2020/08/01 - 2020/08/02
5位(同エリア94件中)
sunnyさん
- sunnyさんTOP
- 旅行記535冊
- クチコミ23件
- Q&A回答2件
- 1,660,355アクセス
- フォロワー354人
伊豆諸島の一番南側にある青ヶ島。
2重カルデラという独特な地形で、世界の旅人たちを魅了している島。
アクセスが容易でなく、天気が読めないと島に缶詰めという事態も想定されるため、週末完結で行くにはハードルが高め。
去年まではとにかく治安情勢の変わりやすい海外優先の旅スタイルだったから、自分の中での旅先の候補になかなか上がらなかった。
COVID-19パンデミックのあおりを受け、赴任先の南アフリカから一時帰国して3か月。そろそろ突撃しようと計画立てるも、梅雨がなかなか明けず、霧でヘリは条件付き飛行が多く、フェリーも運行率が低く上陸が危うい。またCOVID-19感染拡大でそもそも島に上陸してもいいものか…。
最終的に青ヶ島村で渡航自粛が出てないことから、感染予防対策はしっかりして島にお邪魔することにした。
★宿 かいゆう丸
開業したてで建物も部屋も新しくきれい。食事がとても美味しく、宿の人も親切でおすすめの宿。
http://www.vill.aogashima.tokyo.jp/tourism/stay.html
★ヘリの予約
http://tohoair-tal.jp/
PR
-
数年ぶりに羽田の1タミから出発。八丈島まではANA一択。
旅友が二人同じ日程で青ヶ島にいることを知り、まさかの離島集合となる。昨年の多良間・水納島集合以来だ。
羽田から八丈島はちょっと贅沢してプレミアムクラスに。
機内でオリオンビールいただくも、フライト時間が短すぎて朝からイッキ飲み… -
定刻の8時30分に八丈島に到着。
ここで東京愛ランドシャトルのヘリコプターに乗り換える。
このヘリ、9名乗りで住民や仕事での利用がほとんどのため、我々観光客にとっては狭き門。インターネットでも予約できるも、電話のほうが受付時間が早いのでこむ時期は電話予約。 -
ターミナルの片隅にあるカウンターでチェックイン。
・荷物を体重計で測定
・自分の体重は申告制、体重計に乗らなくてよいw
・手荷物5キロ以上はエクセス料金あり
搭乗券を受け取って、制限エリアへ。 -
搭乗口でソーシャルディスタンシングで間隔開けて並び、ヘリまでは歩いて搭乗。
こちらへ!みたいに手を広げてお迎えされる。
久しぶりの小型ヘリ。前回は2014年ベネズエラのエンジェルフォール遊覧飛行か? -
9人乗りで、5人が窓側に座れる配列。
1番乗りで窓側に座らせていただく。
機内の注意事項が命令口調で「ふむな」「物を置くな」と。
承知しました! -
安全のしおり。
-
9時20分八丈島空港出発
滑走路見ながらの離陸は気分が盛り上がる。
パイロットの横には整備士が同乗 -
離陸後すぐの八丈島上空からの眺め。
青いビニールハウスが多い。
明日の昼前にまた戻ってくるよ。 -
本日は海も穏やかで、八丈島-青ヶ島間のフェリーも運行してるみたい。
20分ほどで青ヶ島が見えてきた。 -
うわー写真で見た通りの断崖絶壁。
八丈島から70㎞、東京からは358㎞離れているまさに孤島。 -
八丈島に戻っていく人たちをお見送り。
青ヶ島レンタカーのオフィスで手続き。1日を、今から明日のヘリの時間まででカウントしてくれ、料金は4,000円。
公共の交通機関がなく、坂道の多い島で車は必須。
朝からラウンジや機内で飲んじゃってるので、運転は友人にお任せm(__)m
いつもありがとう! -
青ヶ島は空から見るとこんな形。
珍しい2重カルデラで、世界の旅人も注目する島だという。
海外から青ヶ島狙って日本に来るのは相当ハードル高いよね。そもそも強行な旅をしないか。
欲張ってあちこち行きたい自分は、途中のフライトが1本遅れたり欠航になるものなら総崩れな旅スケジュールを組んでしまうんだが。 -
ヘリポートにあった青ヶ島の地図。
集落があるのは内カルデラの外側の北側。
人口は150人。 -
待合室に手作りの青ヶ島MAPが置かれている。
通行止めが多いな。
宿に荷物を置かせてもらい、さっそく島の散策を開始。 -
まずは島を見渡せる高台にある尾山展望公園へ。
こちらは快晴なら八丈島も見える方角。 -
そして内陸はこれ、カヌレみたいなカルデラが見える。
235年前に噴火してしばらく無人島になったんだって。 -
東台所神社へと続く道は、、草ぼうぼうでナタが必要そうなので却下笑。
離島は徒歩で歩き回ってなんぼ、の友人だけなら今回もレンタカーなしで過ごしていたはず。
ただ車があると、夜も遠出できたし、週末で来ているサラリーマンの時間の節約になる。集落と真逆にある三宝港には3回も行けたし。
って一度も車を運転していない私が偉そうにつぶやきます笑。 -
今日は八丈島からの定期船、あおがしま丸が運行しているので、お迎えに三宝港へ移動。
港へ抜けるトンネルの幅が狭くて、軽自動車でも大変だ。
この港とヘリポートが24時間テレビ中継されている。 -
こちらは旧港。
巨大なテトラポットの置き方が無造作過ぎるが、港のすぐ近くの海もかなりの深さで、作業は相当大変だったろう。
断崖絶壁で急なので、遠くに見えるクレーンで漁船を陸まで釣り上げるんだそうだ。
南北大東島のクレーン上陸もいつかやってみたいな!
日本一短い定期航路のフライトも乗ってみたいな! -
八丈島からご到着のあおがしま丸がゆっくりと接岸してくる。
本日の乗客は2名。。メインは物資運搬らしい。。
出航するかしないか直前までわからないので予約はできず、荷物が積み終わったら時間前に出向することもあるみたい。
ANAの羽田始発で八丈島まで飛んで、空港からタクって港に乗り付けても間に合わないこともあるそう。 -
13時に青ヶ島に移住した人と待ち合わせ。友人の友人で、今日が初めまして。
ひんぎゃの地熱釜でのランチを提案してくれた。
釜は、サウナの近くと、ちょっと離れた場所に2カ所あるけど、サウナ近くのほうが熱力が強いらしい。 -
宿のおかみさんが地熱釜用にお昼を準備してくれた
ビニール袋のまま釜に具を入れて蓋をしたら、下にある赤いレバーを右に回して熱投入。後は待つだけ。
待ってる間に友人らはハイキングに出かけて行った。
わたしは日陰で休憩。 -
待つこと40分。
卵、じゃが芋、さつま芋、ソーセージ、くさや、ぐざいたっぷりおにぎりが蒸しあがった。ホクホクで甘みが出てきてうまい!
島の名産、ひんぎゃの塩をかけていたく。
ところで、島のあちこちにコガネムシとかムカデとかものすごくものすごく大量に動いてたり死んでたりして…ここのベンチの下でも大量に動き回っていて、見ないふりをして食べた。 -
食事の後は、お隣にある地熱サウナへ。
土日は14時から営業で、その前に下見に行ったら、管理人のおじさんがほぼ裸で出てきて焦った。
今日は14時からだよーって。 -
女性は貸し切りだったので写真を。
サウナは暑すぎて1分持たずに退散、お湯も熱湯。
更衣室の奥に団らんの場所があって、村の人たちのお茶の間なんだろうな。
お湯のあとはビール。スーパードライ500mlが320円とお手頃だが賞味期限が2か月前だったのでキレがいまいちだった。
島に1つだけのスーパーの食品も日付がきわどいものがあった。私はあんまり気にしないけどね。
ニウエなんて賞味期限かなり過ぎたものが「人じゃなくて動物用」って売られてたよ。すべて外から持ち込んでるんだから仕方ないよね。 -
ここからは地元民と青ヶ島ツアー。
爆薬庫の管理している倉庫を通り過ぎて
旧小学校のプール跡、枠が残ってる。 -
こちらは島庁舎の跡、ブランコが残っている
内側のカルデラの中には今は人が住んでいないため、年月をかけて自然に埋もれている。 -
その向かいにはさつま芋畑。焼酎の原料ですかね(青酎は香りがあまり好みではなく、一度もいただかず)
奥に外側のカルデラに抜ける平成流し坂トンネルも見える。
セミの大合唱が聞こえてくる。ああ、夏だよ日本の夏! -
物好きの我々の好奇心は膨らんでいく。
今は使われていない大千代港への道は、この先が崩落しているため、ここで行き止まり。 -
赤い丸印のあたり、草の間に大千代港のコンクリート部分が見えた。
港までのアクセスが途絶えているため、2度とつかわれることのない港なんだろうな。 -
村の空の玄関口、ヘリポートに戻ってきた。
ヘリポートのわきを歩いていくと -
鳥居があり、その先は廃墟になっていた。
-
牧場に、昼間は牛が放牧されていた。
島にはと殺場がないため、牛たちは島外に運ばれ都民の食肉となる。 -
空が雲が近いなあ。
コロナなければ今頃南アフリカで寒い寒い冬を過ごしていたはず。
この風景、日本の夏の思い出としてしっかり記憶に刻んでおこう。
案内してくれた島の方にお礼を言ってお別れ。 -
さて待ちに待った夜ご飯。
食事が美味しいのも宿を決めた理由だったので楽しみにしていた。
島でとれたきゅうりやパッションフルーツ、明日菜(あしたば)のお浸し。
自家製のたれもうまい。
別の宿に泊まっている友人のひとりから「レンジでチンの揚げ物祭り」のかわいそうな夕食の写真が送られてくる。ご愁傷様…、お金ケチるからだよw -
青ヶ島は星の鑑賞スポットでも知られている。
まずは明かりが遮られて鑑賞スポットだといういう牧場へ。
でもこの日は満月の数日前で明るすぎて、離島の割にあまり見えない。
三宝港にも移動してみたが、こちらも月が邪魔して残念ながら天の川は見れず。
星空観賞にお誘いした同じ宿の旅人が大の島好き旅好き。新疆中央アジア、コーカサス、バルカン、イランなど好みの地域がどんピシャで面白い。
旅の話で盛り上がり、夜は更けていく。 -
おはようございます。
翌朝は朝5時起きでハイキング。
足場がこんな感じなので、いつものようにビーサンでなくスニーカーで来てよかった。 -
島の最高峰423メートルにある大凸部を目指す。
-
ゆっくり登って15分ほどで頂上に到着すると、
昨日も見た内側のカルデラが今日は目の前に現れた。 -
カルデラと反対側、集落のある側の風景。
-
山肌には防風林となるツバキを植えて防災に備えているんだって。
-
この風景を目に焼き付けて、次に向かったのは
-
3度目の三宝港。
釣りしてる人が数人いた。 -
7時からの朝ごはんもボリューム満点。
普段の朝昼ごはん足した量よりも多いけど、美味しいので残さずいただく。
生ハム入りサラダ、オムレツ、スパゲティーミートソース、コンソメスープ。
じゃことチーズのパンの組み合わせが新鮮。ヨーグルトがチチヤス。 -
八丈島へ戻るヘリは9時45分。
レンタカーはガソリン満タンにしてヘリポートの駐車場に乗り捨て。
ガソリンがリッター190円、これでも40円補助が出ているらしいが。
今日は島の行事・お墓の掃除のため村の人が集まっている。
昨日は草刈りの日だったそうだ。 -
9時15分ぎりぎりにチェックイン。
今日は体重聞かれなかった、昨日の記録がデータベースに入ってるんだろうか?w
遠くからぱらぱらと音が聞こえてきて、八丈島からの便が到着。
昨日より風が強く、着地に時間を要していた。 -
今日も窓側に座らせてもらう。
ヘリからの島の見納めは牧場。
さようなら青ヶ島。東京都なのに、車も品川ナンバーなのに、沖縄の離島に来たみたいな体験だった。 -
ブロッケン現象がおこり、へリの周りに虹が見えた。
20分のフライトで八丈島に到着。
八丈島から羽田への最終便が欠航になり(ANAって欠航の連絡が来ないのね)、八丈島トランジットは4時間ほどになってしまう。
ここでもレンタカーを借りて八丈島一周します!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
48