2020/07/20 - 2020/07/26
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que sera seraさん
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アルトゥーストのプチトランは、ピレネー山脈の標高2000mを走る観光列車です。
遊園地のアトラクションを思わせるカラフルでオープンな車両で、窓ガラスなどがないため、澄んだ空気の中で風を感じながらのんびり鉄道の旅が楽しめます。
また終着駅付近は、初心者でも楽しめるトレッキングコースになっていて、素晴らしい景色を見ることができます。
ただし、アルトゥーストの列車の乗り場は山奥の高台にあり、そこにたどり着くまでがまず大冒険。
今回の旅で利用したのは、公共交通機関のみ。
車で移動したほうがどんなに便利だろうかと思いましたが、免許を持っていないのですから仕方ありません。
田舎とあって、最寄りの都市ポーとアルトゥーストの列車乗り場とを結ぶバスは午前・午後それぞれに1本ずつのみ。
バスの乗り継ぎに失敗したら、山岳列車に乗るという旅の第一目的が果たせなくなり、また無事に列車で遊山するという夢が叶っても、街へ帰る午後唯一のバスを逃してしまったら、ホテルに戻れなくなるばかりか、山奥で路頭に迷ってしまいます。
でも思えば、このような見知らぬ土地における時間との駆け引きや、時間にルーズと言われている国の時刻表に運命を預けるスリルも、旅の醍醐味のひとつかもしれません。
またアルトゥーストの列車の旅は爽快で素晴らしく、足労をかけてでも乗る価値があり、またその行き先には見る価値がある景色が待っています。
この旅行記では、アルトゥーストのプチトランの乗り場までの行き方を説明し、ミニ列車の魅力を紹介いたします!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9H47 パリのモンパルナス駅からTGVに乗り、ピレネー・アトランティック県の県庁所在地ポーまで一気に南下。
モンパルナス駅 駅
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14H11 ポー到着
ポー名物のケーブルカー。低地にある駅と高地にある市街地とを結ぶ市民の足。無料で利用できます。無料ケーブルカーはポー市民の足 by que sera seraさんFuniculaire de Pau 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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宿泊は、ホテル・コンチネンタル・ポー・センター。町のほぼ中心に位置していて、目の前にスーパーがあったので便利でした。
早寝をして、翌日のアルトゥーストに備えることに。長所も短所もありましたが… by que sera seraさんContinental Pau Centre ホテル
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7H48 ポー駅前のバス停から806番線のグレットGourette行きに乗車。停留所はケーブルカー乗り場の隣にあります。
8H45 ラランLaruns駅下車。 -
ラランLarunsで、別のバス806 bis番線に乗り換え。806を降りた場所が、806 bisの乗り場になっています。
8H50 ほぼ時刻表通りにミニバスがやってきましたが、[806bis]との表示は一切なし。
運転手さんが『アルトゥースト行くの?だったらこのバスだよ』と声をかけてくれなかったら、危うく乗り過ごすことでした。
ヌーヴェル・アキテーヌ地方の紋章と『La region vous transporte(=自治体があなたを運びます)』と書かれたフロントのパネルが目印。
山道をくねくね上るミニバスの中で、息子は車酔いでダウン。酔い止め薬を飲ませておけばよかったと、母は深く反省。 -
約45分後にアルトゥースト・ファブレージュArtouste Fabregesで下車。
停留所のすぐ上にロープウェイの乗り場があります。
ここでアルトゥーストの列車の乗車券を購入。ネットで事前に予約をしていたら、ここでチケットを見せます。(ロープウェイ代は列車の料金に含まれています) -
ロープウェイに乗ること約15分。
下に見えるのはファブレージュ湖。 -
ポー駅を出発して、806番線バス、806bis番線ミニバス、ロープウェイを乗り継いで、ようやくアルトゥーストの列車の乗り場に到着。
ここまでの所要時間は約2時間。ピレネーの山を走る山岳列車 by que sera seraさんアルトゥーストのプチトレイン 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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いよいよアルトゥーストのミニ列車の旅に出発!!!!
55分の行程で途中駅はなし。 -
お天気も良く、風も心地よく快適!線路がガタガタしているからか、風通しが良いからか、体感スピードは結構ハイ!
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さっきまで車酔いのため青白い顔でげんなりしていた息子も、美しい景色を見て山の新鮮な空気を吸ったからか、ケロッとしてご機嫌に。よかった~。
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もっと後ろの車両に乗ったほうが、蛇行する列車のダイナミックな写真が撮影できたのかも…と乗ってから気づきました。
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振り返った景色。
新型コロナの影響で人足は少ないかと思っていたのですが、30分おきに出発する列車はほぼ満員でした。 -
すれ違った列車。
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到着駅。
周辺はハイキング&トレッキングコースになっています。
本格的な装備で身を固めた登山者もいましたが、私たちのようなスニーカーに軽装の観光客も多かったです。 -
6歳児も果敢に急斜面に挑みます!
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左側に見えるのはアルトゥースト湖。コバルトブルーが美しい人工池です。
空を映すコバルトブルーの湖面 by que sera seraさんLac d'Artouste 滝・河川・湖
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新型コロナ感染の懸念もあって旅に出るべきか否か躊躇もしましたが、大自然の中ではしゃぐ息子の笑顔を見て、やっぱり来てよかったと思いました。
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山頂付近にはうっすら雪も残っていました。
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ヤギの放牧。
お食事中のヤギにちょっかいを出していたら、パトロール中の犬ににらまれてしまいました。ごめんなさい。 -
見下ろしたアルトゥーストのミニ列車の停車駅。
列車の左側に見える建物が、この辺り唯一のレストランになっていて、この後ここでランチします。 -
列車の停留所隣のレストランでランチ。
素晴らしいマウンテンビュー。
こんな美しい眺めのおかげか、パニーニとオランジーナは格別でした! -
イチオシ
いよいよ下山。
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イチオシ
ガラガラだった復路。
片道だけ列車に乗って、あとは自分の脚力を頼りに下山するという人もいたようです。 -
山でのんびり遊んで列車に乗り、ロープーウェイで下山をして帰途へ。
17H00 ファブレージュ湖から806bisのバス乗車
18H00 ラランから806のバス乗車
18H56 ポー到着 -
アルトゥーストの列車の旅を楽しんだ翌日。
ポー滞在の目的は、あくまでもアルトゥーストにアクセスしやすくするためでしたが、せっかく立ち寄ったので、ちょっと街歩き。
町のシンボル、ポー城へ。
アンリ4世にゆかりの深い荘厳な館で、タペストリーや調度品の展示が素晴らしかったのですが、息子が無関心だったのでさらりと早足で見学。タペストリーの展示とお庭が素敵でした by que sera seraさんポー城 城・宮殿
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ブレイクは地元で有名なメゾン・コンスタンチで。
息子はキャラメル&ストラッチャテッラ(チョコチップが入ったミルク味)、私はグレープフルーツ&カシスのアイスを味わい休憩。あっさりライトですが、素材の味がしっかりと感じられて美味でした。自家製のアイスクリームが美味しかったこと!! by que sera seraさんメゾン コンスタンチ カフェ
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ポーの町から遠くのピレネー山脈を見ることができます。
まったり街歩きをして、早めにホテルに戻りました。
翌朝にはビアリッツに向けて出発。(後編へ続く)
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