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自分には何故だか分からないが、大洲、と書いてオオスではなくオオズと読む。清音ではなく濁音だ。今まで自分はオオスと認識していたが、八幡浜からの道路標識のローマ字表記はすべてOZUとなっていて、この町の名前はズと濁って呼ばれることを知った。今大洲城に登り、駐車場横の案内板にも同様にオオズと出ていたので、濁ることは間違いない。人命で高田と書いて、普通はタカダと呼ばれるが、ジャパネットの創業者のようにタカタと呼ばれる人もあり、当事者もこの町の人も、どちらに呼ばれても然したる違いもなく、気にはしていないかも知れないが、自分としては、知っているのなら正しい名前で呼んでやりたい。<br /><br />(昨日、太田道灌さんから当方ブログにこの大洲城についてのコメントがあり、それによればこの城は昔は比志城と呼ばれたとのことである。少し長くなるが参考になるので、以下に転記する。【この大洲城は 昔は比志城ともよばれ 明治に解体されたものの近年・平成16年に復元された木造建築のお城なんです。そんな事でまだまだ新しい城郭ですから そう感じられた事なんでしょう!建築当時 木造の許可が国から中々下りなくて地元の篤い雄志によって建築許可が下り完成されたものでした!】)<br />歴史に詳しい道灌さんだけあって、この城の成り立ちから現在に至るまで、実にコンパクトに纏められたコメントで、且つ要点を得た内容で、この城の要約はこれで尽きるのだが、自分としては、この城の本丸に立ち、天守閣を眺め、眼下の肱川の見て、いささかの感想も述べてみたい。<br /><br />そうこの城は昔は比志城と呼ばれていた。相当古く、遡れば鎌倉初期に遡るだろう。この地方を治めていた守護大名、宇都宮氏の居城だったと言われる。上記のオオズとオオスの違いは、同じ文字の読み方の違いではあるが、お城の方の比志は肱川の肱との文字違いである。昔はよく尊い名前をそのまま使用するのではなく、文字を替えて同じ読み方をする例はよくあった。奈良を寧楽と書いたりするが、土地の名前と神社名には良くあることだ。去年石川の珠洲市を旅したが、そこにある由緒ある神社が須須神社。皆同音だ。<br /><br />本丸の上から眺める肱川。ここから見る川は大きく、中洲も広い。大洲とは案外この瀬を差していたのか・・。昨日内子の道の駅で見た肱川上流部は山が迫って渓流のような流れだったが、ここでは堂々とした大河だ。今まで自分は四国にこんな大きな川が流れているのは知らなかった。知っているのは僅かに吉野と四万十。以前の水害でニュース等には出てきたかも知らないが、自分にとっては初めて聞く名前だった。この大河に守られそそり立つ山城。難攻不落の地形には違いない。矢張り旅をしないと地名も知らないし、地形も分からない。<br /><br />藤堂高虎が四国では最初に宇和島に入府し、そこに今朝見た立派なお城を築城し、続いてこの土地を拝領し、両国の藩主に収まったが、その時、ここにお城が築かれた。以前あった比志城が当時まだ現存していたかどうかは不明だが、築城の名人高虎によって、全く斬新なデザインの平和な時代に相応しい城郭が造られた。関ケ原から10数年、大坂夏の陣も終り、世は太平の徳川の時代。お城は既に攻防の最後の拠点としての役割は低下していた。それよりも美的感覚が求められた。高虎はそうした面からしても優れたデザイナー、クリエーターでもあった。<br /><br />現在コロナ禍でこの城は入城禁止になっているが、実は数寄者はこのお城に泊ることもできるのだ。市は大阪の運営会社に委託し、日本で初めてお城に泊れるプランを打ち出したのだ。但し驚く。1泊1家族100万円! 本当に数寄者でなければ泊まれない。駐車場の前の和風の宿屋はお付きの者用だ。400年経って高虎も草葉の陰で我が意を得たりと喜んでいるだろう。遠い異国の地から日本のお城に泊りたい数寄者が続々やってくるかも知れない。

愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(27)大洲城。

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2020/06/21 - 2020/06/27

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ちゃお

ちゃおさん

自分には何故だか分からないが、大洲、と書いてオオスではなくオオズと読む。清音ではなく濁音だ。今まで自分はオオスと認識していたが、八幡浜からの道路標識のローマ字表記はすべてOZUとなっていて、この町の名前はズと濁って呼ばれることを知った。今大洲城に登り、駐車場横の案内板にも同様にオオズと出ていたので、濁ることは間違いない。人命で高田と書いて、普通はタカダと呼ばれるが、ジャパネットの創業者のようにタカタと呼ばれる人もあり、当事者もこの町の人も、どちらに呼ばれても然したる違いもなく、気にはしていないかも知れないが、自分としては、知っているのなら正しい名前で呼んでやりたい。

(昨日、太田道灌さんから当方ブログにこの大洲城についてのコメントがあり、それによればこの城は昔は比志城と呼ばれたとのことである。少し長くなるが参考になるので、以下に転記する。【この大洲城は 昔は比志城ともよばれ 明治に解体されたものの近年・平成16年に復元された木造建築のお城なんです。そんな事でまだまだ新しい城郭ですから そう感じられた事なんでしょう!建築当時 木造の許可が国から中々下りなくて地元の篤い雄志によって建築許可が下り完成されたものでした!】)
歴史に詳しい道灌さんだけあって、この城の成り立ちから現在に至るまで、実にコンパクトに纏められたコメントで、且つ要点を得た内容で、この城の要約はこれで尽きるのだが、自分としては、この城の本丸に立ち、天守閣を眺め、眼下の肱川の見て、いささかの感想も述べてみたい。

そうこの城は昔は比志城と呼ばれていた。相当古く、遡れば鎌倉初期に遡るだろう。この地方を治めていた守護大名、宇都宮氏の居城だったと言われる。上記のオオズとオオスの違いは、同じ文字の読み方の違いではあるが、お城の方の比志は肱川の肱との文字違いである。昔はよく尊い名前をそのまま使用するのではなく、文字を替えて同じ読み方をする例はよくあった。奈良を寧楽と書いたりするが、土地の名前と神社名には良くあることだ。去年石川の珠洲市を旅したが、そこにある由緒ある神社が須須神社。皆同音だ。

本丸の上から眺める肱川。ここから見る川は大きく、中洲も広い。大洲とは案外この瀬を差していたのか・・。昨日内子の道の駅で見た肱川上流部は山が迫って渓流のような流れだったが、ここでは堂々とした大河だ。今まで自分は四国にこんな大きな川が流れているのは知らなかった。知っているのは僅かに吉野と四万十。以前の水害でニュース等には出てきたかも知らないが、自分にとっては初めて聞く名前だった。この大河に守られそそり立つ山城。難攻不落の地形には違いない。矢張り旅をしないと地名も知らないし、地形も分からない。

藤堂高虎が四国では最初に宇和島に入府し、そこに今朝見た立派なお城を築城し、続いてこの土地を拝領し、両国の藩主に収まったが、その時、ここにお城が築かれた。以前あった比志城が当時まだ現存していたかどうかは不明だが、築城の名人高虎によって、全く斬新なデザインの平和な時代に相応しい城郭が造られた。関ケ原から10数年、大坂夏の陣も終り、世は太平の徳川の時代。お城は既に攻防の最後の拠点としての役割は低下していた。それよりも美的感覚が求められた。高虎はそうした面からしても優れたデザイナー、クリエーターでもあった。

現在コロナ禍でこの城は入城禁止になっているが、実は数寄者はこのお城に泊ることもできるのだ。市は大阪の運営会社に委託し、日本で初めてお城に泊れるプランを打ち出したのだ。但し驚く。1泊1家族100万円! 本当に数寄者でなければ泊まれない。駐車場の前の和風の宿屋はお付きの者用だ。400年経って高虎も草葉の陰で我が意を得たりと喜んでいるだろう。遠い異国の地から日本のお城に泊りたい数寄者が続々やってくるかも知れない。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
レンタカー
  • 美しい形の天守閣だ。

    美しい形の天守閣だ。

  • 大洲城本丸天守閣。手前の櫓が天守閣を引き立てている。

    大洲城本丸天守閣。手前の櫓が天守閣を引き立てている。

  • 藤堂高虎の名城の一つに数えられるのは間違いない。

    藤堂高虎の名城の一つに数えられるのは間違いない。

  • 1泊100万円でこの城に泊ることもできる。

    1泊100万円でこの城に泊ることもできる。

  • 眼下を肱川が流れている。この川のことは今回初めて知った。

    眼下を肱川が流れている。この川のことは今回初めて知った。

  • 川を挟んで、大洲の町が広がっている。

    川を挟んで、大洲の町が広がっている。

  • 川はこの城の崖下まで迫ってきている。

    川はこの城の崖下まで迫ってきている。

  • この下には二の丸庭園が保存されてるとのこと。

    この下には二の丸庭園が保存されてるとのこと。

  • あの峠の向こうが八幡浜だ。

    あの峠の向こうが八幡浜だ。

  • 丁度一人登ってくる人がいて、写真を撮ってもらう。

    丁度一人登ってくる人がいて、写真を撮ってもらう。

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