2020/07/11 - 2020/07/11
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公共交通トラベラーkenさん
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相変わらず新型コロナの感染者数が多くなっています。今日も神奈川県内で三密を避けながら散歩に出かけましょう。
今回は横浜を歩きます。といっても、オシャレなベイエリアではありません。華やかな横浜駅のとなり、東急東横線の反町(タンマチ)駅からスタートして横浜市中央卸売市場で昼食をとり、宮川香山眞葛ミュージアムを見た後で京浜急行の子安駅方面へ向かいます。
このあたりには浦島太郎伝説が残っているようで、ゆかりのお寺や、町名などが残っていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
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東急東横線反町(たんまち)駅から本日の散歩はスタートします。
にぎやかな横浜の隣駅ですが、かなり雰囲気が違います。
公衆トイレ内の貼り紙がとても印象的でした。 -
駅を出て歩き始めます。
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まずは反町駅周辺を少し歩きます。国道1号線沿に古い商店が何軒か残っています。
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ちょうどお昼時でした。お肉屋さんの店頭で売っている揚げ物にお客さんが列を作っていました。人気店のようです。
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お隣は八百屋さん。雑然と並んだ野菜や果物がなんとも良い感じです。
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看板もなかなか味があります。
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商店街というほどではなく、昔ながらのお店がここだけ残ってしまったという感じです。
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国道沿いに少し歩きます。歴史がありそうな商店の看板がいくつか見えました。現役で営業しているお店のようです。
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横須賀線沿いにある反町公園という公園にきました。
土曜日の昼間なので、子供たちがたくさん遊びまわっていました。 -
公衆トイレがあります。
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シャッターが閉まっていました。
どうもトイレ本来の用途以外での使用が目に余るため、使用を禁じているようです。 -
公園を抜けて、横須賀線のガード下をくぐります。
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暗渠で流れていた川がここから姿を見せて横浜港まで流れています。
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慶運寺というお寺がありました。
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浦島太郎と関係があるお寺のようです。
碑を支えているのは亀趺(きふ)というそうです。本来は中国の伝説上の生物で、龍が生んだ9頭の神獣・竜生九子の一つで、名前は贔屓(ひいき)。依怙贔屓の贔屓ですね。 -
入り口にはフランス領事館跡という碑も立っていました。
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本堂はいたって普通のお寺でした。
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本堂の隣に浦島観音堂という建物があります。
浦島太郎が龍宮より帰る際、乙姫様から玉手箱と一緒に守本尊として授かったという観音像が安置されています。 -
入り口に小さな穴が開いていて、そこからのぞき込めるようになっています。
奥に小さな観音さまがありました。 -
横浜に浦島太郎伝説が残っているとは、全く知りませんでした。
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散歩を続けます。
京急本線沿いの橋の上から川を眺めます。岸に立つ家の作りがすごいですね。 -
川が増水したらどうなるのか心配になります。
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横浜駅に近い場所ですが、この一画だけはなんだか時間が止まったような印象を受けます。
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川に乗り出すように家が建っています。
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すこし川の方に家が傾いているような気もしますが、大丈夫なんでしょうか?
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道路に面した側もなかなか年季が入った作りになっています。
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町の景色に溶け込んだような教会もありました。
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滝ノ橋に関する歴史解説の碑がありました。この辺りに神奈川本陣があったそうです。
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川沿いの材木店。こういう風景もなかなか良いです。
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横浜市中央卸売市場の方に歩いてきました。
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ここにもかなり年季の入った家が建っていました。
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貨物線の線路沿いに、ここだけ取り残されたようにトタンの古びた家々が数軒。通りの向かいは高層マンションになっています。
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列車が走ってきました。踏切の手前で停車してしまい、踏切もあがってしまいました。通って大丈夫なのかよくわかりません。
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市場の方に向かいます。
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これまた年季の入った店構えの中華料理店。
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万代橋から先ほどの中華料理店を見ると、やっぱりお尻がはみ出しています。
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川をよく見るとエイが泳いでいました。
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市場に来ました。
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一般人も食堂を利用することができます。
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土曜日のお昼時、どの店も結構混雑していました。この市場内食堂はテレビなどで紹介されることも多いのでなかなか繁盛しているようです。
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今回はこの食堂街は見るだけです。
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先ほどの食堂街から少し離れたところにある、横浜魚市場卸協同組合 厚生食堂というところに来ました。
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いかにも市場関係者だけの食堂のようですが、一般人も利用可能です。
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テレビで紹介されることも多いようです。
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ここはすいていました。
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カレーが名物のようです。お値段もリーズナブルです。
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カレーも気になりましたが、せっかく市場に来たので海鮮丼にしました。
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こちらはイクラ入り。
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どちらも1000円前後の値段です。ネタの種類も多くて美味しかったです。
プラスチックの容器、店の外に立つテント内のテーブルで食べる食堂です。アジアの食堂みたいな雰囲気でした。 -
食事を終えて市場を後にします。
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線路沿にある海苔問屋さん。
出川哲郎さんのご実家ということで有名ですね。 -
市場から離れて、いきなりオシャレなベイエリアに足を踏み込みます。
宮川香山眞葛ミュージアムという陶芸の美術館に入りました。
明治時代、横浜から海を渡り、世界を魅了した“幻のやきもの”眞葛焼を展示する美術館です。日本のワビサビとは違う、なんとも華やかで美しい陶器が並んでいました。
ここはオススメです。 -
再び市場の方に戻ってきました。ガトーよこはまというお店がありました。気になって入ってみましたが、思ったより値段が高かったので食べるのはやめました。
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橋を渡って市場の方にもどります。
市場の横の細い通路を抜けて瑞穂大橋方面に進みます。 -
市場の隣に建つ高層マンションの住民たちが利用する通路を進むと瑞穂大橋方面に出られます。
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コットンみらいロードという道なんだそうです。
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特にオシャレ感はありません。市場のへりに沿って続く小路です。
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小道の途中に小さな広場がありました。地図を見るとどうやら小さな神社があったようです。
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味気ないコットンみらいロードが続きます。
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高層マンションが見えてきました。
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道の右側にはもう海が見えています。
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私には一生涯縁のない立派なマンション街です。
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温泉施設やスポーツ施設もありました。
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マンションエリアを抜けると波止場がありました。
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高そうな船がありました。
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瑞穂大橋を渡ります。対岸に三井倉庫が見えました。
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橋を渡りました。こんなところにバーがあります。なんだかハードボイルドな感じです。
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この橋を渡ると横浜ノースドックになります。アメリカ軍の港湾施設なので、一般人は入れないようです。
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かっこいい船が停まっていました。
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埠頭を離れて陸地の方に向かいます。
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運河沿いの静かな道を子安駅方面へ歩きます。
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この通りも所々にレトロな雰囲気を残す建物が建っています。
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どういう造りなのかよくわからない家です。
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映画のセットみたいな家もありました。
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このあたりは浦島町という町名のようです。浦島太郎ゆかりの場所みたいです。
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橋の名前にも浦島が。
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橋からの風景。岸に並ぶ小屋とたくさんの船が独特の景観を作っています。
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あまり他では見られない風景だと思います。横浜にこんな場所があったなんて驚きです。
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さびれた漁村の名残の風景という感じです。
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道路側からみた川岸の小屋。駐車場として利用しているみたいです。
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通りの反対側には集落が続いています。路地が極端に狭いです。
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新しい住宅が多いのですが、ところどころ古い木造建築ものこっていました。
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細い路地をすすむと共同井戸があります。
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区画ごとに井戸があるようです。火事の時の水利として利用するためのもののようですね。
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川沿いに出てきました。
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船がぎっしり停まっています。今でも現役で活用されている船着き場のようです。
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大きな鳩小屋がありました。
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漁師の船だけではなく、屋形船なども営業しているみたいです。
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土曜日だったせいか、あまり人の気配がなくてゴーストタウンみたいでした。
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再び浦島町の狭い路地に入りました。地図を見るとこのあたりに浦島太郎の足洗い井戸というのがあるようなのですが、とにかく共同井戸だらけでどれが浦島の井戸なのかよくわかりません。
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やっとそれらしい井戸を見つけました。
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特に案内板などは立っていません。住宅に囲まれた細い路地の一角にひっそりと設置された井戸です。
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小さな小さなステッカーが貼ってありました。かろうじて浦島と読めます。
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浦島太郎の足洗い井戸のそばには銭湯がありました。
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この日は営業していないようでした。
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ここで火事が起きたらかなり恐ろしいことになりそうです。
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おそらく住人の高齢化なども進んでいることでしょう。
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興味本位で覗き見している私たちにとっては珍しい街並みを見ることができてありがたいのですが、やはりいろいろ問題を抱えている地域なのだと思います。
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富士見橋という橋を渡って、もう一度船着き場の様子を眺めます。
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この風景の左側には首都高が走っています。その先は工場や巨大な倉庫が建っています。
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高層マンションも迫ってきています。
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このあたりの風景も、そう遠くない将来に消え去っていく運命なのでしょう。
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浜通りの一番奥まで行ってみます。
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絶妙なバランスで建っている船屋
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浜通りの突き当りから狭い路地に入って行けるところまで行ってみます。面白い形の家がありました。
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どうやら船のドックになっているようです。
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浜通りに戻りました。
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福本稲荷神社とあります。
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このところ散歩の度にお稲荷さまにお参りしています。
今週も無事お参りすることができました。 -
ここの狐様はなかなか凛々しいお顔でございました。
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小さいですが、きれいな彫刻がありました。
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お稲荷様の隣に「子安通り一丁目児童遊園地」という広場があります。歩き続けて疲れたので少し休憩します。ベンチの隣にお地蔵様がいらっしゃいました。八重地蔵という名前だそうです。
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1964(昭和39)、当時5歳だった岡澤八重ちゃんという子が、ここでトラックにひかれて亡くなりました。当時このあたりには廃品回収業者が不法に鉄屑を放置し、道路を大きく占拠していた。その鉄屑に足を取られ転倒した時にトラックにひかれてしまったそうです。
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住民たちがその日のうちに警察や市当局に訴え、道路の半分を子どもの遊び場として使うことを認めさせた。そして翌年の1965(昭和40)年、八重ちゃんの死を悼んで「八重地蔵尊」が建立されたといういきさつがあるそうです。
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京浜急行子安駅にやって来ました。
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ここは京浜急行の他に、JR横浜線、京浜東北線、横須賀線の路線が入り乱れる線路だらけのエリアです。
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線路に挟まれた狭い路地にも家が建っています。
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鉄道好きにはたまらない立地ですね。
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梅雨時の曇り空で時々小雨がぱらつきましたが、何とか無事今日の散歩コースを歩き終えました。
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普段なら京急川崎駅でJR南武線に乗り換えるのですが、今日は手前の八丁畷駅で降りてみました。
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乗り換えついでにちょっと駅の周辺を歩きます。駅前に無縁塚という石碑が建っていました。江戸時代に災害で亡くなった身元不明者をこのあたりに埋葬したそうで、その人骨がたびたび掘り出されたため、無縁塚として供養しているといるということでした。
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駅の高架下にある八丁畷ショッピングセンター。このところ川崎市内に残るレトロな商店街を見て回っていましたが、ここもその一つです。残念ながら閉鎖してしまったようです。
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駅周辺の昭和感漂う店を探して歩き回ってみます。
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お店ではありませんが、なんとなく川崎っぽい建物。
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香ばしい雰囲気が漂う飲食店街の看板
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まだ営業前だったようです。
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新型コロナの影響が直撃しそうな小さなお店がひしめいておりました。
駅周辺を一回り見たので、再び電車に乗って帰宅しました。
今日は今まで知らなかった横浜の別の一面を見ることができた楽しい散歩になりました。 -
おまけ。
家の前を流れる小さな川を橋の上から眺めたら、亀が泳いでいました。良く見るとスッポンのようです。
浦島太郎ゆかりの地をめぐる散歩の〆にふさわしい発見でした。 -
おまけその2。
後日通勤途中に同じ川の1㎞ほど下流で見つけたスッポン。
家の前で見つけたものと同一個体かどうかは不明。
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