八幡神社（横浜市磯子区原町）

2020/07/03 - 2020/07/03

　横浜市磯子区原町に鎮座する八幡神社は、創建年は不詳である。しかし、欽明天皇12年（551）に海上に出現した八幡宮神体を祀り当地に創祀した根岸八幡神社の跡地だという。明和3年（1766年）に、八幡宮は根岸へ遷座し、元八幡宮と称した。そして瀧頭村内に鎮座していた八幡社・三島社を合祀して当地に鎮座し、安永5年（1776年）には地頭小浜志摩守が東照宮を合祀した。明治6年（1873年）村社に列格した。祭神は誉田別命、相殿には大山祇命、須佐之男命、徳川家康公が祀られ、境内社に天照大神、稲荷大神が祀られている。
　境内には横浜市の名木古木に指定されている木々が多くあり、樹齢が250年を超えると思われる木々も多くある。それ以前には元八幡宮と称した根岸八幡神社が鎮座していたとされるのも理解できる。また、中村橋付近の丘陵を切り下げ、中村川から根岸湾まで運河を開削した掘割川も明治7年（1874年）に完成しているが、この地をよけて掘られている。その後、掘割川に架けられた橋には町名ではなく、「八幡橋」と、八幡神社に因んだ橋名となっている。
　八幡神社入口には「敬神」の大きな石碑があり、「伯爵東郷平八郎書」と刻まれており、東郷平八郎が揮毫したものである。社務所でいわれを聞いてみたが、今になっては分からないという。
（表紙写真は八幡神社拝殿）

エリア 本牧・根岸・磯子(神奈川)

「原町町内会看板」。

「敬神」、「伯爵東郷平八郎書」とある。

「記念碑」（大正10年（1921年）銘）。「正三位勲二等有吉忠一題字」とあり、神社の由緒が記されている。

「八幡神社掲示板」。

八幡神社の石鳥居。

八幡神社の石鳥居に掛かる「八幡神社」の扁額。

「八幡神社」。

八幡神社境内参道。

八幡神社社務所。

欅の木。

楠。

手水舎。

手水舎の彫刻。

手水鉢。

手水舎。

欅の木。

欅の木。

エノキ。

ムクノキ。

銀杏の木とおみくじ結び。

銀杏の木とおみくじ結び。

二股になった欅の木。

「御大典記念」碑。

狛犬。

狛犬。

八幡神社拝殿。

八幡神社拝殿の木鼻。

八幡神社拝殿の木鼻。

八幡神社拝殿の龍の彫刻。

八幡神社拝殿の扉。

八幡神社拝殿。

八幡神社境内。

「瀧頭八幡神社御本殿改修事業奉賀金寄附者」碑。

八幡神社境内。

タブノキ。

八幡神社境内。

稲荷社。稲荷大神と天照大御神を祀る。