慶良間諸島でダイビング（1/3）

2020/07/05 - 2020/07/09

今年は65才の記念に年間65ダイブ計画を立てたのですが、前半の計画はすべてコロナで潰れてしまいました。ちなみに私の過去の経験数は、

　　　2016　13本　　　2017　 6本　　　2018　 4本
　　　2019　20本　　　2020　 0本

ここで更なる技術アップ＆海の生物の勉強と、旅行も楽しめたらと思ったのです。しかしもし期間を延長したとしても、年間65ダイブはモチベーション持続が微妙になってきました。それに京都や大分を旅行して、国内ももっと行きたくなってしまったのです。

そこで数にはこだわらずゆっくりダイビングを楽しもうと、梅雨明けの渡嘉敷島へ行って来ました。昨年は台風の後で慶良間へのボートが揺れて船酔いしてしまったため、今年は島へ宿泊することにしました。

エリア 慶良間諸島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: ANAグループ

出発前日（都知事選前日）に都知事から「不要不急の他県への外出は控えて」とメッセージが出ましたが、やっぱり行きたい～っ！！

だってオレたち真面目に自粛してんのにさ～　夜の街で増えてんだろ～？　そういえば、国会議員でセクシーキャバクラ行ったヤツいたじゃんか！

な～んて話を家内としていたら、ウッカリ家を出発する時刻を過ぎてしまい焦りました(>_<)

JR東神奈川で降りて、京急線の羽田空港行きに乗換えます。この駅は以前は「仲木戸」といったのですが「京急東神奈川」に駅名が変わりました。

懸命に走ったのですが、保安検査場に到着したのは出発19分前でした。

「お客様、もう保安検査場はしまっております。あちらのカウンターで聞いて下さい」とのことで、別カウンターへ行きますと・・・、

　　「次の飛行機になってしまうかもしれません」
　　（マズい！今日中に渡嘉敷に渡れないかも・・・）
　　「どっひぇぇ～、なっ、何とかならない？(>_<)」
　　「私に着いてきて下さい」

というわけで fast lane を使わせていただき、何とかセーフ。
あと5分遅かったらきっとダメだったかもしれません。

小型スーツケースとリュックは、時間がないので機内持込み荷物となりました。ご迷惑をおかけし、スミマセン！

全く、おかげでアブナイとこだったわ～
だっ、誰だよ、セクキャバ行ったヤツ！

はい、（元）立憲民主党（←除籍）の高井崇志衆議院議員で～す（岡山1区落選、比例復活）

いや～、この景色が見たかった！

空港から美栄橋へのゆいレールで、Suicaが使えるようになったそうです。
以前のように切符買わなくて済むので楽です。

もちろん沖縄にコロナを持ち込んでは申し訳ないですから、マスク・消毒等やってます。

泊港にやってきました。

ピンクの点線で囲ったのが「マリンライナーとかしき」、黄色い矢印は昨年慶良間を訪れた時に泊まったゲストハウスの建物です。

渡嘉敷島まで高速船マリンライナーなら35分、フェリーで70分です。

今回お世話になるダイブショップは、シーフレンドさんです。

渡嘉敷港へは送迎車で迎えに来てくれます。

宿泊はログハウスでお願いしました。
朝はセミの声が気持ち良かったです。

こちらはボートダイビング毎に宿舎に戻ってくるので、次のダイビングまでエアコンの効いた部屋で休憩できるのがうれしいです。

部屋はこんな感じ。タオルは毎日交換してくれます。

Wifi、冷蔵庫もバッチリ。

常連の方なのか、テーブルでバーベキューをしておられました。

阿波連小学校の脇を歩いて行きますと、

阿波連ビーチまで歩いて2分。

シーフレンドには素晴らしいレストランがあるのですが、私が着いた日は日曜日でお休みだったため、

近くの「ま～さ～の店」にお邪魔するも、満席で入れず。
少したってから入れていただきました。

泡盛「渡嘉敷」と島魚の炙り漬け（おそらくマグロか？トロに近い感じでした）で、一杯やりました。

こちらはコンビニの代わりの「新垣商店」。

地図で見るとこんな感じです。

翌朝、いよいよダイビングです。

去年私が購入したのと同じ日本製水中ライトを、カメラのハウジングにつけているダイバーがおられました。

「水中ライトなんて買ってはみたものの、洞窟の中くらいしか使わないんじゃないかな～」と思っていたのですが、これがそうでもないことを後でガイドさんに教わることになるのです。

こちらがガイドのギンさん。
お魚にとっても詳しく、よく教えてくれます。

あの船で、まずは「アリガ－南」のポイントへ向かいます。

キャッホ～＼(^o^)／、ダイビング開始！　サンゴ礁の海です。

微笑ましいクマノミの子育てか？

　（ → 実は親子ではないらしいです！　文末の追記をご覧ください。）

青いハナゴイがキレイです！

・・・と、思いきや、

ハナゴイの本当の色はもっとピンクなのです。

水中では赤色が薄れ青く見えるので、ライトがあるといいそうなのです。

アカヒメジ。

２本目は「トカシクビーチ」というポイント。
白い砂の中にサンゴの根があります。

さほど大きくはないですが、スカシテンジクダイの群れです。
これぞ「the KERAMA」と言うべき光景か！

スカシテンジクダイを捕食に来た2匹の魚。

サンゴ近くに群れているのは青いデバスズメダイ。
サッとサンゴに隠れる様は、見ていて面白いです。

動画もご覧下さい。
https://youtu.be/YejmCjCv0tI

ヨスジフエダイ。
背びれ近くに黒い点があるものと無いものがいます。

図鑑には「黒点があることがある」と書いてありました。

こちらはキンメモドキの群れです。

こちらも動画をご覧下さい。群れが濃くて向こう側が見えません。
https://youtu.be/yBmrFknf-0Y

私は午前2本潜って、あとはゆっくりお昼寝＆お散歩。
ガイドさんはお昼に到着された人達と、午後も2本潜りに行きました。

なので、ログ付けは19時からレストランで。
夕食に唐揚げカレーと海鮮サラダをいただき、満足の一日でした。



【追記】

昨年慶良間を訪れたとき、ゲストハウスで浮いたお金でスズメダイの図鑑（「スズメダイ」ひと目で特徴がわかる図解付き：誠文堂新光社）を購入しました（ ↓ ）
　「那覇泊港のゲストハウス：慶良間でダイビング」
　　https://4travel.jp/travelogue/11555704

今回東京に帰ってそれを見ていて「クマノミの親子」とばかり思っていたのがどうも違うらしいということを知り、愕然！(*_*)とさせられましたので、ご紹介させていただきます。

クマノミの親子とばかり思っていた集団は、どうもイソギンチャクを占有する一組の夫婦と同居を許された若いオスたち（繁殖に関係ない未成熟な個体）だというのです！( ﾟДﾟ)

しかもクマノミは生まれた時はみんな両性未成熟で、グループの中で最も強くて大きいものがメスに転換するそうです(*_*)　ですから何らかの理由でメスがいなくなった場合は、上図の右のように従来のオスがメスに転換し、群れの中の一番強いオスが新しい夫となるという訳です。

それと、オスの尾びれは黄色でメスは白らしいです。
知らんかった(>_<)

でも親子はどうしているのかな～？　
卵を産んだらもう親子関係はないのかな？

クマノミの世界にもドロドロの愛憎劇があるらしいです( ﾟДﾟ)

以上、そうだったのか！ビックリ編でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2020.7.15　追記）

この旅行記へのコメント （7）

• olive kenjiさん 2020/07/12 17:59:09

  竜宮城へ行って来られましたね。やるな～

  ファルコンさん　ご無沙汰しております。
  私は家に籠って懐古主義的な旅行記を書いているのに、ファルコンさんは外へ飛びだしてスポーツと美を追求しているなんて素晴らし過ぎます。
  
  日本のほとんどが雨マークなのに、沖縄は晴れマークばっかりなので羨ましいと思っていたら、そこにいらっしゃったんですね。
  表紙の写真が、爽快感があっていいですね。でも若者もマスクしている。コロナ旋風時のダイビングご時世がよく表現されていてナイスな写真と思っています。
  コロナ感染で皆委縮していますが、ダイビング、セイリング、サーフインぐらい無縁なスポーツはないと思っています。特にダイビングはマスク着用ですもんね。
  
  水中写真撮影が素晴らしです。
  ピンクのハナゴイの色彩に惚れ込んでしまいました。美し過ぎる。
  ハナゴイと戯れる動画は、これじゃダイビングに取りつかれるの納得です。
  ダイバーからゴロゴロと発する音が臨場感を感じさせ一緒に泳いでいるようです。
  
  また那覇ではコアなゲストハウスに泊まったのですね。よくこんな所知っていましたね。1ヶ月でも24,000円でしょう。アパートよりもインドよりも安いんじゃない。
  また馴染みの店が多いですね。
  ファルコンさんの馴染みはパリとフランス語と思っていましたが、まさか那覇と沖縄語も得意とは知りませんでした。恐るべきファルコンさん。
  
  次はどこかへ計画中ですか。元気でいて下さいね。
  今日は久しぶりにスカットした気分になりました。有難うございました。

  falcon38さん からの返信 2020/07/13 00:42:16

  RE: 竜宮城へ行って来られましたね。やるな?

  olive kenji大佐殿、
  
  コメントいただきありがとうございます。
  私も大佐殿の旅行記を大変感慨深く拝読し、自分もいつかあんな旅行記を書いてみたいと思っている今日このごろです。
  
  我が家では娘が1年半のロンドン勤務を解かれ先月末に帰国しましたが、会社の指定する場所に２週間隔離ということでいまだ家には戻っていません。
  
  ダイビングで目にする魚はフィリピンでは市場で売られているのを目にしましたが、日本本土ではあまりそういう経験はできず、あるとすればカサゴくらいでしょうか？　その点、沖縄ではグルクンが海を泳いでいますし、イラブチャーをはじめとするブダイのたぐいを食することができます。もっとも本土は少ししか潜ったことはないのですが（←伊豆、屋久島）。何も知らなかったころは「沖縄では水色の魚を食べるのか！」と思っていましたが、いざ食してみるとその美味しさのとりこになってしまいました。そんな経験ができるのも沖縄ならではと思いますが、要は旅というものがいかに新しい体験をさせてくれるものかということですね。
  
  私は来週は北海道、次の週は白馬、8月は夏の京都で川床料理を味わう計画です。北海道は洞爺湖ウインザー等まあまあ豪勢に泊まりますが、白馬はゲストハウス、京都はアパホテルです。京都は今ホテルがかなり安く、助かります。フランスは11月にキノコと牡蠣が目当てで予定しています。コロナ騒動前に計画したので、航空券も中国国際航空で買っちゃいました。ダンケルクにも行きたいと思って、映画のDVDも買いました。
  
  また旅行記書きますので、どうぞお目通しいただきますようお願い致します。

  olive kenjiさん からの返信 2020/07/13 03:52:57

  RE: コロナ対処人生哲学教えて下さい

  ファルコンさん　お嬢様が帰国しているのに会えないとは辛いものがありますね。
  ましてや、お嬢様自身がロンドンで大変な経験をなさったこと、お察し申し上げます。
  
  またファルコンさん、どうしたんですか。自粛期間解除と共に、爆発したように連ちゃんでいい所へ行かれますね。
  ファルコンさんのコロナ対処人生哲学をお聞きしたいぐらいです。
  
  フランスへキノコと牡蠣を召しあがりに行かれるとは、正にトレヴィヤンです。
  ダンケルクですか。いいですね。新作映画も良かったですが、旧作のジャンポールベルモンドのも良かったですね。ダンケルクという言葉自体に虚無感と哀愁を感じるのはなぜでしょうか。
  
  また旅行記読みますので、沢山投稿して下さいね。　　サヴァ
  
  

  falcon38さん からの返信 2020/07/13 21:01:38

  RE: RE: コロナ対処人生哲学教えて下さい

  私のコロナの印象は、いみじくも本掲示板への大佐殿の「コロナを予測した映画　コンティジョン」というコメント（3/14）へのご返事で書かせていただきましたが、
  
  　１）コロナは飛沫、接触感染だけではなくおそらく空気感染に近いものもある
  　２）よってN95的なマスクならともかく、ペラペラマスクの効果は少ない
  　３）用心していてもインフルエンザが大流行するように、コロナの感染を防ぐことは困難
  
  です。中国が「エアロゾル感染（←ほぼ空気感染と考える事ができます）」の危険性を強調しても、日本の厚労省は「飛沫、接触」感染を重視していました。最近、「空気感染と考えた方が良いのでは？」との意見も出たみたいですね。マスクの有無で咳をしたときの飛沫の飛び方を比較した映像がTVで流れますが、疑問を持っています。咳の威力はもっと強くて、映像に映る短距離（ソーシャルディスタンス）で落下する大型飛沫以外に、もっと小さい、または水分が蒸発してマイクロ化する粒子が空中を舞い、遠くにいる人にも感染するはずです。じゃなきゃ、クルーズ船内であんなに多数の患者さんは発生しないと思います。
  
  で、対処哲学ですが、この未曾有の危機にあたって自分勝手な推論に固執してもいけませんので、一応世間の対応を尊重しつつ「マスクはコロナから身を守るのではなく、マスクをしていないことで白い目でみる人々から身を守るのに役立つ」と解釈し、常識的な対応には気をつけるものの、お気楽に構えるという感じです。「うがい、手洗いが大切」というのも疑問です。うがいって、ノド〇ンコ前後より手前の「お口の中を洗っているだけ」ですし、口の中に入ったウイルスは呼吸器ではなくて消化管に行くと思います。
  
  コロナ対処は科学的だけでなく、政治的という魑魅魍魎の世界もあります。日本も自粛解除後に何もしなかったらブラジルとかわらないですし、かといってGo To キャンペーンも実現して欲しいですし、自分としてはケセラセラ、whatever will beでお気楽対応です。

  olive kenjiさん からの返信 2020/07/14 09:14:20

  ケセラセラ

  ファルコンさん、詳しい見解有難うございました。
  
  私の考えとが近かったので、ホットしています。
  クルーズ船での感染は、私も空気感染の可能性大と思いました。
  この日本で何千人の乗船客を受け入れる施設がないのも驚きでした。
  宿泊者激減のホテルなどは、受け入れ施設に指名して欲しと思ったはずなのに。
  
  ファルコンさん、いい所突きますね。
  マスク着用は白い目で見る人から身を守るから。これ正論です。特に日本人の特性ですね。
  それに、効き目分からないけど、お守りがわりにしているところありますよね。
  それだったら、神社や寺の御朱印マークのマスクにすれば、御布施少なし神社寺の救済になるかも（田舎の名知れぬ貧乏神社寺ですよ）
  
  
  ケセラセラ　いい言葉、考え方ですね。
  ラグビーで超有名になった福岡選手がコロナとオリンピック延期に対しこう言ってました。
  自分にコントロールできないことは考えても仕方ない。今の自分にできる最高の準備を続けよう！>
  そう、運を天にまかす　　っていう格言もあります。

  falcon38さん からの返信 2020/07/15 08:48:43

  Re: も～、ビックリポン！です(*_*)

  大佐殿、おはようございます！
  
  急に話は変わるのですが、魚の図鑑読んでいてビックリすることがありました。クマノミの親子とばかり思っていたのが、違うらしいのです。ぜひ本編をご覧ください（汗）(^_^;)

  olive kenjiさん からの返信 2020/07/15 09:33:03

  Re: 竜宮城へ行って来られましたね。やるな～

  よ～く分からん話ですね。
  つまりヤクザの親分がおかまになったので、姐さんを放り出す。
  そこへ、若いしの生きのいいのを旦那として迎え入れる。ですか。
  まったく不謹慎極まりない不純性愛情事のごときです。
  
  また、こんな図鑑があるのですね。
  とっても可愛い絵柄ですが、子供は分かっているのかな～
  
  他の旅行記に飛んで行きますね。