ローマの休日　3日目　アッピア街道

2009/09/17 - 2009/09/23

3日目はツアーを離団してアッピア街道を歩きます。

今回の旅行の主目的の一つです。

旅行前にアッピア街道の旅行記を探しましたが、
少なかったので書いてみました。
今後行く人の参考になれば・・・。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

3日目はツアーから離団して、アッピア街道に向かいます。9月19日。
予約の時には伝えていました。
ツアーはバチカンに行きます。うちらは今度ということで。
今回は　アッピア街道＞バチカン　です。
8:10に共和国広場からタクシーに乗りました。
テルミニ駅からだと高いと聞いていたので。

共和国広場 広場・公園

時間がなく入れなかった、サンタマリア・デリ・アンジェラ教会。

共和国広場 広場・公園

タクシーは女性のドライバーでした。

地図で　カサール・ロトンド　を見せたら行ってくれました。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

サンジョバンニラテラノ広場経由で新アッピア街道を通り20分位です。

17ユーロちょっとだったので、18ユーロ払って降りました。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

カプア方面のアッピア街道です。

カエサルもここを通ったかと思うと感激もひとしおです。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

こちらがローマ方面。

現在位置を確認して、歩き始めます。
現在8:40です。天気も良く朝なので気持ちがいいです。

いざローマへ！

アッピア旧街道 史跡・遺跡

これがカサール・ロトンド
誰かのお墓です。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

手前の大きい石が本来のアッピア街道です。

奥の細かい石は後世に舗装し直した物です。

馬車の轍が残っているのがロマンを感じます。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

ローマ街道の特徴として
・まっすぐ
・高低差なし
・歩車分離
・無料
になります。

今でいう高速道路です。無料が素晴らしい！

アッピア旧街道 史跡・遺跡

20分位で
クインティーリ荘に着きました。

クインティーリ荘 史跡・遺跡

旧アッピア街道側からは入れなさそうなので、注意してください。

クインティーリ荘 史跡・遺跡

街道から敷地を覗けます。

ニンフェオなので泉みたいです。
個人邸だったので馬車も人が通らず、古代の敷石が残っています。

クインティーリ荘 史跡・遺跡

広大すぎて笑えます。

ローマの近くでこれほどの面積の土地を所有していたとは・・・

クインティーリ荘 史跡・遺跡

この写真が一番アッピア街道っぽいです。

車道はゴツゴツして歩きづらいので専ら歩道を歩いていました。

車道の両サイドが歩道でさらに外側に墓石があります。
樹木の根が石を掘り起こすので、木はさらに外側です。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

墓石の大きさが当時の人の財力を表していた感じです。

大きすぎてお墓に見えません！

アッピア旧街道 史跡・遺跡

仲のいい家族という感じです。

この様な墓石がたくさんあるので歩いていて飽きません。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

アエミリウスさんのお墓みたいです。

2000年後でも文字が読めるのが、さすが古代ローマ　です。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

ローマ街道の構造が分かる写真です。

まず下に１ｍに掘った後に石を敷き詰めました。
下から砂利・石と砂利・小ぶりの石・70ｃｍの大石という順番です。
（ローマ人の物語10巻より）

3層目の小ぶりの石が見えます。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

ほぼ当初の形が残っているお墓です。

お墓も街道沿いだと寂しくなくていいかも。うるさい位？

アッピア旧街道 史跡・遺跡

時間帯なのか誰もいません。

朝なので涼しくて気持ちいです。

皆さんもローマに来たら歩いてみて下さい。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

ちなみにトイレなどはありませんので、注意してください。

もしもの時は両サイドに茂みがありますので。うまく。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

チェチーリア・メテッラ通りの標識がありました。
いにしえのアッピア街道が残っているのはここらまででした。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

この様に標識が多いので分かり易いです。

というか一本道なので間違えませんが。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

チェチーリア・メテッラの墓です。
左の丸い建物がそうです。

今10:15です。のんびり歩いたので時間がかかりました。

チェチーリア メッテラの墓 史跡・遺跡

マクセンティウスの競技場後。

紀元305年頃の皇帝なので、もうローマ城壁内には土地が無かったのかも。

ここからは長いですが、参考までに
これを撮っていたら、写真撮ってくれ詐欺に合いそうになりました。
写真を撮ってくれとカメラを渡されましたが、
ポーズを変えてなかなか撮らせません。

そのうち警察官らしき人が来て、パスポートを見せろと。
写真を撮ってくれと言った男も　早く出した方がいい　
みたいな事をいっていました。

まあ自分のことをポリスマンと英語で言った瞬間に
ああ～　という感じです。

カメラを突き返して、歩き始めたらついては来ませんでした。

皆さんも絶対にパスポート・財布は出さない様にしてください！

マクセンティウスの競技場 史跡・遺跡

アッピア街道沿いの第一マイル円柱です。
レプリカですが趣があります。

アッピア旧街道 史跡・遺跡

サンセバスティアーノ聖堂でタクシーに乗り、
カラカラ浴場に向かいます。

サンセバスティアーノ教会までタクシーで来た人がいたので、
それを捕まえて乗りました。

カラカラ浴場に向かいます。
正面はサンセバスティアーノ門（旧アッピア門）です。

サン セバスティアーノ門 史跡・遺跡

カラカラ浴場に着きました。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

浴場のモザイクです。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

古代のものがここまで綺麗に残っているのが驚きです。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

壁に立掛けられているモザイクです。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

こんな感じで当時の想像図が描かれています。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

大きさが圧倒的です。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

この日は暑かったので、水をガンガン飲みました。
ここは水と塩が必携です。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

遺跡には青空が似合います。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

古代ローマ浴場には素晴らしい彫刻があったそうです。

カラカラ浴場には40分位いました。暑くて。

カラカラ浴場 史跡・遺跡

昼ごはんを食べにトラステベレに向かいます。

チルコマッシモ。

チルコ マッシモ 史跡・遺跡

下に降りてみました。
こうして見るとかなり大きいです。

馬車の戦車競走場だったことが分かります。

ちなみにパンとサーカスのサーカスはコロッセオではなく、
こちらの戦車競走のことです。circusでチルクス。

チルコ マッシモ 史跡・遺跡

テヴェレ川を渡りトラステヴェレへ。

トラステヴェレ 旧市街・古い町並み

カルロメンタ。

12：30に来ましたが、一番乗りでした。
暑いのでテラスではなく屋内で。

カルロ メンタ イタリアン

昼ごはんの後、再度テヴェレ川を渡ります。

写真の奥に壊れた橋が見えます。

テベレ川 滝・河川・湖

オクタヴィアの列柱。

初代皇帝アウグストゥス（オクタヴィアヌス）のお姉さんです。

オッタヴィアの列柱 史跡・遺跡

一つでいいから　試しに復元してみてほしい　ですね。

オッタヴィアの列柱 史跡・遺跡

マルケルス劇場。

3階部分は後世の増築です。

コロッセオの原型（約90年前に建設）

マルチェッロ劇場 史跡・遺跡

一度ホテルに帰ってひと眠りしてから、スペイン広場方面に。

アラパチスの横にある

アウグストゥスの業績録です。

アラ パチス（平和の祭壇） 寺院・教会

道路を挟んで向かい側にあるアウグストゥス霊廟。

マウゾレウムです。

木が邪魔です。

アウグストゥス帝の廟 モニュメント・記念碑

アラパチス。

平和の祭壇。
アウグストゥスが内戦の終結を記念して造らせました。

アラ パチス（平和の祭壇） 寺院・教会

右側面の浮彫。

アウグストゥス一家が彫られています。

写真では伝わらない見事さでした。

アラ パチス（平和の祭壇） 寺院・教会

マルクスアウレリウスの記念柱です。

ボヘミアでのゲルマン人とサルマティア人との戦いの記録です。

マルクス アウレリウスの記念柱 モニュメント・記念碑

スペイン階段の横にあるサンセバスィアーノ通りから

夕日を見ました。座れるのでお勧めです。

ピンチョの丘に行く元気がなかったので。

ジーナ イタリアン

晩御飯はリストランテ34で。

どれもおいしかったですが、
パンナコッタのチョコレートソースがけが最高でした。

この後、ホテルに帰りました。
明日からツアーに復帰します。

リストランテ 34 地元の料理