またまた二子玉川散歩

2020/06/15 - 2020/06/15

また１週間が経ち、同じ事情で二子玉川駅にやってきました。今回はこれまでより１時間多い３時間余りの時間ができたので、二子玉川で多摩川に合流する野川を時間と体力の許す限り遡ってみます。

エリア 二子玉川(東京)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• グルメ: 1.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

二子玉川駅を出発、時刻は９時４５分。

二子玉川駅 駅

幸い梅雨の晴れ間で天気良好、暑くなりそうです。

兵庫橋下流で水遊びする家族連れ。ここが野川と多摩川の合流地点。

兵庫島公園にある若山牧水の歌碑。

兵庫島公園 公園・植物園

ボール遊びの若者。ケーナの音色が聞こえてきます。

国道246号線の橋をくぐります。

水遊びできる人工のせせらぎ。

路面にこんな表示。
「『たま リバー５０キロ』は、都民の健康づくりを目的として、多摩川の河川敷等を利用し羽村市（羽村取水堰付近）から大田区（大師橋緑地付近）に至る、ウォーキングやランニング、散策などが楽しめる約５３ｋｍの連続したコースを、沿川区市とともに定めたものです。」（東京都都市整備局HP）

二子玉川緑地運動場は災害復旧工事中。昨年の台風19号による冠水被害の修復でしょう。河川敷は数年に一度は冠水するので世田谷区も大変。

二子玉川緑地運動場 公園・植物園

こちらは渋谷区が管理する運動施設。こちらも重機が入っています。

野球場は使用できそうですが、立入禁止はコロナのせい？

テニスコートも使えそうだけど‥。

サッカー場にも人はいません。天災や疫病、いろいろ大変です。

土手を登って、

野川に出ます。

野川水道橋です。

橋の下に鯉がたくさん泳いでいます。鯉も紫外線が気になる？

右岸の野川緑道を遡ります。きれいに整備されています。

仙川合流地点の橋は架け直し工事中。

天神森橋が見えてきました。
「天神森橋の由来」という案内板には、「この野川は国分寺の恋ヶ窪の湧水を源流とし、国分寺崖線に沿って二子玉川の多摩川に注ぐ全長約22kmの川である。当初の橋は、昭和36年3月に完成し、その頃の鎌田周辺は水田や畑に恵まれ、西側には宇奈根川、東側の堀川には、洗い場や水車小屋があった。近くの鎌田天神社はスギ・ケヤキなどの木立で囲われた森となっていたので、この橋の名前を『天神森橋』と名付けられた。」とあります。

さらに進むと見えてくるのは町田橋。

その向こうは東名高速道路の東京高架橋。

新井橋を越えると、

巨大な東京外郭環状道路本線トンネル(北行)東名北工事が延々と続きます。

その長さは、地上に見えている東名立坑現場だけでも天神森橋から成城通りの喜多見大橋あたりまで1.5kmはあるでしょうか。本線トンネルはこの東名立坑からスタートし、井の頭通りまで約9.1kmの北行トンネルを構築する工事だそうです。

大正橋を過ぎると、水道橋が見えてきます。

水道橋の袂に次大夫堀公園があります。
「公園の名の由来ともなっている『次大夫堀』とは、稲毛・川崎領の代官であった小泉次大夫の指揮により、慶長2年（1597年）から15年の歳月をかけて開発された農業用水です。正式には六郷用水といい、多摩川の水を取り入れ、世田谷領・六郷領を流れるものでした（全長23.2km）。（中略）現在、区内の六郷用水（次大夫堀）は、丸子川として一部分のみ残っています。この公園ではかつての流路600mを復元しました。」（案内板）とあります。
この旅行記シリーズではもうお馴染みですね。

これがその復元流路。

細かいことですが、下流の治大夫橋は「治」、ここは次大夫堀公園で「次」、どちらが正しいのでしょうか？Wikipediaは「小泉次大夫」としているので、橋の表記が間違っているかも。

川の対岸は東京立坑工事。

水道橋は工事のために拡幅されています。

こちらは古い水道橋。

現在は通行止め。

茶屋道橋

喜多見大橋。この辺りまで外環道の工事中。

野川緑道のこの辺りは「きしべの路」とも呼ばれています。
「きしべの路は、国分寺崖線に沿って残る豊かなみどりや水辺の風景をたどりながら、かつてのくらしと文化を訪ね歩く路です。
閑静な住宅が広がる成城学園前駅を出発し、現代的な高層ビルの立ち並ぶ二子玉川駅までの、8.7キロメートルの散歩道が設定されています。
野川や丸子川沿いを歩くコース上には、23区では珍しい自生したゲンジボタルが見られる神明の森みつ池や江戸時代の古民家が移築されている次大夫堀公園民家園など、自然や歴史を感じさせるポイントがいくつもあります。」（世田谷区ホームページ）

左は次大夫堀公園。

中野田橋です。

つがいのカモが泳いでいます。

アジサイの向こうに見えるのは雁追橋。
となると、先ほどの水鳥はガン？てなことはない？素人にはよく分かりません。

中之橋の下をくぐります。
太い４本の鎖は耐震構造のため？

橋の下の住人はお留守のようですが、荷物はきちんと整頓されています。さすが日本。

護岸工事はされていますが、自然の趣きも残されています。

クリーム色は上野田橋。

そして小田急電鉄小田原線野川橋梁。2004年11月に完成した世田谷代田～喜多見間の複々線化工事で架け直されました。

なのでこの辺りは川幅が広い。

カワウが羽を広げて威嚇しているのは、

シラサギでした。

追い払って得意げなポーズ。

野川緑道の左側は、

小田急喜多見電車基地です。1994年3月27日に、複々線化事業の一環として開設されました。

周辺はきれいに整備された緑道。

野川の桜 花見

時刻は11時ちょうど。とりあえず目標としていた神明橋に到着。二子玉川駅から5.3km、写真を撮りながら1時間15分かかりました。暑さで疲労困憊。

小田急電車基地の上はきたみふれあい広場。人工地盤の上になります。

あずまやではアフタヌーンティーの道具を持ち出してピクニックの準備をする女性たち。まだ、午前ですが‥。

近隣の育児中の母親などの息抜きに活用されているようです。

南口から広場を後にします。

電車基地の一部が見えます。

電車基地の玄関。道を隔てた反対側は動力車操縦者養成所という小田急の研修所です。

引込線と電車基地。

引込線の先は成城学園前駅に繋がります。

野川橋梁。引込線と小田原線複々線が走ります。

この先は喜多見駅。こういう力強い構造物が大好き。

下流側の引込線と複々線。

緊急事態宣言が解除されて小学生の通学も始まりました。

対岸は先ほど通りがかった次大夫堀公園。

東京立坑の現場。

野川とは対照的な無機質な近未来空間。

みどりんぐ（南行）とがるるん（北行）の２台のシールドマシンが地下40mを掘削中。

巨大構造物。たまりません。

新井橋まで戻ってきました。行き（上流方面）は野川右岸、帰り（下流方面）は左岸を歩きます。

携帯基地局でしょうか？巨大なアンテナ塔。

町田橋

天神森橋です。二子玉川のタワマンが見えてきました。

野川水道橋

狩りを終えたカワウがまさに飛び立とうとしています。

金髪の母娘が自転車で通り過ぎて行きました。場所柄でしょう。

ネットが降りた状態のこのグラウンドはゴルフ練習場ではなく、大学の野球場でした。コロナで練習中断中。

時間が止まったような住宅街もあります。

吉澤橋

吉澤橋から下流の野川は、洪水対策のため1999年以降、順次付け替え工事が行われ、以前より多摩川寄り、かつ蛇行が少なく、川幅も拡げられています。吉澤橋の場所も変わりました。

そうした事情はこの野川流域インフォメーションセンターで知ることができます。中は無人ですが、冷房が効いているのでしばらく体を休めることができました。

土手の左側は老舗の自動車教習所コヤマドライビングスクール二子玉川校。野川の付け替え工事の後、2005年に現在地に移転しました。

二輪車の教官は英語で指導しています。これも場所柄。

お洒落な校舎です。

多摩川との合流地点が近づいてきました。

午前中に通った二子玉川緑地運動場が見えます。

この橋には名前がないみたい。

246号の高架をくぐって、

二子玉川商店街に出ました。時刻は12時25分。出発してから2時間40分、ほとんど歩き通しでした。気温も30度を超えて熱中症寸前。

二子玉川商店街 名所・史跡

こんな店を見つけたので入ってみました。鮎は大好物です。

鮎ラーメン 二子玉川店 グルメ・レストラン

ところがメニューはつけ麺の鮎涼ラーメンのみ。
一夜干しの鮎と麺を鮎のスープの煮こごりに漬けて食べるのですが、スープはただしょっぱいだけ。鮎も焦げた干物の味。セットで1,200円もするのに、ハズレでした。
渇いた体にコップ４杯の水を飲めたのが救いでした。

玉川高島屋南館プラザで一息入れて、

玉川高島屋 百貨店・デパート

次の任務に向かいます。
iPhoneの計測は18,843歩、15.3km歩いたことになっていますが、地図上では往復10.2kmの道のりです。

二子玉川駅 駅