北海道＆東日本パスで東日本縦断! 日本最北端へ

2019/09/07 - 2019/09/11

きっかけは友人の「宗谷本線乗りに行かない？」から始まった男2人の鉄道旅。
普通列車だけを乗り継いで日本最北端の地へ東日本縦断!

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 JR特急 JRローカル 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅のお供「北海道&東日本パス」(通称北東パス)。

普通列車限定の切符という点で18きっぷと似ていますが、青春18きっぷと比べた時のメリットは東日本限定ということで1日あたりの値段が安く設定されていること、そして青い森鉄道とIGR銀河鉄道線が乗れることですね。旧東北本線のこの2つが乗れると青森まで行くのに最短ルートで行くことができます(18きっぷだと恐らく奥羽本線経由になります)。

強いてデメリットを挙げるとすれば、日程が連続7日間と固定されてしまうため、18きっぷと違い日程の自由が無いことくらいでしょうか。

東日本限定の旅をする上ではかなりコスパの良いこの切符と共に旅がスタートです!

早朝の上野駅。5:10発の宇都宮線始発列車に乗って青森を目指します。
ところで、この時間は5:10に常磐線と宇都宮線の始発が発車し、5:13に少し遅れて高崎線の始発列車が発車します。同じ時刻に北へ向かう始発列車が一斉に発車する様子はかつての北の玄関口としての上野駅を彷彿とさせますね。

北上してここは黒磯駅。黒磯~新白河は常磐線でお馴染みのE531系です。
東北本線経由の始発コースだからか、上野で見かけた人がまた同じ列車にいたり笑

新白河駅。

少し飛んでここは福島駅。ここから快速シティラビットに乗車。仙台まで歩を進めます。

仙台に到着! 時刻は11:55。

お昼時ですね。昼ご飯はやっぱり仙台名物牛タンです!

味の牛たん 喜助 JR仙台駅店 グルメ・レストラン

北東パスで3セク区間に乗れることで行程に余裕を持てることが分かり、仙台から仙石線に乗って松島に寄り道することに。

日本三景松島。晴れてる時は本当に綺麗です。

松島湾 自然・景勝地

東北本線松島駅から旅を再開。
ところで、松島を名乗る駅ですが松島の最寄り駅はここではありません。仙石線の松島海岸駅が最寄り駅になります。うっかり仙台から東北本線で来てしまうと駅から30分近く歩く羽目になりますからご注意を。

小牛田駅。読み方はこごたなんですよね。
最初はおうしだって読んでました笑

疲れていたんでしょう。小牛田から先の区間は残念ながら写真に記録していませんでした。
夕食は八戸駅にて。八戸名物のイカ飯とせんべい汁を。

いかめしや 烹鱗 グルメ・レストラン

青森駅に着きましたが、この日の行程は終わりません。駅から歩いて青函フェリー乗り場へ。函館港へ行くフェリーに乗船します。

船内の様子。流石に23:30発では旅行客らしき人は自分達以外2人程しかいませんでした。乗船時間4時間ですが仮眠を取ります。
思えばこの日の行程は凄いハードでした。若い時じゃないととてもじゃないけど出来ない気がします笑

函館港に3:20着! 少し待合室で仮眠を取ってから、最寄り駅の五稜郭駅まで歩きました。もちろん寝不足ですよ笑

五稜郭駅。JR北海道の旅が始まります。

1駅乗って函館駅へ。

函館と言えば朝市ですよね。うにほたて丼を頂きました。凄くおいしかったです。やっぱり市場で食べる海鮮は美味しいですよね~

一花亭たびじ グルメ・レストラン

函館駅からこの列車に乗って出発。

森駅に到着。うっすらと駒ヶ岳が見えますね。

森駅の駅舎。

森駅からさらに進み長万部駅に到着!

長万部駅。

長万部駅の駅舎。

ちょうどお昼時だったので、駅近くの親子経営の小ぢんまりとした食堂へ。ラーメンを頂きました。美味しかったですよ。

こだわり グルメ・レストラン

長万部駅からも室蘭本線ではなく函館本線で進みます。

倶知安駅に到着!

駅名標。

駅からは羊蹄山が見えます。

倶知安から小樽に到着!
そういえば乗っていた列車は余市まではローカル列車らしく乗っている人は少なかったですが、余市駅で観光客がいっぱい乗ってきました。余市もまた機会があれば行きたいですね。

しばし小樽を散策。小樽ってノスタルジックな街ですよね。

小樽運河をパシャっと。綺麗じゃないですか？

小樽運河 名所・史跡

3日目です。この日の朝ご飯は滝波食堂というお店でわがまま丼を頂きました。わがまま丼は丼の具を3つ自由に選ぶことが出来ます。自分は蟹、本マグロ、ウニを選びました。贅沢～笑

北のどんぶり屋 滝波食堂 グルメ・レストラン

小樽発9:35の快速エアポートに乗って小樽を後に。小樽の港町が遠ざかります。

この時台風19号が来ており首都圏は大混乱に。運行状況が真っ赤です!
北海道は天気良いのになぁ…

少し飛んでここは旭川。お昼ご飯は梅光軒のとんこつラーメンです!美味しかった!!

梅光軒 旭川本店 グルメ・レストラン

旭川からはこの旅の目的でもあった宗谷本線の旅。まずは快速なよろに乗って名寄を目指します。
写真は士別駅でのサロベツ号とのツーショット。

名寄から普通列車に乗り換え17:45音威子府到着!この日の目的地です。
残念ながら時間が遅く名物の駅そばを頂くことは出来ませんでした。次は駅そばを食べに来たいですね。

まだレールは続いています。ローカル駅の風景ですねぇ。

音威子府駅の駅舎。

時刻表。特急が止まるので本数はこれでも多い方です。

本日の宿。「イケレ音威子府」という格安ゲストハウス。駅員用の宿舎を改造して造られたらしく何と駅の目の前です!

ゲストハウスの中の様子。このゲストハウスは慶応大学を休学中の学生が経営してました。地方の田舎の町おこしに貢献するって素晴らしいことですよね!

時間がちょうど良かったので終電観測を。
21:48アナウンスもなく真っ暗闇の中からヘッドライトを明るく照らした特急列車が駅に入線してきました。サロベツ3号稚内行きです。
こんな時間に乗っている人いないだろうと思っていましたが、10名程度乗ってる人がいましたね。そして、これはいつも思うことなのですが、街灯もほとんどないような田舎のローカル線を夜間に運転する運転手ってなんか凄いなぁって思います。

4日目。音威子府5:33発の始発列車に乗車。

沿線の風景。宗谷本線の車窓には手つかずの自然が広がります。

ところで、幌延あたりから学生さん達がこの列車に乗ってきました。首都圏とは違い、この区間は1日に3往復しか普通列車が来ないため、毎日同じ時間の列車で学校に向かい、同じ時間の列車で帰る訳です。自然豊かなサロベツ原野の車窓を見ながら。もちろん通勤ラッシュなんて概念はありません。その学生達を見ながら、もし自分がこの地域に生まれていたら今とは全く違う価値観の人生だったのかもなぁ、とか考えていました。

8時9分音威子府から2時間半列車に揺られようやく終点稚内に到着!
この旅のゴールです!

これだけの距離を旅してきたんだなぁ…

日本最北端の線路!
ここからレールが九州まで繋がってるって凄いことですよね。

稚内駅からはバスに乗車して宗谷岬へ。30分程度の距離です。

宗谷岬!!
晴天にも恵まれ樺太も見えました!

日本の最北端に来たんだなぁ…

宗谷岬 自然・景勝地

「宗谷岬」音楽の碑。

再びバスに乗り稚内駅へ。列車に乗る時間までは余裕があるのでお昼ご飯。流氷定食といういかにもオホーツクって感じの定食を頂きました。でも、内容は普通の蕎麦とミニ海鮮丼の定食です。友人が食べてた三色丼も美味しそうだったなぁ笑

夢広場 グルメ・レストラン

ここまで普通列車の旅をしてきましたが、さすがに帰り道も普通列車では体が持ちません笑
6000円で購入できるオプション券を使い特急に乗車。
13:01発の特急サロベツ4号に乗って旭川に向かいます。

旭川で特急ライラックに乗り継ぎ。札幌まで一気に帰ります!

ところで、特急サロベツはクーラーの効きが少し悪く暑かったです笑
すごく快適とは言えない3時間半でしたね笑

札幌に到着!
ここはすすきの。やっぱり札幌は都会だなぁ…

大通公園。この後ホテルに向かいました。

5日目。朝の札幌駅。

友人があいの里公園ってどんな所なのか気になると言ったので、学園都市線に乗りあいの里公園駅へ。駅は工事中でした。

あいの里公園…ただの公園って感じでしたね笑

札幌に戻り、適当に朝食を済ませた後は札幌をブラブラと。ここは札幌時計台。中には入りませんでした。時計台を見て少し歩いた後は札幌駅に戻り、新千歳空港に向かいました。

これは最後に新千歳空港で飛行機に乗る前に食べた昼ご飯。この旅最後の食事です。
5日間お疲れ様!!