【アサートン高原&グラネット渓谷(ケアンズ周辺)/オーストラリア】　◆JAN/2020◆

2020/01/12 - 2020/01/12

グレートバリアリーフ（海）と熱帯雨林（森）が有名なケアンズですが、約80km、車で約1時間ほど走ると、豊かな高原地帯が広がっています。
まるでケアンズ周辺とは思えないほど別の表情を持つアサートン高原およびマリーバへオプショナルツアーで出かけてきました。
個人的に日本で好きな都道府県である北海道＆長野を感じさせてくれる、それでいてオーストラリアの自然や動物、グルメが楽しめるエリアでした。
ケアンズ旅行日程で１日自由行動として空いている方にはぜひ訪問をお勧めします。

エリア ケアンズ(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

このツアーでは、日本在住歴も長い日本語堪能なシェーンさんのドライブ＆ガイドによって、個人では訪れにくいケアンズ周辺スポットへ連れて行ってくれます。要所要所において、グルメを盛り込んでくれており、味覚を含めた五感で楽しませてくれるツアーです。

まずは、モーニングコーヒー＆伝統のスコーンを湖の絶景と楽しむ
「レイク　バリン　ティーハウス」へ。

店内はとてもかわいらしく、スタッフの皆さんもフレンドリー、笑顔で迎えてくれます。ティーかコーヒーから選択。お好きな席をどうぞ。

このカフェはバリン湖岸に立っており、テラス席からは絶景のレイクビュー！
更に湖を美しくさせてくれる快晴の天気が嬉しい。
１月～３月までのケアンズは驚異的な雨期。ただし、アサートン高原およびマリーバ地帯はケアンズから１時間とて、年間300日は晴れると言われています。

これはもう絶対にテラス席で贅沢な時間を過ごしてみたいけれど、考えることは皆同じ。。。満席だったけれどちょうどいいタイミングで席が空き、バッシング中のスタッフに声を掛け無事にhold完了。
イギリス由来の伝統デボンシャーティー(スコーンとクリームとコーヒーを愉しむこと。ここでは個人的嗜好からコーヒーに置き換えて)を、穏やかで美しい湖を眺めながら楽しむこのひと時、最高です。心が本当に穏やかに落ち着きます。

カフェの周辺にはガーデンが。１月の真冬の日本とは反対に、ケアンズは最も暑い夏のシーズン。トロピカルフラワーが咲き誇っています。

色とりどりの花々、その②。僕の住んでいるシェアハウスの前にもプルメリアが咲いています。

モーニングコーヒータイムとガーデンでの自由散策が終わったら、隣接する熱帯雨林内に、松の巨木を見に行くことに。ガイドのシェーンさんはエコガイドにも認定されており、長年の経験と、動植物の生態に関する知識が大変豊富。景色とグルメだけを堪能するツアーでは無く、地球や自然についても学ぶことが出来ます。
樹齢1000年のこの松の巨木、なんと自身で自分の樹の皮を定期的に剥がして落としていくそうです。種子は自ら風に乗って飛んでいけるよう、プロペラ型をしています。

続いて「カーテンフィグツリー（締め殺しのイチジクの樹）」へ。
ケアンズ周辺の熱帯雨林には様々な種類の植物が生息しています。このイチジクのように「着生植物」、他の植物に種を付け、根を指し養分を吸収して成長する寄生型の植物も珍しくありません。また多数の植物が生い茂る熱帯雨林では、日光を浴びるために上へ上へと誰よりも高く伸びていく必要があります。植物たちの世界にも激しい生存競争があるのです。　


と、シェーンさんが教えてくれました。松の樹しかり、一度、あたかも自分の知識のように植物を語ってみたかったのです。

アサートン高原を移動中の車窓景色。長閑な高原の景色にも、見える赤土がオーストラリアのアウトバック感をプラスしてくれます。

「ギャロ牧場」へ到着。
魚だ、亀だ、コアラだ、カンガルーだと有名なケアンズから僅か１時間で、
ホルスタイン乳牛、酪農の景色が見られるなんて信じられない！畜舎には豚さん達もいたよ。

ギャロ牧場の名物は、何といってもチーズ。ツアー内にはチーズテイスティングが含まれています。一番美味しかったのはマカダミアチーズ、マカダミア入りチーズケーキのような濃厚さ、甘さがありました。

ついこういうところに来ると、人にお土産を買いたくなる性分。
先のテイスティングで美味しかったマカダミアチーズをぜひ、と思いつつも
あまり僕の味覚が周囲から評価されていない為、無難にスモークチーズを。
ワインが豊富なオーストラリア、ぜひおつまみのチーズも楽しんでみてくださいね。
赤いパッケージのチリは、かなり辛くて、これもお勧めです。

店内には色とりどりのチョコレートや、焼き菓子も販売されています。
つい食指が動きますが、買い求めるお客の列に、断念。チーズで楽しもう。
普段なら買わないけれど、ここまでにすっかりアサートン高原の雰囲気に酔っていて、どうにかこの興奮や思い出を形にして持ち帰りたくなってしまったものです。
なおかつ食べられる物なら、後で味覚から思い出に２度浸れるものですよね。

ランチはツアーにincluded。ギャロ牧場のレストランで、選択制。
こちらは仔牛のカツレツ。ここにもギャロ牧場のチーズ(手前、棒状のもの)が。
そのまま食べても美味しいし、料理用に加熱したチーズもまた触感が変わって美味しい。ただし、さっきまで愛でていたはずの仔牛もいつかは。。。と思うと。。。

ギャロ牧場でのランチの後は、シェーンさんの突然の計らいでストロベリーファームへ立ち寄り。ストロベリーピックのピークは過ぎてしまっていたけれど、ストロベリージャムとソフトクリームを販売しています。カウンターの奥で正に作っているから辺りはストロベリーの甘い香りでいっぱいです。
青い空、輝く太陽、広がる美しい景色に、苺の香り。嗅覚をも楽しませてもらいました。　ということで、ソフトクリームは食べていません、ごめんなさい。

その後、ナッツの試食と購入が楽しめる、ローカル感満載のHUMPYへ。
ザ・オーストラリアの商店！といった外観にウキウキ感が高揚します。

Roasted / Flavoredされたピーナッツの試食をしながら、ナッツの購入が出来ます。
他にはハチミツやフルーツなども販売有。
商品としてはラインナップ、価格ともにケアンズ市内のRusty's Marketに分があると判断し、ここでは購入せず。ただ、ローカルな商店の雰囲気を楽しめたことが嬉しい！

アサートンエリアから、多様なファームが広がるマリーバへと進みます。
果てしなく広がる高原にまっすぐ伸びたオーストラリア国道一号線。その道路の両脇には、バナナ・マンゴー・ライチ・アボカド・マカダミアナッツなど様々なフルーツ/ナッツの樹が並んでいます。

熱気球でも有名なマリーバは同じくコーヒーの産地としても有名。
カフェおよび直売所として有名な「コーヒーワークス」でコーヒータイム。
豆を買う場合には、バケツ内の多種多様なコーヒーを自分好みにミックスしてカスタム可能。

コーヒーだけでなく、カフェタイムを盛り上げるインテリアや雑貨も販売しています。ファクトリー内はコーヒーのいい香りで包まれています、アロマー！

コーヒーは家でもオフィスでも毎日飲んでいるけれど、コーヒーメーカーが無く、
泣く泣く購入せず。ケアンズ市内にも、コーヒーワークスの販売店があってファンも多いです。(後のシェアメイト/味にうるさい日本人、もやはりコーヒーワークスのコーヒーで無いと、とわざわざ買い付けているほど。)

アイスコーヒーをオーダー。絶対においしいはずなのだけれど、やっぱりオーストラリアのコーヒーは基本アメリカン。渋く苦い濃いコーヒー党としては、やはりエスプレッソ ダブルwith ice cubesで注文するべきだったであろうか。これは各国のコーヒー文化と個人の嗜好だもんね。

素敵な香りに包まれた後、「グラネット渓谷」へ。
力強い岩山と地平線。真夏かつ湿度が最高に高いケアンズとは違い、高原の爽やかな風が、人工的な建物にいっさい遮られることなく穏やかにそよいでいます。

こちらの岩群には。。。

人懐っこい（餌付けされているからだけど）ロックワラビーの生息地です！
この写真（個人的にthe cutest）は、翌月に再訪した時の子の写真ですが、
本当にかわいい！持って帰って一緒に暮らしたいくらい！

お母さんのお腹の袋の中から顔を出す赤ちゃんワラビーにも会えました
上の写真の子は、やんちゃなお兄ちゃん（かお姉ちゃん）なんだね！

自分の手から、ハグハグとご飯を食べてくれる、この愛おしさ。
このワラビーくんは、今回訪れた時の子です。

最後にマリーバのワイナリーへ！色々なフルーツワイン、リキュールを試飲させてくれます。
ストロベリーやマンゴーだったりだったかな？アルコールが全く飲めないため、
試飲は出来ないけれど、テイスティングしている同行者の方たちの感想を聞いているのも楽しい。

ワインと併せて、チーズ/フルーツ/ナッツ/チョコレートのプレートをワイナリーの方からサーブしていただきました。カマンベールチーズに完熟マンゴー＆イチゴが美味しい！

楽しい時間はあっという間に過ぎ、これにてツアー行程終了です。
シェーンさん、約200kmに渡る運転ありがとうございました！

１日の中で、こんなにも色々な景色や体験を、そして五感を使って楽しめる場所が、海と森の街ケアンズから僅か１時間の距離に広がっているなんて！
シェーンさんのガイディングも終始楽しく優しく、そしてプロフェッショナルで。
ぜひケアンズに遊びに来た際はこちらのツアー、お勧めです！！
（僕は基本的に人にあまり勧めないけれど、これはお勧めです）