新型コロナウイルスによる自粛期間の外出シリーズ１　「京都から仙台へ不要不急の通院の旅に出ました。」　～仙台・宮城～

2020/04/11 - 2020/04/13

世界的な新型コロナウイルス感染症の流行により、日本でも2020年1月に初めての感染者が確認されて以降、都市部を中心に大きな広がりを見せることになりました。3月以降の状況を時系列で記すと、

3月21日：国内感染者数が1,000人を突破。
3月24日：東京五輪2020大会の延期を発表。
3月27日：国内感染者が1日当たりで100人を突破。
4月7日：埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県に対し5月6日までの緊急事態宣言が発令。
4月8日：国内感染者が1日当たりで500人を突破。
4月11日：国内感染者が1日当たり最高の743人を突破。
4月16日：全都道府県に対し緊急事態宣言が発令。7日に緊急事態宣言が発令された7都府県に北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都の6道府県を加えた13都道府県を「特定警戒都道府県」に指定。
4月18日：国内感染者が10,000人を突破。

この旅行記は、7都道府県で緊急事態宣言が発令された頃、不要不急の移動となる通院のために京都から仙台へ往復した際の記録です。

★新型コロナウイルスの影響による自粛期間の外出シリーズ

京都から仙台へ不要不急の通院の旅（大阪＆宮城）
https://4travel.jp/travelogue/11630325

エリア 仙台(宮城)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 自家用車 Peach
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回のスタート地点は大阪です。

このところ京都にいることの多い私ですが、本来であれは仕事で月4回は東京へ、月2回は宮城に行かなければいけません。

しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大により2020年4月7日に埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県の7都府県に対し5月6日までの緊急事態宣言が発令されました。

仕事の方もその影響で大阪の仕事は自宅待機、東京の仕事は全キャンセル、宮城の店舗も売上が大幅ダウンと、零細個人事業主にとってはかなり厳しい状況となってきました。キャンセルになると収入はゼロということですし、宮城の方は家賃や人件費等で毎月かなりの経費がかかっています。

仕事はできるだけリモートですることにはしましたが、どうしてもある症状のため宮城の病院に出むく必要が出てきました。

そこでやむを得ず「不要不急」の外出が自粛されている中、京都と仙台を1泊2日で往復することになりました。

関空早朝便前泊で大阪市北区中津の「ホテルリブマックス梅田中津」に1泊します。

こういう時期とあって1泊シングル2,350円という破格値でした。

阪急中津駅より徒歩4分の立地にあり、大阪キタの繁華街へも徒歩圏内です。

もちろんこの時はチェックイン後出歩くこともなく、翌朝を迎えます。

大阪メトロ御堂筋線中津駅より始発電車に乗車します。

緊急事態宣言が発令された大阪では、この日地下鉄も間引き運転となるようでした。

大阪メトロ各駅から関西空港まで「関空ちかトクきっぷ」を利用します。通常運賃1,160円が1,020円となるおトクなきっぷです。

難波で下車し、

南海電鉄難波駅で、

関空急行に乗り換えます。

新今宮、天下茶屋で乗車がありましたが、車内はかなり空いています。

空港駅もガラガラです。

アエロプラザを通って第2ターミナル（T2)へ、

利用者が少ないからか動く歩道も動かないようです。

T2行きの無料バスも、

私以外に乗ったのは2人だけでした。

国内線ターミナルに着きましたが、

こちらも人がいません。

飲食店も全て休業で、

開いていたのはコンビニや

ドラッグストアのみでした。

ピーチについては仙台便以外には石垣、成田、那覇、福岡、札幌と主要都市には飛んでいますが、便数は1日1往復と大幅な減便となっていました。

手荷物検査を終えるとレストランは営業していましたが、

やはり空港内は伽藍としています。

仕事をしながら時間を過ごし、

搭乗時刻となりました。

搭乗客も少なく30人程でした。

関空～仙台便は常に満席状態でしたから、実に寂しい限りです。

予定通り離陸、

1時間少々で宮城県上空です。

こちらは快晴で、沈んだ気持ちが多少はポジティブになります。

先月もやってきた空港ではありますが、

さらに人はいなくなっていました。

仙台空港アクセス線も、

やはりガラガラです。

ひとつめの美田園で下車、預けてあった自家用車でとりあえず宮城のオフィスへ向かいます。

この日は日曜日。念には念を入れてスタッフとも一切顔を合わさずに事務処理だけ簡単にすませ、

夕方、宮城県中部にある大崎市の「バリュー・ザ・ホテル古川　三本木」に宿泊します。

クルマ利用者をターゲットとしたバジェットホテルです。

通常は5,000円程の宿泊料も今回は1泊朝食で3,000円となっていました。

大崎市には電子部品・音響機器を製造販売する「アルプスアルパイン」という大手企業をはじめ多くの工場があり、

そういった工場の派遣工員のための宿泊施設でもあるようです。

翌朝となりました。

朝食はこちらのレストランでいただきます。

ビュフェスタイルの朝食で、お客は他に1組だけでした。

食後はバスとJRで長町駅に近いリハビリ系のクリニックへ。ここ8年程片側顔面痙攣という症状のために3～4ヶ月に1度顔面にボトックス注射をしてもらうという治療を受けています。

この日が2ヶ月に1回の通院日です。リハビリ系なのに感染リスクを恐れてか、こちらもガラガラでした。コロナ後は医療機関の経営も大変厳しいそうです。

実は本来は1週間後に予約していたのですが、京都にも緊急事態宣言が発令される可能性を鑑み1週間前倒しに変更しました。

全国で緊急事態宣言が発令されたのはこの数日後4月16日の事になります。

帰りの仙台空港も人がまったくいません。

牛タンやずんだ餅などのお土産品を扱う企業も大変だろうと推察します。

ラウンジで休憩し、

30分前には出発フロアへ。

搭乗時刻となりました。

帰りも30人ほどの搭乗客でした。

関西空港に着いてから第1ターミナルの様子も覗いてみました。

国際線はほぼ休航のようです。

もちろん人はいません。

飲食店街も人通りはありません。

ドラッグストアは営業していますが、お客はゼロでした。

こんな状況が1日も早く収まってほしいと切に願っていた4月中旬の出来事でした。