堀ノ内稲荷神社（横浜市南区堀ノ内町2）

2020/06/26 - 2020/06/26

　横浜市南区堀ノ内町2に鎮座する堀ノ内稲荷神社は創建年代等は不詳ながら、紋三郎稲荷とも呼ばれていたという。祭神は宇迦御魂大神である。
　大正年間（1912年~1926年）に神道系・扶桑教の教会となり、同時に紋栄講も設立されている。
　昭和3年（1928年）に伏見稲荷大社の分霊を勧請し、昭和28年（1953年）に宗教法人になる際に堀之内稲荷神社と改称した。
　昭和39年（1964年）に三星幼稚園を併設している。
　平成7年（1995年）に鉄筋コンクリート造の社殿に建て替えられている。社務所は三星幼稚園の中の別棟にある。
　堀之内稲荷神社の由緒沿革の最初に、「この地域は、お稲荷さんの祠の多い処でした。」とある。また、教会となっているのは西森稲荷神社（https://4travel.jp/travelogue/11627597）と同じだ。
　これほどの小社が鉄筋コンクリート造のであるのには驚いた。また、朱塗りの鳥居も小さなもので、境内も猫の額ほどだ。この地域では屋敷稲荷ではなく、何軒かが氏子となって稲荷社を崇拝したのであろう。
（表紙写真は堀ノ内稲荷神社社殿）

エリア 東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

小路の奥に石段。

石段の上に朱塗りの鳥居。

「三星幼稚園」の看板。

狛狐。

狛狐。

堀ノ内稲荷神社社殿。

堀ノ内稲荷神社社殿に掛かる「堀之内稲荷神社」の扁額。

「堀之内稲荷神社の由緒沿革
この地域は、お稲荷さんの祠の多い処でした。
大正時代に神道系・扶桑教の教会となりました。
同時に紋栄講も設立されました。
昭和三年に京都の伏見稲荷大社より正一位稲荷の御分霊を賜りました。昭和二十八年に宗教法人となるに際し名称を堀ノ内町の町名をとって、堀之内稲荷神社となりまして、現在に至っております。
…
」

手水鉢。

絵馬殿。

「参集殿」。

参集殿。

三星幼稚園内に社務所。