あいにく雨模様の「晴れの国 おかやま」へ

2020/07/26 - 2020/07/26

東京五輪の開会式に合わせて組まれた7月後半の4連休。
遠くに行きたい～、でもコロナ感染者数は直前からにわかに増え始め･･･それなら人の少ない高原に行きたい～、でも梅雨明けしていいはずなのに今年は薄暗いジメジメな日が続き･･･。
悶々と過ごした最後の1日、禁断症状の限界？となり日帰りドライブを決行！高速道路で直行可能な岡山県東部まで行ってきました。

エリア 津山(岡山)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

初っ端から借り物画像ですみません。美作市の観光パンフレットから借用してます･･･

晴天率が高く「はれの国」として売り出している岡山県。ぜひ青空の下で夏旅をしたかったんですが、願い叶わず。

でも、行きがけに寄ったひまわり畑では夏らしい風景を楽しめたし、懐かしの鉄道車両にも会えたし、善しとしましょ。
それでは巡った場所を順繰りに紹介します。

我が家なりのコロナ対策として、今回も近所からレンタカーで出発し中国道を西へ西へ。
写真は一休みした安富PA。地元名産のそばやゆずの加工品が並んでました。

岡山県に入る前に寄ることにしたのが作用町の「南光ひまわり畑」。
作用ICで下りて徳久方面へと走り、地元の方の案内に従ってスポーツ公園グランドに車を停めて歩いてひまわり畑へ。3ヵ所に分散してひまわりを育てているようで、この日（7/26）からはスポーツ公園の南側に広がる林崎地区の花畑が公開中。

野球場の南側まで歩いて行った先に広がっていたひまわり畑。見事に咲き出していてる所にちょうど薄日も射して、ぱっと晴れやかな気分に。

南光ひまわり畑 自然・景勝地

連休中ということもあって、見物に訪れるお客さんでわりと賑わっています（H.I.Sの観光バスも来てました）。
皆さん、楽しそうに眺めたり写真に撮ったり。

うーパパもさっそく撮影開始。画面いっぱいに花を入れてみた写真がこちら。

手前をぼかして奥に焦点を合わせて撮ってみた。若干後ろ側に合わせ過ぎたかな･･･

3つの花がなんだか顔に見えてくるような写真（目と口、ね）。
元気よく咲いてるひまわりにパワーをもらって、再び中国道を西へと走ります。

ここからは、いよいよ岡山県観光です。
最初は津山駅の傍にある「まなびの鉄道館」。前から行ってみたいと思っていた場所。

津山まなびの鉄道館 美術館・博物館

鉄道記念物・産業遺産になっている転車台とそれを囲む扇形機関庫に並んだ懐かしの車両を、間近に見学できる施設です。
実際に乗り入れている全路線が非電化という津山の地にふさわしく、ディーゼル車両で統一してある所がいいよね（D51はSLだけど非電化だからOK）。

貴重性という意味では転車台に乗っていたDE50やDF50などが"目玉”と言えるんだろうけど、子供の頃の周遊券旅行でよく乗ったキハ28・58系やキハ52（利用したのはキハ20や22だけど）との再会がより印象的だったかも。
いずれにしても、タイムスリップしたような気分を味わいながらの見学。

D51とキハ52の間の柱にある「旅立ちの汽笛」。D51 755号機に装着されていた汽笛なんだって。

この汽笛が12時ジャストに「ボオォーッ」と鳴らされ、それを合図に転車台が動き出す。

大きな車体のDF50を乗せてゆっくりと回り出しました。
きちんと塗装してあるせいか、今も現役でこれから本線に向かうシーンに見えてきそう。

たった1両しか作られず活躍した期間も長くない、いわば不運な人生？だったかも知れないDE50だけど、この日は晴れの主役の座にご満悦の様子。

小雨の降る中、子供も大人も静かにくるくる回る機関車の姿を見ています。
そして･･･扇形庫にいる同僚たちもじっと見届けているようでした。

室内の展示コーナーも覗いてみます。
津山の街を再現したジオラマではいろんな模型車両が走り回っていて、その中の1台に取り付けてある「かぶりつきカメラ」の映像が右上のモニターに映る仕掛け。結構迫力あったよ。

まなびルームではお土産物を見たり、鉄道関連の展示資料を見たり。
扉の脇に掲げるサボや単線区間ではごく普通に見かけていたタブレットなど、これまた懐かしの品々と対面。

同じまなびルーム内では、きかんしゃトーマスが元気に走り回ってました（トーマスシリーズが3台写っているのが見えますかー？）。

鉄分補給をたっぷりした後は、こちらもメジャーな観光地の衆楽園へ。

衆楽園(旧津山藩別邸庭園) 名所・史跡

衆楽園（旧津山藩別邸庭園）は、津山藩のお殿様が京都から小堀遠州流の作庭師を招いて造らせた近世池泉廻遊式の大名庭園です。
津山藩では防備のため、他藩の使者を城内に入れずここにあった迎賓館で応対をしていたので、御対面所とも呼ばれていたとのこと。

敷地の中央に大きな池があって、ご覧のように睡蓮の葉っぱがびっしり。

雨に打たれながらも咲いている睡蓮の花はすべて純白系。ピンク色や黄色もよく見かけますが、白もすっきりして淡麗な印象。

写っている建物は再現された迎賓館。庭の景色が素晴らしそうなロケーションです。
こんな風に芝生の庭があったり、鬱蒼とした森みたいなエリアがあったり、実はバラエティに富んでる園内をのんびり散策。

雨降りの日ならではの、しっとりと落ち着いた光景に巡り会えました。

https://www.e-tsuyama.com/kankou/check/3_park/shuraku/

津山城趾（鶴山公園）は雨なのでパスし、市街地の西寄りに位置する美作総社宮を参拝。

美作総社宮 寺・神社・教会

衆楽園以上に静かな総社宮の境内。
右手の拝殿の後ろに控える荘厳な構えの本殿にしばし圧倒。ぐぐっと迫るものを感じました。

神社の由緒が書かれた案内板によると、本殿は毛利元就が造営した入母屋妻入の独特な様式で、桃山時代の代表的な建造物ということで国の重要文化財になっているそうです。（個人的には国宝級という感想）

手水鉢の端にかけられた狐のお面。誰か子供が忘れていったのかな？
これまたタイムスリップしたような情景。

そんな津山市観光の合間にTERRAさんでランチをいただきました。
「津山・農家レストラン」で検索して見つけたイタリアンレストランです。店内の壁にこんな寄せ書き？があったりで、気取らない感じが好印象。

Okayama Table TERRA グルメ・レストラン

ランチセットの前菜。新鮮な無農薬野菜をふんだんに使った料理が並んでます。
手前のカップは、今が旬の桃のひんやりスープ。これうまっ！

3種類ずつある本日のメニューから選んだ一品目は「新田さんちのアスパラと明太子のクリームソース」。クリームソースが濃厚！

ピザメニューから選んだ二品目が「しらすとアスパラのピザ」。ピザにシラスってちょっと意外でしたがうまくマッチングしていたです。
どちらも大満足、幸せモードが一気に上昇。

デザートのフィナンシェ。
こちらこそ感謝感激、ありがとうございました。これからもゆたかな岡山の食材をふんだんに使った絶品料理を作って下さいね。

津山市に別れを告げて大阪方面に戻る途中、勝央町のノースヴィレッジにお立ち寄り。

おかやまファーマーズ マーケット ノースヴィレッジ 公園・植物園

あいにくの天気・夕方・コロナの第二波と重なったためかお客さんは殆どおらず。なんとなく寂しい雰囲気でもあったので（ゴメンナサイ）ささっと見て回るに留めました。
普段の梅雨明け後の夏休みだったら賑わっているんだろうなぁ･･･

ファーマーズマーケットと謳っているように、ハウス内でのいちご狩りやブルーべーリー狩りなども楽しめるようでした。ブルーベリーは散策路のすぐ脇に実がなっていた（受付で申し込んでから摘み取って下さい、と看板があったけどね）。

芝生広場横の池にいたアヒル。お父さんと一緒に来ていたチビ君から餌をもらって至福のご様子。
我が家から「浮き子」という名前を授けてあげることに（笑）。うきこ～、みんなに可愛がってもらいなよ～。

農産物売り場に並んでいたのは、鳥取産の訳ありスイカと地元勝央町産の清水白桃。
スイカ1玉・白桃1箱（5個入り）・ブルーベリー2パックを買って3000円でお釣りが来ました。お得な買い物ができてラッキー。

神戸JCTの先で事故渋滞に巻き込まれたけど、19時頃家に帰り着きました。連休の最後に気分転換ができてよかったです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。