2019/02/02 - 2019/02/04
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TMBSさん
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2018年の秋のこと。
義父より、「今度仙台で大学時代のサークル(鉄道研究会)が60周年記念列車を走らせるので、良かったら来ませんか」とのお誘いをいただきました。
結婚してから一度も行けていなかった東北の地、しかも珍しい貸切列車や飛行機にも乗れるということで即座に承諾。かくして2019年2月初旬の週末に杜の都へ飛ぶことになりました。
今回はこの道中のメインイベントとなる、「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」で巡る常磐線・東北本線の旅の様子を中心にお届けします。
歴史ある同会の節目を祝うことになったこの列車ですが、東日本大震災の被害を乗り越え内陸部に新線を通す形で復旧を果たした常磐線の浜吉田~駒ヶ嶺間を経由して原ノ町まで足を伸ばしました。
執筆時点で東日本大震災から9年半が経過しているわけですが、あの日起こったことについてはいつまでも心に留めておきたいと思います。
その1 (ANA739便(大阪伊丹→仙台)はこちら)
https://4travel.jp/travelogue/11640165
おまけ(復路に立ち寄った鉄道博物館)はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11640172
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- ANAグループ 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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2019年2月3日(日)朝。
宿泊先のカプセルホテル「ナインアワーズ仙台」をチェックアウト、1階のセブンイレブンで軽めの朝食をいただきました。 -
仙台駅まで歩いて行くことも考えましたが、時間に余裕を見たかったので広瀬通駅から1駅だけ地下鉄南北線を利用することに。
広瀬通駅 駅
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快晴の仙台駅前。
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イチオシ
本日最大のイベントは、私の義父が所属していた東北大学鉄道研究会の60周年記念列車に乗車すること。
集合時刻の9時に間に合うように、集合場所の「びゅうプラザ」に到着。参加受付を済ませてから一同6番線に向かいます。
発車案内板に表示された、「団体東北大学鉄道研究会」の文字が誇らしいです。
なお、列車の行先は当日の参加受付まで伏せられていました。
いわゆる、「ミステリー列車」です。仙台駅 (JR) 駅
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季節は2月の初旬。
列車の下回りから線路に落ちた雪が、雪国に来たのだなということを実感させます。仙台駅 (JR) 駅
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ご当地スターである「HOUND DOG」の「ff(フォルティッシモ)」の発車メロディとともに、盛岡方から本日乗車する「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」が入線してきました。
車輌は盛岡車両センター所属、485系交直流特急型電車改造の「ジパング」号です。仙台駅 (JR) 駅
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「ジパング」号は4両編成。
私と義父は2号車のモハ485-3014に乗車することに。
大胆な塗装でリファインされてはいるものの、車体・車内は基本的に種車の485系3000番台のままであり、往年の国鉄電車特急の雰囲気を味わえそうです。仙台駅 (JR) 駅
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モハ485-3014の車号表記
仙台駅 (JR) 駅
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2号車のドア横には「自由席」の表示が。
参加者一人一人に座席が割り当てられてはいますが、号車を移動して参加者同士で歓談し、交流を深めていただくようにという計らいなのでしょう。仙台駅 (JR) 駅
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9時47分、「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」は仙台駅を発車。
東北本線を南に進みます。
車内では早速参加者が持ち寄った酒類で宴会が始まりました。
私は、前月に出かけた台湾高雄で調達した台湾ビールを持参。 -
仙台から6駅目の岩沼で、列車は東北本線から離れて常磐線に入ります。
岩沼駅 駅
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常磐線に入った列車は、まもなく阿武隈川を渡ります。
阿武隈川 自然・景勝地
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岩沼駅から3駅目の浜吉田駅。
この駅は東日本大震災まではごく普通の中間駅でしたが、2013年から2016年の期間は暫定的な常磐線の終着駅となり、仙台方面からの列車が折り返していました。浜吉田駅 駅
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浜吉田からは、2016年12月10日に内陸寄りに移設の上復旧した区間に入ります。
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常磐線の東日本大震災被災区間のうち、浜吉田~駒ヶ嶺間は津波被害の対策と沿線地域の復興計画の兼ね合いで内陸に移設して復旧という形になりました。
そのため、この区間はほとんどが盛土と高架での復旧となっています。 -
元の位置より内陸方向に移設され、高架駅として復旧した山下駅。
ここで、仙台方面行きの普通電車(E721系)と行き違いました。山下駅 駅
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山下駅付近の、復興計画で整備された街並み。
山下駅のある宮城県亘理郡山元町は、東日本大震災の津波で多くの犠牲者が出た街ですが、あれから8年(※)が過ぎ集落の移転などが徐々に進められている様子でした。
(※)2019年2月時点 -
このあたりで、1号車(クハ485-704)の展望スペースに移動。
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他の参加者さんと交代しあいながら、前面展望を楽しみました。
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11時15分、最初の目的地・原ノ町駅に到着。
原ノ町駅 駅
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同駅では55分のまとまった停車時間が設けられ、その間途中下車も可能ということで早速ホームに出てみました。
原ノ町駅 駅
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イチオシ
原ノ町駅3番ホームに停車中の「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」(485系「ジパング」号)
原ノ町駅 駅
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原ノ町駅の駅名標。
この後、同駅の2・3番ホームでは参加者の記念撮影が行われました。原ノ町駅 駅
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「いわき・水戸・上野方面」と書かれた原ノ町駅2番ホームのサイン。
この時点では、地震と原発事故で被害を受けた浪江~富岡間の復旧工事がまだ完成していませんでしたが、1年後の2020年3月14日ダイヤ改正より当該区間をまたぎ、原ノ町からいわきに向かう普通電車が復活、いわき・水戸を超えて品川まで運転される特急「ひたち」が運転を開始しました。原ノ町駅 駅
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原ノ町駅の発車時刻表。
震災以前と比べ、特急列車の運転はなくなり、原ノ町~浪江間については普通電車の本数も大きく減っているわけで、震災と原発事故がこの地域に残した爪痕の大きさを改めて感じさせられました。原ノ町駅 駅
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2番ホームに停車していた719系の普通浪江行き。
原発事故後、一時は警戒区域に指定され、自由な立ち入りが叶わなかった浪江町ですが、一部の地域については立ち入り規制が解除され、少しずつではありますが復興への歩みを進めているそうです。原ノ町駅 駅
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さて、原ノ町駅のある福島県南相馬市は、毎年7月に開催される「相馬野馬追」で全国にその名を知られています。
駅構内にも「相馬野馬追」の壁画が。原ノ町駅 駅
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原ノ町駅の駅舎も、「相馬野馬追」を意識したのか、和風の外観に改められていました。
原ノ町駅 駅
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駅舎の外壁にも、「相馬野馬追」の写真が飾られていました。
原ノ町駅 駅
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原ノ町駅前のバス停。
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原ノ町駅から西に徒歩すぐのところにあるセブンイレブンで、お酒やお菓子を追加調達することに。
店内では、おそらく同じ目的で来られたとみられる記念列車の乗客の方をお見受けしました。 -
駅前には割合最近建てられたとみられる図書館も。
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集合時刻が近づいたので、そろそろ原ノ町駅に戻ることに。
駅舎内にはかつて「びゅうプラザ」があったスペースを利用し、相馬野馬追に関するミニ資料館「原ノ町驛陣屋」が設けられていました。原ノ町駅 駅
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原ノ町駅切符売り場の運賃表。
ここに、震災以来営業を休止している夜ノ森・大野・双葉の3駅が再び掲載される日が待ち遠しいです。原ノ町駅 駅
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再び「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」の車中の人となります。
原ノ町駅 駅
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12時10分、「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」は原ノ町駅を発車。
ひとまずは来た道を戻る形で北進します。
車中では仙台駅弁でお馴染み「こばやし」調製のお弁当が配られました。 -
お弁当のメインは福島県浜通り、宮城県亘理エリアの郷土料理である「はらこめし」でした。
まさに、特急列車や新幹線の中で食べる駅弁という感じのメニューです。 -
「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」は岩沼でスイッチバック、今度は東北本線を福島方面に向け南下します。
桜の名所として知られる大河原付近。 -
東北本線でもお約束の前面展望を楽しみます。
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ところどころで東北新幹線も並走します。
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このあたりで車内をしばし探検。
「団体 一般の方は乗車できません」の貼り紙。 -
1号車(クハ485-704)に設けられたデッキ。
壁面に、計6基のディスプレイが設置されています。 -
6基のディスプレイでは、東北の観光名所やイベントを紹介する映像が放映されていました。
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15時16分、郡山に到着。
ここで一部の参加者の方は下車され、帰途に就かれたとのことです。郡山駅 駅
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郡山での停車時間は22分程度ですが、それでもホームに降りて売店に行くことは可能でした。
※改札外への外出は不可郡山駅 駅
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郡山駅の東側には貨物駅や車輌基地が設けられており、いろいろな車輌を目にすることができました。
「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」と石油貨物列車の顔合わせ。郡山駅 駅
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水郡線のキハE130系気動車。
郡山駅 駅
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磐越東線のキハ110系気動車。
郡山駅 駅
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北海道・東北と首都圏を結ぶ、EH500形電気機関車牽引の貨物列車のすれ違いも撮影することができました。
郡山駅 駅
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撮影の合間には、売店でのお買い物も。
自分用のお土産として、郡山銘菓「ままどおる」を購入しました。
※帰宅後に撮影 -
15時38分、「東北大学鉄道研究会60周年記念列車」は郡山を発車。
途中運転停車を挟みつつ、18時8分に終点の仙台に到着しました。
写真は今回の道中お世話になった2号車(モハ485-3014)の車内。
かつて、新青森と新函館北斗を結んでいた特急「白鳥」で活躍していた485系3000番台そのままのインテリアを、心ゆくまで満喫しました。 -
乗車した時には「自由席」だったはずが、下車した時には「指定席」。
いつの間に表示が差し替えられたのかが気になります。仙台駅 (JR) 駅
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帰りの東北新幹線までまだ時間があったので、義父と仙台駅1階のカフェで少々休憩。
仙台では有名なパスタ屋さんだそうです。パスタハウス トライアングル グルメ・レストラン
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イチオシ
復路は義父が手配してくれた東北新幹線で、今夜の宿泊地大宮へ。
残り少なくなったE2系の「やまびこ220号」に乗車します。仙台駅 (JR) 駅
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「やまびこ220号」は東京まで各駅停車です。
仙台駅 (JR) 駅
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「やまびこ220号」はE2系の後期車での運行
乗車したのは7号車(指定席車)でした。東北新幹線 乗り物
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大宮・上野・東京へは後続の「はやぶさ」・「こまち」が先着するため、ご覧のとおり車内はガラ空きでした。
東北新幹線 乗り物
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仙台のランドマークであるテレビ塔に別れを告げます。
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夕飯には、仙台駅で購入した郡山駅弁の「海苔のりべん」をいただきました。
駅弁屋 祭 仙台駅店 グルメ・レストラン
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イチオシ
「海苔のりべん」の中身。
ご飯の上に醤油で味付けした鰹節が載っているというシンプルな内容ゆえ、人気を博しているという話です。駅弁屋 祭 仙台駅店 グルメ・レストラン
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何かデザートでもあればと思い、座席前ポケットから車内販売のメニューカードを取り出しました。
※2020年現在、東北新幹線「やまびこ」では車内販売を実施していません。東北新幹線 乗り物
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寒い時期ですがアイスクリームを注文。
フレーバーはキャラメルヘーゼルにしました。東北新幹線 乗り物
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イチオシ
固い状態で出されるので、しばらく蓋を開けて放置してからいただきます。
東北新幹線 乗り物
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大宮に到着したのは21時半頃。
ソニックシティの横を通り、駅西口近くのホテルに向かいます。ソニックシティ 名所・史跡
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今回の記念列車乗車に際していただいた記念品もいくつかご紹介。
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今回の記念列車に充当された「ジパング」をあしらった、特注のクリアファイル。
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一番の目玉となる記念品は、「東北大鉄研」の文字が入った実物大サボ(列車の愛称・種別・行先を記した板)
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サボの裏面には「ジパング」の列車愛称が記されていました。
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昔懐かしの硬券の様式で用意された乗車証明書。
以下の3区間に分かれていました。
・仙台→原ノ町 「東北大学鉄研原ノ町号」
・原ノ町→郡山 「東北大学鉄研郡山号」
・郡山→仙台 「東北大学鉄研60周年ジパング号」 -
一般の列車では乗車券にあたる乗車票。
実質的に乗車記念品という扱いでした。 -
その他、JR東日本さんからいただいたノベルティ
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このほか、OBの方お手製の「ジパング」号のスタンプを配した封筒、そして東北大学鉄道研究会60周年の記念誌もいただきました。
義父からのひょんな誘いで参加した東北大学鉄道研究会60周年記念列車の旅でしたが、いろいろな分野でご活躍されている先輩方といろいろお話することができ、また震災復旧後初となる常磐線原ノ町以北を「ジパング」号で走ることが出来るなど貴重な経験をでき感無量でした。
最後になりましたが、記念列車運行にご尽力いただいた東北大学鉄道研究会・JR東日本ほか関係者の皆様にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
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