帯をいじりながらうつむいて歩いているのは他の国と一緒だ。案外国民は現状に対して不満はないように見える。確かに地方との格差は確認できないがそれは大半の発展途上国でも同じ事だ。<br />空前の三大世襲の独裁国家だがこの国はまだまだ強力で安定感を感じる。近いうちに崩壊すると希望的観測をする日本の報道は多いが、なかなかそうはいかないのでは強く感じる。<br /> それにしてもこの国はコソコソしすぎなのだ。写真撮影に関しては特にそう思う。妙な規制をするからますます外国人が無茶なことをする悪循環に陥っている。ガイドがつくのはかまわない。でももう少し自由に歩かせてもらえないのかとつくづく思う。

    しかしタクシーの多さに驚く。
    町中は10年前に比べて町中が信号だらけになり、交通整理をする婦人警官の数は圧倒的に減ってしまった。交差点では車が渋滞し道路を渡るときは左右を見て車が来ないか確認しなくてはならなくなった。

    滞在中、車の接触事故も見かけた。とにかくこの10年で平壌の交通事情は大幅に変わってしまった。この国も確実に発展している。
    また町中を行き交う人は携帯をいじりながらうつむいて歩いているのは他の国と一緒だ。案外国民は現状に対して不満はないように見える。確かに地方との格差は確認できないがそれは大半の発展途上国でも同じ事だ。
    空前の三大世襲の独裁国家だがこの国はまだまだ強力で安定感を感じる。近いうちに崩壊すると希望的観測をする日本の報道は多いが、なかなかそうはいかないのでは強く感じる。
     それにしてもこの国はコソコソしすぎなのだ。写真撮影に関しては特にそう思う。妙な規制をするからますます外国人が無茶なことをする悪循環に陥っている。ガイドがつくのはかまわない。でももう少し自由に歩かせてもらえないのかとつくづく思う。

  • 平壌駅で列車に向かうことになる。あっという間の4日間だったが出発の時間がやってきた。

    平壌駅で列車に向かうことになる。あっという間の4日間だったが出発の時間がやってきた。

  • 列車はすでの到着しているようだ。帰りの列車はすべて丹東行きで北朝鮮籍の車両で3段寝台だ。中国式にいうと硬臥になる。

    列車はすでの到着しているようだ。帰りの列車はすべて丹東行きで北朝鮮籍の車両で3段寝台だ。中国式にいうと硬臥になる。

  • 10時半。ガイドの見送りを受けて平壌駅を出発。<br /><br /><br />車窓の風景は到着時と変わらないので写真を撮るためうろうろしたりするのは控えることにした。<br /><br />昨夜からの体調不良ということもあるが出国前なので怪しい行動を避けるためカメラを持って車内を動き回るのはやめたほうがいいかもしれない。<br />車掌が北朝鮮人なのも警戒した方がいい。出国審査官に告げ口されたら面倒だ。なのでしばらくはシーツを引いてベッドで横になることにした。<br />同室は中国人だが、朝鮮語を話し携帯電話を持っている特別な地位の人間らしく警戒した方がいい。英語をしゃべりフレンドリーなのがなおさら不安だ。

    10時半。ガイドの見送りを受けて平壌駅を出発。


    車窓の風景は到着時と変わらないので写真を撮るためうろうろしたりするのは控えることにした。

    昨夜からの体調不良ということもあるが出国前なので怪しい行動を避けるためカメラを持って車内を動き回るのはやめたほうがいいかもしれない。
    車掌が北朝鮮人なのも警戒した方がいい。出国審査官に告げ口されたら面倒だ。なのでしばらくはシーツを引いてベッドで横になることにした。
    同室は中国人だが、朝鮮語を話し携帯電話を持っている特別な地位の人間らしく警戒した方がいい。英語をしゃべりフレンドリーなのがなおさら不安だ。

  • 車窓の風景。<br />川を渡るとき必ず橋桁の残骸が平行している。かつて日本統治時代複線で満州へ向かう大動脈だった時代の名残を感じる。

    車窓の風景。
    川を渡るとき必ず橋桁の残骸が平行している。かつて日本統治時代複線で満州へ向かう大動脈だった時代の名残を感じる。

  • 朝鮮の民家。

    朝鮮の民家。

  • 車窓の風景。

    車窓の風景。

  • 途中の街。

    途中の街。

  • 駅に停まっていた比較的新しい機関車。

    駅に停まっていた比較的新しい機関車。

  • 車窓からの風景。

    車窓からの風景。

  • 新義州に近づいてきた。対岸は中国の丹東だ。

    新義州に近づいてきた。対岸は中国の丹東だ。

  • 北朝鮮時間の4時半に新義州に入った。

    北朝鮮時間の4時半に新義州に入った。

  • ここで出国審査と最後の荷物チェックがある。北朝鮮ビザはここで回収される。<br /><br />日本人旅行者は最も警戒される存在だ。案の定検査員にデジカメの画像データをすべてチェックされてしまった。<br /><br />空路だとこのようなチェックがあるのかわからないが、陸路での出国はかなり厳しいのかもしれない。でも検査員はアントニオ猪木の話題を出してきたり終始友好的だった。

    ここで出国審査と最後の荷物チェックがある。北朝鮮ビザはここで回収される。

    日本人旅行者は最も警戒される存在だ。案の定検査員にデジカメの画像データをすべてチェックされてしまった。

    空路だとこのようなチェックがあるのかわからないが、陸路での出国はかなり厳しいのかもしれない。でも検査員はアントニオ猪木の話題を出してきたり終始友好的だった。

  • パスポートが戻され列車が動き出したとき一気に肩の荷が下りた。今後北朝鮮へは入国は鉄道にして帰国は空路にした方が気分的には楽かもしれないと今回感じた。<br /><br />鴨緑江に架かる鉄橋をゆっくり渡り、丹東には中国時間の16時30分(北朝鮮から1時間遅れ)に到着した。

    パスポートが戻され列車が動き出したとき一気に肩の荷が下りた。今後北朝鮮へは入国は鉄道にして帰国は空路にした方が気分的には楽かもしれないと今回感じた。

    鴨緑江に架かる鉄橋をゆっくり渡り、丹東には中国時間の16時30分(北朝鮮から1時間遅れ)に到着した。

  • 中国の入国審査は丹東駅に到着後、車内で行われる。中国人がいる行列に並ばなくてすむので助かる。車内でゆっくり待っていればいいのでありがたい。全員の入国審査が終了してからドアが開き下車することになる。

    中国の入国審査は丹東駅に到着後、車内で行われる。中国人がいる行列に並ばなくてすむので助かる。車内でゆっくり待っていればいいのでありがたい。全員の入国審査が終了してからドアが開き下車することになる。

34いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP