母と娘の沖縄女子旅1泊2日 ～那覇滞在19時間で泊まって壺屋やちむん通りめぐり～

2020/07/08 - 2020/07/09

平日に偶然、母→仕事休み、チビノコ大→学校休み、の日が1日だけあったので、母娘旅行に行こうかなと。
お出かけの計画を立てようとするも、天気予報を見ると日本列島は傘マークばかり。
晴れていそうなところは北海道と沖縄のみということで、出発2日前にようやく行き先を沖縄に決定。
壺屋を歩いてめぐって、素敵なものにたくさん出逢いました。

[日程]
1日目：NH479　HND2000-OKA2230
2日目：NH476　OKA1900-HND2130

[宿泊]
リーガロイヤルグラン沖縄

エリア 那覇(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: タクシー ANAグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月に入り、ANA国内線は運休路線が大分減ってきたと聞いていました。
でも19時前に羽田入りして掲示板を見ると、目立つのは「欠航」の赤文字。
夜に出発する便はまだまだ減便体制のようです。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

本日の機材は座席にモニター付き。
はい、マスクはしっかり着用していますよ。

プレミアムクラスの飲み物、プラカップでの提供が復活していました。
シャンパンとオレンジジュースで即席ミモザ、と洒落こんでみます。

那覇行きは幹線なので、ご飯とメインはホカホカで出てきます。
近距離国際線ビジネスクラスの機内食より、こちらの方が手が込んでいて豪華かも？と思うのは私だけ？

食後のホットドリンクも復活していました。
お供のスイーツはレモンチョコ。

那覇空港に到着したあと、ゆいレールで移動します。
1日乗車券800円を購入しました。
初乗りが230円なので、4回以上乗る機会があれば確実に元が取れる計算です。
購入時刻から24時間有効なので、弾丸旅でも有効に使えます。

那覇空港駅 駅

今年5月にオープンした、DMMかりゆし水族館のラッピング車両に乗り込みます。
お魚のお絵かきかわいい！

旭橋駅で下車します。

旭橋駅 駅

本日のお宿は駅から歩いてすぐの、リーガロイヤルグラン沖縄。
チェックインロビーは照明が落とされ、大人の雰囲気です。
ウエルカムドリンクを頂きながら、座ってチェックインします。

リーガロイヤルグラン沖縄 宿・ホテル

お部屋は一番安いカテゴリーで予約していましたが。
ベイサイドビューバスツインにアップグレードをいただきました。
ベッドとソファーがあって、のんびりできそうなお部屋です。

たっぷりお湯が張れるバスタブは、バスソルト付き。
アメニティはタルゴジャポン、海のいい香りがします。
そしてこのご時勢、アルコール配合の除菌シートも備え付けてありました。

ロマンチックな照明です。
明日に備えて、おやすみなさーい。

いいお天気の朝です。
レストランはロビーと同じ階、建物の最上階の14階にあります。

実は今回こちらのホテルに泊まった理由は、公式HPを見たところ、朝ごはんにかけている情熱が半端なく熱くて、とっても美味しそうだったからなんです。
「楽天トラベル　朝ごはんフェスティバル　沖縄県1位」と、期待満々だったのに。
なんと、コロナ対策でセットメニューに変更となっていました。
確かに、後からHPを良ーく見たらそう書いてあったけど。
当日朝まで気が付かなかったよー。
というか、朝ごはんがこれって知っていたら他のホテルに泊まっていたよー。

まぁでもつかの間のラグジュアリー気分の味わえたので、良しとしましょう。

本日の目的地までは、ゆいレールに乗って移動します。
運転手さんはかりゆしウェアが制服です。
皆さん暑い中、車内でのマスク着用率はほぼ100％。

壺屋やちむん通りは、牧志駅からも安里駅からもアクセス可能ですが。
今回は安里駅から行ってみます。
なんとなく、細い道に吸い込まれると。
屋根の上にかわいいシーサーが。

足元には魚と、

波、でしょうか？

民家の間の細い道を抜け、壺屋やちむん通りに出てすぐのところに。
くまさんが遊んでいるお店を見つけました。

ヤッチとムーン 専門店

（外から撮影）
器のディスプレイもおしゃれです。

箸置きをお買い上げしました。
袋も女子好みの仕様です。

「やちむん」とは、沖縄のことばでやきもの（陶器）のこと。
壺屋やちむん通りには、そんなやきものを扱うお店やカフェなどが並んでいます。

壺屋やちむん通り 名所・史跡

こちらではやきものだけでなく、染めた布を使ったものもいろいろ扱っています。

それにしても人通りがありません。

お店の建物にも注目。

新垣陶苑 専門店

入り口のタイルに、やきものが使われています。

2000年の九州沖縄サミットで使用された器。
センスの良さが光ります。

小橋川清正 陶器工場 専門店

井戸にもやきもの。

壺屋やちむん通りがひめゆり通りにぶつかるところに。
「東ヌカー（アガリヌカー）」という共同井戸があります。
300年前に村ができたとき、最初に造られた井戸と言われている、壺屋の大事な拝所です。

その裏には、壺屋マップとシーサーが。

ちょっと裏道に入ってみます。

塀の装飾にも、壺屋らしさが出ています。

陶芸の体験もできるようです。

昔ながらの屋敷、新垣家住宅がちらっと見えます。
残念ながら、内部は非公開。

新垣家住宅 名所・史跡

まっすぐ進むと、またまた素敵な塀。

ここは壺屋一丁目22番。
装飾に色鮮やかな陶器が使われています。

石敢當にはシーサーがお供を。

赤瓦の屋根と、白いしっくい（？）の屋根の建物が仲良く並んでいます。

少し小高くなっているところにあるのは、ビンジュルグヮー。
壺屋の集落や土地を守る、タチクチ（村建て）の神様をまつっている、神聖な場所です。

ビンジュルグヮーのすぐ隣にある、町民会館。
その建物の装飾にもやきものが使われています。

緑多い路地を通り、

こちらは育陶園陶芸体験道場。
本日は時間がないので、作品をゆっくり作るのはまたの機会に。

さらに進んで、

壺屋のすーじぐゎーと呼ばれているあたりに。
こちらの塀は石垣で作られています。

やちむん通りに戻って、やきもの屋さんめぐりを再開します。

ひとくちで壺屋焼といっても、伝統的な技法や色使いを生かしたものから、現代的な若者向けの作風のものまで、バラエティ豊かなやきものがあります。
こちらは、若い感性で作られた作品が中心。

guma guwa (グマーグワァー) 専門店

シーサーも愉快に笑っています。

こちらも若い感性のお店。

でっかい器、と思ったら。
なんと、骨壺でした。
こんな大きいのじゃなくて、普通のお墓に入りそうなサイズのものもあったので。
終活するときには、ここに骨壺を買いに来ようかな？
と言ってたら、チビノコ大「やめてーおかーさん」だとさ。

ご丁寧にあちこちこんなものが道にはめ込んであります。

こちらは閉店していますが、こじんまりした沖縄の伝統的な建物。

つぼや工藝店 専門店

と、ここで現地のおじーに話しかけられました。
ここにはいろんなフルーツの木があるよ、と。
パパイヤに、

グアバに、
その他シークワーサーなど、

ジャスミン茶にする、ジャスミンの花。
他にもあった果実の説明を一生懸命してくれたんだけど、うちなーぐちが難しすぎて半分以上言葉が分からない！
でもありがとうございます。

道路にもやきものが埋め込んであります。

さて、お昼ご飯を食べにUターンしましょう。

壺屋焼物博物館、私は行く気満々。
でも、ここまでさんざん歩かされて、暑さと疲労で限界気味のチビノコ大は、興味なーいと言って入館拒否。

そりゃしゃーないな、ひとり旅の時に再訪しようと誓う母。

でもせっかくなので、ちょっとわき道にそれてみます。

こちらは南ヌ窯（フェーヌカマ）という、荒焼のぼり窯。
主に酒甕（さけがめ）、水甕（みずがめ）、厨子甕（ずしがめ）などの荒焼を焼いている、現存する唯一の荒焼窯だそうです。
すぐ近くまで近寄って見学することができます。

やちむん通りのすぐ近くの道路を歩きます。
陶器のかけらがずーっと埋めてあります。

こんなのが道の真ん中に。

これも、

これも、

なんて洒落てるんでしょう！

ランチはこちらで琉球料理をいただきます。
先ほどちらっと見えた、新垣家住宅のすぐ隣にある、「ぬちがふぅ」というお店です。

琉球料理 ぬちがふぅ グルメ・レストラン

古民家をそのままお店にした店内は、ゆったりした時間が流れています。
出される器、装飾に使っている器も全部、壺屋のやちむん。

まずは、ランチドリンクをいただきました。
左：沖縄県産無農薬栽培のグアバ茶
右：琉球宮廷品質の最高級茶、銀毛さんぴん茶
美味しーい！

ランチでいただいたのは、ぬちがふぅ御膳。
ゴーヤチャンプルー、ソーキ、ラフテー、じーまみ豆腐、くーぶいりちー、いなむどぅち、もずく、パパイヤ。
沖縄風てんぷらは、エビと、ドラゴンフルーツのつぼみ、うりずん（シカクマメ）、フーチバー（よもぎ）。
ご飯は黒米とじゅーしーを選べたので、じゅーしーに。
と、琉球料理のいいところを全部集めたような御膳です。
そして、どれも丁寧に作られた事が良く分かるような、滋味深い味。

最後にパインシャーベットをいただいて、とっても満足のランチでした。
こちらのお店、全部1人の方で作っていらっしゃるようで。
お急ぎの方には向きませんが、ゆっくりゆんたくしながらいただくには、ぴったりのお店でした。

お店からはこちらの新垣家東ヌ窯（アガリヌカマ）が良く見えます。

新垣家の邸宅の屋根も。

うずもれているシーサーも。

屋根にはこんなシーサーが。

再びやちむん通りに戻り、公設市場の方に向かいます。
途中の広場にはこんな壺屋焼きの説明が。
壺屋焼は荒焼と上焼に大別され、
上焼とは、釉薬をかけて1200度くらいで焼いたもの。
荒焼とは南蛮焼とも言われ、釉薬をかけずに1000度くらいで焼いたもの。

加飾とは、器物の表面にさまざまな工芸技法を用いて装飾を加えること。
とありました。
ふむふむ、お勉強になりました！

平和通りの方に行くと、この看板。

こちらから、公設市場方面に進みます。

でも、こんなに人がおらずガラガラ。

まずはチビノコ大のリクエストでフルーツの調達に。

フルーツ市場 グルメ・レストラン

マンゴーに目のない私たち、マンゴーゲット。

ぶらぶら歩いて、

公設市場に行きましたが、こちらもガラガラ。
いつもエビだの貝だの魚だの泳いでいる水槽付きのお店は、閉店中。
そうですよねー、お客さんいませんよねー。
あまりにも忍びなくそそくさと退散。
こちらの服を着ているジンベイザメ、困った顔をしているのは気のせいじゃないよね？

国際通りに出てきました。
が、ここも車は多いけど人がいません。
そして暑いー。
お店を何件かのぞきながら何とか県庁前までたどり着いて、ゆいレールに乗車。

赤嶺駅で下りて、瀬長島に行きます。

赤嶺駅 駅

さっぱりしたいというチビノコ大のリクエストで、瀬長島温泉でひとっ風呂浴びました。
すぐ横の瀬長島ウミカジテラスでおやつを探します。

瀬長島ウミカジテラス ショッピングモール

今の時間帯は、海側に新しくできた第2滑走路が着陸用、空港ターミナル側の第1滑走路が離陸用で運用中でした。
しかも、飛行機の経路は北→南方向。
なので、瀬長島温泉のお風呂からは着陸の様子が見えず。
ウミカジテラスから離陸を眺めてもちょっと迫力に欠けるなぁ。
チビノコ大は昔、成田のさくらの山でいやというほど飛行機を眺めていたので、大した感動もなし、ちーん。

そしてこんな、まんまるのゼリーの中にエディブルフラワー（食べれるお花）が入ったドリンクをいただきました。
食べるのがもったいなかったー。

ガルリラルルス グルメ・レストラン

お買い物やらなんやらしていると、結構いい時間に。

空港で夕食、と思ってたけど結構時間がなくなってしまい。

那覇空港 空港

ラウンジでビールを補給した後、立ち食い沖縄そばでちょっとお茶を濁し。

飛行機に乗ろうとしたら、あれ、外は夕立が降っていたのかな？
雨に降られずラッキーでした。

帰りは普通席で。
ドリンクサービスもパックのお茶ではなくて、カップのお茶に変わっていました。

空港で買った大東寿司、美味しいんだけどワサビいらないんだよね。
サビ抜きを作ってほしいなぁ。

沖縄はポイントを押さえれば、短い時間でも十分に楽しめました！
最後までお読みいただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2020/07/20 22:38:07

  癒されますねー

  こんばんは、のこちゃんさん
  
  やっぱり、たった短い時間であっても、
  その場所でその空気を吸って、目に映るものが日常とは違うってだけで、
  心踊るし、リフレッシュになりますね。
  たった1日であっても、
  その感動は影響力が高くて、こういう癒しがないと寂しい日々が続いちゃって…
  
  今でも飛行機は欠航が多いんですねー
  私もコロナ後の飛行機、、、
  来月予定ですが、行けるのかな？（笑）
  行きたいなぁ。
  
  
  たらよろ

  のこちゃんさん からの返信 2020/07/21 18:24:25

  Re: 癒されますねー

  たらよろさん、こんにちは！
  
  そうですよね、違う空気を吸ってリフレッシュ。
  これがこんなにも大事だったなんて、自由に旅立てなくなってから初めて気が付きました。
  
  こんなにも欠航が目立つのは夜の便だけだと思います。
  たらよろさんの計画中の旅、無事に行けるように祈っていますね(^^)
  
  のこちゃん