宇治川を一望するお宿・浮舟園「花やしき」に一夜の夢を結びました

2020/07/01 - 2020/07/02

平等院のお参りを終え同じく世界遺産の由緒ある縣神社で観光業と思える方がお参りされていたのでコロナ禍について暫し会話を交わしました。かるがるしくも天ケ瀬ダムまで行ってみようかと川の方に向かって歩き出しました。行けども行けども道遠しの感ありでフウフウ息が荒くなり始めたとき、ふと見ると「花やしき」の看板が目に入りました。道一つ隔てたところに正面玄関がありました。チェックインまではまだ間がありました。
「それまでロビーでお休みください」と優しく迎えられました、きれいな宇治川の流れが目の前です。あじさいも見られました。
おでこに検温器を当てられアクリル板越しに宿帳記入して居室へ案内された後ゴロンと横になって清潔な部屋の天井を眺めながらうとうとしてしまいました。入浴後は期待の和食御膳を食事処で頂きました。相客は一組。目も口も楽しませてもらいました。暮れなずむ宇治川の流れに遊ぶ野生の鵜の様子が窓越しに楽しめました。和食懐石料理は美味しいのに食べきれないほどの量で残してしまいました。
静謐で心安らぐ雰囲気のこの地で紫式部が宇治十帖の想を練ったのもむべなるかなと思います。

エリア 宇治(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

平等院を出て表参道で目についたお茶屋でカフェタイムしましょう。

宇治蓮華２３－１　tel [phone]

紅花友禅作家の室礼が雅な「蓮華茶屋」で薫り高いコーヒーにまったりとしました。

「縣神社へはどういったらいいですか？」と道順を尋ねます。

店を出て右手の角を曲がりＪＲ宇治の方へ歩を進めます。

元気回復 意気揚々と歩き出しました。

マンホールの蓋に目が留まります。

南の方角を指しているのです。

まだぁ？

此処ですね。（裏門でした）

由緒ある縣神社で観光業関係の方と思える方がお参りを終えられコロナ禍について暫し会話を交わした後、

社務所をよぎり振り向けば

大木が世界遺産の歴史を感じさせます。

何メートルあるのかな？　　２６ｍって？

「縣の森の御神木」

「椋の木」です。

[あがたの森」についての言い伝えが掲げられています。
この日フクロウは居ませんでしたが。

巨木には台風対策の支柱が施されています。

こっちが表門でした。広いバス道に面しています。

宿の方角の先にあり観光地図ではそう遠くなさそうだし
軽い気持ちで「天ケ瀬つり橋」まで行ってみようかと川の方に向かって歩き出しました…が

道行く人にも会わないままにどうしよう？と心細くなりました。

行けども行けども道遠しの感ありでフウフウ息が荒くなり始めたとき、

ふと見ると「花やしき」の看板が目に入りました。

しかしどうも裏口のような感じ・・・

結局、道一つ隔てたところに正面玄関がありました。

「花やしき」　浮舟園　
宇治市宇治塔川 20-21-2126
tel [phone]

この地図では迷ってしまいそうな道ではありました。
「ダムまでは相当距離もあり放水中なのでキツイかも」という思いやりの眼差しで「チェックインの時刻までロビーでお休みください」と優しく迎えられました、
駅からお宿までどれだけ歩いたか計算してみると大した距離ではないのですが。

庭には名残のアジサイが咲いています。

きれいな宇治川の流れが目の前です。

鵜飼は休業中ですが野生の鵜はのんびりと羽を休めているようです。

荷物を預けて宇治川ダムに行ってみようと思った気持ちはすっかり消えてしまいました。

紅い橋を拡大してみました。誰か散歩していますよ。

左手を見ると、小舟が舫っています。

鵜飼の季節ではありますがコロナ化で休業中。

おでこに検温器を当てられアクリル板越しに宿帳記入して３０１居室の「芙蓉」へ案内されました。えれべーたーのすぐ近くで川の見晴らしも抜群の位置です。
一通り説明があって後 部屋の写真を撮っておこうという気が起らずゴロンと横になったまま清潔な部屋の天井を眺めながら うとうとしてしまいました。

大浴場は男女の湯は1階と3階に別れ朝になると交代です。

鵜飼船が繋がれている宇治川を眺めながらほぼ貸し切りの入浴を堪能しました。

インバウンド向けのマナーイラストがこの時期とて虚しく掲げられております。
時には目に余る入り方の人に遭遇する心配もなくホッとしました。、

溢れるような湯量、いい感じの温度を楽しみました、

風呂上がりの休憩はこの先のロビーでゆっくりと。

マッサージ機が暇そうに待機しています。

エレベーター前には消毒用のスプレーが置いてあります。

エレベーター内の掲示です。ちゃんと守っていますよ!

お食事ですよ～の案内で階下に降りてみると人影はなく、

期待の和食御膳を食事処で頂くことに...

和風の室礼が落ち着いた雰囲気のお食事処
相客は3世帯家族の一組のみ。

暮れなずむ宇治川の流れに遊ぶ野生の鵜の様子が窓越しに楽しめました。静かで心安らぐ雰囲気のこの地で紫式部が宇治十帖の想をを練ったのもむべなるかなと頷けました。

丁寧なお品書きに目を通しつつ頂きました。

雅な雰囲気の先附に魅了されて.どれから箸をつけたものやら....
ちりめん山椒の小鉢、鴨饅頭、鱧南蛮、に続き、

ローストビーフ

子持ち鮎有馬煮

ゴマ豆腐小倉とろろ

夏野菜ジュレかけ

鴨饅頭

お刺身盛り合わせ

清し仕立て、鱧　ジュンサイ、柚子、青ずいき

丸茄子田楽

口福・眼福の極みです。

湯葉鍋の登場です。

茶碗蒸し

葉茶飯、赤だし仕立て椀、漬物3種

水物。。スイカとアイスクリーム

時宜を心得たサービスに ついつい話が弾みます。

和食膳は美味しいのに食べきれないほどの量で少し残してしまいました。

静謐で心安らぐ雰囲気のこの地で紫式部が宇治十帖の想を練ったのもむべなるかな....と。コースターには変体文字で 浮舟・「宇治川花屋敷」と記されています。

ポンポン一杯！！
ご馳走様でした。
季節を変えて是非再訪したいと語り合いました。

さり気ない土産物コーナー

部屋にはすでに寝具が用意されていました。
「まだ寝るの早いよォ....」
「ちょっとだけな」.....11時のニュースまで討死の体。

本格的に眠る前にもう一度1階「鳳凰の湯」へ。
湯気で浴室内は靄っていますが芯から温まり熟睡しました。

この旅行記へのコメント （2）

• ねもさん 2025/06/08 08:56:21

  あちこち失礼します

  orangeさん
  日本中、大変な時期でしたが、積極的にお出かけになって👍
  私も出歩いていましたが、旅先では大歓迎されたことと推測します。
  今から考えると、県境越えはやめようなんて意味があったのでしょうか⁉️

  orangeさん からの返信 2025/06/10 02:13:07

  RE: あちこち失礼します

  > orangeさん
  > 日本中、大変な時期でしたが、積極的にお出かけになって👍
  > 私も出歩いていましたが、旅先では大歓迎されたことと推測します。
  > 今から考えると、県境越えはやめようなんて意味があったのでしょうか⁉?
  
  ねもさん いつもご覧いただきありがとうございます。
  5年前に始まったコロナ禍の悪夢は多少薄れてはきましたが、私はいまだに神奈川沖に留められた豪華客船での初期対応に問題があったのではないかと思っています。
  結婚記念の旅を終え引き離されたままご主人とに死別された方の報道には胸が痛みました。
  以来クルーズ船は避けるようになりましたしモナコの旅を最後に海外から国内にシフトしてきました。
  近頃はそれすら億劫に思えてきました。新築16年目の住まいも電化製品が次々と不具合をきたし始めて「経年劣化です。新品と替えるしかありませんね」と告げられる有様です。住人も劣化してきているわけで・・でも取り換えが効かないから養生第一に頑張りま～す。
  
  orange