みなみ若宮幼稚園（横浜市南区大岡1）

2020/06/07 - 2020/06/07

　山の上から階段を下って行くと丸屋根が見える。みなみ若宮幼稚園園舎（横浜市南区大岡1）の玄関入口の庇の屋根だ。若宮通りでは玄関を丸屋根にした普通の日本住宅のお宅を見てきたが、こんな丸屋根の玄関は有り得ないことだ。意匠を取り違えた悪いデザイン例であると思う。一方、ここみなみ若宮幼稚園の園舎の二階の屋根はL字状で非対称な形の屋根になっている。こうした建物の意匠が良くできたデザインであるかどうかは別にしても、丸屋根の玄関には四角くなるように意匠に工夫を凝らしたことは伺える。それが成功しているか失敗なのかは見る人の判断に任せたい。
　みなみ若宮幼稚園は若宮八幡宮に併設されている。参道階段の踊り場がある手水舎の横にも入口があり、玄関入口の庇が丸屋根の園舎は迂回して上る山中の階段の途中にあり、八幡宮境内からも入れる。おそらくは、年長組と年少組とで園舎の場所が違うのであろう。この庇が丸屋根の園舎は年長組に割り当てられているのだろう。
（表紙写真はみなみ若宮幼稚園園舎の丸屋根の庇）

エリア 東神奈川・保土ヶ谷・弘明寺(神奈川)

崖の下に丸屋根の建物が見える。

みなみ若宮幼稚園園舎だ。

みなみ若宮幼稚園園舎。エンブレムに「M. WAKAMIYA　Sinnce 1949」とあり、昭和24年（1949年）の開園なのだろう。

手水舎の横にもみなみ若宮幼稚園園舎。「みなみわかみやようちえん」とある。

石段を上り切った境内からも丸屋根の南若宮幼稚園園舎に入れる。