関西の鉄道をめぐる旅（京都、滋賀、奈良、和歌山、大阪、兵庫）

2017/12/29 - 2017/12/31

この年の年末は、関西の鉄道を幾つか乗り潰すことを目的として、旅をしました。
なのでほとんど観光地らしい観光地はほぼ行っていません。

エリア 京都駅周辺(京都)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ JRローカル 私鉄

目的地は京都ですが、とりあえず伊丹へ向かいます。

羽田空港(東京国際空港) 空港

京都方面へのルートは、大阪モノレール→阪急→JR。
趣味以外の何者でもありません。
サントリー山崎蒸留所(https://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/)に寄りたかったのですが、残念ながら年末は閉まっています。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

西大路の駅から歩いて、最初の目的地、京都鉄道博物館(http://www.kyotorailwaymuseum.jp/)につきました。
年末でも開いている数少ない施設です。
梅小路蒸気機関車館の頃から来たいなと思っていたので、ようやく念願叶ってということになります。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

入って早速、EF58が出迎えてくれます。
数ある機関車の中でも、一番の好みです。
当時最先端であったであろう、流線型の車体。
御召列車の先頭も担った溜色の60,61号機。
見たことはないですが旧車とバラエティに富んでいるのも魅力です。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

さすがJR西日本の博物館です。トワイライトエクスプレスが展示されているのは当然といえば当然。
京都の駅で一度、遭遇したことはありますが、当然乗ったことはありません。
カシオペアと共に憧れの寝台列車です。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

京都鉄道博物館のターンテーブルは梅小路の頃からのシンボルですね。
動態保存のSLたちが間近で見られるのは楽しく嬉しいです。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

扇型の機関庫に20両SLが全ての埋まっているのは圧巻の光景です。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

C58 1号機。昔はやまぐち号で走ってましたね。
こちらは静態保存ですが、すっかりきれいな御召仕様になっています。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

短時間ですが、実際に動いているSLにも乗れます。
この時はC61 2号機でした。
片道500mほどをゆっくりと走りますが、ちょっとだけでも本当に使われていたSLに乗れるのはいいですね。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

京都鉄道博物館 美術館・博物館

京都鉄道博物館 美術館・博物館

3Fのデッキからは京都駅に出入りする列車たちを眺めることができます。
時刻がモニタ表示されていて、どの列車が次来るかよくわかります。
ちょうど新幹線がやってきました。
奥に東寺の五重塔が見えます。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

博物館に続いて、土産で金平糖を買おうかと百万遍の緑寿庵清水(http://www.konpeito.co.jp/konpeito.html)まで行ってみたのですが、年末ということで本店は開いてませんでした。というわけで、空振りです。

緑寿庵清水 グルメ・レストラン

百万遍から出町柳まで歩いて、そこから京阪で伏見稲荷までやってきました。
有名観光地ということもあり、外国人が沢山います。

伏見稲荷大社 寺・神社・教会

さすが、千本鳥居が世界的に有名なだけあって、渋滞してます。
初詣でもないこういうところで渋滞するという経験は初めてですね。

伏見稲荷大社 寺・神社・教会

それでも、登っていくにつれて、人は減ってきます。
しかも冬は夜になるのが早い。
どんどん暗くなっていき、一ノ嶺に到着した頃にはすっかり真っ暗になってました。

すっかり真っ暗になりました。
延々とつづく鳥居をくぐって降っていきます。
人とは全くすれ違いません。
これはこれであまり見られない風景かもしれません。

稲荷山展望台まで戻ってきましたが、すっかり真っ暗です。
おかげで京都の夜景が見られました。
高い建物があまりないせいか、暗さが目立つような気がします。

戻りは、JRで。
伊勢丹が開いていたので緑寿庵清水の金平糖を買おうかと思って行ってみたのですが、さすがにこの時間ではこちらも売り切れでした。
とりあえず、京都で購入するのは諦めました。

ジェイアール 京都伊勢丹 百貨店・デパート

本日の宿はMosaic Hostel Kyoto(http://mosaichostel.jp/ja/mosaic-hostel-kyoto-ja/)です。
外観はコンクリート、中は木がふんだんに使われており、お洒落な印象を与える宿です。
最寄り駅は近鉄の当時あるいは市営地下鉄の九条のようですが、京都駅からも歩いていかれます。
街中に近いこともあり、値段も手頃なので、外国人の若者が沢山いました。

Mosaic Hostel Kyoto 宿・ホテル

いくつかのお店を当たったのですが、どこも混雑していてなかなか入れません。
そうした中で、ようやくまともな食事にありつけました。
お値段もお手頃で、美味しいお酒もいただけました。

京の大衆酒場 辰五郎 グルメ・レストラン

そのあと、宿に戻ろうかと思ったのですが、少し物足りなかったので、締めに吉牛で軽く食べて、イオンモールで地ビールを購入です。

Mosaic Hostel Kyoto 宿・ホテル

2日目はJRの１デイパスを使い倒し、未踏破区間をひたすら乗り潰します。
駅構内の売店で京都名物(?)カルネ(https://www.sizuya.co.jp/special/carnet.html)を発見。朝食として購入です。

京都駅 駅

早朝ということもあり、年末ということもあるのでしょう。
１ボックスに一人ずつくらいのすき具合です。
先ほど購入したカルネを食べつつ、列車に揺られます。
膳所から京阪石山坂本線と付かず離れず併走し、石山手前で乗り越えられます。
瀬田川を渡ると間もなく草津につきました。

草津駅 (滋賀県) 駅

草津からは初乗りの草津線です。
東海道線に別れを告げて、新幹線の下を潜り、山の中へ入っていきます。
貴生川では近江鉄道が隣に見えました。こちらと、信楽高原鉄道はいずれまた乗るとして、今回はこのまま乗り続けます。甲賀を過ぎれ、草津からは1時間ほどで拓殖に到着しました。続いて伊賀鉄道を踏破すべく、伊賀上野へ向かいます。

柘植駅 駅

拓殖からは非電化区間なので、ディーゼルカーでした。
伊賀では乗り換え時間が3分。
乗り換えの跨線橋は、忍者だらけ。そして、列車も松本零士女性の目がデカデカと書かれた忍者です。

伊賀上野駅 駅

伊賀神戸から上野市の区間はすでに乗ったことがあったのですが、伊賀上野～上野市の短い区間だけ未踏ということで、伊賀鉄道に再度乗りに来ました。
伊賀上野から上野市までは、大回りして街中を走ります。
忍者関係の展示も気になるのですが、今回はスルーです。
上野市を過ぎると途端に田んぼが広がり、すっかり田舎の風景です。
40分ほどで伊賀神戸に到着しました。

伊賀神戸駅 駅

伊賀神戸では45分ほどの待ちです。近鉄もこの辺りは、特急が幅をきかせていることもあって、なかなか列車は来ません。周りには何もなく、ひたすら列車が来るのを待ちます。
初めの予定では、桜井で桜井線に乗り換える予定だったのですが、時間もありそうだったので、大和高田まで来てしまいました。大和高田から高田までは歩いて10分ほどですが、途中にショッピングセンターがあったので、ここで昼食を仕入れたうえで、高田まで歩きました。

高田駅 駅

列車に乗り込み、早速昼食（といってもおにぎりですが）。昼食を食べながら、景色を眺めます。
御所を過ぎたあたりから、徐々に山深くなってきたように感じました。
吉野口直前で、線路が近づいてきました。
狭い、谷合を近鉄吉野線と併走しつつ、吉野線が離れて行ったあたりで、さらに山へと進み、街が広がってきたと思ったら、五條でした。さらに西へ進み、川幅が広くなったなぁ、と思ったあたりで、橋を渡る線路(南海高野線)が見えてきて、橋本。この辺りになるとすっかり、街のなかを列車は走ります。
高野口から川の奥の山の向こうが高野山ですが、地図を見ると結構距離があります。
2時間かかってようやく和歌山です。この辺りで少し疲れてきます。

和歌山駅 駅

和歌山⇔御坊は１デイパスの区間外ということで、切符を別途購入。
紀州鉄道に乗るべく、御坊を目指します。
和歌山から南下する紀勢線は紀伊山地の海沿いにある狭い平野に沿って走るのですが、海が近いってわけでもなくて、海近くなのに、山の中です。
1時間かけてようやく御坊につきました。
時間があったので、駅の外へ出てみたのですが、バスが止まっているだけで、他に見るべきものもなく。。。

御坊駅 駅

紀州鉄道は3Km弱の短い路線です。
御坊では35分ほど待ったわけですが、10分ほどで終点の西御坊に着いてしまいます。
まあ、10分のために、時間と金をかけているわけで、酔狂な事ではあるのですが、酔狂な事だからやめられないという事でもあります。
西御坊の駅はこじんまりとしていて、踏切があるのでかろうじて駅とわかりますが、なければ思わず通り過ぎてしまうでしょう。なんせ、隣のガレージの方が間口が広いのですから。。。

西御坊駅 駅

西御坊からの戻りの列車まで、40分くらいあり、google先生曰く、歩いても、御坊まで30分くらいと出たので、歩くことにします。
西御坊の方が街の中心部らしく、お店なんかも沢山あります。
途中、肉屋さんがあり、コロッケらしきものも売っていた(https://cpstyle.jp/wakayama/shops/14219)のですが、人が多くて断念。

紀伊御坊駅 駅

ひたすら歩いて、御坊まで戻ってきました。
御坊からは和歌山、新今宮で乗り換えます。

御坊駅 駅

和歌山では乗り換え時間がほとんどなく、スムーズに乗り継ぎました。夕方ということもあるのでしょうが、結構な混みようで、なんとか海側窓側の席を確保しました。和歌山を出てすぐに山を突っ切利、すぐに大阪府へ。海の方から線路がやってきて、関空から線路と合流し、日根野です。
日根野から天王寺までも初乗りになります。以前、和歌山から関空へ行く際に和歌山から日根野までは乗ったことあったのですが、その先が未踏でした。
すっかり、日が暮れてしまい、百舌鳥から三国ヶ丘にかけて、仁徳天皇陵の脇を通るのですが、全く気づきませんでした。残念。

JR難波駅 駅

難波の地下街から地上に上がりました。
ちょうど高速道路のジャンクションが見えます。
すっかり真っ暗になってます。JR難波の駅からは15分ほど、アメリカ村など繁華街の中に本日のお宿であるOsaka Hana Hostel(https://osaka.hanahostel.com/index-jp.php)がありました。
初めは気づかずに通り過ぎてしまった。。。
繁華街の中にあり、心斎橋や道頓堀へも徒歩圏と便利な立地です。
とりあえず、チェックインして夜の大阪を見物です。

Osaka Hana Hostel ‐大阪花宿‐ 宿・ホテル

夕食を取ろうとまずは御堂筋へ行ってみました。
年末の御堂筋はイルミネーションがきれいです。
大丸の看板がぽっかりと浮かんでいて、緑色がやけに映えたので一枚撮ってみました。

大丸 (心斎橋店) 百貨店・デパート

続いて、すっかり観光地となっている道頓堀のグリコのネオン前に。
年末の夜ということで、結構な賑わいです。
外国人もたくさんいて、何やら立ち食いしていました。
ただ、夕食を取るにはなんとなくピンとこなくて、再び宿の方に足を向けました。

グリコのネオン 名所・史跡

宿の前を通り過ぎ、突き当たりを曲がったところにある中華料理屋(珉珉 https://www.minminhonten.com/)で夕食です。ビール飲んで単品頼んで。
よく知らずに入ったのですが、結構有名店みたいですね。
※後で調べたら、のれんわけした店となってました。

珉珉 心斎橋店 グルメ・レストラン

3日目は帰るだけなのですが、引き続き乗り潰しも決行します。
まずは、阪急千里線に乗るべく、相互乗り入れしている、堺筋線の長堀橋へ。
宿からは10分ほどでしょうか。
朝早いこともあり、人通りはほとんどありません。

長堀橋駅 駅

天神橋筋六丁目を過ぎたところで地上に出ます。
淀川を渡ると、阪急京都線が近づいてきて、淡路につきました。
京都線を超えて新幹線を潜り、クネクネと街中を走り、少し視界が開けた後、モノレールを過ぎれば終点です。

北千里駅 駅

再び、阪急千里線に乗り、淡路で乗り換えて梅田までやってきました。
先日、買えなかった緑寿庵清水のお店が阪急百貨店にもあるので、ちょっと寄ってみました。
今度は、開店直後に行ったこともあり、無事購入できました。
年末の百貨店の地下食品売り場はさすがに混んでいます。
それでも、たいして並ばずに購入できたのでよかったよかった。

緑寿庵清水 阪急百貨店 グルメ・レストラン

今度は、能勢電鉄に乗るべく、阪急宝塚線に。
それにしても、いつ来ても阪急梅田駅はいい駅です。
いかにもターミナルという感じで、頭端式ホームにずらりと列車が並んだ景色は目を見張ります。

大阪梅田駅 駅

川西能勢口まで来ました。
能勢電（といっても見た目は阪急マルーンですが）の短い列車が止まっています。
列車は大阪方に向かって進み始め、すぐに急カーブします。
高架から徐々に目線が低くなります。ただ、まだまだ街中で、日生線との分岐駅である、山下に到着しました。

川西能勢口駅 駅

山下を過ぎると途端に山の中のニュータウンを進んでいきますが、終点だけ急に田舎です。
本当はここから、さらに山奥に進んで、妙見山へ行くというのが、あるべき観光なのでしょうが、今日はここで引き返します。

妙見口駅 駅

妙見口から山下へ戻りました。
今度は日生線に乗ります。

山下駅 駅

妙見線は山下から先は単線だったのですが、こちらは立派な複線で山下を出てすぐにトンネルを潜り、あとはニュータウンの真ん中を突っ切って、すぐに日生中央に到着です。
山の中に人工的にできた街にある、巨大な駅という感じです。
することもないので、すぐに折り返しの列車に乗って、川西能勢口まで戻ります。

日生中央駅 駅

続いて、阪急箕面線に乗るべく、石橋へいきます。

川西能勢口駅 駅

石橋阪大前駅 駅

箕面線は嵐山線に似た印象を受けました。
箕面というと自然いっぱいの印象でしたが、駅前は普通の街です。
あるべき観光をするなら、ここから箕面公園にでも向かうのでしょうが、今回はまたもやすぐに戻ります。

箕面駅 駅

大阪空港から飛行機で帰るので、ここから一駅移動して、蛍池に。

石橋阪大前駅 駅

さらに一駅だけモノレールへ乗って大阪空港へ。

蛍池駅 駅

これにて今回の旅はおしまい。
プレミアムクラスに空きがあったので、ポイントを使って席を変更です。

大阪国際空港 (伊丹空港) 空港

梅田に行った際に大阪駅で見つけたので奮発して購入。
おにぎり２つで850円。
神戸牛だから安いと見るべきか、とはいえたかがおにぎりってことで高いと見るべきか。。。

ANAラウンジ 伊丹空港 グルメ・レストラン

ANAラウンジ 伊丹空港 グルメ・レストラン

羽田空港(東京国際空港) 空港