2020/05/17 - 2020/05/17
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ドクターキムルさん
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横浜市港南区日野中央1にある唱導寺に上る階段の上り口に日野寺尾六道地蔵尊と庚申塔がある。鎌倉街道沿いではあるが、この六地蔵はこの上の唱導寺のものかとも思ってしまう。
この崖の上にある唱導寺住職に聞くと、唱導寺が出来たのは昭和44年(1969年)であり、向かいの山の上に野庭団地が建つ(昭和48年(1973年)前のことで、それに比べると六地蔵は建立された年代は分からないが古いものである」ということだ。また、六地蔵が子育地蔵と呼ばれているが、古い時代には子育地蔵があったかは怪しいともいう。確かに、お寺を巡っても子育地蔵は新しい近代のものばかりで、古い子育地蔵は見掛けない。また、子育地蔵を建立するならば1体からで、6体(六地蔵)も建立はしないだろう。これは「日野六道地蔵尊」のプレートに記載されているように、疫病鎮護の六地蔵が時代の流れと供に無病息災から子供たちの発育円満を祈る「子育て地蔵尊」、「子育て六地蔵」となっていったものであろう。
一方、庚申塔は延宝8年(1680年)銘がある古いもので、非常に大きな地蔵菩薩を彫った庚申塔である。また、台座に三猿が掘られていることから、庚申塔であることに間違いない。
鎌倉街道は鎌倉に向かう方向には「鎌倉道」、横浜に向かい方向には「弘明寺道」と呼ばれていたが、鎌倉を離れ、弘明寺に近づくにつれ地蔵尊や六地蔵、あるいは庚申塔にも屋根が掛かった地蔵堂や六地蔵堂などのお堂に安置されていることが多い。春日神社石鳥居横の庚申塚(https://4travel.jp/travelogue/11620245)には屋根が掛かっておらず、むしろ珍しいとも思ったくらいだ。
当然、六地蔵には屋根が掛かっており、隣の庚申塔は背が高いために、別の屋根が掛かっている。いずれも大切にされている。
(表紙写真は日野寺尾の庚申塔)
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