ホテルアンビエント安曇野（1泊2食8500円のコスパの凄さ）その１

2020/09/01 - 2020/09/03

もう10年以上前になりますが、私は国内リゾートクラブの中古会員権に目覚め複数の会員権を購入しました。そして様々なホテルに泊まり会員制リゾートライフを開始しました。

結構長い間、リゾートクラブにはまり込んでいたのですが、5～6年前からマリオットやヒルトンの世界チェーンの会員制度（上級会員）に目覚めました。それ以来、何となく国内リゾートクラブは遠ざかってしまいました。

しかし、コロナ時代になった今、私の旅は激変しました。当分海外旅行は無理です。マリオットやヒルトンは不特定多数のお客が集い感染リスクが気になります。また、濃密対策で私の愛するエグゼクティブラウンジのサービスは相当低下しています。

一方で国内の会員制リゾートクラブは安心感がありますね。サービスの低下もあまりありません。幸か不幸か会員は年配の方が多いですし、しかも（セラヴィの場合）値段が安くてリタイアシニアの味方です。改めてセラヴィリゾート泉郷の良さを感じる旅となりました。９月１日からホテルアンビエント安曇野に２連泊してきました。（1人旅）

私のホームページに旅行記・著書紹介多数あり。
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/
新著『一生で一度は体験してみたい　国際線ファーストクラスの世界』

エリア 穂高・安曇野(長野)

セラヴィリゾート泉郷の施設である「ホテルアンビエント安曇野」（写真）は常念岳の山麓、深い山の中にあります。ホテルへのアクセスは鉄道利用の場合、中央本線松本経由、大糸線「穂高駅」下車、そこからホテルの送迎バス、又はタクシーで約２０分でホテルに着きます。

車でのアクセスは長野自動車道安曇野I.Cより一般道に下り、そこからはスマホのグーグルナビに従ってください。どんどん山に入り「穂高C.C」「あずみ野C.C」 を通り越し別荘地帯の最後にホテルがあります。
写真：ホテル玄関

ホテルのロビー（写真）は天井が高くて解放感があります。このホテルの歴史は古く1992年泉郷プラザホテル安曇野(現ホテルアンビエント安曇野)として運営を開始しました。開業以来28年もたつオールドホテルです。

1992年、泉郷（現セラヴィリゾート泉郷）は常念岳の山麓に一大別荘開発をし、巨大なホテルをオープンさせました。日本の不動産バブルが崩壊したのが1990年、その2年後とはいえ、日本経済が世界的に見ても非常に強かった時に開発されたホテルです。
写真：一般用フロント

数年前にセラヴィリゾート泉郷の会員専用ラウンジ（写真）がオープンしました。会員はここでチェックインをします。私はオアシスクラブ会員で年会費は3万円＋税と格安です。これで宿泊制限なしで泊まれます。

チェックインカウンター（写真）は2か所あり、透明なアクリル版で仕切られているのでコロナ感染のリスクは少ないです。勿論、スタッフもお客も館内ではマスク着用です。

この会員専用ラウンジではコーヒー・紅茶の無料サービスがあります。コーヒーはインドネシア産「トアルコトラジャ」です。

トアルコトラジャとは、（以下、キーコーヒーのネットより引用）
18世紀、「セレベス（スラウェシ）の名品」と謳われた幻のコーヒーがあった。インドネシア・スラウェシ島にのみ産するトラジャコーヒー。大戦の混乱の中、市場から姿を消したそのコーヒーを復活させたのは多くの日本人の情熱だった。産地に至る道を造り、荒れ果てた農園を再生。
キーコーヒーは約40年にわたりその品質を極め、厳しいコーヒー好きにも愛されてきた。トアルコ トラジャ。それは日本と日本人がインドネシアとともにつくりあげた、世界に誇れる一杯。

今日の部屋は３階の「354号室」。廊下は緩やかな曲線を描いていており、建築費用は相当かさんだと思われます。

いつでもホテルの客室に入る時はドキドキしますね。窓側にあるリビングルーム（写真）が好印象です。ここでゆっくり寛げるし、デスクにパソコンを置いて仕事もできます。勿論Wifiは非常によく入りますのでここが私の書斎になります。Good！客室の広さは61㎡あります。

リビングルームはダイニングエリアにつながっています。この部屋はフルキッチン付きのコンドミニアムタイプなので地元のスーパーで食材を買い込んで部屋で調理ができます。よってロングステイも可能です。

参考までに、オアシスクラブのメンバー料金は1人1泊（素泊まり）4000円（税・サ込：BCシーズン）です。Aシーズンは5月の連休、お盆、年末年始、Bシーズンは通常の土曜日と夏休み、Cシーズンは通常の平日です。

以前は広い部屋を少ない人数、特に1人で泊まれば室料差額代金（2000円＋税）が必要だったのですが、これがBCシーズンでは不要になりました。よって、この広い和洋室コンドミニアムに1人で泊まって1泊4000円です。

通常の土曜日はBシーズンになっており差額代金不要です。よって都会での新型コロナ感染を恐れ、山深いホテルアンビエント安曇野に逃避して、「リゾートワークする」なんていう、今、流行りの生活様式が格安にできます。参考：1週間７泊して総額28000円です。宿泊日数の制限はありませんので、高原リゾート（コンドミニアム）に１か月暮らして12万円！

セラヴィリゾート泉郷の1泊2食付き宿泊プランが非常に魅力的です。BCシーズンですが「お手軽プラン（夕食3500円）」は7500円、「通常プラン（夕食5000円）」が8500円です。税・サ込の総額です。

私は通常プラン8500円で2泊したのですが、ここにGo to travel の35％オフが適用されて、1泊2食5525円になりました。この値段で5000円のフルコースの夕食付です。何だか申し訳ないような激安価格です。

実はセラヴィの予約センターで電話予約だけでGo to travel の手続きを全部やってくれました。面倒な割引クーポンを自分で発行する必要はありません。こちらはホテルで割引価格を支払うだけです。

セラヴィリゾート泉郷の極めつけ宿泊プラン「オフ宿プラン」は本当に凄いです。コスパ極大のあり得ないプランです。夕食は「お手軽プラン」と同じ3500円相当のミニフルコースで、1泊2食税・サ込の総額が6100円です。

ここにGo to travel の35％オフを適用すると3965円！もう笑っちゃいますね。安すぎて申し訳ない。このオフ宿プランはCシーズン限定で1ヵ月前からの予約。残念ながら1人で利用する場合は室料の差額代金2000円＋税が必要になります。でも2人で泊ればこの値段でOKです。ご夫婦で、お友達と、平日の２連泊をお勧めします。注：2人で広い和洋室利用は不可

私は2連泊するので「連泊中の部屋掃除をなしにして下さい」と申し出ました。連泊する人は試してみて下さい。この掃除なしの代償として1000円の買物券（写真）をくれます。

ここのホテルの売店の品ぞろえは非常に充実していて見ているだけで楽しくなります。しかも、おまけで1000円の買物券を頂いたので、これを使っちゃいましょう。

さて、本日のディナーは洋食です。洋食レストラン「ル・プラトー」（写真）に行きます。濃密を避けるため予約時間を遅めの午後7時からにしました。

今日は9月1日の火曜日。普通の社会人は仕事に出かけているので、今頃、山深いリゾートホテルに来る人は少ないです。それでも、そこそこの席は埋まっていて、ガラガラという状態ではありません。

席に着くとマスクを外し「Mask Holder」に挟んでテーブルの上に置きます。これはいいアイデアですね。

セラヴィリゾート泉郷の会員サービスは光ます。夕食の時にアルコールを含めて１ドリンク無料サービスです。普通に頼めば1000円近くしますので、非常にGoodです。

私は「ノンアルコールビール」（写真）を注文して1人で酔います。

さて、本日のディナーは「安曇野旬彩フレンチ　ラ・メゾン」（定価5000円）です。テーブルの上にはナイフ・フォークがいっぱい並んでいて期待が沸きます。

先ずは前菜の前の前菜、シェフからの贈り物「アミューズ・ブーシュ」（写真）。左から白ワインジュレが入った信州林檎の冷製スープ、リコッタチーズ、フォアグラのムースをサンドしたシューサレ、牛肉とパン粉を混ぜたミートローフ

お次は前菜「トマトと鮮魚のマリネサラダ」（写真）。富山魚津港直送の日替わり鮮魚をマリネしています。非常においしく全部頂きました。

地元の小麦粉「ユメアサヒ小麦」の自家製パン。オリーブオイルをつけて。うっかりしてスープ「安曇野ソワール」の写真を撮るのを忘れてしまいました。

本日のお魚料理は「鮮魚のポアレ」（写真）ソースは伊勢海老から出し汁をひいた濃厚なアメリケーヌソースと白いブール・ブランソース。白海老のフリットと海老のガレット添え

お口直しのグラニテは「マロウとレモンの出会い」（写真）ハーブの里「池田町」のマロウという花を使ったシャーベット。

レモンを絞ってマロウに振りかけると、あれあれ色が紫からピンクに変わってきます。

いよいよメインの肉料理の登場です。ここでお肉は3種類からの選択で「ラム肉のロティ」「フランス鴨肉のロティ」または「信州産和牛の炭火焼き」となっていました。信州和牛のみ追加代金（1500円）必要でしたが、気分がよかったのでそれにしました。シェフに聞いてみると80グラムとのことです。味付けも信州わさび、マスタード、自然塩、フランス産塩とあり、絶品でした。拍手！

デザートは「蜂蜜とクリームチーズのアイスケーキとチョコレートムース」いちごのソースとブルーベリーソース添え

締めはインドネシアの幻のコーヒー「トアルコ・トラジャ」（写真）以上で本日のフレンチ・フルコースは終了しました。大変満足しました。
→ホテルアンビエント安曇野（1泊2食8500円のコスパの凄さ）その２に続く

この旅行記へのコメント （2）

• wakupaku2さん 2020/09/04 21:51:20

  コロナに強い国内の会員制リゾート。

  funasanさん
  
  こんばんは。
  驚きました。
  昨年はマリオットとヒルトンのダブルステータスの修行で、海外の豪華ホテルに泊まられていましたよね。
  
  しばらくご無沙汰してたら、国内の会員制リゾートで、密を避ける旅を楽しまれていらっしゃる!!
  
  「マリオットやヒルトンは不特定多数のお客が集い感染リスクが気になります」→ヒルトンはわかりませんが、マリオットはコロナ対策がそれほど厳しくないですね。それに、会員が多いから、客が多い多い。
  
  私と夫、もうそれなりの年ですが、マリオット系やちょっと奮発したホテルに泊まると若い客が多いんです。で、結論はそれなりの年の人は、会員制リゾートか別荘を使っているのかなって。funasanさんの旅行記で確認できた気がしました。
  
  コロナで海外リゾート、周りのヒルトンバケーション持ちは、年会費高いのに、ハワイに行けなくて可哀そうです。国内会員権の方が安心ですね。
  
  セラヴィリゾート泉郷って見かけたことはあるんですが、泊まったことがない・・旅行記でじっくり楽しませて頂きます。
  
  私の宿選び、本来なら9月は安くなるのに、GOTOで車で行ける宿が高騰して除外の都民なので困っています。

  funasanさん からの返信 2020/09/05 05:47:06

  Re: コロナに強い国内の会員制リゾート。

  wakukap2さん、適切なコメントありがとうございます。まさにその通りで、国内（会員制）リゾートクラブに回帰です。
  
  私はもういい歳（60代後半）でコロナに狙われています。感染したら重症化の可能性がありますね。今、私はとても幸せな人生を送っていますので、「中国・武漢発のコロナ如きに老後の人生を奪われてたまるか～」てな感じです。よって、かなり感染リスクに敏感です。
  
  ただ、根っからの旅好きなので緊急時代宣言が解除された6月以降、恐る恐る名古屋のマリオット・ヒルトンと泊まってみました。エグゼクティブラウンジの大幅レベルダウンと不特定多数のお客、しかも結構皆さん若い！という印象でした。
  
  実はマリオットやヒルトンの上級ステータスはコロナの影響で1年延期されています。よって今年は宿泊修行する必要がありません。それもあいまってマリオット・ヒルトンから足が遠ざかっています。私の故郷「エクシブ・セラヴィリゾート」に帰ってきた感じです。
  
  近況報告でした。では、また。